『だから、一人でいたい。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
だから、一人でいたい。
期待しなくて済むし
傷つけずに、傷つかずに済む
一人でいた時は、何も知らなかった時は、
こんなに脆くなかったのにな。
朝、早くに目が覚めた
太陽は半分ほどしか顔を出していない
顔を顰(しか)めながら思う
あと2時間は眠れたのに…と
ベッドからはみ出すほど思い切り伸びをして
ふっと脱力をして体を投げ出す
ああ… 一人だ…
世間から切り取られ
世界に一人だけ存在しているような感覚
それはここで暮らし始めてから
時折り感じるようになった
浮遊するような 揺らいでいるような
まるで水の中にいるような感覚
それらが不思議と僕を包み込んでくれているようだった
そうしているうちに
また眠気が襲ってくる
逆らわずに身を任せれば
ゆっくりと水底へと沈んでいった…
占い中だから一人でいたい時もある\(●°ω°●)/
電話が今は緊急時(📞'ω')なので
ハラハラする。疲れたなぁ(°ω。)💦
2人でいる時に相手の知り合いに出会った時のあの薄ら寒い時間が嫌いだから
だから、一人でいたい
優秀ですね
すごぉい
優しっ
完璧じゃん
天才
頭良くて運動できて性格も良いとか
尊敬するわ
「あはは、そんなことないよ」
だって
先生だとか
友だちだとかが求めている人
それを演じれば良いだけでしょ?
いちど演じてしまったら
もうひきかえせなくなるけどね
学校に行く前に鏡を見る。
鏡の中のわたしは
いつもお面をつけている。
笑っているお面
悲しんでいるお面
凛々しいお面
怒っているお面
無邪気なお面
明るいお面
優しいお面
先生の前では大抵
笑っているお面をつけていて
友だちの前では
優しいお面か
明るいお面
家では
こどもらしい
無邪気なお面か
笑っているお面をつけている
「自分らしくして良いんだよ」
そう言われても分からない
ジブンラシク
そう言われる度に
言葉が頭の中を上滑りする
先生が求めている理想像
友だちが求めている理想像
親が求めている理想像
それが本当の自分とかけはなれていた時
どうすれば良いのか
私には分からない
理想像を演じることは簡単だった
だって
何を求められているかが分かるから
自分らしくいることは何よりも難しかった
だって
自分が求める理想像へ矯正しようとしてくるくせ
「自分らしく」しないと怒られるから
先生の前で演じた
友だちの前では演じなかった
『良い子ぶりっこ』
先生の前で演じた
友だちの前で演じた
親の前では演じなかった
『あなた、家と学校で随分様子が違うじゃない』
先生の前で演じた
友だちの前で演じた
親の前で演じた
『優秀ですね』
『自慢の子供よ』
『優しいっ』
『完璧じゃん』
『さすが俺の子供だな』
『頭良くて運動できて性格も良いとか
尊敬するわ』
全員の前で演じることが
一番正解だった
ある時
「ねえ、もっと自分らしくしたら?」
親がそう言った
自分がはめているお面に
ピシ
とヒビが入る
「ずっと笑っていたら疲れるでしょ?」
つかれる?
わたしはつかれてない
「学校では優等生
友だちの前では優しい
親の前では無邪気
なんだか、出来すぎてる気がするの」
できすぎてる?
