『たまには』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花屋の横を通った時、切り花コーナーにミモザを見つけた。
ずっと昔に母に贈ったことを思い出して一束購入する。
春の日だまりのような黄色に、仄かな甘い香り。
ミモザを渡した時の母の嬉しそうな笑顔が脳裏に過ぎった。
卒業と共に家を出てからは母とは殆ど会う機会もなく、広い家に一人住んでいた母。
最後に会ったのは、もう、ただの抜け殻となった母だった。
記憶の中の母よりもずっと小さな身体、パサついた白髪、胸の上で組まれた母の腕は枯れ枝のように細く。
爪には薄いピンクのマニキュアが塗られていた。
静かに眠る母の周りには、たくさんの花が供えられていた。
母は、きっと、幸せだったんだろう。
優しく香るミモザを胸に抱いて、春の柔らかな夕日を浴びながら家路に就いた。
テーマ「たまには」
今までどれだけの喜びと痛みを抱えて
この気持ちと向き合ってきたのだろう
自分で心臓に硝子を刺して 独り苦しんだあの夜
笑顔で手を振り去ってゆかせて
いつもは眺めてひとりで思い馳せてる私だけど
最高の最後にしたいから
せめて一言だけ
【たまには】
冗談を言う君の癖
たまに悲しそうに笑う君が
今もチラついて離れてくれないんだ
お久しぶりです。ひぐまです。
⚠️アテンションプリーズ⚠️
・BL
・二次創作
・マッシュル様のキャラクターを使用されて頂いてます。
・ランドドです
・ランス・クラウン 攻め
・ドット・バレット 受け
・あとがきあり
・中身が無い話
🚨 以上のことが地雷の方はお控えください。
ランスくん視点 🪐
太陽の光に照らされて
チラチラと光る赤い毛
バンダナが落ちてきて
咄嗟に出た愛らしい声も
にしッと笑う瞳の奥は
本心から笑っているようで
少し日焼けした肌から
流れる汗がより一層輝いて
可愛らしい赤ん坊の様に初々しく見えた
ドットくん視点 💥
俺はこいつに1ヶ月前から片思いを拗らせている。
一ヶ月月なんぞ短い期間かもしれないでもあいつを見ていると緑は穏やかで紅茶は美味しいし勉強も順調だ。
あいつは俺の事好きだ好きだ言うけれど俺はあいつに気持ちを伝えられたことはない。
今日もあいつに強く当たってしまった。
あいつは頭良いし、良い奴だし、オマケに顔もいいもんでクラスの大体に好かれている存在だ。
先輩にも人気で俺との予定日にドタキャンされることはよくあった。だから今日も余り気にしていなかった。
でもあいつが寂しいか、俺と会えなくて悲しいか?としつこく聞いてきた。俺は羞恥心のあまりあいつのことをつき飛ばして逃げた。
泣きたい。もうあいつと顔合わせられない。
ランスくん視点 🪐
学校に着くとドットはむすっとして
黙っていた。一日中不貞腐れていて
それも飛び抜けて可愛かった。
たまには仏頂面のドットもいいな
なんて思ったランスだった。
(cv.平田 広明)
#19【 たまには 】
あとがき
最近って言うか去年の9月とかからマッシュル見てるんですけど最推しカプはランドドです。レイマシュも大好き!
これからはランドドとかレイマシュとかデリセルとか
出すかも知れません。文ストも!!
またまた投稿してないやないか!と思ったそこの君?
純粋にごめんなさい。言い訳なんですけど指の骨何本かおってましてスマホが触れなかった。ごめんねもう治りそうだよ。ここまでご覧くださりありがとうございました!
あー!あと名前をひぐまからとんでもねー名前に変えます!その名も性癖にまっすぐです。
にますって呼んでね、それじゃ明日くらいに投稿しようかな、バイバイ👋🏻
目指せ!いいね300!!
にます
たまには何も考えずに ぼーっとしていたいな。
いつも 私の意識の中では 考えなくちゃと言う気持ちと焦りがあります。
そして この先くる認知症への不安🫤
大丈夫かなーと
いつも思ってる
それは なぜなんだろう。
たまには その不安から解き放たれて
なーんにも気にせず
好きなことしたいなー
たまには
私から 電話してみよう!
