『どうすればいいの?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
◯◯ならすぐ彼氏できるよって言うけど
先輩は彼氏になってくれないんでしょ
無責任だよ
あの人の彼氏のくせに
私はどうすればいいですか?
お題「どうすればいいの?」(雑記・途中投稿)
このお題こそどうすれば良いの? 感あるけど。
掃除しなきゃなあと思いつつ、全然片付いてない……。どうしたら良いんだろう。土日の休みが寝て終わる。
という事で今回は部屋掃除の話でも。(片付いてない)
偶々ニュース記事で「やる気を出す方法」が紹介されていた。考えるだけじゃなくて口に出すと行動を起こしやすくなるらしい。なるほど。
と思ったけど、朝布団から脱出するのは声に出してもつらい。
過去にEverNoteに保存した記事をランダムで表示するサービスを久々に使ったら、五回か六回くらい立て続けに片付け系の記事が出てきて泣いた。
一人暮らしを始める前どころか小学生からの筋金入りの汚部屋住人だもんで、部屋を片付ける系のニュース記事はよく保存しているのが一つの原因ではあるんだけど。
一番多いのは普通のニュース記事のはずなのになぁ。
と、それはさておいて。
袋と箱を用意して、ありとあらゆる物を分類しながら袋か箱に入れて、床が見えたら掃除、を繰り返し→全ての物が袋か箱に入ったら、中身を順番に分類して、いらない物は捨てる、いる物(使う物)はあるべき場所に片付けるって方法が紹介されていた。
確かに「死んでも床に物を置かない」なんて片付け本? もあったぐらい床が見えるって大事だよね。
でもそんなの週末二日間じゃ終わらないから無ー理ー。
今日思いついたのが、洗濯物を取り込んだ後に折り畳める洗濯物かご?に入れて放置して、入れ物が変形して取り込んだ洗濯物が溢れてもう一回洗濯する羽目になるのの対策。押し潰すと平たくなるタイプは変形しやすいから、メッシュバスケットの方が雑に放り込んでも大丈夫なのかなって事。
ちょうどブラックフライデーのセールがあるから買い物に行きたいし。
まな板を買い替えたい。買おうと思ってから一年は経った気がする……。あとバスタオル用のハンガーも普通のハンガーも。
もう再読しない本とか同人誌とかはちゃんと実家に持って帰ったら量が減るんだよなと思いつつ、実家に帰る時の準備が毎回できていない。次はWindowsのアップデートがあるからノートパソコン持って帰らなきゃだし。本音は本とか宅急便で送りたいぐらい。
衣替えの夏物片付けはだいぶ終わったけど、ついでに下着と服とパジャマの枚数を数えたい……。半袖の服とパジャマを一枚ずつ捨てちゃったし。梅雨とか洗濯機が回せなくて服がない! って朝から叫ぶ羽目になる。
冬物の下着は買わなくても大丈夫かなぁ。
とりあえず穴だけだと思い込んでいたのによく見たらかぎ裂きみたいなどうにもならない破れ方をしたコートと、洗ってみたけどもう古いから良いやと諦めた枕を捨てたい。
あと昔使っていて古くなった洗濯用ハンガーも。
先輩が修学旅行で同じ国にいない!!!
どうすればいいの?!
寂しすぎる!!むり!!
先輩に会いたい!!
私の愛だけでも国境を越えてってくれぇ!!!!!
