『たった1つの希望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たった一つの希望、それは
己との戦いに勝利することだ
「誘惑に負けない」「過去の自分に勝つ」「目標達成のために1点集中」
パールアカシアの香りに
ふと立ち止まりおもう
「果たして、いつまで『いつもどおり』なのだろう」
この『いつもどおり』はいつからのものだろう
貴女はカミサマのところに家出をして
もう僕の名を呼ばなくなった
戀しくて足りなくて埋められなくて
ただふらりふらりと彷徨う『いつもどおり』
難しいお顔ですわね、と
昨日会ったばかりの女が隣手に微笑む『いつもどおり』
「帰ってくれ」
違うんだ、もう僕に還しておくれ
恐ろしく儚いくせに永遠の顔をするのはやめておくれ
[いつもどおりの魔法]
「仕方ないことだったのよ。私も悪いところがあったから」
そんな、私にとっては軽すぎると思える一言で、あなたはあの人を許してしまった。
いまさら言ってもしょうがないって。もう過ぎてしまったことは戻らないからって。諦めの言葉を残して、戦うのを止めてしまった。
小さく丸まったその肩に、力をなくしたその拳に、私は叫びたくなる。
「嘘つき! 許してなんかないくせに! アイツが悪いと思ってるくせに!」
理不尽に踏みにじられた心を、なんであなたが守ってやらないのか。涙をのんで、無理やり笑って、そのたびズタズタに切り裂かれる心に気が付かないのか。
馬鹿野郎。わかってるよ。
自分の馬鹿さも、無力さも。私も誰かさんみたいに口がうまけりゃな。あの子みたいに器用に立ち回れたらな。最初から生まれる場所が違ってりゃこんなことにはならなかっただろうか。
でも、でもしょうがないじゃないか。私は私に生まれたんじゃないか。しょうもない私だけど、この世でたった一人の私に生まれたんじゃないか。
私は許さない。全身全霊あの人を憎んでやる。私の中の真実を失わせたりはしない。
そうだ私があなたの最後の希望になってやる。
何をやるにも
その時に見えるのは
たった一つだけの希望のみ。
小説
〜最後の君〜
いつかは来る「終わり」を見つけに旅たった君は
最後まで楽しそうに見えたのは気のせいだろうか。
毎日のように泣いて
毎日のように寂しがっていた。
僕はそんな君がとても好きだったんだ
4.たった1つの希望
希望が無いなんて言ったら期待外れだろうか。実際、私は希望と言えるものがない。毎日平板な生活に希望なんてない。息が途絶えて、心臓が停止するまで希望なんて感じずに暮らしていくのだ。今のところは。しかし、'希望'という
言葉が存在する以上、私の周りにはこれから希望となるものが満ち溢れている。今はそれを得ようとしている段階なのだ。希望が無いなら日々つまらない人間であると感じられるかもしれない。だが、そんなことはない。希望を探している時間こそが実に楽しいのだ。希望を見つけてしまっては、逆に人生が贅沢になってしまう。何も考えずに暮らしている大富豪より、死ぬ気で生きている庶民のほうがある意味楽しいであろう。それから数十年間の月日が立ち、棺桶に入っている自分に問いかけた。希望は見つかった?
私はその質問に答えるように口の両端をゆっくり上げた。
「ねぇお母さん、見て見てー!」
私はカバンの中から成績表を取り出して、お母さんに広げて見せた。
「じゃじゃーん、後期の成績、オール5だった!」
お母さんは何も言わず、ただニコニコと微笑んでいる。
小さい頃から何も変わらない。
目尻のシワも、微笑んだ時にできるえくぼも、目の下にあるホクロも。
全然時間が経っていないんじゃないかって錯覚するくらい、何も変わらない。
けれどお母さんは、何も言葉を発さなくなってしまった。
部屋のドアをドンっと誰かに叩かれる。
「うるせぇ」
ドアの外から、お父さんの声が届く。
酔っ払っているようで、声がかすれている。
「ごめんなさい」
私が謝ると、深いため息が返ってきた。
「お母さん、ごめんね。私のせいだね」
お父さんに怒られないように、小さな声で話しかける。
お母さんはどんなときも、優しく微笑みかけてくれる。
早く、明日が来ないかな。
そうすれば学校へ行けるのに。
部屋の隅っこで三角座りをしている私の隣に、ずっとお母さんがいてくれる。
お母さんのいる周りだけ、ぽわぽわと温かい。
こんなにも周囲が変わったのに、お母さんは何も変わらない。
それが私の、たった一つの希望。
私はお母さんに手を伸ばす。
お母さんを覆う写真立てを、丁寧にタオルで拭いていく。
「ごめんね、お母さん。私のせいで……」
お母さんをギュッと胸に抱きしめた。
「ここにいてくれて、写真を残してくれて、ありがとう。明日もお墓に会いに行くね」
お母さんから体を離すと、まだ優しい笑みを浮かべてくれていた。
1つの希望を持って、生活すること。
その事に自信がなくても、気にしない!
1つでも希望があれば、良いんじゃない?
それか、1%の希望でもさ。
自信がなかったら嫌だな……とか無理だ……って思わずに
、分かんないけど、やってみよう!とか1つの希望をもつといい!
