『どうすればいいの?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どうすればいいの?
今の気持ちそのものだ。このアプリを入れ、使い始めてから、4日くらい経つだろうか。
今までのお題は、多少頭を悩ます部分はあるものの、なんとか形にして表現したいことを記すことができた。
しかし「どうすればいいの?」はどうすればいいの?
「どうすればいいの?」と思うような場面を思い出し、その時の状況と心情を書けばいいのだろうが、だいたい、腹が立つ理不尽な場面しか思い浮かばず、愚痴しか出てこない。そのような排泄物に近いものをお見せするのは、失礼にあたるため、控えたい。
どうすればよかっただろうか。
〜どうすればいいの?〜
どうすればいいの?
どうすればいいの?
ただ聞くだけ
自分で考えない
気に入られたいだけ
認められたいだけ
怒られたくないだけ
ただの他責思考
生きるのは、自分で決めてええんやで
『どうすればいいの?』
モテモテすぎて
デートのお誘いがいっぱい
「どうすればいいの?」
だったらいいな
急にすべてがどうでもよくなった。さっきまでどうやって逃げようか愚考を巡らせていたのに、ついにそれさえ諦めた。
ドンドンドン、ドアを拳で叩く音がする。大家か、借金取りか、それとも真弓が帰ってきたのか。
「祐二、開けて!誰か上がってくる!早く!」
真弓の声だ。だがこれも俺の幻聴かもしれないし、敵の罠かもしれない。俺は床に大の字のまま、時が過ぎるのを待った。
ずっと恐怖に囲まれてきたから、今は気分が良い。天井の木目が何に見えるか、考えているだけでいい。幸せだ。
どれだけそうしていただろうか。ふと、起き上がりたくなった。上体を起こすと、頭がフラフラする。思い出したかのように腹が鳴った。
いやに静まり返っていた。あのけたたましいノックはいつ止んだのだろう。外の様子を確認したくて、ドアを開けた。
目の前には……。腰が抜けて、座り込んだ。
あの時、どうでもよくならなければ、助けられたかもしれない。これからどうすればいい?警察に通報しても、俺が逮捕されるだけで、真弓は帰ってこない。逃げたって、元通りの毎日だ。
俺は再び大の字になった。急にすべてがどうでもよくなったのだ。
どうすれば、どうすればいい?
頭の中が真っ白になって、思考が停止する。
目の前には、________。
貴方は
なんだと思う?
声を聞くことも 顔を見ることもなく
一方的に告げられた別れに私は
「どうしたらいいの?」
あなたは今も自分に非がないと思っているのでしょう
突然、〇〇募集中に切り替えて、そんなに焦ってどうするの?
と、あなたに言いたい。
それって、間違いなく自分が傷つくのが見えてるよ
どうすればいいの?
静寂の夜。
揺れる蝋燭の灯火が、
冷たい部屋を仄かに照らします。
目の前には、真紅に染まった、
もう微笑むことのない、大切な人。
私は知っていました。
私の心に闇が棲んでいた事も。
貴方が私を護る為に、
私に全てを捧げようとしていた事も。
銀色の刃が、貴方の赤を纏い、
私の手の中で、鈍く光っていました。
…これで終わるから。
そう囁いた、貴方の優しい声が、
今も、耳の奥で響き続けています。
私は何をしたのでしょう。
貴方の血の温かさが、
冷たく変わりゆく中で、
私は動けずにいました。
私の闇によって、
赤に染まった愛しい貴方を、
ただ、見つめるだけでした。
夜が、静かに明け始めます。
貴方の微笑みは、
もう二度と帰りません。
私の心の中で、貴方の声が囁きます。
…これでよかったんだよ。
けれど、私には分かりません。
こんなにも私を愛してくれた貴方を、
私も愛していました。
貴方さえ傍にいてくれたら、
私は闇に堕ちても構わなかったのに。
…どうすればいいの?
私の心に残していった、
貴方の影に向けて、問い掛けます。
…どうすればいいの?
