『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも続く青い空____
季節によって空の色って全然違うと思う。
私は夏の空が大好き。
真っ青ですっごくきれいだと思うんだ。
でも、冬の空は薄くてちょっと暗い。
だけど、冬の空気は好き。
赤色の当たり前が 突き刺さる
誰かが心をこぼしても、食べられず
廃棄処分されて終わるんだ
いつか赤子の悲鳴が聞こえてくるんだ
それは多分過去のこと どうせまた、死神が遊びに来る
朝起きた時のあの感じ 幸だった時はいつの日か、
辛いだけになって、それは赤くもなくて、ただ色のない終焉が私を突き放したみたい。
鼻血が出た、茶色くなって、枕が濡れた。
お揃いな色 それなら、私の布団も全部、私にあげたい
全て肉体に寝かせてあげたいくらいだ
もしも幻想が来るなら、なんて夢幻だろうか
暖色に染った犯人に泣いてもらうことは叶わないと。
鉛筆の後が沢山に そのまま置き去ったスケッチブック
消えかけた漫画のコマが、切り傷の中に死神が。
ようやく完成できたらしい、私の四コマ
人生は四コマか 死んで、生きて、死んだ
いや、3コマかもしれない、いや、何も要らないや。
だからかな。消しゴムの消しカスで 全部埋めてね。
涼しい風が頬をすり抜けてゆく。空をゆっくりと流れていく雲はほんのり紫がかっており、間もなく黄昏時が来ることを示唆している。日が傾き、太陽が傾く様子をじっと見つめているうちに、私は何となく寂しい気持ちになった。からすの声がどこからともなく聞こえ、今日という日が終わることをしみじみと、明確に感ぜさせられた。
そんな感傷に浸っているや否や、私はふと後ろを振り返る。自分の影が遠くまで伸び先程の景色とは反対に、視界いっぱいに建物の影が広がっている。視線を上にあげると、境界線に目が止まった。空と建物とを分けるその境目が、私をなんだか不思議な気持ちにさせた。ずっと続くその景色に私は目を奪われたままだった。
私は久々の快晴に浮かれ、空を見上げながらゆっくりと土手を散歩していた。散歩といっても、コンビニから家までのごく短い距離ではあるが。
秋口の空気は、吸い込むとどこか懐かしい香りがした。高い空には綿を千切ったような雲がぷかりと泳いでいる。どこまでも続いているかのようだなあと、しみじみと見回して、あれ、と思う。違和感。
大きな雲の端が、まるでカッターで切ったかのように途中から無くなっている。そのまま視線を下ろしていくと、それとは違う雲が、また半分に切られたようにばっさりとなくなって、代わりに不自然な形の小さな雲が、これも中途半端な形でくっついていた。
まるで、柄の入ったラッピングペーパーをぐるりと円柱型に丸めて端をくっつけたような、そんな光景だった。
ここが空の終わりと始まりなのだろうか。
私はしばらく立ち止まって眺めていたが、袋の中のアイスの存在を思い出して、早歩きで家へと足を進めた。
空の終わりはどこにあるのだろう。
どこまでも続く青い空を眺めていると
少しだけ不安になる。
少しだけ不安になるのは、この空をひとりで見ているからなのかも知れない。
もし、となりに好きな人がいたら
空の終わりのことなんて考えたりしないだろうに。
ある夏の日だった
そこには溢れんばかりの向日葵と映える君がいた
穏やかな風に踊らされ、気まぐれにお天道様の笑顔をちらつかせる真っ白なレースのカーテンと同じくらい、君は美しかった
「ちゃんと、綺麗に撮ってよね」
いたずらっぽく微笑んだ君は僕にとって毒だ。
どこまでも続く青い空と、向日葵を後ろに君を、僕の命より大事なカメラに映し出した。
『どこまでも続く青い空』
空を見上げる
空をながめる
雲が流れてく
それだけで
ただそれだけで
心が落ち着く
何かが不安でも
何かが辛くても
落ち着かせることができる
だから
空を見上げる
空をながめる
きっと明日のわたしも
今日までのわたしのように
空を見上げて
空をながめるんだろう
―どこまでも続く青い空―
どこまでも続く青い空
澄んだ空気を覆う空には、
雲がひとつもない
この空をずっと見つめてると、
空に吸い込まれてしまいそうだな、なんて
ボーッと考えてた
まさか、そんな淡い妄想が現実になるなんて
思いもせずに
どこまでも続く青い空。
私の目の前には
どこまでも続く青い空が。
札幌まで続いてるのかなって
想いながら
見てた。
どこまでも続く青い空の
先で
大好きな人と戯れたい。
どこまでも続く青い空
長野県と群馬県の境に浅間山という火山があります。その噴火の跡、鬼押しだし。
そこは、わたしにとって辛い思い出の場所。失恋の思い出の場所なんです。
悲しいあの夏の日、空はどこまでも続く青い空でした。くっきりと覚えています。
最近になり、あの場所を見に行きたいと思うようになりました。
自分の心の傷を、静観出来る歳になったんですね。
今ならきっと、青い空とゴツゴツとした岩の風景を静かに楽しめると思います。
テーマ“どこまでも続く青い空“
太陽に恋をして
近付こうとした、イカロスの様に
僕も、青い空に心を惹かれた。
いくら手を伸ばしても
あの空には手は届かなくて
空を飛ぶ乗り物に乗っても