音を立てて
風が吹いて
窓がカタカタ
と揺れる
風が
ヒューヒューと
鳴り響く
貴方を失って
寂しいよ
悲しいよ
真夜中のクリスマス
貴方と飾った
クリスマスツリー
涙で見えない
風が悲しく
鳴り響く
貴方を失った
私に取って
辛い夜
私は何かを長く続けたことがない。ピアノ、テニス、ギター、かぎ編み、日記。前半の3つは数年続けたけれど、周りに頑張る人がいたからなんとなく続けて、結果数年やり続けただけだ。
最近そんな私が絶対に毎日続けたいものができた。
ダイエットだ。書く習慣じゃないんかい。
何度か「よし、今から!」と始めたけれど、なかなか続かない。何故って食べるのが大好きな上に、運動がそんなに好きではない。これが太った原因であり、痩せない原因。
でも着たい服があるので、今回どうしても痩せたいのである。習慣化って難しい、どうしたらいいんだろうか。
「クレア、ドラゴンって宝物を守るんだ」
「へーよかったですねバン様」
俺がそう言うと、妻のクレアは興味が無いのか、まったく感情のこもらない声で答える。
結婚してから何度目か分からないやりとりだが、未だに俺の心をえぐる。
夢に見るからやめて欲しい。
それはともかく。
「もうちょっと真剣に聞いて欲しいんだけど」
「……」
「聞いてください、お願いします」
「仕方ありませんね。
どういう事ですか?」
クレアが、不承不承で聞いてくれる。
俺の話、そんなにつまらない?
「えっと、ドラゴンには宝物を守る習性があるんだ」
「聞いたことあります」
「ダンジョンの最深部にいるのもそのためでな。
宝物を集めやすいし、守るにも都合がいいんだ」
「たしかに、ダンジョンの最深部かその付近でしか見たことありませんね……
不思議でしたが、そう言った理由だったのですね……
話は終わりましたか?」
「俺の妻が酷い」
「興味のない話を振るからです」
「くっ。
だがここまでは前フリだ。
俺たちの子供である龍太について、話したいと思ってな」
そういうと、クレアは自分の腕に抱いている小さなドラゴン――龍太に視線を移す。
龍太は、俺たちが育てているドラゴンの子供だ。
種族は違えど、俺たちの大切な子供である。
幸いにも龍太は俺たちのことを親だと思って懐いているし、俺たちも本当の子供だと思って大切に育てている。
これも一つの家族の形なのだ。
「俺たちと龍太は違う生き物だ。
ちゃんと違いを理解して育てないと、不幸な事故につながりかねない。
だがクレアはドラゴンの習性について知らないだろ。
折を見て、龍太やドラゴンの事を少しずつ話しておこうと思って」
「そういうことでしたら早く言ってください!
ドラゴンには興味はありませんが、龍太に関しては別です!」
クレアが俺に唾を飛ばしながら叫ぶ。
こいつ、龍太が卵から生まれてくるまでは少しも興味を持たなかったくせに……
どこでスイッチが入ったか分からないが、一日中龍太を抱っこしている。
「話を続けましょう。
先ほどの話と龍太、どう関係があるのでしょう?」
「龍太も宝物を守る習性があるって事だ。
今の内に龍太が守る宝物を決めておきたい」
俺は本日の重要な案件を口にする。
だがクレアはいまいち理解できなかったようで、不思議そうな顔をしていた
「それ、やらないとどうなるんですか?」
「勝手に他人の財産を守ろうとしたり、宝を求めてダンジョンに行ってしまうことがある。
あとはその辺の石ころを守ろうとしたりする」
「石ころ?」
「宝物を守るのは、ドラゴンの本能だ。
何がどうしてかは知らないが、その辺にあった綺麗な石を集めて守ろうとするんだ」
「子供の頃、私も綺麗な石を宝物にしていましたが……
なんとも可愛らしい事で……」
「だが迷惑極まりないぞ。
僻地ならともかく人通りの多い道でやられると、討伐するまで流通が止まる。
大騒ぎだよ」
「たまに人里に下りてきたドラゴンって、そういうことなんですね……」
クレアが驚く。
さすがにドラゴンに興味のないクレアでも、こういった生活に直結する話は真剣に聞いてくれるみたいだ。
