『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たとえ間違いだったとしても、出会ってしまったのだから仕方がない。
あの日、あの場にいなければ、きっと知らない人同士、口を聞くことすらなかったのに。
苦しくて苦しくて、ようやく時間が気持ちをなだらかにしてくれるようになったけれど。
今もまだ、時々じくじくと痛んでる。
似た影に、似た横顔に。
切ないのに二度と会いたくもない。
声も姿も、欠片さえ。
早く全て、忘れてしまえたらいいのに。
たとえ間違いだったとしても、
練り始めた以上、
最後まで責任を持って練るべきだ。
その色にあなたが納得しなくても、
ねるねるねるねの魔女は、
あなたのその姿勢を評価するだろう。
今日、頂いた差し入れは塩豆大福
2024/04/22㈪日記
『たとえ間違いだったとしても』
ただ大切な人を守りたくて、
ただ君の傍にいたくて、
君の選んだ道についていくことを決めた。
それはあまりいい道とは言えないけど、
君の道がたとえ間違いだったとしても
俺の判断が間違いだったとしても
世間の間違いよりも、自分の意志を貫きたいんだ
たとえ間違いだったとしても
私は私の正義を貫く。
自殺は悪いこと。
世間ではそれが正しいらしい。
でも私は違う。
間違いとか正しいとか関係ない。
ただ私は死にたいというのは変わらない。
「たとえ間違いだったとしても」
いつもうまく立ち回れない
間違いだらけの不器用な私
けれど、間違った経験はいつの日にか
自分の糧になることもある
正しい経験だけが良いとは限らない
だから、沢山間違っていいんじゃない
たとえ間違いだったとしても。
今日必死に過ごした1日に何の意味があっただろう。
頑張った出来事に。
一生懸命働いて、
貶されて、
ヘラヘラ笑って許したふりして。
きっと意味はない。
意味はないけど、正解なんだろう。
たとえ間違いだったとしても、
そんな日もあるよって
明日の自分は励ましてくれる。
あの時偶然、
普段行かないような居酒屋に1人で入り
たまたま席が隣だった君と
お酒を交わした
その後連絡先を交換して
たまに飲みに行く関係となった。
だが私の転勤が決まり、
次第に連絡をとるのをやめ、疎遠になってしまった。
何年後かにふと君のことを思い出した。
あの時の行動が「たとえ間違いだったとしても」
今の私ならあれで良かったと思える。
君と交わしたお酒ほど美味しく酔えるものはないが、
多分あの時きっとお酒に酔っていたのではなく
私は君に酔っていたんだろう
"たとえ間違いだったとしても"
「みゃあん」
ハナの昼食を持って居室に入ると、鳴きながら寄ってきた。
「はいはい、慌てんな」
部屋に入りいつもの場所に皿を置くと、皿の前で行儀よく座って「みゃうん」と鳴いて食べ始めた。
術後から嘔吐防止でいつもより量を減らしているが、こうして変わらずに食べてくれて本当に嬉しい。
ただ、ふと俺がハナを拾わなければ良かったんじゃないかとか、あの時中に入れてあげるだけで晴れた後外に出してれば良かったんじゃないかとか。
俺がこいつの親代わりになったのは間違いなんじゃないか。
いや、あのまま外に帰しても心のどこかで心配していただろうし、子猫一匹で外に放っておくなどできない。
こいつを保護したのも、こいつの親代わりになったのも、間違った行動だったなんて言いたくない。
人間にも動物にも、幸せになる権利はある。少しでもハナの幸せになる手伝いができてればいいなと思う。
「みゃあんっ!」
「うおっ」
ハナの大きな鳴き声に驚いて我に返ると、いつの間にか俺の足元に来ていた。
皿を見ると、既に空っぽになっていて、水も減っていた。
「今日も完食か」
ハナを抱き上げて、ベッドの上に乗せる。
「ん?」
背を向けたハナに疑問符が浮かぶ。
──ここ、なんかの模様みたいだな……。
ハナはいわゆるブチ猫で保護した時から黒い斑点模様はあったが、今まで模様を気にした事はない。
──この形……。四葉のクローバーか?
白の中に黒い四葉のクローバー。なかなかシックでオシャレだ。
「みゃあ」
「おい、じゃれんな。傷口が開く」
模様に指を這わせていると、ころん、とこちらを向いて指にじゃれついてきた。
小さな範囲でなら大丈夫だろうが、細心の注意を払ってハナの食後の運動に付き合う。
「はいお終い」
自身の昼食の時間もあるので、三分程で終わりにする。
「ゆっくり寝て治そうな」
ハナの身体に掛け布団を優しくかけて寝かしつける。
程なくして目を閉じ、眠り始めた。
「……おやすみ」
物音を立てないようゆっくり離れて、扉を静かに閉め診察室に戻った。
作品No.22【2024/04/22 テーマ:たとえ間違いだったとしても】
今 いるこの場所が
たとえ
間違いだったとしても
私はきっと
それには気付かないんだろうな
たとえ間違いだったとしても
それは正解の1つ手前の道のりだ
だからそんなに気にする事はない
人間間違えない人なんていないよ?
3歳の頃、数年祖母と暮らしていた。
真夏の朝、牛乳配達の自転車の音…
配達されたのは隣人宅である。
母恋しい年頃だった私は、その朝どうしても牛乳が飲みたくなった。
夜がしらじらと明けようとした時
私は布団から出て隣の家に走った!