それがほんとうのわたしだよ
「もっと自分らしくしていいのよ」
お面がぼろぼろと剥がれ落ち始める
『うん。そうするよ、お母さん。』
私ではない何かがそう答える。
鏡の前に立つ
鏡に映るわたしの姿
手には粉々に割れたお面を持っている
私は泣いていた
「ただいまー」
お父さんの声がする
『おかえりー』
そう返すわたしの声は
泣いているとは思えないほど
明るかった
あれ
おかしいな
もう一度鏡を見る
鏡の中の
お面をはめていないわたしは
お面と全く同じ表情で
わらっていた
それを見た途端
私は激しい嫌悪感に襲われた
でも
鏡の中のわたしは
ずっと
わらっている
「気持ち悪い」
思わず呟く
そう言ったときでさえ
わたしは演じ続けていた
わたしは一人でいたい
一人でいたらきっと
演じるひつようがなくなるから
2024/8/1(木)
お題「だから、一人でいたい」
騒がしいのが嫌だ
同調しなきゃいけないのも嫌だ
自分が押し潰されるのも嫌だ
笑わなきゃいけないのが嫌いだ
責任を負わされるのも嫌だ
全部、複数人でいると発生することだ
だから僕は、一人でいたい
なのに、一人のことを「ぼっち」とか、「孤独」とか、世の中であまり良いイメージを持たれない言葉で表してくる
そのせいで、群れてる奴らに馬鹿にされる
クソが
【一線】
私の心の中なんて誰にも分かりやしない。
友達も恋人も先生も分からない。
そもそも分かってほしいなんて思わないから
だからこれ以上踏み込んでこないでって
いつも線を引く。
だって結局は血が繋がってなければ他人だし、
これ以上私に近づかないでって、
なのに踏み込んでくる人もいて、
いつも思う"私を一人にしてよ"って。
一人でいたいと思う時と誰かといたいと思う時と、ワガママな性質を私は持っているのだが
まあなんだろう
今日みたいに呆れるほど綺麗な空を見れる日は一人でもいいかもって思う
だから、一人でいたい。みんなが笑顔になっていたからと思いました。自分も、頑張っいかないと思いました。学校は、楽しいけど、勉強も頑張っていきたいと思いました。学校は、楽しいけどさ、勉強は、苦手だけど、みんながいるから大丈夫です。
わたしはひとりが好きだ。
登校、休憩時間、放課後...
どんな時でもひとりが楽だからだ。
ある日私に付き纏う人が出来た。
登校も休憩時間も放課後もずっと隣にいる。
なぜ着いてくる?そう質問すると
あなたが一人でいるのに理由があるの?
と逆に質問された。
楽だから...そう答えようにも答えれなかった。
無いと答えるとあなたと一緒だ。と笑う。
そんな夏の太陽のような笑顔は私には眩しすぎた。
なんだかんだそんな日々が好きになっていた。
それがずっと続くと思っていた。
だがその人には恋人ができてずっと2人で
一緒になった。
わたしはまた一人。
今までひとりだったのに何をしても虚しい。
その時、あの人の質問の本当の答えを見つけた。
こんな寂しい思いをしたくなかったからだ。
その場に屈み、必死に涙を隠した。
だから、一人でいたかったんだ。
語り部シルヴァ
だから、一人でいたい。
小指を角にぶつけた、だから、一人でいたい。
ささくれが剥けてしまった、だから、一人でいたい。
自分に自信がなくなった、だから、一人で居たい
家族が居なくなった、だから、独りでいた
心が壊れ他人が分からない、だから、火鳥になりたい
私の身体が壊れてしまった、だから、一人で遺体。
一緒に頑張れる仲間、友達とは一緒にいたい
けれど、全部嫌なことは人に任せて
おいしいところだけ持っていく人とは一緒にいられない
だったら、私は一人でいたい
だから、一人でいたい。
桜舞う季節にあなたと出会った
あなたに出会わなければ、こんなに苦しまなくてよかったのに…
だから、一人でいたいと願ってしまう…
だから、一人でいたい
今は一人でいたい。
誰かを傷つける前に、私は引き篭もる。
暗い部屋の窓際で車の通りを眺める。
「こうやって過ぎてくのかな私の人生…」
ふふ、なんてね
なんにも喋らない猫の人形を突きながら
また考える 私が好きだったあの頃を
また考える 私が好きだったあの人を
また考える 私が好きだったあの空を
でも、今は一人いたい。
❧
人間は生れてくる時も、この世を去る時もひとり
所詮人間はひとりなんだよ
どれだけ苦しい時でも、誰かが代わって生きてくれるわけじゃない
どれだけ嬉しいことがあっても、代わりに味わわせてあげられるわけじゃない
だから、わざわざひとりになりたいなんて思わなくても
人間なんて、所詮はひとりぼっちなんだよ
だけど、ひとりじゃ生きられないから、
わざわざ「人の間に生きる」と人間を表しているんじゃないのかな…
『だから、1人でいたい』
愚痴とか悪口とか、どうでもいい話は聞きたくないし。
テレビは必要のない情報のたれ流しだし。
好きな歌でさえ耳障りだし。
今は一人でいさせてほしい。
そう思うこともあるけど。
結局、一人でいるのも落ち着かなくて。家族のいる我が家に足が向いてしまうのです。
「だから、一人で『居たい』、『痛い』、『遺体』。まぁ普通に考えりゃ『居たい』だろうな」
ひらがな表記は「漢字変換」で色々アレンジできるから便利よな。某所在住物書きはスマホで「いたい」の変換候補を見ながら、「居たい」が良いか「痛い」が物語を組みやすいか、思考していた。
去年は「だから一人で、痛いのに耐えている」の物語を書いた。……では今年は?