「なるほど、話は分かりました。
私も、龍太が他の人に迷惑をかけるのは本意ではありません」
「理解してくれて嬉しい」
「でもどうするんですか。
宝物は手に入りにくいから、宝物なのですが……」
「そこは問題ない」
俺は一振りの短剣を取り出す。
「これは俺がこの前ダンジョンで手に入れた短剣だ。
強い火の魔力が宿っていてな、宝物にするには十分な価値のある短剣だ」
「いつのまにそんなものを……」
「これを龍太の宝にする
ほら龍太。これはお前にやろう。
大切にするんだぞ」
俺が短剣を渡すと、龍太は口にくわえる。
すると龍太は嬉しそうに『キュイキュイ』と俺の方を見て鳴く。
まるで『ありがとう』と言っているみたいだ
そんなつもりではなかったが、俺を言われているのと思うと存外嬉しいもんだ。
俺とクレアは、龍太の様子をほほえましく見守る。
その時だった。
近くの茂みから人影が飛び出してきた。
「しまった!」
俺たちは龍太に気に取られて反応が遅れ、人影に龍太が咥えていた短剣を奪い取られる。
人影は少し離れた場所で、奪ったものを吟味していた。
俺は臨戦態勢と取りつつ、人影に正対する。
「ゴブリンか」
人影の正体――それは低級モンスター、ゴブリンであった。
ゴブリンは奪った短剣をうっとりするような目で見つめている。
ドラゴンの宝物は、ゴブリンにとっても価値がある。
どうやら奪う機会を狙っていたらしい
「返しなさい!」
クレアが隣でゴブリンに向かって大声を出す。
するとゴブリンは気分を害されたことに怒ったのか、こちらに向かって威嚇してきた。
「それを大事な物なのです!
すぐに短剣を龍太に――龍太?」
クレアが啖呵を切っている間、龍太はクレアの腕から飛び降りた。
そしてゴブリンの前に出て、威嚇し始める。
「見てくれクレア!
龍太は短剣を奪い返すつもりだ!
ドラゴンの宝物を守る習性が出たぞ。
これで龍太も一人前のドラゴンだ」
「そんなことを言っている場合ですか!」
クレアにゴチンと頭を殴られる。
ちょっと興奮しすぎたようだ。
だが何を心配することがるだろうか?
いくらドラゴンの子供でも、ゴブリンに負けるような事は無い。
小さくてもドラゴンなのだ。
けれど、予想に反し龍太は威嚇するだけで、ゴブリンに攻撃を仕掛ける様子はなかった。
怖がっているふうでもないが、どういう事だろう?
龍太は威嚇するだけで、何もしようとはしなかった。
「奪い返そうとしないな……」
「むしろ、なにかを守るように……
まさか!?」
クレアが何かに気づいたように大声を上げ、涙を流す。
「龍太は、龍太は!
私たちの事を宝物だと思っているんです」
「なんだって!?」
人間が宝物だなんて聞いたことがない。
けれど、言われてみれば守っているようにしか見えなかった。
「そうか龍太は、俺たちの事が大切なんだな」
不意に視界が涙で滲む。
俺たちが龍太の事を大事に思っているように、龍太も俺たちもことを大事に思っていたらしい。
家族なんだから当たり前といえば当たり前の事。
だからと言ってその尊い輝きが鈍くなることは決してない。
心の中で、これ以上に大切にすることを誓う
俺たちが感激の涙を流していると、ゴブリンはチャンスだと思ったのか、龍太に石を投げつけてきた。
「きゃう!」
当たり所が悪かったのか、痛そうな声を上げる龍太。
それを見たクレアは、見る見るうちに顔が険しくなっていく。
そして鬼の睨むクレアを見て、ゴブリンは戦意喪失。
短剣を置いて逃げて行ってしまった
クレアはすぐさま龍太のそばに駆け寄る
「龍太、偉いですよ!
悪い奴を追い払いましたね」
「キャウキャウ」
クレアは龍太を抱き上げ、龍太は嬉しそうにはしゃいでいる
「宝物を与えようだなんて、傲慢すぎたな」
自分のの宝物である二人を見て、俺は少しだけ反省するのであった
丸投げは禁物。
こうすればいいの?に変えてごらん。
それだけで相手が答えやすくなる。
#どうすればいいの?
どうすればいいの?
