『だから、一人でいたい。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ホッケの開き、私には多すぎる
だから、あなたといたい
暑いとか寒いとか、たわいもない話をしたい
だから、あなたといたい
あなたの代わりは誰にもできない
だから、一人でいたい
註:ねこですよろしくおねがいします
一人でいたい
そんな風に一度書いてしまうと
文章は一人でいさせてくれない
書いた自分と書く自分で二人
書くことは自分を他人にする
目に映るこれも他人の文章
自我そのものはここにない
ほらまたここに書くと死ぬ
感じた自分を載せられない
今一人でいたいと感じたのに
書くことで一人ではなくなる
今と書いているのも嘘だ
今と書く直前で今は死ぬ
書くことにはそういう不可能があって
どうしても過去の方向へずれてしまう
それが心地良い日もあるけど
今は今を嘘にしたくない日だ
だから、一人でいたい
(こうして書き終えることで)
貴女が
不意に、僕から離れた。
僕には、貴女1人しか居ないのに。
誰の事も、考えたくなくて、
考えたら、涙がこぼれ落ちそうで
嫌だった。
だから、独りで居たい。
人間関係は作らない主義だ
しかし
話そうと思えば誰とでも話せる
だが話さない
平和で居たいのである
触らぬ神に祟りなしである
私は祟りが怖いので
触らないのである
必要があれば
話をする
その程度が良い
ごちゃごちゃすると
面倒臭い
だから私は
1人がいいのである
【だから、一人でいたい】
自分のペースで好きなことをする
わがままに生きる
自分の世界を壊したくない
理由はいろいろあるけれど私は
独り、という選択をした
孤独という代償をはらい
魂の自由を獲得したのだ
いつか後悔するかもしれない
だけど、そんなことはどうでもいい
いつかまた人の群れのなかに
戻る日が来るかもしれない
ただ、いまは一人でいたい
独りでしか癒せない傷というものもあるのだ
人と関わったって、いいことはない。
誰も私を理解しない。理解してくれない。
私もきっと、誰のことも理解していない。
「話せばわかる」なんて嘘。
私を苦しめているのは、結局言語化できない辛さなんだから。
それなら、もう塞ぎ込んでしまえばいい。
そう思っていた。
でも、やっぱり、私は諦め切れない。
人に理解されたいと思ってしまう。あの人を理解したいと思ってしまう。この感情を分かち合いたいと、分け合いたいと思ってしまう。
上手くいきっこないのに。
そんなことを試みたって、壁にぶつかるだけ。
曲がって曲がってどれだけ歩いても、結局はいつも行き止まり。
それでも、私たちはきっと歩くのだろう。どんなに突き放したって、突き放されたって、きっと、前へ進もうとするのだろう。
まだ誰も、諦めてなんていないのだ。
だけど、そうやって壁にぶつかり続けたら、きっと怪我をする。みんな、そんな怪我を背負って、生きている。
だから、たまには、立ち止まってもいいんじゃないだろうか。
人と関わるのに疲れたら、たまには歩くのをやめて、休むのもいいんじゃないか。
1人では、どうせ生きられないのだ。そんな人間にとって、1人の時間は貴重なものなのかもしれない。
1人が好き、という人は多い。それはきっと、いつも人を理解しようとし、理解されようとし、なんとか前に進もうとする人々の安らぎの時間。
やっぱり、1人では生きられないけれど。やっぱり、諦めるのは無理だけど。
今だけは、1人で。
だから、一人で居たい
彼氏や好きな人に振られたら1人で居たいと思うことが多い、何でかわからないけど1人でいたほうが気が楽になると思ってる人が多いかもだけど、大親友や私の恋を知ってた人に話すと気が楽だし相談に乗ってくるれる。
逆に相談に乗られたらちゃんと相手の気持を考えながら話してあげたほうが良い
箪笥の角に 足の小指ぶつけた
だから、ひとりで痛い。
朝早くに起きて朝ご飯を作らなくても
洗濯物をカゴに適当に入れたまま放置しても
夜ご飯がお惣菜セットでも
たまに歯磨きをサボっても
誰も咎めて来ないし
私が全て決められる
だから1人がいいと
強がってしまう時がある
でも20数年生きてきて
愛を知って
