『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『たとえ間違いだったとしても』
正解や正しさの定義がある事柄なら、正しいに越したことはないですが、たとえ間違いだったとしても訂正や軌道修正すれば間違えたままよりずっと良いですよね。
かたや、人間性や倫理的な正しさは、人によって価値観が違うので、たとえ間違いだったとしても、本当に間違いなのか考える必要がありそうです。
また、人生の岐路に立ったとき、選択する道がたとえ間違いだったとしても、自分で選んだ道ならば後悔することはないでしょう。
それに、テストの解答がたとえ間違いだったとしても、間違いから学ぶこともありますし、テストの点数はテストの点数であり、その人の点数ではありません。
よって、たとえ間違いだったとしても、何も問題ないと思います。間違いを恐れて何もしないよりずっと良いですね。
「どっちに飴が入ってるでしょーか」
ボクは彼に声をかけて、両の拳を見せた。
理由はもちろん、暇つぶしである。
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯右?」
彼は少しだけ考えてそう言った。
言われたように右を開けばしこんだ飴が入っている。
「簡単に当てられちゃった〜、つまんないの」
そう言うと演奏者くんは少しだけ微笑んで言った。
「勘だよ、勘。冴えてて良かったってだけ」
「まぁ、そうだね」
ボクはそう言ってからその場を去る。
十分に見えない所まで行ってから左を開けばチョコが入っている。
彼が間違った方を言っても渡すものがあるように、なんて、我ながら少しだけ気持ち悪いかもしれないけども。
『あなた』
私のことどう思っている?
何とも思わない?
特別だったらいいのにな。
もし偶然会うことがあったら
気持ちが溢れてしまいそう
#たとえ間違いだったとしても
『当事者』
この空間 この暮らし まるで当事者の意識が無い
レースのカーテン誰のもの? 朝方から犬の遠吠えなぜここに? 記憶違いが街を行く 影を持たない人々の奇怪なお茶会が今開かれる
たとえ間違いだったとしても
勇気を出して__。
きっとその決断は、あなたを成長させる
“たとえ間違いだったとしても“
「たとえ間違いだったとしても」
私は、選択をすることがとても苦手だ。
性格を表す言葉でいえば絶対に優柔不断だろう。
だけど今、ここまで生きてきて自分で選んできた道は、
たとえ間違いだったとしても、自分なりに変えるしかないのだ。途中式を消すことは出来ないけれど、もう一度書き直すことは出来る。
人生の選択とはそういうのもでは無いかと、私は思う。
この気持ちが、たとえ間違いだったとしても。
貴方を想う事で苦しくなったとしても。
貴方が私以外の人間と幸せそうに息をしているのを見て、嫉妬の熱に焦がされそうになったとしても。
たった五文字の言葉を伝えたい。
のに、伝えられない。
私と居るより幸せそうに笑うから。
私の方が相応しいと主張したいのに、貴方があまりにも幸福に満ち溢れているから。
わたしの方が、好きなのに。
ずっと、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
あんな奴よりも、愛している、のに。
肉体を脱ぎ捨てて
異世界へ旅立った
あの人を思い出す
こちらとあちらは
どちらか幻なのか
どちらも幻なのか
姿かたちを変えて
近くにいるような
遠くにいるような
私は子供のように
泣きたかったんだ
泣けなかったんだ
寂しいのは嫌いだ
『たとえ間違いだったとしても』
たとえ間違いだったとしても
もう人生も後半
たとえ間違いだったとしても
このまま進むしかない。
後悔しないように
修正しながら進む。
最後に幸せだったと
言いたい。
-たとえ間違いだったとしても-
全力を尽くせたのならいい、と私は思う。
どうなったって、それが私の頑張りで。
どうなったって、どうにかなるから-
そう思いつつ、毎回のように、
心の隅で、少しばかりの後悔を重ねている私。
満員電車で痴漢されている女子高生を助けて、ホームに降りて逃げ出そうとする男を羽交い締めにして駅員を呼んだ。
最終的には警察もやってきて、詳しい事情を説明した上で「被害者の方は?」と聞かれ周りを見回すと、女子高生と思っていた被害者がカツラを放り投げ、そこには加害者の恋人だという男が立っていた。
要するに、そーゆー二人のそーゆープレイだったらしい。
恨めしそうな目で二人に睨まれた。
…え、俺が悪いの? 二人の邪魔をしたの?