好きな人は先生という立場で
私は生徒という立場で
この恋はどうすればいいのだろう
諦めるべきなのか
可能性はあると信じて卒業まで待つのか
でも、その前に先生に恋人が出来るかもしれないね
今のままでは
私は恋愛対象には入らないだろうから
【どうすればいいの?】
どうすれば良いのかわからなくなる時って
それまでの考えや行いを否定されたかのように
感じた時で…
よくない状況や考えにはまり込んでしまった時に
思う事…
そうなったら1人で答えは出ない
他人の助言などからヒントを得て
自分の着地点を探る
もう深夜だ
今日も寝つけない
明日になったらまた怒られる
自分でも分からない
明日になったらまた叩かれる
前の私だったら-。
今までの私だったら
どうしていたのだろう
無邪気に笑う姿が脳裏に焼き付いて離れない
なんでこうなってしまったんだろう
いつの日から?
君の姿も見かけなくなった
なんで?
私は
どうすればいいの?
「どうすればいいの?」
両手で頭を押さえて起き上がると、大きなため息をついた。
「どうすればいいの?どうしろというの?どうしたらよかったの?」
夜中に独り言を言っても意味はない。
自分の夢に怒っても誰も助けてはくれない。
静かに流れ落ちる涙は、私をまた夢の中へ連れて行く。
お題『どうすればいいの?』
トロッコが走っています。レールは先で分かれ道になっており、右の道には人間が一人、左の道には五人、縛られて固定されています。トロッコはこのまま進めば、左の道に行ってしまいます。ところで、あなたの目の前にあるレバー、そう、それを引くと、トロッコの分岐は変わり、トロッコは右の道に行く事になるでしょう。
しかるところ、あなたが選ぶのは、「五人が自分の選択の関わらない場面で轢かれるのを見る」事象か、「一人が自分の選択によって轢かれるのを見る」事象なのです。え?レバーを真ん中に置けばトロッコが脱線する?……それは無しでお願いします。
世に広く知られている「トロッコ問題」は、この五人と一人の命に付加価値による差を付けることが多いように存じます。例えば、五人の他人と一人の友人とか、五人のニートと一人の社長とか、そんな感じです。しかし、こちらの問題に出てくる五人と一人は、全員が同一の条件を持つ、ということにしました。全員が33歳男性、会社員、妻と二人の子供持ち。休日の趣味はドライブで、実はかわいいぬいぐるみを集めている。あなたとは全くの他人であり、ここで初めて出会いました。そういうことにしておきましょう。
そう設定した際、あなたがレバーを動かすか、動かさないかを決める基準は、あなたの覚悟や責任感になります。例えば、レバーを動かさなかったとき。あなたは、動くトロッコの進行方向に、何の意志決定も関与させなかった。つまりあなたは、「トロッコが動いていた?人が五人も轢かれた?気づけなかったなぁ」と主張することも可能なのです。あなたは、トロッコが人を轢こうが、轢かれた人が亡くなってしまおうが、その事実には無関心でいてもいい。しかし、トロッコの犠牲になった人数は、レバーを動かしたときよりも多くなってしまう。それが、レバーを動かさなかったということです。
では、レバーを動かした場合はどうなるでしょうか。これは、トロッコの進行方向について、自分がその決定に関与したという事実を生みます。そして、レバーを動かした場合、一人の人間がトロッコに轢かれてしまうのは明らか。あなたは五人の人間を助けるために、自分の意志で、一人の人間を轢きました。犠牲になる人数は減りました。五人の会社員が、父親が、人間が助かりました。その代わり、あなたは自分の意志で、一人の会社員、父親、人間を轢きました。それが、レバーを動かしたときの、紛れもない事実です。
どうするのがよいと思うか、よければ考えてみてください。
高校生だった頃…
ずっと片思いだった大好きな人がいた
