『だから、一人でいたい。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もともと、からだがよわかった。
そのせいでそとにでたことはない。
がっこうに、いったこともない。
いじめられるのがこわいから、がっこうにはいかない。
ちしきとひきかえにじぶんのみのほしんとやらにはしったわたしはかんじもろくにかけない。
かけてカタカナまで。
それをばかにされるのはいやだから。
だから、ひとりでいたい。
深く一人で沈んでいたい
静かで青くて冷たい世界
なにも考えずに済む
わたしだけの世界
雑多で煩わしくて
複雑な世界に
心が疲れたら
わたしだけの沈む場所が欲しい
♯だから、一人でいたい。
描きたい。
自分の世界に深く潜りたい。
絵を描いている時特有の、集中の世界。
音も空気も透明な、画材の色だけの世界。
とても心地いい、僕の世界。
ずっとそこにいたいくらいだ。
だから、一人でいたい。
誰かを傷つけないために。
自分が傷つかないように。
殻に籠る。
*だから、一人でいたい*
~だから、一人でいたい~
私は友達が居ない。
でも居たことはもちろんある。
でもその人たちは私に合わず皆無視するかいじめてくる。
だから家で一人泣く毎日。
そんなんだったら友達なんていらない。
家だってそうだ。
皆私の事要らないふうに扱う
だから私は毎日学校でも、家でも一人でいたい。
【だから、一人でいたい。】
花火大会の夜は、どこもかしこも人がごった返している。私も何人かに誘われたけれど、結局全部断ってしまった。
マンションの窓からは、遠くにかろうじて鮮やかな花火が見える。ドンっドンっと鼓膜を揺らす花火の音に耳を傾けながら、一人チューハイの缶を傾けた。
花火を眺める私の隣に君がいなくなってから、もう三年になる。開け放たれた窓から入り込んでくる夏の湿り気を帯びた熱風が、肌をざらつかせた。
誰かと共にさわがしく過ごせば、きっとこの胸の痛みは気にならない。君と二人で見た花火の苦く切ない思い出も、騒々しく明るいものへと簡単に上書きされる。だからこの夜だけは、一人でいたいんだ。私はこの痛みを、この思い出を、永遠に忘れたくない。
『え、今の無茶苦茶綺麗じゃなかった?!』
たかだか花火で何をそこまで盛り上がるんだろうってくらいに全力で楽しんでいた君の姿を、脳裏に思い浮かべる。君と過ごした二年間よりも長い時間を、既に私は一人で過ごしてしまったけれど。それでも君と過ごした時間は、私の人生で最も尊く煌めく、美しいものだったよ。
あっさりとこの世界から消えてしまった人の面影を辿りながら、私は勢いよくチューハイを煽った。
世界が嫌いだから。
社会が苦手だから。
他人が怖いから。
だから、一人でいたいわけじゃなく。
自分の心が。
自分の元から。
今はひどく遠い位置にあるから。
それが帰ってくるのを待っている。
【だから、一人でいたい。】
「今から行くよ。」
真夜中の1時。電車は動いていないが、バイクで行けば30分だ。
電話の向こうの彼女が心配だった。きっと、酷く傷付いたはずだ。
「いい…。これは、みんな私のせいなんだよ。誰かに慰めてもらって、どうにかなるもんじゃない。だから、一人でいたい。」
絞りだすような声で、しかしきっぱりと君は言った。
「そっか…。」
俺は迷ったけど、彼女の言い分に従うことにした。気持ちがザワザワする。
【だから、一人でいたい】
『だから、一人でいたい。』
得難いものもあったのだろう、成し得ぬものもあったのだろう
その関係に感謝こそあれど、恨む事など有りはしない
けれど、私は失う事を知ってしまった
心を引き裂かれ、感情は凍り付き、後悔と懺悔に苦しむ日々
長い月日を掛けて尚、深く残る傷跡
それは、二度と誰の手も取る事をしないと誓った
己に課する孤独の証
二度と悲劇を味わいたく無い
あの地獄のような日々を繰り返したくは無い
だから、誰も私に近付かないで
盆には少しはやいけれど夢をみたよ
私って不義理だし飽きっぽいし
けれどあなたのことはまだまだ
特別にしておきたいから
『だから、一人でいたい。』
頭の中が混乱して
考えがまとまらない
どうすればいい?
何ができる?
私にできることって何?