貴方の返事は返ってきません。
ならば。
私は、その答えを求めて、
貴方に逢いに行きます。
どうすればいいの?
大事な約束、10分まえ、起床
「どうすればいいの?」
急いで左折、後方から、自転車
「どうすればいいの?」
急激な腹痛、並ぶトイレ、いっぱい
「どうすればいいの?」
思いきり笑う、アゴが外れる、痛い
「どうすればいいの?」
わたしの相棒、御主人様は
脳ミソ界隈、暇らしい
だから、ときどき、刺激をあげる
おっちょこちょいは、あなたのためよ
「どうすれば」
「どうすれば」
「どうすれば」
さすが、名探偵、考察通り
「どうすればいいの?」
そういうまえに、呼んでくれ!
【どうすればいいの?】
眉を8の字に寄せ、彼女は重々しく口を開く。
「どうすればいいの、これ」
目の前には大量のケーキ。
ショートケーキにモンブラン、チョコにフルーツ。
種類は多様。もちろんふたりで食べ切れる量なんかじゃない。ほんとにどうしてこんなことに……。
少し前、僕と彼女は商店街を歩いていた。この場合の彼女は女性を差す二人称でもあり、恋人でもある。そんな人と商店街を歩いているのは、特に理由は無い。学校帰りに一緒にいる時間を増やしたくて遠回りしただけだ。
辺りは、あちらもこちらも活気があった。色んなところにクリスマスツリーやら星やら、赤鼻連れた赤の不審者を飾ったりでばたばた生き生きと働いている。
そんな人たちを見るとこちらもワクワクとした気持ちが湧き上がってくる。
彼女も同じなのか、気持ち足取りが軽い。
「ね、クリスマス前に出歩くのも楽しいね?」
こちらに顔を向けて、可愛らしくにひっと笑う彼女。
思わず、ぼうっとする。大きなマフラーに埋もれた姿と相まって、ドラマのワンシーンのようだ。
「あれ、聞いてる?」
「お、おう、聞いてるよ」
ちょっとばかしどもった僕に胡乱気な視線が突き刺さる。そんな彼女の追求から逃れるように目を逸らす。
すると、そこに都合よく気がそらせそうな代物を見つける。
「あ、くじ引きやってるよ! 行ってみようぜ!」
「ちょっとぉ、誤魔化さないでよね」
「行かないの?」
「もち、行くけど!」
よしよし、こういう運試し的なものに釣られる性格で良かった。
向かった先には昔懐かしガラポンと玉が出てくるタイプのくじ引き。商店街回ってる間にくじびきの券も1枚だけ取得済みだ。物語都合で抜かりは無い。
「お、そこのカップルさん引いてくかい」
「ええ、1回だけ!」
ぴっと元気よく指を立てる彼女に合わせて、おっちゃんに券を渡す。
「いよぉし、確かに受けとった!
今回の目玉は温泉ペア旅行券だ!当たるといいな!」
おっちゃんの威勢のいい内容に彼女はふぅーーと息を整えている。ふと、目を見ると虎のようにギラギラと輝いていた。気合いは十分。
「がんばれ」
「うん、イチャイチャ温泉旅行獲得するんだ!」
そういうと彼女はゆっくりと取っ手に手をかけた。
一拍。
がらん!