身長も高く、ハンサムで、特に授業の
ノートの几帳面な書き方は、ヤンチャな
彼からはかけ離れていて、そのギャップ
さえも魅力的だった…
しかし、遠くから眺める事…2年
もう少しで卒業する前のバレンタインに
意を決してチョコを渡す事にした
何もしないより、行動を起こして
あっさりフラれた方が諦めがつく…
バレンタインの日…
私達の家は真逆だったから、私は自宅とは
反対方向の電車に乗って、ほとんどストーカー状態で後をつけたww
一駅、一駅…段々と下車する駅が近づく
「どうすればいいの…」
心臓が口から飛び出しそうだ…
一緒に来てくれた親友は、「行け!」と
迫ってくる…
「次は…〇〇駅、お降りの方は…」
ウソ!行っちゃう…
無情にも、私はカバンからチョコさえ出せずに、彼の後ろ姿を見送った…
その時、ショック過ぎる私の前に現れたのは、顔馴染みの男友達…
ヤケになった私は冷静さを失い…
「これ、あげるよ」と男友達に差し出して
しまった…
翌日から、男友達は当たり前だが私に
馴れ馴れしく近づいて来た…
そりゃそうだ…バレンタインだもの
「どうすれいいの…」
今更、「あれはですね…」とも言えず
その先の関係はと言うと…
結果、しばらく付き合う事になった
その上、大好きな彼と男友達は友人と
いうオチまでついて……自業自得である
目が覚める。
憂鬱な1日が始まる。
終わりは見えていた。
だから、終わりにした。
ただそれだけだったはずなのに、
今は何もわからなくなった。
すごくすごく好きだったから、
こんなに苦しい。
いっぱいいっぱい幸せだったから、
こんなに寂しい。
前に進みたいのに、
近くにいる君にぎゅってしてほしい。
近くにいるのに、
透明人間みたいに存在を消されているようで、
寂しい。
ここにいるよ?
もう届かない声を必死に叫びたくなる。
自分勝手で天邪鬼でどうしようもない自分を
好きでいてくれてありがとう。
さようなら。
まだ、消えないこの気持ちは
どうすればいいの?
今はただただ抱き締めている。
想い出がひとつずつ消えていくまで、
ずっとずっと大切にしたい。
好きな人がいて、
いっぱい幸せだったから。
ありがとう。
その言葉だけでも、
ちゃんと伝えられるようになりたい。
昔、当たり前のようにあった手足とは羽根だったのだ。
ふわりと浮かぶ体の感覚は、浮力だったのだ。
陸を、海を、空を縦横無尽に駆け回ることができているなどとは考えもしていなかったころ。体の機関として根付いた、失われることのない絶対だと確信していた。
これになら心を全部傾けてもいいと信じていた。
老いて今。
「××来ないなー、」
!来たか!!、来てなぁい、
「△△〜〇〇が寂しそうだよ
いつでもこっち振り向いていいんだよ
私らがいるでしょ 」
彼女たちは私の元へ来て励ましてくれた
なのに。
私は笑うことも上手く話すこともできない
「■■がここにいるよ」
「△△もここにいるよ」
うん..
「!!××きた!」
こっちには反応できちゃったし
「〇〇またね〜」
「..またね」
何してんだ。
【どうすればいいの?】
いい子達ばかりなのに感情が左右される
こんなに恵まれてる..こんなに愛されてるのに
今思えばすごく、すごく幸せな空間のはずだったのに
なにしてんだよ私
「どうすればいいの?」
お空に飛んでくしゃぼん玉
この手にずっとずっと乗せていたいのに
つんと触ればすぐに弾けてしまう
そこに置いてあるマグネット
僕についてきてほしいのに
冷蔵庫や磁石についていってしまう
人間のぼくはその力には抗えない
ものと、ひとは違うから
どうすればいいの?どうすればいいの?
しゃぼん玉がずっとずっと手のひらに乗ってくれるためには
どうすればいいの?
どうすればいいの?どうすればいいの?
マグネットが僕についてくるにはどうすればいいの?
題 どうすればいいの?
ど、どうすればいいの?
