Sasha

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「今から行くよ。」

真夜中の1時。電車は動いていないが、バイクで行けば30分だ。

電話の向こうの彼女が心配だった。きっと、酷く傷付いたはずだ。

「いい…。これは、みんな私のせいなんだよ。誰かに慰めてもらって、どうにかなるもんじゃない。だから、一人でいたい。」

絞りだすような声で、しかしきっぱりと君は言った。

「そっか…。」

俺は迷ったけど、彼女の言い分に従うことにした。気持ちがザワザワする。

【だから、一人でいたい】

7/31/2023, 10:01:21 PM