「一人で居たいのは、ぼっち万歳ストーリーよな。
痛いハナシは痛覚的にタンスに指ぶつけたとか?
痛車痛スマホ、一人して痛い思い、痛いこと……」
一人して痛いことをしているハナシとか?物書きは言いかけ、身に覚えがあり、一人で勝手に悶絶。
「昔、ガキの頃、どちゃくそにメアリー・スーな二次創作ばっか書いてた、な……」
だから、物書きは一人で痛い古傷に耐えている。
――――――
一人で居たいのは喧嘩した日の夜、一人で痛いのはタンスや机と足の小指との単独事故。
先日寝落ち直前におでこにスマホを落としまして、
ゆえに、一人で痛い思いをしていた物書きが、今回はこんなおはなしをご用意しました。
最近最近の都内某所、某アパートに、雪国出身者がひとりで住んでおり、名前を藤森といいました。
この藤森の部屋に、何がどうバグって現実ネタ風の物語に忍び込んだか、週に1〜2回、
現実ネタには有るまじく、不思議なお餅を売りに、なんと不思議な子狐が、コンコン、やって来るのです。
コンコン子狐は稲荷の狐。近所の神社のご利益豊かな、ありがたいお餅を売りに来ます。
ひとくち食べれば心に溜まった毒を落としてくれる、心も身体もお財布も喜ぶコスパ抜群なお餅を、
藤森の部屋に同僚も後輩も、友人も誰も居ないとき、コンコン、売りに来るのです。
その日も土砂降り大雨の降りしきるなか、子狐が藤森のアパートにやって来ました。
「お盆のおだんご、ごよやく、いかがですか」
葛で編んだカゴの中のお餅と、クレヨンで一生懸命ぐりぐり描いたと思しき手作りパンフレットを、しっかり雨から守った子狐。
だけど自分はぐっしょり濡れて、まるで洗濯直後のぬいぐるみです。
「焼きもち、へそもち、餡かぶり、おはぎもあるよ」
雨に体温を持っていかれて、少しぷるぷる震える子狐は、なんだかんだで根っこの優しい藤森に、タオルで包まれて優しくポンポン、叩き拭かれておりました。
「今予約とって、スケジュールは間に合うのか」
忙しい仕事と、季節以上の異常な気温のせいで、すっかり忘れていた藤森。
そろそろお盆です。藤森の故郷では、もうすぐ夏の大きな祭りが、あっちこっちで始まるのです。
「予約の集計と、材料の調達と、下ごしらえも必要だろう。大丈夫なのか?」
狐ゆえに、たとえ五穀豊穣を呼び寄せる恵みの雨とて、濡れるのは好かないだろうに。
それでも商売魂たくましく、季節ものの餅の予約をとりに来るのは、なんともまた、微笑ましい。
土砂降りの未だ止まぬ外を、防音防振設備バッチリな、ほぼ静音の部屋から眺めて、
藤森は子狐を、気遣ってやりました。
「キツネのおとくいさん、おとくいさんひとりしか、いないもん。へーきだよ」
「そのびしょ濡れのせいで、予約とって帰った途端、熱出して、風邪でも引いたらどうする」
「キツネ、人間の風邪ひかないもん」
「そうじゃなくてだな」
「たんと買ってくれるの?いっぱいいっぱい、間に合わないくらい、どっさり買ってくれるの?」
「そうじゃない」
「ごよやく、ありがとうございます」
「あのな子狐」
去年の3月3日に初めて会ってから、随分稲荷の商売人、商売狐として図太く賢く、成長したものだ。
藤森はため息を吐いて、ポンポン、拭いてるタオルを新しいものに替えてやります。
「……ひとまず、何か、温かいものでも飲むか?」
いまだにプルプル、寒さで震える子狐は、「温かい」の単語に、尻尾をブンブン、振り回しましたとさ。
「あったかいもの!おしるこ!」
「小豆が無い。雑煮なら、可能だが」
「おぼん雑煮!