人の温もりを知って
二人の夜も過ごしてきた
だから私はもう
心の底から1人がいいだなんて言い切れない
二人を知ってしまったから
もう1人には戻れない
人と話すのは嫌いでは無いしみんなには面白いとも言われるし自分でもどうやったら笑いを取れるかを振り返ったりするから否定的な思考を持っている訳では無い。コミュ障かと言われるとそうでもなくて初対面の人とも別に話そうと思えば話せるし愛想悪いも下手では無いしお世辞は嫌いだが使える程度には様になっている。でもとにかく話すのが基本的にメンドクサイ。特に美容院など1番の目的があるのに話しかけて愛想笑いをしたりするのがとても嫌いだ。多少の現状報告みたいなのはいいが趣味がどうこうこれからどうするのだの困るのだ、黙って髪を切って欲しいものだ。できるだけ話したくないし気まずい空間を早く終わらせるよりどうでもいい人と続きもしなさそうな会話を仕掛ける方が苦痛である。とにかく内向的なのだ。大勢でワイワイするのもたまにはいいが人がいっぱいいると声を大きくしないといけないし何かある訳でもないが言いたいこともそんなに言えない。めんどくさいのだ。極力話したくない。話さなくてもどうにかなってるんだから。独りでいる方が楽なのだ。己で悩めば済むのだから。、
だから、一人でいたい
深い深い海の底で、めんだこは、海の泡がひとつ、またひとつと、浮き上がっていくのを見ていた。
そこにおしゃべりなクリオネがやってきた。
「やっほー、めんだこさん、ちょうしはどーお?」
「…………」
「あのさあ、ぼくさ、すごいことできるんだよ。
みたい?ねえ、みたい?みたいよね?」
「…………」
「じゃあ、やるからね、みててね。」
「…………」
「バッカルコーーーン!!!」
「………………」
「………………」
クリオネさんはなんだか気まずそうになって、
「じゃあ、またね。」
と、どこかに行った。
ああいう時、どういう反応をしたらいいのかわからない………
だから、一人でいたいんだよなあ…………。
めんだこはまた泡が上がるのを見ながら、小さなため息をついた。
「だから、一人でいたい。」
・だから、1人でいたい。
もうこれ以上思い出を増やしたくないんです。
私にこれを抱えていく勇気はないんです。
喜びや楽しさより、いずれ重荷になってしまう未来が怖いんです。
お願いだからどうか1人にしておいて。
きっとその方が幸せだから。
きっとその方が耐えられるから。
惨めでも、寂しくても、辛くても、それでもきっと1人でいることに安心するだろうから。
自分しか自分のことはわからない
他の人が自分に何かを言ってくるけど
自分のことは1番わかっている
1人は寂しいかもしれない
孤独は苦しい
それでも1人になりたい
寂しさ、苦しさの先に成長した自分がある
「アンタなんか嫌いだ、目の前から消えてくれる?」
私は目の前のアイツにそう吐き捨てる。アイツはそれが嫌だと言うかのような表情を浮かべながらも私の前から離れようとしない。
「私、アンタのいちいち突っかかってくるところとか、バカ真面目で少しのおふざけも許さない所とかすごく嫌だった。」
今までの恨みを連ねるかのようにアイツの目を見て毒を吐き続ける。
「正義気取りで、注意する声は馬鹿みたいに大きいし、準備する時間がすごく長いし。」
無言で私を見つめるアイツが、私の頬を撫でる。こんな時まで私の話を真剣に聞くなんて、やっぱりバカ真面目だ。
「頑固で、私が散々言っても話聞かないしさ。」
そこまで言って、ようやくアイツの表情が崩れる。はっ、いい気味だ。初めてアイツの泣き顔を拝めた。
「……アンタ、泣き顔クソダサいなw」
そう鼻で笑ってやれば、アイツは「喋るな」という。
そして私の頬に添えていた手で、私の手を握りしめた。
「……ねぇ、わかってるでしょ?だからさ、」
___どうか、この死にかけを置いて生きて。
そう言うと、アイツは「死ぬな、きっとまだ2人で生きて帰れる可能性があるはずだ」とほざく。
この火炎に包まれた屋内で、まともに動けもしない人と一緒に逃げれる算段なんてあるわけないのに。
おまけに倒壊した瓦礫が私の下半身を押しつぶしていて、もう長く生きれない事なんてアンタならわかっているはずでしょ?