いつも かかってくる 老いたは母に。
貴方も今年は 90歳ですもの。
元気で 伴侶に食事を作り 2人仲良く
元気でいてくれる。
決して 当たり前ではない 現実…
感謝の気持ちで
いっぱいだけど 素直ではない私は それをまっすぐ 伝えることはない 笑
こんな貴方の 娘も
今年は 還暦です。
これからも よろしく〜
変わらない事を
願っています。
またね。
今日も瞬きしていいってよ!!!
ズザザアっとドアの前をスライドしながら男子生徒が興奮した声で登場した。
年に一度であるはずの一大イベントが昨日と今日で二度あるということに驚きと喜びの歓声が上がる。
おおーい電気消せー
担任がやってきて一斉に暗くなった。すると待ってましたとばかりにバチンバチンと音が鳴り始める。そこかしこに星が舞う。大小色とりどりの星たちが火花を散らすように四方八方へ跳ぶ様子がみんなのバイブスを上げていった。
先生ぇなんで今日も許可されたのー?
先生も知らん!こういう日もあるってことだろ
いつの間にか外の空モニターまでもが夜仕様になっていて、家々の窓から点々と光の粒が浮かんでいく。昨日も見たその光景に、また目を奪われる。
バチバチバチバチと目の前の光景へ高速の瞬きを送った。それに合わせて風景の粒たちも増えていく。
いつの間にか星の絨毯が出来上がった夜空をみんな見上げていた。年一度であるはずの昨日に引き続きまさかの今日という日を噛み締めながら、私は毎日瞬き出来たらいいのにと願った。
.たまには
たまには勉強をしてみようと思う。
押し入れにしまってある教科書を取り出す。もう何年前だったか。
あの頃には夢も希望もあったというのに
《たまには》
「こういうのもいいんじゃない?」
いつもだろっつったこと、まだ根に持ってんのか。
「だってさぁ、疲れちゃうのは仕方ないよ」
甘えだって言ってるだろ。
「だから許してよ」
許す許さないの前に、勝手に消えるんだろうが。
「ごめんね、置いて逝っちゃって」
また、を付け忘れんなよ、馬鹿野郎。
たまには短くてもいいですよね……?
”たまには”
お料理しなくてもいいよね
”たまには”
掃除しなくてもいいよね
”たまには” じゃ無くなってきている気がして
あ〜ぁ〜 今日も1日が終わってしまう
罪悪感はあるのに 身体が動かない
🕊️春色とは何色なんだろう
たぶん透明なんじゃないかなあ
冬はちょっとだけ灰色だった
なにもかもが薄暗くて
そのときは気づかなかったけど
最近になって「やっと透き通った」と
何度かおもった
緑とか黄色の花とか見てると
光がありのままで
私に届きはじめた予感がする
最果タヒ✨
「ガラスの詩」
🕊️💠🕊️💠🕊️💠🕊️💠🕊️💠🕊️💠
Theme:たまには
土曜日の朝7時、私は新幹線の座席に座って駅弁をつついていた。
目的地は有名な温泉街だ。今はオフシーズンだし、それほど混雑してはいないだろう。
家族にも友人にも告げず、少し遠くへふらっと出掛けてみたいと思った。
思い立ってからの行動は早かった。
目的地までの経路を調べて切符を買い、最小限の荷物だけを用意して翌日のアラームをセットする。
そして今に至っている。
それにしても、こんなに衝動に任せた行動に出るのは我ながら珍しい。
どちらかというと、私は行動をする前に計画がないと不安になるタイプだ。
日帰り旅行とはいえ私にとっては大きなイベントに、ほぼ無計画で出掛けたのは初めてだった。
ストレスによる衝動的な行動?同じ毎日の繰り返しに飽きてしまった?それとも…
気がつくと原因分析をしている自分に気づき、私は窓の外に目を向ける。
ビル街からだんだんと畑や山が多くなっていく風景を眺めることに集中する。
どんな理由があるにせよ、たまには普段と違う自分に身を任せてもいいのではないか。
そう思い直すと、私はのんびりと駅弁を楽しむことにした。
たまには英語勉強を休もう
たまには8時間寝よう
たまには通訳の仕事忘れよう
たまには目標への努力を忘れよう
たまには何もしないでいよう
たまには高尾山にでも行ってみよう
たまには江ノ島の海を見よう
たまにはおばあちゃんのお墓参りに行こう
たまには映画館に行ってみよう
たまには一日フルで子供たちと遊ぼう
たまにはお絵描きだけしよう
でもたまには実行されない
