『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
否定されて、馬鹿にされて、私は自分の心のからに篭もった。
下ばかりを見て、とても広くて青い空の存在を忘れていた。
涙が枯れ、私は上を見上げた。
すると、ただただ青く遠くまで続いている空があった。
私が引きこもっていた心の中なんかよりも、広くて壮大で……。
でも、私にはもうそんな空を美しいとも思えない。
心は、濃い青に染まって、もう誰にもおとせないから。
冷たい風が、急かすように私の背中を押す。
そんな急かさなくたって、すぐ行くよー。とひとりごち、一歩足を踏み出す。
下を見ると、そこには蟻のようにうじゃうじゃと歩く人々。
私は今、12階建てのビルの屋上にいる。自殺をするために。
こんな人生おさらばっ!とわざと明るく放ち、スキップをした。
着地点は無いのに。
どこまでも続く青い空が暗転し、闇色の空となった。
お題 : どこまでも続く青い空
私は空を飛んでいる。
暖かな光は私を包み、風は身体を撫ぜていく。
私は空を飛んでいる。
髪も服も気にしない、どこまでも行けそうだ。
私は空を飛んでいる。
気付いてはいけない。
私は空を飛んでいる。
下を見るとなにかに気付いてしまいそう。
私は空を飛んでいる。
いつ街に、家に、私の部屋に帰れるのだろう。
私は空を飛んでいく。
永遠に終わらない青い空が私は、怖い。
あの日からずっとぼーっとしている。
数日前、雲よりも高いところで
今までにない体験をした。
だけど、今は田舎の
自動で開かないドアの電車で
田んぼの中を通学している。
車窓をただただ、ぼーっと見ていた。
向かいの乗客もいぶかしげに窓の外をちらと見た。
#どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空の向こうで
どこまでも続く雨空があるのかもしれない
笑顔のひとがいる反対側で
涙を流しているひとがいるのかもしれない
良い事とそうじゃないことが隣り合わせなんだから
取り敢えず今のポジションで
「深呼吸しよっかー!」
手足をバッと伸ばして頑張ってみる
-2nd story-
「元気かい?」
どこまでも続く青い空の下で
きみの笑顔が無限に広がっていることを
僕は切に願う
#どこまでも続く青い空
仕事で出かけたとある海岸。びっくりするほど雲がなくて青一色、超びっくりした!
あんまりびっくりしたから君に通話っ!
『…まだ寝てんだけど』
俺からの通話だってのに君は珍しくとーても不機嫌で、画面の向こうで髪をボリボリ掻いて寝ぼけた顔。
「あれ?」
『あれ?じゃねぇ。今何時だと思ってんだ』
「何時? 俺うち出たの4時だよ!」
『そりゃご苦労さん……』
「だって見せたかったんだよ!ほら!」
俺はスマホを空に向けた。右に左に上に下に、どこ映してもどこまでも続く青い空!
君と見たかった。君に見せたかった。一緒に見たかったんだ。
「見えた?」
『酔うわ! くるくる回しすぎだ!』
あれー? どうも俺の思いは伝わらなかった?
と、ちょっとしょげて画面を見たら、さっきと違って君はクスクス笑い顔。
『まったく、すっかり目が覚めちゃったじゃん。見せてくれた青い空でさ――きれいだよ。わかってる』
「な!」
やっぱり君は、わかってる。俺は嬉しくなって、またスマホを空に向けてくるくる〜
『だから酔うっつってんだろ!』
▼どこまでも続く青い空
どこまでも続く青空とは
反対に私の心は黒く淀んでいた
修学旅行で沖縄に来た、沖縄の天気は海が近いこともあってか天気が安定しないらしいが綺麗な青空が続いている
いつも山々に囲まれて生活している僕からしたら海があるだけでも感動を覚えるのだが空と海の間にある地平線
どこまでも続いているはずなのだが終わりがある気がする
むしろ終わりがある方がいいか
そんなことを考えていると後ろからあいつの声がした
「どうしたー?」
「何でもなーい!」
「黄昏てねぇーでこっち来てバレーやろうぜー」
「分かったー」
そう答えて熱い砂浜を駆ける
……やっぱり
この時間は終わらないでほしいな
人は見えない部分を想像で補うから、果ての見えない青い空がずっと広がっているように思ったりもするけれど、そんなことはないことも知っている。知っているからこそ、見渡す限りの青に浸りたくなるし、黒い空の日であっても、この青を思い出したくなるのだ。