警官は、公衆の場でそのような行為は控えるように、と厳重注意して、二人を解放した。
ホームに残された三人。
「あ…なんか、すみませんでした」
とりあえず、頭を下げる。
さっきまで女子高生だったはずの男が、
「私達の愛の形に、何か問題がありますか?」
真面目な顔で訊いてくる。
「いや、そんなことは…ただ、ちょっと想定外だったもので…」
「あなたの想定内に収まるつもりはありません」
「はあ…そりゃそーですよね」
社会通念ってのは、正しいのか。
それに反していたら、非難されてしかるべきなのか。
そんなはずはない。
人は多種多様で、それぞれの持つ正しさは数限りない。
社会通念的にたとえ間違いだったとしても、あの二人が幸せの片鱗をそこに見い出すのであれば、それは他の誰にも否定することは出来ない。
ただ、家でやれ、家で。
「私達はね、誰にもバレないように、こっそりと楽しんでいるんです。あたかも本物の痴漢のように」
いや、そんなんだから他の人の目に怪しく映るんじゃ…という言葉を飲み込む。
俺が声を上げなければ、彼らは至福のまま、愛を深めていた訳だ。
人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて何とやら、だ。
いや…家でやれよ、家で。
二人が電車に乗るのを見送る。
何となく、一緒に乗るのは気が引けた。
次の電車を待って乗り込み、目的の場所へ。
永田町駅で降りて、出頭命令のあった最高裁判所へ向かう。
俺の彼女への愛の形。
それは、いかなるものにも邪魔されない、究極の愛。
ところが、国家権力に邪魔された。
ストーカー規制法に触れるという。
愛の形は十人十色じゃないのか?
本気で愛したら、ずっと一緒にいたいと思うのが当然じゃないのか?
今日の二人に出会って、社会通念的にたとえ間違いだったとしても、幸せの片鱗がそこに見い出せるのであれば、それは誰にも否定出来ないはずだと改めて思った。
もちろん、これだけの愛を注がれている彼女がそれを拒むはずがない。
人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて何とやら、だ。
この裁判が終わったら、君の家に行くから。
待っててね。
【7日目】たとえ間違いだったとしても
思いを持つことすら許されないから
そっと影から見るしかなかった
タイミング
ご縁
引き寄せ
いろんな偶然が重なって
同じ場所の空気を吸った
お陰様で新しい世界を知ることができたし
楽しかったし幸せな毎日だった
関係がうまくいかなくなって
当たりがキツくなった時は
悲しかったよ
最後は最悪な結果になってしまった
それからお互い元の場所に戻った
ふと星空を眺めて思う
ありがとうと言えるまで
気持ちを昇華させたいな
『たとえ間違いだったとしても』💚
あなたを憎めない。
自分の意見をはっきり伝えるとこ。
相手を思いやれるとこ。
誰に対しても平等でいようとするとこ。
あげるときりがない。
たとえ誰かに嫌われても、
その考えが間違いだったとしても。
言葉にするだけ、凄いことなんだ。
自分を貫くあなたが僕の憧れ。
たとえ間違いだったとしても
それは、もうすぐで全ての雪が溶けて、沢山の命が起きだすような季節だった。
私は、いつものように部屋の窓から空を見上げていて、そこに大事な話があるって、あなたが来た。
「アルバート、ダメよ。あなたは間違っているわ。もう一度、ちゃんと考え直してちょうだい。」
「マリー…。たとえ間違いだったとしても、君にとって良くない結果なのだとしても、僕の答えは変わらないよ。もう何十回、何百回も考えた。毎日毎日、飽きもせずにね。
今までのこと、現状、未来のこと。どれだけ考えても、君のそばに僕がいないだなんて耐えられない。」
「…そんなことはないわ。あなたなら、大丈夫。沢山の人に愛されているから。みんな助けてくれる。そして私よりも、もっと素敵な女性と、幸せな家庭を築くのだわ。だから…」
「マリー、ねぇ、マリー。そんな、酷いことを言わないでくれ。これから、何十年の時が経とうとも、僕は君のそばにいると約束するよ。僕の鼓動が止まるその時まで、ずっとだ。だから、その時が来たら、君が迎えに来て欲しい。壁画でしか知らないような天使様じゃなくて、見たこともないような天国の扉じゃなくて、君がいい。」
あなたは、大事な話があると言って来て、大きく息をして、少し強張った顔で言うの。
「愛しいマリー、僕と結婚して下さいませんか?」
って。
あなたも、私も、本当にばかなのよ。
私は、もう長くは生きられないだろうって言われているのに。あなたはそれを承知でいるのに。