たまにはがあつても
仕事
英語
勉強
努力に
たまにはの時間は消える
でも
「たまには」
ってそんなことを考えてる時が楽しいんだと思う
たとえ実行しなくても
たまには寝たくて、ゆっくりゆっくり深い眠りに着きたくて目を閉じた。眠れない夜に目を閉じても思い浮かぶのは明日の失敗と今日の最悪。
貴方が私のおでこに手を当てて優しく撫でたから、その温かさを知ってしまったから私はもう戻れない。もう1人では眠れない
いつもいつもなにかに向かって努力している人や、頑張っている人がいる。みんなに向かって「努力してます。」と言えるほどではないが、私も最近程々に努力していることがあります。それはダイエットです。よくある努力のうちの一つだと思います。きっかけは単純です。ある時、ふと自撮りをしたくなってみたのです。そう思った途端じっとしていられずすぐにスマホを取り出し、普段滅多に使わない写真機能を使い、外カメから内カメにし、すぐさま撮りました。まさに後悔先に立たず。撮った写真を見た瞬間驚愕でした。今までこんな顔をして外を闊歩していたのかと思うと、後悔と羞恥心が襲いかかってきました。鏡で見る自分とは大違いでした。知らないほうが幸せとはこういうことだったのかと思いました。今思うとダイエットするきっかけになったので現在後悔はしていません。ですが、辛くなるときがあります。特に午後七時〜午後九時あたりの時間帯は辛くなります。この時間帯は料理番組が多すぎる。うかつにテレビをつけるとタレントたちが美味しそうな料理を美味しそうに食べてやがるので食欲を刺激されます。なので料理番組を見たあとはつい過食をしてしまいそうになります。ダイエットを始めて二週間ほどになりますが、現在順調に体重も顔の脂肪も落ちています。そこでたまにはチートデイのような日を設けても良いのかなと考えています。
⚠テーマと全く関係ないです
「疲れたんだ。
この狭い世界に。」
ーーーー
子供の頃は、世界はもっとずっと広いと思ってた。
少し成長してわかったんだ。
あぁ、狭い。息苦しい。生きずらい。
この世はそんな世界なんだって。
ーーー
高一になった僕は、言われたこと、周りに合わせることしか出来ない空っぽな人間になっていた。
真ん中らへんの窓側の席になった僕は、適当にノートを取りながらほとんど外を見てその日の学校生活を終える
そんな毎日だった。
家に帰っても、親は夜遅くまで共働き。
大抵、家には僕1人。
小中学校でいじめと家庭崩壊を経験した僕にとって、
1人というものは最大限落ち着ける空間だった。
そんな毎日を過ごしていたある日、朝学校へ行くと教室が騒がしかった。
「めんどくさいな…」
誰にも聞こえないくらい小さな声でそう呟く。
そそくさと教室に入ると、隣の席には見覚えのない人物がいた。
整った顔、白い肌、長くツヤのある黒髪。
状況を理解した頃にはもう遅かった。
”転校生”。
ほとんど経験しない一大イベント。
僕の隣の席ということは僕のことが誰かの会話に少なからず出ることは目に見えてわかったのだ。
一気に恐怖が襲う。
またいじめられる、殴られる、噂される、怖い、苦しい、死にたい
そんな負の感情が束になって僕を襲う。
頭が真っ白になって呼吸が早くなる。
落ち着かなきゃ。
頭ではそうわかっていても体は言うことを聞かない。
過呼吸寸前で、誰かが声をかけてきた。
『だッ、、大丈夫ですかっ、!?』
「はッ…ひゅッ…ふーッ…コクッ、コクッ」
回らない頭で必死に頷く。
『~~~ー!!ーー〜!?ー!』
聞こえない。
どうしよう。
次第に僕の意識はプツンと切れた。
ーーーーーー
「…、、」
目を覚ますと、すぐにここがどこだかわかった。
「……保健室…」
小さく呟く。
あぁ、、僕の高校生活終わったかも、、、
なんて考えていると、仕切りのカーテンが開いた。
『あ、、目、覚めてたんだ。調子はどう?』
「…まぁまぁ、、、です…」
『意識はしっかりしてそうでよかった。何があったか覚えてる、?』
「まぁ、、」
『そう、、とりあえず今日は早退ね、親御さんに連絡入れたんだけど、繋がらなかったのよね。大丈夫かしら?』
「大丈夫ですよ、ありがとうございました…。」
ーーーーーーーーーー
飽きた。なにこれ駄作
たまにはゆっくりしてもいいんじゃない?