ごよやく、ありがとうございます」
「そうじゃないと言っている」
「おもちはいくつ、ごよーいしましょう」
「子狐。ひとの話を、まず聞きなさい」
「ふぇっ、へっッ、くしゅん!」
「そらみろ。くしゃみが出た……」
ポンポンポン、ぽんぽんぽん。
子狐がこんな雨の日に、たったひとりで藤森のお部屋へ行くと、藤森がふわふわタオルでもって、子狐を優しく包んで、軽く叩き拭いてくれます。
藤森の優しい手も心も、温かい魂も、ぜんぶ独り占めできるのです。
だからコンコン子狐は、お得意様は一人だけのままでいたいのかも、別にそうでもないかも。
そんなアパートの一室のおはなしでした。そんな都内某所の夜の、おはなしでした。 おしまい。
「人間ってね、愚かだよね。」
彼女は光のない目でそう言う。
「まぁそうだな。間違いではない。愚かであるから、様々な問題が起きてるもんな。で、いきなりそんなことを言い出してどうしたんだ?」
「だから、一人で居たい。」
彼女がそう言った途端辺りの温度が数度下がった気がした。
「…僕がいるのも駄目?僕人間じゃないよ?」
「人間じゃなかろうが、意思疎通できるものと一緒にいたくない。どうせ争いとか起きるし。面倒くさい。」
「あー………まぁね。」
彼女は効率を重視する。
何を言っても無駄だと悟り部屋を出ていった。
『だから、一人でいたい。』
いずれここを離れる身だから誰とも仲良くなりたくなかった。実際には周りの人間が世話焼きばかりで絡まれては距離を詰められ、結果的に仲良くなってしまった。
ここを離れる日。来た時よりも増えた荷物と持たされた手土産やらで手が千切れそうになりながらローカル線のホームから見送りを受ける。体に気をつけてだの、ちゃんと飯を食えだの、いい人を見つけろだの、余計なお世話ばかり。けれど自分も仲良くなった人たちに思い思いの余計なことばかりを言ってみせると、言うようになったなとみんな笑い飛ばしてくれる。少ししんみりと静かになったあと、閉まるドアをお互いが涙ぐんで見つめていた。
泣くのを見られて慰められるのもイヤだったから一人でいたいと思っていた。ようやく一人になった列車の中、持たされた手土産に堪えていた涙がぼたぼたと落ちる。みんないい人たちだった。こんなに別れがつらくなるのならやっぱり誰とも仲良くなりたくなかった。もう見ることのないかもしれない車窓からの風景を見ながら、もう会うことのないかもしれない人たちのことを想っていた。
I'll write it later.
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家庭の事情で仕事を変えて早半年。
苦手でいつまでも慣れない接客業にしっぽを巻いて逃げ出したい日々だ。
時間が自由になる、ただそれだけで自宅近くのコンビニでアルバイトを始めた。
オーナー夫妻は別として、私以外は皆若い子たちだ。覚えの悪いおばさんとは働きたくないだろう。
だから、彼らが客のいない間におしゃべりをしている時などに、ゴミ捨てやクリンリネスなど、彼らがやりたくなさそうな、それでいて私が1人になって作業できることは、積極的にやった。
そうしたら、つい最近、その若い子たちの1人に、「いつも気がつくとゴミ箱はきれいになっているし、調理場も油汚れとかなくなってるし。きれいにしてくれてるの鈴木さんですよね。甘えてしまって、スミマセン。ありがとうございます。」と言われた。まさか、オーナーにも言われたことがないのに、こんな若い人に気付かれていたとは。私はただ一人になりたかっただけなのに。
若い人に物怖じして関わらない方がいいと思っていたが、私でも彼らの足を引っ張るだけでなく、役に立てることもあるのだと、若い人に教えてもらえた今日の仕事終わりだった。
お題「だから、ー人でいたい」