約束するわ。たとえ間違いだったとしても、最良で、最善で、最高の選択だったって最期に思えるように。
たとえ間違えだったとしても私は世界一いい女。男には依存しないし、自分のことが大好きだ。ミニスカが1番似合うのも私だし口紅が1番似合うのも私だ。誰が間違えだと言っても私は間違ってない。私が世界一いい女。
たとえ間違いだったとしても、相手は何か言うがそこまで気にすることではない。間違えることは恥ずかしいけどそこで相手が友達とこそこそと話している方が恥ずかしいと思う。
たとえ間違いだったとしても、
私は自分の正義で生きる。
たとえ周りの人が傷付いても、、、
ッ、、、これでいいの、これで、、、
#『たとえ間違いだったとしても』
No.94
弟が死んだ。
弟が殺された。
俺も殺された。
また、弟が死んだ。
俺たちは生き返ったり死んだりを繰り返している。
昨日までは弟と笑いあいながら眠れたのに今日は眠れない、終われない。
ずっとずっと今日のまま。
あいつが現れてからだった。あいつが突然弟の前に現れて弟を殺した。
そしてその後俺も殺される。
何をしても弟が先に殺される。
俺だけが生き残って震えながら夜を過ごしたこともある。
でも日付が変わる直前にプツリと意識がなくなり気がついたら今日だ。
弟は何も覚えていないらしい。
いつもちょっと怒った顔で朝だぞっと喋りかけてくる。
俺はその顔を見る度にホッとする。
弟が今日起こることを覚えていなければいいんだ。
それだけで俺は今日も生きていける。
明日まで生きる方法をさがせれる。
「兄ちゃんどうかした?ずっと真顔だけど。」
「ちょっと考え事してただけさ。」
弟に心配されてしまった。今日もいつも通りの兄を演じなければ、弟は変な所で鋭くなるからな。
今日を繰り返してから100日ほどになった頃、俺はなんとか生き延びて弟の死の元凶である男へついて行きなにかヒントが得られないか聞き耳をたてた。
「アハハっ今回もなかなか楽しかったなー。おにーさんのほういっつも違うセリフ言ってるから飽きないなー。」
"今回も"ということはあいつも覚えている、ということか?
「ほんとどういう仕組みなの?このゲーム。まっ、楽しませてもらってるけど。」
プツン
「朝だぞっ」
弟がいつものようにプンプンしている。
繰り返す時間、同じセリフ……そうか、ここはゲームの世界、だったのか。
コンコン
ノックする音が聞こえる。
最近はノックもせずにズカズカ入り込んできたのに今回は違うんだな。
初心に戻ってプレイするってか?ふざけんな。
「はーい。」
弟がソファーから立ち上がってドアへと駆け寄ろうとした。
「俺が出るよ、座ってな。」
「……その格好で?」
まぁ、今の俺パジャマだしな。
「大丈夫大丈夫知り合いだと思うから。」
「ふーんそれならまぁいい、のかな?」
よっこいせと立ち上がりドアノブに手をかけた。
ガチャリ
「やぁ………は?」
あいつも口からごぽりと血がでてきた。
そりゃ俺がナイフで刺したからな。
ドサリとプレイヤーは倒れた。
「ん?なんで僕がさされるの?」
「ちょ、兄ちゃん!?なにしてんだよっ!!!」
異変に気づいた弟が近づいてきてナイフを取り上げられてしまった。
「ごめんな、これはお前のためなんだよ。」
「何おかしなこと言ってんだ!これが僕のためならこんなこと間違ってる!!早く救急車呼んで!!」
「……たとえ間違っていたとしても俺はこいつを殺し続ける。」
このゲームに飽きてくれるように。
プツン
風が吹き渡る 静かな夜に
迷いの中で 立ち尽くす
時には誤ることもあろう
だが それでも 進むべき道を選ぶ
間違いと知りながらも
心の声に従うこと
それが尊さを生み出す
自分の道を信じる勇気
躓くこともあるだろう
けれども 立ち上がる勇気
失敗を恐れずに
夢を追い続ける強さ
たとえ間違っていたとしても
その道を進む勇気を持て
それが生きる尊さ
自分の軌跡を紡ぐ旅
もうずっと会っていない人と久しぶりに会うことになったら、一体何から話せばいいのだろう。まずはやっぱり天気の話から?でもそれじゃああまりによそよそしすぎる。世間話をするのすら難しいと感じてしまうほど距離ができてしまったあの人に私は何を話すのだろうか。話したいことも伝えたいこともお風呂から水が溢れ出てしまうくらいたくさんあるのに、何から話すのが正解なのかが全く見えてこない。もういっそ一番伝えたいことから言ってしまおうか。私があの人に一番に伝えたいこと。多分これを言うのは正解ではない。でも、たとえそれが大きな間違いだったとしても私が一番伝えたいことは、私はあなたが大好きだと言うことです。