/お題「どこまでも続く青い空」より
本日、雲一つ無い晴天なり。
このどこまでも遠く、青く澄んだ空を見ると思い出す。遠くにいる友のことを。
飯は食えているのか、ちゃんと眠れているのか、病気などはしていないだろうか。
そんなことを言えば「母親のようなことを言うな」と鬱陶しがられてしまうだろうか。
あぁ、久しぶりに会いに行ってみよう。
そして、迷惑そうでどこか嬉しそうな友の顔を拝んでやるのだ。
彼奴の好きな空色の琥珀糖、それと彼奴の好きな酒でも持って、電車に揺られて会いに行ってやろう。
思い立ったが吉日だ、旅支度を始めよう。
どこまでも青く続く空
どこまでも続く青い空
僕は今高校2年生
今授業中
今日は進路について考えている
僕はやりたい事なんてない
授業中窓の外を
見てぼんやり見ていると
先生が僕の頭を小突く
「そんなぼんやりしてて良い将来にならんぞ!」
そんな事を言われた
やりたい事なんてないのに
昼休みの時
屋上に行って
空を眺めた
僕は持って来た
白い紙を紙飛行機にした
そしてあの空に向かって飛ばした
どこまでも続く青い空
に向かって紙飛行機は
一直線に飛んで行った
どこまでも続く青い空
下ばっかじゃなく、上を向いて空を見るのも気持ちを落ち着かせる手段の1つかもしれない
君ともう一度
どこまでも続く青い空が見える
あの場所に行きたかった。
でも、君は僕より先に、
その先に"行ってしまった"
なんで置いていったんだ。
そこから月日が経ち
僕もその先について行った。
【どこまでも続く青い空】22 kogi
空ってこんなに青かったっけ?
ずっと嫌な気持ちで
俯いてばっかりだったから
気づかなかった
どこまでも続く青い空を見て思う。
「終点はどこなんだろう」
何事にも終わりは来る。
じゃあ、この空にも終わりはあるのか。
とか、深読みして考えてみたけど、
空ってそういえば宇宙のことだった。
宇宙に終わりなんて存在しない。
じゃあ永遠に続く空なのかあ…。
こんなにきれいな色してさ、
人間は美人ほど短命だ、とか言われるじゃん。
なんで消えないんだろう。
私みたいに周りから「綺麗だ」っていわれるのに。
私みたいに短命じゃない。
羨ましいなぁ。
空になりたいな。
どこまでも続く、寿命のない、きれいな空みたいに。
【どこまでも続く青い空/2023.10.23】
ほんとうに
あたしでいいの
ずぼらだし
やる気はあるが
長く続かない
どこまでも続く青い空の彼方に
果てない漆黒の宇宙が広がっている。
簡単に想像できるのは、
そういう知識を学び得たからだ。
その知識が無かった当時の事を思い出そうとしたのだが、不思議な事に思い出せない。
一度学び、自分の中で常識になると
それまで自分が信じていた事は
非現実的として淘汰されてしまうのだろう。
この事実は、なかなか怖い現実へ誘う。
まず、一つのクエスチョンとして
常識と言われているものたちが
果たして本当に正しいと言い切れるだろうか。
次に、
これまで常識として習った中に毒となる知識はないと本当に言えるだろうか。
最後に、
常識を得たことにより消失してしまった気持ち等は本当にないと言い切れるだろうか。
上記のことに私はどれとしてYESと答えられない。
知識を得る事は素晴らしい。
その事実は永劫変わらない。
しかし、
空の先に宇宙があることを知らなかった私は
どんな思いで空を見ていたのだろうか。
果てしない空の先に何を想像していたのだろうか。
常識に淘汰されず
残っていても良かった事なのに。
どこまでも続く青い空
って言葉はなんかこうプラスのイメージがあって希望に満ちてる感じがするけど
どこまでも続く長い人生
って言葉はどうしようもなく絶望感が拭えないね
人によって感じ方は違うだろうけど
10/23「どこまでも続く青い空」
この空の果て、この空の下、どこかにあの子がいる。
父の後を追ってあの子が旅立って、はや5ヶ月。今も旅を続けているはず。
お腹を空かせていないか。雨に打たれていないか。病を患っていないか。仲間と険悪になっていないか。
大丈夫、あの子はどんな苦難も乗り切れる。だって、あの人と私の子供だですもの。
どこまでも続く青い空。
あの子も、同じ空を見ているかしら。
(所要時間:5分)
「ねぇ、今日空綺麗だね」
「うん、確かに」
君が微笑む
一番近くで君と空を見れるなんて
私はなんて幸せなんだろう
どこまでも続く青空に「君とずっと一緒にいれますように」
と願った