どこまでも続く青い空の彼方に
果てない漆黒の宇宙が広がっている。
簡単に想像できるのは、
そういう知識を学び得たからだ。
その知識が無かった当時の事を思い出そうとしたのだが、不思議な事に思い出せない。
一度学び、自分の中で常識になると
それまで自分が信じていた事は
非現実的として淘汰されてしまうのだろう。
この事実は、なかなか怖い現実へ誘う。
まず、一つのクエスチョンとして
常識と言われているものたちが
果たして本当に正しいと言い切れるだろうか。
次に、
これまで常識として習った中に毒となる知識はないと本当に言えるだろうか。
最後に、
常識を得たことにより消失してしまった気持ち等は本当にないと言い切れるだろうか。
上記のことに私はどれとしてYESと答えられない。
知識を得る事は素晴らしい。
その事実は永劫変わらない。
しかし、
空の先に宇宙があることを知らなかった私は
どんな思いで空を見ていたのだろうか。
果てしない空の先に何を想像していたのだろうか。
常識に淘汰されず
残っていても良かった事なのに。
10/23/2023, 11:17:22 AM