『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
彼のことを愛したこの時間がたとえ間違いでも悔いない
【たとえ間違いだとしても】
『この結果は大事にしたい…』
私は、大学受験を一般的に言えば「失敗」した
第一志望には行かなかったのだ。
というか、
行けなかったのだ。
『不合格』
という言葉を聞いて、どれほど泣いたのか…
今でも覚えている。
きっと…今年も思い出す。
一月のある日と三月のあの日に
……
しかし、第一志望に受からなかったから何だ?
「この選択肢は、正解なのではないか?」
お願い…
勘違いでもいい
間違えてもいい
どうか
「この受験が”正解だ”と」
私が私に言われたいのである
わたしは、絶対あんたを守り抜いてみせる。
みんなから何を言われようと、
周りから冷ややかな目で見られようと、
全員から精神的・肉体的苦痛を与えられても、
……わたしは、あんたと一緒に生きる。
だって、大切な親友なんだもん。
あんたが私を救ってくれたんだから、
今度は私の番。
たとえその行動が、あんたにとって正しくなかったとしても、
わたしは絶対守る。
連れ回してやるんだから。
〜たとえ間違いだったとしても〜
たとえ間違いだったとしても
「あなたが好き」
それはずーっと変わらないよっ♡
たとえ間違いだったとしても
たとえ間違いだったとしても、このまま行くしかない。そんな時ありますよね。わたしの場合、それは結婚相手の間違いだったと思います。
その相手とかれこれ数十年続いてます。たとえ間違いだったとしても、続けてみたら間違いではなくなったようです。やれやれって処です。
たとえ間違いだったとしても私は君を一人にしたことを後悔なんてしない。これは君にとってとても大切なはずだから。それに君もきっと今は幸せに一人で暮らせているはず。いや、暮らせていないと駄目だ私が離れた意味がなくなってしまう。たとえこの選択が間違いだったとしても私は絶対に後悔だけはしないはずなのに、何故こんなにも奥の奥の方が痛いんだろう。
誰よりも青い芝生を作ることにした
水はけの良い土地に移り
日の当たる庭がある家に住み
芝刈りを怠らず
肥料も適度に与え
通気性や害虫対策も万全にした
毎日状態を確認して
雑草があれば雑草を抜く
何度も失敗を重ね
ついに誰よりも青い芝生を作ることができた
だけど
得られたのは上っ面の称賛と
虚しいほど青々とした芝生だけ
隣にはもう誰もいない
芝生のために捨ててきたものを思い出す
「もしもあの時ああしていれば」
選ばなかった未来の芝生を
見ることはできないのに
~たとえ間違いだったとしても~
たとえ間違いだったとしても
私は間違いだとは思わない。
他人にとっての間違いは私の正解でもある。
そもそも正解と不正解ってなんだ?
この世に正解なんてない。
#008 『夜人形』
独房に入れられてから丸六日が過ぎた。明かり取りの窓すらなく外をうかがうことはできないが、食事と見回りの間隔でおおよその時間は把握できている。
七日目の今日、見回りが遅いことを訝っていたら、初めて聞く靴音が近づいてきた。
見回りの兵士のものではない。体格のいい男たちならもっと重い靴音になるし、そもそも靴の種類が違う。それに極力、音を殺しているようだ。
味方がこの拠点を見つけたとしても、侵入には深すぎる場所だ。人数は単独、目的は不明。腰を浮かせ、いつでも動けるような体勢をとる。
見回りが持つものではない、弱々しい灯りが見えた。来訪者は無言のまま鍵を開ける。暗闇の中にかすかな金属音が響いた。
「出て」
女の声だった。
「今なら逃げられる。抜け道まで案内する」
当然のことながら訝しく感じた。罠か、それとも内紛か。慎重に気配を探ってから音を殺して立ち上がる。
声の位置から判断する限りは小柄。一人だけならいかようにも対処はできる。
薄く開いた隙間をすり抜けるように通路へ出ると、相手は来た方向とは逆に向かって歩き出した。
「この拠点は放棄される。今なら皆出払ってる。こんな機会は二度とない」
疑われていることを察したように、女は声を潜めて話す。
「いいのか」
短く尋ねると、女の持つ灯りがわずかに揺れた。
「あなたが誰なのかは知ってる。あちらの参謀の養子。勇み足で奥へ入り過ぎて捕虜になった」
そのとおりだ。身のこなしからして女は明らかに戦闘員ではないが、戦況は把握できる立場らしい。