勢いよく回されたガラポンから、鉄砲玉のように飛び出す。白では無い、色つき、つまり賞は取った。
ただ問題は。
「お、旅行券じゃないけど中々いいもんじゃねえか」
ガランガランとおっちゃんのベルに反応して後ろからおばちゃんが大きな箱を持ってくる。
「さァ、2等賞!ケーキ30種詰め合わせだ!持ってきな!」
その時の彼女の顔と言ったらもう、ケーキを30種類目の前に出されて食えと言われた時のような顔をしていた。
そうして、今に至る。
とりあえず自宅まで戻ってきた。
戻ってきたのはいいんだが。
「とりあえずこれ二人で食べきれないよね……?」
彼女の言葉に静かに首肯する。
ケーキだから日持ちもしないし、お互い好き嫌いもある。何より、糖質とカロリーの暴力だろう。
だが、処理する手段がない訳では無い。
要は2人でダメならもっと数がいればいいわけで。
というわけで。
「援軍を呼ぶね?」
「それしかないからな……」
唐突なケーキパーティに歓喜したやつらがいたのだけここに記しておこう。楽しかったことも。
友人たちが帰ったあと。
冷蔵庫には2つ、お互いの1番好きなケーキが残されていた。けれどスプーンはみんな使ってしまって1つきり。
「ね」
彼女が、振り返りにひっと笑う。
「どうすればいいの?」
「ずるいやつ」
毎分毎秒選択をしている
慣れ親しんだ習慣は時に
抵抗することがある残り
95%は起きているかい
頭ではなくてハートから
湧き出る思いは真実の色
躍る心は未来へと向かう
道標だコンパスを信じて
四方八方が壁ばかりでも
上を見上げよ天が見てる
いつも問いかける自身の
心だけが知っているのさ
宿る可能性も宝の在処も
『どうすればいいの?』
どうすればいいの?
ねえ俺ってどうすれば良いの?
そんなこと自分で考えたくもなく相手に委ねたい
けど誰かに運命握られてる時ほど辛いものはない。それでも自分に従ってくれる訳でもない
ねえ俺ってどうすれば良いの?
成り行きに任せて動くのも時には良いものだぞ。
計画性ばっかもつまらない。偶発性あっての思い出や笑いじゃないか。
ねえ俺ってどうすれば良いの?
あえて近道せずに現実から目を背けても良い
ちょっと寄り道して思うがままに欲に駆られるのも全然悪くない
どうすればいい?
友達に助けを求めることが出来ない
手を差し伸べてくれてもその手を握り返せない
勉強の事などは助けを乞うことが出来る
でも今困っているのは友達に関しての事だ
これについて助けを求めるということは
その友達の陰口を言うという事になる
それは嫌だ
本当に自分は面倒臭い考えをしてるなと思う反面
心配してくれる友達がいるのは凄くありがたい事だとも思う
でもその友達に関してもお節介だ、面倒臭い
と嫌になってきている自分がいる
こんな事考える自分が嫌になる
どうしたらこの無限ループから開放される?
どうしたら良い付き合いをすることが出来る?
壊れてしまう前に答えを見つけることが出来るだろうか
人に訊く前に自分で考えろ
流されるな惑わされるな
#どうすればいいの?
『どうすればいいの?』
月が氷のように冷たく輝く夜。
バルコニーに吹き込む風が、
悪役令嬢の頬を優しく撫でる。
「セバスチャン……」
震える声で名前を呼ぶ悪役令嬢に、
執事は穏やかな眼差しを向ける。
「俺を選ぶことは茨の道となるでしょう」
「それでも構いませんわ。お父様にも、魔術師に
もお話します。あなたを養子として迎え入れる
なり、それが叶わないのなら、私は伯爵家の
令嬢の座を投げ打つ覚悟だってありますわ」
力強い言葉に心を揺さぶられたセバスチャン
はわずかに目を伏せ、震える手で
悪役令嬢の手をそっと握り締めた。
「俺もあなたを誰よりも大切に思っています。
ですが……」
彼は一瞬言葉を詰まらせると、
深く息をついた。
「だからこそ、あなたには幸せになってほしい。
たとえその幸せが、俺の手の届かないところ
にあったとしても」
夜風が吹き抜け、青白い月光が二人を
淡く照らし出す。
その夜、セバスチャンは辞表を置き、
誰にも見送られることなく屋敷を去った。
────
結婚式当日
ステンドグラスから柔らかな光が
差し込む神聖な教会。
白いドレスを着た小さな女の子たちが、
花を撒き散らしながら新郎新婦を祝福する。
悪役令嬢は美しい微笑みを浮かべていたが、
彼女の瞳の奥には微かな陰りが宿っていた。
「とても綺麗だ、メア」
父が優しく声をかけ、彼女の腕を取りながら
ヴァージンロードを歩く。
「ありがとうございますわ、お父様」
そう返しながらも、悪役令嬢の視線は
参列者の中をさまよう。
(セバスチャン……あなたは来ていますの?)