「ねぇ、何してるの、私は逃げろって言ったよね。なんでここでも私の言うことを聞かないの。」
そう強く言っても、アイツは逃げようとしない。アイツは全てを悟った顔をしていて、私の手をより一層強く握っている。
どんどん息が苦しくなる。アイツも苦しいはずなのに、その表情は愛おしそうな、優しい顔をしていた。
「……私、アンタに生きてほしかったんだよ。嫌いなところも含めて、アンタの事好きだから。」
今まで言わなかった本当の気持ちを話すと、アイツは目を少し見開いて「僕も同じだ」と悲しそうに微笑んだ。
あぁ、こんなことなら早く言っていれば良かったな、なんて。死ぬ間際で、心残りなんて残したくなかったのに。
「アンタと一緒に死ぬなんて最悪だな」
「そうか?僕は君と一緒にいられて最高だよ」
『だから、一人でいたい。』
→クダを巻く。
咄嗟の親切に対して「ありがとう」ではなく、
「すいません」と言ってしまうくらい、
会話に機転が利かない。
昔から人付き合いが苦手。
だから、一人でいたい。
そんなことを嘯くも
独りになる勇気はなくて。
だから、一人で異体、と、
小さな孤立を心の中に唱えてみる。
そこに根拠も確証もない。
自分を何となく納得させるボヤキでしかない。
真冬に炬燵でアイスを食べるような
ぬるい自己欺瞞だ。
テーマ; だから、1人でいたい。
だから、1人でいたい。
人といるのが嫌いなわけじゃない
ただ疲れる時もある
だから時々自分のペースで
やりたい事だけをやる時間が必要
そうやってバランスを取っている
最初から何もなければ辛くないでしょう?
失うものは何一つ無い。
何も縛らず何にも縛られず、この身も心も全て、ただ私だけのもの。
それはとても幸せだと、私は思うんです。
あなたのことを好ましく思っているのは確かです。
ですが、私は、誰かを縛りたくはありませんし、また、私の心身を、幾ばくかの残り時間を、誰かに割きたいとも思えないのです。
あなたは無駄な時を過ごし、満たされず、ただ傷つくだけでしょう。
ですから、どうかこんな独りよがりで臆病な私のことなど忘れてください。
テーマ「だから、一人でいたい」
羨望とか、
そんなんじゃないけど。
あなたが眩しすぎて、
あなたの隣に並ぶには、俺は汚れすぎて。
これからもずっと、一人でよかったんだよ。
_だから、一人でいたい。
だから、一人でいたい。
カラオケでずっと歌っていたいから....
テレビを占領したいから....
....裏切られたくないから
だから、最初から一人でいたい。
『だから、一人でいたい』
深夜の書斎にて、雨風がびゅうびゅうと窓を
叩く音が鳴り響く。揺らめくランプの光が、
羊皮紙に踊る影を投げかける中、魔術師は
羽根ペンを握り締め、新しい調合のアイデアに
思いを馳せていた。
「ローズマリー、マジョラム、ヒヨス、
赤ん坊の胎盤にユニコーンの角……」
ぶつぶつと独り言を呟きながら筆を進めて
いると、ガサッと静寂を破る物音が。
視線を向けると、紫色の網模様が特徴的な猫
が、キラキラと期待に満ちた眼差しで、
玩具を咥えて佇んでいた。
「チェシャ猫、まだ起きていたんですか」
「チェシャと遊ぶにゃ」
「今忙しいのでまた今度にしてください」
魔術師の言うことなどお構い無しで机に
ひょいと飛び乗ってきたチェシャ猫。
マグカップに鼻を寄せて、スンスン嗅いだかと
思いきや、突如砂かけの動作を始めた。
「オソマだにゃ!
オズがオソマ飲んでるにゃ!」
「これはコーヒーです。
オソマではありませんよ」
それからというもの、チェシャ猫はふよふよ
と宙を舞い、魔術師の周りを旋回。
声をかけたり、ザラザラの舌で顔を舐めたり、
絶え間なく彼の注意を引こうとする。
「チェシャにかまえにゃ」
今度は大切な羊皮紙の上で
ゴロリゴロリと転げ回る始末。
「もー、本当に手が離せないんですってば」
ふと、魔術師はチェシャ猫の手に目を留めた。
「おや、チェシャ猫。爪が伸びてきましたね。
丁度いい、今から切ってさしあげましょう」
その言葉に、チェシャ猫はすかさず
香箱座りをしてサッと手を隠す。
「いやにゃ」
「駄目ですよ。伸ばしたままでは
爪が引っかかって危ないですから」
そうしてチェシャ猫は、に゛ゃ あ゛あ゛あ゛
という抗議の声と共に、パチン、パチンと
魔術師のお膝元で爪を切られた。
不貞腐れたチェシャ猫のご機嫌を直すため、
戸棚からチュールを取り出す魔術師。
ぺろぺろと美味しそうにチュールを舐める猫
を見つめながら、魔術師は深いため息をつく。
(結局、全然捗っていませんね……)
猫とは、まことに気まぐれな生き物だ。
かまってほしい時は素っ気なく、一人にして
ほしい時は、やれかまえと執拗に甘えてくる。
だがしかし、その予測不可能な魅力こそが、
彼らの真髄。
猫の真理を悟った魔術師は、
柔らかな笑みを浮かべるのであった。