「いいのか。たとえここを放棄しても、俺はまだ情報を持っているぞ」
「それでいいの」
女の持つ灯りが再び上下に揺れた。その手の甲に焼き付けられた印に見覚えがあった。
「もう終わってほしいの、お互いに消耗するだけの状況は。今じゃ、あなたの扱いさえ誰も決められない」
捕らわれた後、一度も尋問がなかったことに得心がいった。
「優位に立つための━━交渉の道具にするための厚遇ではなかったのか」
「今日がうまくいけば、そうなるかもね」
灯ばかりでなく、女の声にも揺れが感じられた。
自覚があるのだ。おそらくは単独での今の行動が裏切りだと。
女は先導する足を止めた。
「案内はここまで。この先、外に出るまで灯りはない」
「……分かった。もし、次に会うことがあったら」
「ないよ。きっと」
女は笑ったようだった。女子供の一人くらいなら恩を返せるかもしれないと思ったが、余計な提案になりそうだ。
「おまえ、夜人形だったんだろう」
光のない闇の中、何の感情も持たせず育てられたはずの暗殺者。その手の甲に残る証は、本来それを意味していたはずだ。
「ならなかったよ。もう十年も前に助け出されちゃったから、今ではもう暗闇は歩けない」
闇を離れたのが十年前なら、年齢は近いはずだ。
その顔を見たい欲求と何もかもを忘れたい気持ちが交錯した。
「じゃ。どこかで会えたらいいね」
言い残し、女はするりと脇をすり抜ける。
遠ざかる静かな靴音と灯を振り返ることはせず、暗闇に手を伸ばして壁を確かめた。
湿った土壁の感触を頼りに、音を立てずに歩き出す。
《了》
お題/たとえ間違いだったとしても
2023.04.22 こどー
「ほんとうにごめんなさいっ」
何度目の謝罪だろうか。
「本当に申し訳ありませんでした」
口だけなら何度だって謝ろう。
世間から見たら私のしたことは間違っているのかもしれない。
かもしれないではないね。きっと間違っている。
それでも私は間違っていないと思う。
そうでしょ?だってあなたが望んだから。
私はあなたの言われた通りにしたよ。
大好きなあなたに言われて犯罪に手を染めたけど、
地獄でまた会えるならこの先の人生も辛くないよ。
ね?あなたもそうでしょ?
#たとえ間違いだったとしても
花の咲き乱れる草原 優しい風の吹く日
太陽のような笑顔な眩しくて
曇天の下 硝煙が立ちのぼる
悲鳴が 怒号が 祈りが 逃避があった
嗚呼 世界はこんなにも醜く美しい
炎が揺れて 命は潰え
路地裏に打ち捨てられた 小さな太陽
虚ろな陽は 何れ楽園をみる
指切りを交わした 幼い日の約束
燃えて 灰になって 風にさらわれて
何処かで聞こえる鈍い鉄の音
おわりを知らせる鐘を聴きながら
そっと目を閉じた
君は僕の手首を掴み、引いて歩いた。痛くないようにと幾分手加減はしてくれているのだろう。しかしそれでもしっかりと、離さまいというような意思が籠っているような君の手を、僕は振り解けずにいた。
いや、解こうと思えば、直ぐに解くことが出来た。僕の手首を掴んでいる手を捻りあげるなり思いっきり手を後ろに引くなり、どうとでもできたはずだ。けれど僕は君の手を振り解けずにいた。いや、解かずにいた。だから君が歩けば、僕も着いて行かねばならなかった。
君のシャツが生ぬるい潮風で膨らんだりへこんだりするのをぼんやりと見つめたまま、君に手を引かれるがままに歩いていった。歩く度にスニーカーの中に砂が入っていくようで、ほんの少し重くなった足を持ち上げてただひたすらに着いていく。
次第に海が近づいて来て、遂にもう目の前というところまで連れて来られた。そこで止まるかなと思っていると、君はばしゃんと音を立てて、陸に打ちつける海水に足を突っ込んだ。たしか君もスニーカーを履いていたはずだ。それなのに何の躊躇いもなく、履いたまま足を突っ込んだ。僕も手を引かれるがままにスニーカーを履いたまま海へと足を着けた。
さらに君はずんずんと海の中へ入っていく。僕はただそれに着いていく。
胸の少し下辺りまで海水が持ち上がってきたというところでようやく君は止まって僕を振り向いた。
君は泣きそうな顔をしていた。薄く唇を開いて少し震えた声を上げた。
「何で何も言わずに着いて来てくれたの、」
僕は少しだけ口角を上げて見せた。多分凄く下手くそで歪な笑顔になっていたことだろう。
やっぱり君に着いていくのなんて間違いだったのかも知れない。