だが、どこを探しても彼の姿は見つからない。
人々の視線が、純白のウェディングドレスを
身に纏った悪役令嬢とタキシード姿の魔術師へ
吸い寄せられる。
彼らが並ぶ姿はまるで一枚の絵画のよう。
「汝はこの女性を愛し、
支え続けることを誓いますか」
「誓います」
牧師の言葉に答える魔術師。
「汝はこの男性を愛し、
支え続けることを誓いますか」
その時、教会の扉が静かに開き、
遠くに見慣れた人影が現れた。
「セバスチャン……!」
悪役令嬢は理性を忘れ、駆け出そうとした。
しかし、隣の魔術師が彼女の手を掴む。
紫色の瞳が悪役令嬢を捉え、無言で首を
左右に振る。その仕草に込められた意味を
理解した悪役令嬢は、胸が張り裂けるような
思いで教会の扉へ視線を戻した。
だが、扉の外にあった影は、
すでに消え去っていた。
人々の賛辞と祝福の声に包まれながら、
悪役令嬢は潤んだ瞳を閉じる。
(さようなら、私の愛しい執事……)
こうして、悪役令嬢と執事セバスチャンは、
別々の道を歩むことになった。
それでも悪役令嬢の心には、月夜に交わした
言葉が、永遠に刻まれていた。
~完~
END4「バイバイ、セバスチャン」
『どうすればいいの?』
ただ淡々と送る毎日。
まるで心配事など何もないように振る舞い、
楽しければ広角を上げ、
何かあれば頭を下げた。
ただそんな毎日。
それでも、
少しずつ、
壊れていく。
人間というものは愚かで、
寛容な人間がどれほど少ないことか。
自分が嫌であれば、伝えなければ分からない。
また然り、伝えられなければ、分からない。
故に、はっきりと、言葉を発する。
気が付けば、
その人は私の近くにはもういなくなった。
正解は、なんだったのだろう。
テストみたく、解答が明確にあればいいのに。
どうすればよかったんだろう。
私は、
どうすればいいの?
「どうして どうして どうして」
お願い いつまでもいつまでも超えられない夜を
超えようと手をつなぐ この日々が続きますように
閉じた瞼さえ鮮やかに彩るために
そのために何ができるかな
あなたの名前を呼んでいいかな
どうすればいいの?
解けないパズルのように
縺れた糸のように
私にしかわからないこと
それなのにわからない
どうすればいいの?
どうしてほしいの?
自分に問いかけては
また今夜も眠れなくて
#85 どうすればいいの?
[どうしたら、みんな幸せになれる?]
どうすれば、
嫌な刺激から身を守れるの?
選んだ答えは、
のらりくらり、嘘も忖度、
ゆっくり生きる道。
長いこと嘘で塗り固められて、
嘘に違和感が無くなってゆく。
これで良かったのかな?
もはや自問自答する意識も薄れゆく。
でも、嘘が真になる日は来ない。
それは、記憶の琴線に触れた時。
膨れ上がった真の感情の渦に
呑まれそうになる。
忘れるな。
今、お前はこの感情と引き換えに
生き延びているのだぞ、と。
だから私は、
生きるために偽りの仮面を被る。
この道が、一番守りたい人達の
心を痛めない方法だと知っているから。
別に深刻になることはない。
ただ、生きている。
それだけで、
十分私は恵まれているのだから。
ありがたく、今を生きようと思う。
ねえ、どうすればよかった?
砂時計みたいにゆっくりと時間をかけて
空っぽになっていったキミの心。
"いま僕のこと好きじゃないでしょう?"
そんなことないよというキミの目は
果てしなく空虚で
僕を映してはいなかった。
共に過ごす時間が増える度に
ぶつかり合って
すっかり疲弊してしまったよね。
"もう終わりにしようか。"
そのときキミは微笑んだ。