無理しなくていいし、寝てもいいし、休んでもいいし、好きなお菓子を食べてもいいし、本を机に山積みにして、一日中本を読んでいてもいい、音楽を聴いてもいいし、ピアノを弾き続けてもいい。
嫌いなことを好きになる必要なんてないし、好きなことを嫌いになる必要も無い。嫌いとか好きとか、決めなくてもいい。その時の気分で進めばいい。
立ち止まるのも良い。
振り返るのもいい。
リアルばかりが全てじゃない。
自分を変えたいなら、変えてみればいい。
周りに合わせる必要なんてない。
見たいとこだけ見てればいい。
裏側や事なんて、そんなもの見たくないもんね。
輝いているところだけを見ればいい。
辛かったら辛いでいい、嬉しいならそれでいい、悲しいなら泣けばいいし、楽しいなら笑えばいい。
苦しいならやめればいい。
無理に進まなくてもいい。
周りを傷つけずに歩むなんて無理だから。
全力で走れば誰かの足を踏んでしまうし、誰かとぶつかってしまう。それは、全力でやってるからだよ。
ちょっとくらい大丈夫。
好きなことをしてみたら、周りのことも、人も好きになれるから。
ほんの気まぐれに過ぎなかった。
席替えしてから後ろの男の子がずっと気になっていた。前髪が目にかかるくらい長くて、いつもどこかしらに寝癖がついてる子。挨拶すると目が泳いだまま小声で返ってきて、隣の席の子と話が盛り上がって思いっきり笑ってたら勝手にビクッとして。授業以外は机に伏せて寝てるし、お昼休みはどこかへ行ってしまうし。
始めのうちは女子というか、人というか、まぁ人見知りする子なんだろうなって思ってた。普通の日常会話をしようにも話が続かなそうだし、人と話すのが嫌いなんだろうなって。
でも、ある時から授業中に視線を感じることに気がついた。それも背中からだ。プリントを回しながら後ろ側を見渡したけど、特にこちらをじっと見る人はいない。でもやっぱり、間違いなく感じる。
私はどうしても突き止めたくてアレコレ試行錯誤し始めた。自習中に鏡を取り出して、逆まつげを取るフリしながら後ろを見たり。先生に当てられた人が後ろの方の席だと、その人を見るフリしながら見渡したり。
結果は惨敗。鏡取り出した時点で何かを察知したのか視線は無くなったし、後ろを見渡すたびに目を逸らしたり俯かせたりなどの怪しい動きをしている人はいなかった。
やっぱり気のせいなのかもしれない、と思ってお昼休みに理子へ愚痴ったら、
「え、後ろの子じゃないの?」
と意外な回答をもらった。
「後ろの席の、名前なんだっけ?」
「武藤くん?」
「あっそうそう、武藤くん! 授業中、千香のことじっと見てるよ」
「えっ本当に?」
灯台下暗しとは、こういうときに使うのかもしれない。あんなにオドオド、ビクビクしている子が、私を何で見ていたんだろう。でも友達が言ってたってことは本当のことなんだろうし。
肘をついてお菓子をつまみながら考えていると、理子が小声で話してきた。
「好きなんじゃない? 千香のこと」
「そんなまさか」
理子の話を思わず笑い飛ばした。席替えをするまで関わりなかったし、挨拶もしたことがなかった。席が近くなって、何となく挨拶だけ続けている。何か話した覚えもない。
それでも理子は自信満々に絶対そうだと言い切った。
「そのうちきっと、千香もわかるって」
武藤くんの話をした翌日、進展があった。
朝、教室に入って自分の席の周りの人に挨拶していて、その流れで武藤くんにも声をかけた。
「おはよう」
「あ……おはよう」