届いたばかりの牛乳のフタを開けてゴクゴク飲んだ…味なんてわからない。
悪い事はわかっていた…服は牛乳でビショビショになった。
たとえ間違いだったとしても私は欲望に逆らえなかった💦
帰ってそのまま布団をかぶった…
3歳なりの罪悪感はあった…
犯人探しをされないまま私は大人になったが、ずっと頭の片隅にあった。
やっと隣人に謝れたのは数十年後だった。
隣人は、笑いながら私を許してくれた。
その時、私の「盗み飲み」と言う泥棒人生の幕が降りた…
たとえ間違いだったとしても
始まりはたとえ間違いだったとしても
終わり良ければ全て良し
間違えたものと正しいものをごちゃまぜにして
砂時計に入れて
時が来るのを待ってみよう。
テレビニュースで連日報道されている事件を見て、あなたが光のある方へ進めたのだと思った。 ゆっくりと一歩ずつでも、進めていて、よかった。あなたが姿を消してから、ずっとあなたのことだけを考えていた。ご飯は喉を通らないし、微かな物音でさえもあなたかもしれないと目を覚ましてしまう。ぐるぐると脳裏を駆け巡るあなたの顔は、いつだってつらそうだった。
幸せになれないあなたに、幸せになってほしいと思っているわけではない。あなたは幸せになってはいけないから。それだけは紛れもない事実だ。でも、不幸でいるべきではない。不幸でいてほしくはなかった。己を責め続けてほしくなかった。
私はあなたのように"自分"を貫けない。強い意志なんてない。呪われてもいない。でもあなたと出会って、私にもやり遂げたい信念が生まれた。
たとえ間違いだったとしても、私だけはあなたを肯定し続けること。
あなたの行為に善悪なんてつけられない。その行動で救われた人間は居るのだから。でも反対に失われた命もある。誰かが救われる裏には誰かが犠牲になっている。
そういう風に出来てしまっているこの世界の仕組みが理不尽なのだ。それでもあなたに出来る最良の選択をしているし、何も間違えてはいないと私だけは声を上げ続けたい。それがあなたのなかのほんのひとつだけでも、救っていたらいいなって、思うんだ。
たとえ間違いだったとしてもそんなこと気にしてられない。人生それだけでは無いから。 【たとえ間違いだったとしても】
たとえ間違いだったとしても、一度始めたからにはなかなかあとには引けない。そんなときやめる勇気があればと思う。
たとえ間違いだったとしても
最近自分の人生を振り返る。
あの時ああしていれば、
この時ああしていれば、と考える。
しかし、そういう時は自分の信念で判断する。
だから、今現在も同じことをするだろう。
他人からすれば、間違いであったかもしれない。
しかし、自分の信念に基づいた判断だから。
たとえ間違いだったとしても、
甘んじて受け入れる自分がいるだけだ。
それ以外何もない。
後悔もしていない。
たとえ間違いだったとしても
たとえ間違いだったとしても、私はあなたを…
私は、殺し屋だ。だから、任された仕事はちゃんとやるし、仕事に情を持ち込まないようにしている。
だがある日頼まれた仕事の内容を見たとき息を呑んだ。
その紙には、私の父の写真。そして…概要には、闇金から三億の借金。返金見込みなし。ただそれだけしか書かれていなかったが、たとえ間違いだったとしても、私は殺さなければならなかった。。"たった一人の父"を。
仕事当日
私は書かれている住所、時刻を正確に守り現場にいた。父が来るまで時間があったので、昔のことを思い出していた。
私が幼いときに父と母は離婚し、父はギャンブルに依存してしまった。だが、優しい父はずっと変わらなかった。私が、就活に困っていると今の職場の社長が拾ってくれて父には大手会社に勤務することになったと嘘をつき報告したとき、私以上に喜んでくれた。その時の笑顔は今でも忘れない。なのに、どうして?どうして。こんなことになってしまったのか…
そんなことを考えていたら、ターゲットが来た。
私は、バレないように銃を構える。カチャ…バンッ
心臓より少しずらして撃ってしまった。それは多分、父の事が好きだから。一発で仕留めれなかったのだ。父が前の方に倒れる。父の持っていた荷物と白い箱が落ちる。なんだろう、と思い近寄り箱の中を見ると…ぐちゃぐちゃになったバースデーケーキが入っていた。そこには"お誕生日おめでとう…"という言葉と共に私の名前も書いてあった。目が、ぼやけてきた。すると父が死にかけの声で
「…お誕…生日…お…めでとう〇〇」と。死にかけで現実と夢が混在している中、ずっと私の事を思っていてくれたのだ。目から温かいものが伝う。私は、はにかみながら
「お父さん…誕生日、明日だよ?」と呟いた。
[たとえ間違いだったとしても]
とある日、私は散歩の途中で倒れている人を見つけた。そこで私は慌ててその人に駆け寄り助けを呼んだ。その後、その人は無事一命をとりとめたのだが、
数日後テレビでニュースを観た。
それは、この前私が助けた人が犯罪を犯して捕まったというニュースだった。
私はそれを見たとき、少し自分を責めた。
あのとき私があの人を助けてしまったから何の関係もない人が死んでしまったんだ…と
最初は本当にショックだった。
でもあの時、その人を助けたことは後悔してない だってその人にも大切な家族がいるからね
また同じような状況に出くわしてもやっぱり私は困ってる人を見捨てることはできない。