私は朝起きて、ベッドの下に転がる死体を見て青ざめた。
一面の赤い血が広がる絨毯の上に横たわる死体。
しかも、それは私が昨日激しく喧嘩した悪友だった。
毎日のように喧嘩してて、昨日もいつものように些細なことで口喧嘩になって・・・。
2人とも居酒屋で飲んだ後で私が財布忘れたって言ったら責められて、そこで言い合いになったんだ。
何かそのまま激しく口論して、部屋に入ってそれから・・・。
記憶がない。
何で・・・・。
私殺しちゃったの?
喧嘩はしてたけど、そんなに殺したいほど憎んでたわけじゃなかったはずなのに・・・。
でも酔ってたら何しでかすか自分でもわからないしそもそも肝心の記憶がない。
動かなきゃいけないことは分かっているのに、私はそのまま動けずに固まっていた。
「にゃあ」
「きゃあああ!!」
いきなり猫の鳴き声がして、私はベッドの上で飛び上がった。
何故か家に猫がいる。
どうして?
猫?
ん?
猫は悪友の元へと行くと、悪友のほっぺたについた血をペロペロなめた。
「ん、んん〜?」
すると、死体が声を上げた。
私はびっくりして固まったままだ。
「くすぐったいなぁ」
って言いながら、死体だったはずの悪友は大きなあくびをして起き上がる。
「げっ、なにこれっ、服がケチャップだらけじゃん〜」
「え?ケチャップ?」
私が尋ねると、悪友が呆れたように私を見る。
「覚えてないの?昨日飲みの帰りに喧嘩中この猫が捨てられててさ、かわいそうって拾って帰って来たじゃん。でさ、チキンナゲットあげようと解凍したついでに私たちも食べようって話になったじゃない。そしたらこの猫が暴れてケチャップ踏んでそのへんケチャップだらけになってさ〜」
「あ〜断片断片だけ覚えてる」
覚えてるけど・・・今言われても途切れ途切れにしか思い出せない。
「そのまま寝たんだっけ?」
私が悪友に聞くと、
「うん、多分。2人とも怒って追いかけてたのが最後は笑いながら猫追いかけてさ、その後疲れて倒れた気がするけど覚えてないわ」
「よかっっっったぁぁぁぁ。私、あんたが倒れてるの見て、マジで人殺したかと思ったわ。だってケチャップ一面にうつ伏せで倒れてるって完全に死体じゃん」
その言葉を聞いて悪友は笑い出す。
「あはは、何それ、あんた面白すぎっ、そんなわけないでしょ。さすがに仲悪いけど殺人って、あははっ、あー面白いっ」
悪友が笑い転げるので、私はむくれる。
「そんな笑わなくてもいいでしょ、朝起きて人生終わったって絶望したんだからっ」
「あはは、ごめんごめん、確かにあんたにとっては一大事だもんね、まったくさー、この猫ちゃん拾ってきたからえらい目にあったよねぇ」
悪友は傍できょとんと見てる猫を抱き上げて私に視線を移す。
「ホントだよもう、今日大学で飼える人いないか聞かないとね」
私はにゃーんと呑気に鳴く猫を恨めしげに見て言う。
わかってる。猫に罪はないわよ。
「その前に、シャワー行きだね、私もあんたも」
死体に気を取られて気づかなかったけど私も服のあちこちにケチャップのしみが出来ていた。
私は一つため息をつく。
「とりあえずあんたが生きてて本当に良かった」
朝から恐怖体験をしてしまった私は心から安堵したのだった。
どうすればいいの?
どうしたらいい?
どうしよう、わからない、わからない。
それが積もっていくと、自分がわからなくなってくる。
ひとつひとつ難しく考えず自分の気持ちを大事にして決めていく。
難しい時もあるけど、大事なこと。
大丈夫、どうにかなるよ
「どうすればいいの?」
どうすればいいの?
わからない時は
一旦離れてみる
違うことしてみる
運に任せてみる
大変そうな方を選ぶ
らしくない方を選んでみる
もしくは…
まず寝る
それから考えてみる