頭の中で
いろいろな意見が戦っている
そんな時は
ひとりでゆっくり考えて
私にできることを
探しに行こう
他人が苦手だ。友達付き合いも面倒だ。だから、一人でいたい。
けど、独りは寂しいから、独りにしてほしくないなぁ、なんて。なんて我儘なんだろうね。
「だーかーらー、一人でいたいって言ってんだろおぉぉー!」
「いーやーだ! 一人になんかしないー!」
誰にだってあるだろ? 一人になりたい瞬間が。それは落ち込んでいるからだったり、ただ息抜きをしたいだけだったり。
だが、この面倒臭い友人は、いつも私を一人にさせてくれない。どれだけ一人にさせてくれと伝えても、絶対に私から離れない。
心底鬱陶しい。でもほんの少しだけ嬉し……いややっぱり鬱陶しい。そして面倒臭い。
逃げ回っていたが、全然諦めてくれる様子はない。
一旦立ち止まって、友人に無駄な質問を投げてみる。
「だから、一人でいたいって、何度言ったらわかってくれるんだ?」
「こっちも、一人にしないって言ってるの、何度言ったらわかる? どこか行くなら一緒の方が楽しいし、もし気持ちが落ち込んでるのなら一緒に落ち込むし、一人にしたくない。一人にする必要がない」
「誰だって一人になりたいことあるだろ」
「いやおまえと一緒にいたいし」
どれだけ説得しても引かない。
こうして、いつからか帰る家も一緒になって、本当に人生のほとんどを一人でいることができなくなってしまった。
最初からそういう運命だったのかもしれない。いや、これは運命というよりも、友人――もう友人ではないが――の粘り勝ちか。
一人でいるってことがこんなにも難しいなんて思わなかったよ。もう一人でいたいとも思わなくなってしまったけどね。
『だから、一人でいたい。』
「好き」で一緒になったけど
一緒にいると嫌な所ばかり目について
だんだん「嫌い」が増していく
「嫌い」が増していくと
見る見る内に
心が蝕まれて行くのが解る
心を守るために
会うのは年1くらいが丁度良い
エンカウント率低めのレアキャラ的な
レアキャラだとさ
遭遇した時の嬉しさハンパないよね
大切にするし丁寧に接する
接し方なんてエンカウント率に関わらず
日々丁寧であるべきって思ってるでしょ
でもね「嫌い」な奴相手には無理なのよ
これ以上「嫌い」が増さないために
出来る限り会う回数を減らす
それが心を守る最後の手段
アナタをどんなに愛していても
アナタにどんなに言葉を尽くしても
アナタは決して変わろうとしない
だから
―――理由
#28【だから、一人でいたい。】
私が一人でいる理由
一人が楽しいから
一人の方が気持ちが楽だから
昔から人と仲良くすることができない私は
友達を作ったことができなかった
いや、作れなかった
トラウマがあるのもある
そんな中音楽が私を助けてくれた
どんな時も私を裏切らない
ヘッドホンは必須アイテムだった
これだから、一人でいたい
〈だから、一人でいたい〉
人といると気を遣い言葉を考え自分自身が疲れちゃう
だから1人でいたいんよ。
「だから、一人でいたい。」
1か月前『来年もずっと遊ぼ』って私に言ってくれたよね。
その言葉で君とはこれから先何年経ってもずっと一緒にいられるんだろうなって思えた。
だけど、今では私じゃなくて別の子と居る君。
本当なら私がそこにいたはずなのに。
本当に嘘つきだね。
2年前からずっとそう。
それでもずっと好きな私は本当に馬鹿。
もう私を必要としてくれない。
君は嘘つきだからいつかこうなるなんて頭のどこかでは分かってた。
でも君といた思い出が目の裏に焼き付いてる。
だから涙が出るの。
君にまた会いたいけど、もう会えない。
一緒に花火見たかったな。
それも行こうって言ったよね。
だけどもしまた会えたら、もっと踏ん切りつかなくなっちゃう。
だから、一人でいたい。
でも正直、君がいない今は寂しい。
他人の前で失敗を避けたい。一人だったら、違う人を気にせずに自由に過ごせるのができる。
「だから、一人でいたい」
私には友達がいない。
表面上での薄っぺらい友達なら沢山いる。
だけど、心から好きだと思える友達はいない。
理由は分かってる。
私が本気で相手と向き合っていないから。
喧嘩にならないように間違ってることでも肯定して、とにかく相手の欲しい言葉を並べてるだけ。
そんな私が信頼されるわけもない。
結果的に私と友達になりたいと思う人がいないから私には本当の友達は出来ないんだ。
けど友達なんて出来ても傷付くだけだから。
…だから、一人でいたい。
そう思うのはおかしなこと?
『だから、一人。』
無機質、と言うには少し違う。その部屋は、無感情という表現がふさわしいように思えた。椅子に浅く腰掛け、まっすぐにこちらを見ている男もまた、無感情な瞳をしている。嫌になるくらい晴れた日だった。
「___早く去れ。」
彼はそう言って、ふいと視線を逸らした。青くて透明な瞳。そこには何も映っていない。かつて好奇心に輝いていた光は、彼が大事なものをなくしていく度に薄れ、そして消えていった。
「私は、」
「去れ、と言ったのが聞こえなかったのか。」
冷たい声だ。異議を唱えようと上げた声はあっさりと封殺される。彼はもはや、こちらを見ようともしない。
少しの沈黙を経て、私は目を伏せた。そうでもしないと泣いてしまいそうだった。ああ、この人は。
「……失礼いたします。」
「ああ。そして二度と来るな。」
この人はどれだけ孤独なんだろう。
そっと退出の礼をする。再び顔を上げた時、彼はこちらに背を向けて、窓の外を見ていた。
その背中に強がりを感じるのは私の願望だろうか。その声に痛みさえ感じるのは、私の。
___大事な人など作ったところで、すぐに消えるのが関の山だ。私は呪われている。
いつかの彼の言葉だ。独り言のように呟かれたその言葉の虚ろな響きが、今も私の頭にこびりついている。あの時あなたに言葉を返すことが出来たなら、あなたは今ほど孤独を愛してはいなかった?
屋敷のある丘を下りながら、私はつらつらとどうにもならないことばかり考えていた。どれだけ考えても、どれだけ願っても、過去は変わらない。変えられるのは未来だけで、未来を変えるにもまた相応の力が必要だった。その勇気も、力も、私にはない。
私はきっと、明日もあなたを訪れる。そして今日と同じ言葉を返されて、またこうして坂を下りるのでしょう。
あなたを救えるほど強くはない。拒絶を跳ね返して傍に居続ける度胸もない。あなたの心に土足で踏み込めるほどの図太さもない。
「……」
臆病な私は、何も出来ない。