空には触れることが出来なかった。
空に向かって、飛ぶ度
空は青くはない事を知る。
やはり、僕は
地面から眺める青い空が好きなだけなのだと
そう気がついた。
青い海の真ん中で
青い空を眺める
邪魔をする者は他には無い。
どこまでも続く青い空
どこまでも続く……
お題《どこまでも続く青い空》
それは忘れてしまった心の故郷。
いつでもそこはそばに在るのに、忘れてしまって帰れない。
逢いたいね。
たったひとつの故郷なのだから。
どこまでも続く青い空に向かって手を伸ばしたら、
まるで吸い込まれそうな気分になる。
このまま遠い果てへと連れて行ってくれればいいのにと、空と一緒になりたいと思った。
どこまでも続く青い空
どこかへ行きたいと思って
どこかへ消えたいと思って
辿り着いた先は海だった
急に開ける海空の青
いつも下ばかり見て
歩いていたから
どこまでも続く青い空に
思わずハッとした
いつからだろう
空を見なくなったのは
なにもかもを諦めて
行く宛がないと
迷い辿り着いた先に
こんなにも素晴らしい
景色が待っているなんて
引き寄せられたかな
そう思うと少しだけ
笑えてくる
まさかここまで来て
笑う自分に会うなんて
波に消してもらおうと
そんなことすら
思っていたのに
青空は思いを見透かして
優しく慰めてくれた
だからもう一度
この空を見上げて
微笑んでみた
ひこうき雲だ。
子どもの頃、ひこうき雲を見つけると
飛行機に向かって手を振っていたのを思い出す。
パイロットに声が届くと思っていた。
小さな体の小さな私から発せられた大きな声は
風に乗って、雲を突き抜けて。
星を伝って、銀河を超えて。
時を超えて、今の私に届いた。
おーい。こっちも元気にやってるよー。
-どこまでも続く青い空-
あたしは この日のために
ありとあらゆる ことをした
肋が浮くまで 働いたし
悪い仲間と 取引をした
財産は 全て売った
どうしても どうしても
見たかった
この青い空を
人類は 第三次世界大戦ってやつで
半分が死んだ
大型の核が何回も使われたから
放射能だらけで 地上にいられなくなった
シェルターに逃げ込んだ一部の人類と
数種類の動物だけが 生き残った
生き残ったはいいものの
偶然シェルターに入り込めた
私のような貧困層には 辛い日々が続いた
空は大気汚染で汚れて
清浄化するのに 何十年もかかった
元に戻った地上に出るには
うんとお金が必要だった
やっと見ることができた
青い空
でもあたしには分かる
あたしには もうあまり時間がない
お金持ちに
臓器も売ってしまったから
あたしは
眼球と脳だけになってしまったのだ
そして 培養液越しに 青い空を見ている
だんだん 景色が掠れてきた
連れてきてくれた人に 御礼を言いたいけど
それもできないから仕方がないか
青い空 ずっと続いている
もう涙腺もないのに 涙が出そうなの
全てを売った価値があった
この青い空
見れてよかった
あたしは もうない瞼を閉じた
なにもなくなった
戦争なんか なければよかった
さようなら…
どこまでも続く青い空
ねえねえ、ジャッジマン。
どうして空は青いの?
太陽光は地球に届く時に空気の層を通過する。
その時に…メンドくさい!あとはネットで調べろ!!
カーテン越しでもわかるほどに、今日は天気が良い。なんだか自分の調子も良いみたいだし、少しだけ遠出をしよう。あまり使っていない自転車の鍵を回し、人の波に突っ込まないよう、猫やゴミさえも轢かないように細心の注意を払って飛び出した。少し前までは心地良かった風も既に冷たいだけの秋風になっており、通行人が全くいないような脇道に入った頃には、頬がすっかりと冷え切っていた。
二十数分後、ペダルをこぐ足が止まったのは何も無いあぜ道。石と泥だらけででこぼことした道に疲れ、手押しで自転車を運びながら、田んぼと田んぼの間を歩いていく。既に稲刈りが終わったそれは少し寂しくもあるが、落ち穂を突き、稲株からちょこちょこと顔を出す鴉達はとても可愛らしく、美しい。「烏羽」と俺の名前に入れる程に、俺は鴉が好きなのだ。
ふと、一斉に鴉達が飛び立ち、俺もつられて空を見る。何の障害物もないここで見上げたことにより、俺はようやく今日の空には雲が一つも無いことに気付いた。快晴というものだ。
「美空朗」というだけあって、俺は空も好きだ。曇り空だって嵐の中だって、生まれたときからずっと、空は一秒たりとも美しさを失くしたことは無い、と思っている。
それにしても、見事に空一色。遠くの山にさえも雲が見当たらない。あまりにも見事な情景だったので、俺は胸ポケットからスマートフォンを取り出し、一枚だけ写真を撮って引き返した。
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空の温度はとても冷たくて
酸素はとても薄くて
距離はとても遠くて
だからとても生きてはいられないけれど
この体ひとつで飛んでゆけたら
流れ星より輝いてみせる
言葉はもちろん通じない
私のことを誰も知らない
この土地で
心ゆくまで心の洗濯をしたら
どこまでも続く青い空の先
あの日常に
また戻ってもいいか
そんな気持ちになれた
どこまでも続く青い空