しっかり武藤くんと目が合った。珍しい。でもたまにはそんな日があるかもしれない。
机の横に鞄を掛けながら、席についた。今日確か、一時間目は英語だったはず。教科書を鞄から取り出したところで、後ろから「あの」と声が聞こえた。
「さっき先生が来て、今日の一時間目と三時間目が逆になるって」
「え、マジか。ありがとう武藤く……」
チラッと武藤くんの方を見ながら礼を述べたはずだった。武藤くんとまた目が合う。そう、今日は武藤くんとよく目が合うのだ。
「思い切ったね、その、バッサリと、髪型」
喋るのは得意だと自負していたけれど、今回ばかりは口が回らず、支離滅裂な言葉で話していた。
武藤くんは、長かった前髪をバッサリと切っていたのだ。よく見たら後ろ髪もスッキリと整えられている。
当の本人は「あー」とか「うー」とか溢しながら、自分の短くなった髪を触っていた。
「なんか、たまには、っていうか初めてなんだけど。その、えっと……変、かな」
「いやめちゃくちゃ似合ってる。可愛い」
食い気味に率直な感想を言ったら「可愛い!?」と声を裏返らせていた。
髪が短くなってようやく見えた顔は、はっきり言って可愛らしい系統の顔立ちだった。くっきり二重のくりくり黒目で、筋の通った鼻と薄い唇がバランスよく並んでいる。多分あと眉毛整えたらモテるだろうな、いや絶対。
私にじっと見られているのが落ち着かないのか、俯き気味になってきた。下を向かれて初めて気がついたけどまつ毛長いし量も多い。某アイドル事務所のジュニアみたいだ。
「本当は、かっこいいって言われたかったんだけど、でも、嬉しい」
声は小さかったけれど、目の前の私には聞こえていた。頬を赤く染めながらはにかんだように笑う姿に、心臓がガッツリ掴まれた気がした。
理子さん、私の方が好きになっちゃったよ。
『たまには』
私にとってのギャンブルはお菓子やファストフード。
今日もお金がないのに、誰も訪れない部屋に不相応な量の出前を頼む。
それだけでは飽き足らず、近くのコンビニに向かい大量のお菓子を買い込む。
食べたいものを選んでいるんじゃない、食べたくないのに寂しさを満たすためだけに、買い込んで、溜め込んで、かき込んで、また、買い込んでかき込んで。
自分の健康を賭けて、寂しさを満たせるか試している。
こんなこと辞めてしまいたいのに。
たまには健康な生活をしたい。たまに、じゃなくてほんとはずっと健康的でありたいよ…
周りにもいくらかこのギャンブルにのめり込んでいる人はいる。しかし皆はこの行為を私みたいにギャンブルだとは思っていないかもしれない。皆も心の寂しさを紛らわしたいのかな。
とりあえず私の心が寂しいのです。
自業自得の死が先か、寂しさを他で満たせるようになるのが先か、、
子どもの同級生のママが、話しているのが聞こえてきた。
「…そう、うちの夫はいつも、ありがとうって言ってくれるの。ご飯を作っても、掃除しても、子ども達と遊びに行ってきても…」
感嘆の息が漏れ、羨ましいと口々に言うのが聞こえた。
彼女は続ける。
「別に大した事なんてしてないし。いつも通りのことをしているだけなのよ。それでも、毎日、何度も言ってくれる…」
嫉妬の色が、空気に混ざる。それでも空気は透明なまま。彼女は続ける。
「…腹が立つのよ。毎日毎日、ありがとうって。ほんと、もっと言う事無い?って思うでしょ」
空気が一瞬にして真っ白になり、笑い声が廊下に響いた。
題:たまには
たまには
たまには自分を一番に愛してみよう
神さまが愛してくれているように…