けれど、たとえ間違いだったとしても、
こんなの間違いだって気付いていたとしても、僕は君の必死で縋るような手を拒絶するなんてこときっと出来なかった。
たとえ間違いだったとしても
指摘してはいけないシチュエーションもあるんです
そんなとき指摘してしまった暁には
あなたは周りに空気が読めない人間に認定されてしまいます
でももしすでにそう思われてしまっていてもきっと大丈夫です
だって空気が読めない人は鈍感なので自分がそう思われていることも感じ取れないのです
知らぬが仏というべきか 早く気付いた方がいいのか
仮にあなたが自分は鈍感だと自覚しているとしましょう
自覚しているだけマシです よかったですね
本当にどうしようもない鈍感だったとしても「私って鈍感だから」と一言集団の集まりの中で、放っておくだけで凄まじい鈍感をかましても笑い話にできます
あらかじめって大事です
以上、救いようのない鈍感でした
完
分かっていても縋ってしまう
進化よりも現状維持を選んでしまう
臆病で怠惰な私をどうか
どうか 許さないで
『たとえ間違いだったとしても』
/たとえ間違いだったとしても
俺はアイツと生きていたい。
アイツはきっと、俺と死にたいんだ。
互いのわがままで、互いのエゴだ。
アイツと生きたいのも、俺と死にたいのも。どちらも正しくてどちらも間違っている。それをどうこう言う権利は誰にもない。
だが、アイツを肯定したい気持ちも確かにある。
それが例え、間違いだとしても。
アイツに流されてアイツと俺が死ぬことになろうが、俺に流されてアイツが寿命まで生きようが、それは何もおかしくない。
全てが、あるべきように動いてそうなっているのだ。
「どう転んでも、俺は絶対ぇ後悔しねぇ」
「……なに? 急に」
俺の突然の言葉にアイツは驚いたように目を丸くさせた。「なんでもねぇ」と答えればアイツは戸惑ったように声を出した。
「なに、ほんと。気持ち悪い」
アイツの言葉に失笑した。一生、教えてやる気は無い。
「たとえ間違いだったとしても」
初めては保育園
二回目は小学生
その時の私は
好きと言われたら好きになってしまうような
簡単な人間だった
それに
私が好きになった人は
みんな最悪な男子ばっかり
でも
こんなに
毎日話したいって思える人は初めてで
全てが愛おしい
たとえ間違いだったとしても
私から全てを伝えたい
たとえ間違いだったとしても
皆様にお伝えしたいことが、
意外にもお題と話があっているかもしれません。
僕は今日で、このアプリへの投稿を終了したいと
思います。
理由は,精神的に辛いことが起きてしまったからです。アプリへの投稿を辞めることは,一種 現実から
逃げることになると思います。
この判断が間違いだったとしても,後悔はないです
少しの時間でしたが,楽しかったです
いつも読んでいただき,ありがとうございました。
ちなみにハート♡は
227個いただきました。
『たとえ間違いだったとしても』2023/4/22
たとえ間違いだったとしても
自分が誇れる選択をしたい
生きることは並べて決断の連続で
決断とは因果を断ち切ることなのだから
自身の切断した絲の長さや場所などが
たとえ間違いだったとしても
織り上がったタピスリーは
ただ一つの人生という絵柄に違いないのだ
君が笑顔ならそれでいい…
それが嬉しいことです
勘違いだろうが
思い過ごしでも
君が笑顔ならそれでいい
ハイ!!
笑顔!笑顔!
可愛いのが台無しにならない様にね
そうです…その笑顔です!!
その笑顔忘れずに!!!
君が笑顔なら…
たとえ間違いだったとしても
「怖くないよ!!」
彼の真剣な声色は私の心に届いてしまったようだ。
本気で生きている人間は、誰がばかにしようと、
もはやそういう存在ではないのだということを垣間見た。
私にも彼のような熱さはあるだろうと思いもするが、
さて、今日はついにマルハナバチに触れてみた。とてもふわふわしていた。
風にふかれ、何度も花からずり落ちていたが、懸命に花粉を集めていた。素晴らしい。
それも苦しそうではないのだ。いたって平然と、楽しげですらあった。
懸命だからといって熱苦しくなる必要などないことを学ばせてもらえた。感謝。
「うおおお、ありがとーーー!!」
と叫んでいたら人に声をかけられてしまった。
とりあえず何事もなかったように「こんにちは」と挨拶しておいた。