たった一つの望みに全てを賭ける。
この身が壊れても構わない。
だってキミがいないと僕は僕でなくなっちゃうから。
後悔だけはしたくなかったんだ。
たった1つの希望のためにペンを動かす。もしかしたらあの子に届くかもしれない。いや届かなくても書けばあの子に会える。会えなくても書く。天国に行くために。書かないと私はいってしまう。 でも何もしずいってしまったら、あの子に怒られてしまう。
「怒ならないでよ。」
お題『たったひとつの希望』
残された切り札は少ない。その中で今、自分に何が出来る?
選べ、人生はカードゲームだ。考えろ、表の裏が、裏とは限らないんだ。たった一つの希望を、そこに託せ。
#たった一つの希望
私が生きるこの暗い世界の中で、あなたは私の唯一の希望だった。あなたがいたから私は頑張れたのに。
あなたは変わってしまった。
勉強を始めて、スポーツクラブに通い始めて、友達を作るようになったのだ。
かつて私が、唯一見下すことのできた人。
あなたのおかげで私は立ってられたのに。
100点のテストを持ったあなたは、赤点の私に笑顔でこう言った。
「ありがとう!君のおかげで私は頑張れたんだ!
君の姿を見て、君のようにだけはなりたくないなって!!
あなたは出来損ないだった過去の私にとって、ただ1つの希望だったよ!」
希望は人の数だけある(テーマ たった一つの希望)
1
ある戦争に負けそうな王国が、適当な若者を選んで言った。
「君だけが希望だ。たった一つの希望だ。勇者として国のために敵国の王を倒してくれ。」
僅かな支度金とともに、敵国に送り出す。
若者は何人かの敵兵を殺したが、あっさり敵国に殺された。
2
王はしばらくして別の若者を選び、また言った。
「先日の勇者は死んでしまった。君だけが残された希望だ。」
また、僅かな支度金とともに、敵国に送り出す。
若者は何人かの敵兵を殺したが、やはり、あっさり敵国に殺された。
何人もの若者を選んで敵国に送ったが、そのうち若者は選んで国を出る前にいなくなるようになった。
どうも、勇者を送り込まれることを嫌った敵国がスパイを潜入させ、選ばれて王城から送り出された直後を狙って暗殺するようになったらしい。
3
国から無謀な命令を受けた若者たちのたった一つの希望。
それは、逃げること。
暗殺の機会に敵国に降伏し、そのまま亡命するようになった。
死にたくない若者たちは、国を捨てる以外にできることがなくなってしまったのだ。
やがて、捨て駒(勇者)にされるのが嫌なのか、王に呼び出された若者は病気になったり、行方をくらますことが多くなった。
4
王は宰相に言った。
「我が国は一体どうしたらいいのか。」
宰相は王に答えた。
「彼らは時間稼ぎです。彼らが稼いでくれた貴重な時間で、我が国は時間を稼ぐことができ、敵国は間諜を送り込んでまで『勇者』を警戒するようになりました。ダ大丈夫。計画通りです。」
王は安心した。
「さすがだ。お主がいてくれることだけが、ワシの唯一の希望だ。」
5
敵国の侵攻が迫ったある日、王は宰相に謀反を起こされ、捉えられてしまった。
「なぜだ。ワシはお前に全幅の信頼をおいて、地位も名誉も金も、可能な限りのものを与えたというのに。」
宰相は答えた。
「この国はもう終わりです。私にとって、王の首を手土産に降伏することが、たった一つの希望なのです。」
此処は何処だか俺には分からない。
だが、一つ言えるのが、此処では法が通用しない。
通用するのならば、抑誘拐なんてしないだろうけどな。
俺は元々一般家庭で暮らしていたが、幼い頃に両親と死別した為、孤児となった俺を引き取る親戚はなく、数年は親戚にタライ回しされていたが、中学を卒業したその日に親戚が集まり、「中学まで面倒を見たのだから、今後一切関わるな。」
その言葉を皮切りに多少の金銭を渡され、文字通り家を追い出された。
自由なのは良いが、これからどうするかな。と考えていたときに誘拐された。
親戚が所謂名家というものだったから、周りの話で此奴が誘拐された。や誘拐されかけた。などは聞いていたが、本当にされるんだな。と他人事の様に考えていた。
嗚呼、確か彼奴が言っていたな。
「君には本当に危機感がないから、何時何時でも気を抜かないでよ?ちゃんと助けを呼ぶんだ。
絶対に助けに行くから。」
目隠しが外されると大きな窓があって、小さな通気孔に、一つしかない扉。
窓に映るのは白衣を着た大人が話し合っている。
悲鳴が聞こえた。
辺りを見渡すと俺を含め、十人の男女がいた。
老人や幼子まで居るところをみると年齢は関係無いようだな。
謎の液体を首に注射器で打たれた。
数分経つと血管までもが鼓動し始めたかのような感覚に襲われた。
…息が、続か、な、い…
バタッ…
誰かが倒れる音が響いた。
その音を皮切りに次々と倒れる音が響く。
俺はというと段々と気持ち悪い感覚は薄れていって、最終的には治まった。
白衣の大人たちは何か興奮したように鼻息を荒らげ、真剣に語り合っている。
その時、俺の背には純白で柔らかい翼が、両親を喪ったショックから白くなった髪は暖かみを持つミルクティー色に変化し、薄墨色だった瞳は透き通った水色に変貌していた。
その日から俺はぐちゃぐちゃになった人を治したり、草花や木を成長させたりと超人的な力を毎日使っていた。
一日の終わりに飲まされる錠剤があるけど、あれは何なんだろう。
でも、口には出さない。
前に余計なことを言ってしまったら、小さい子供が僕の眼前で斬られたのだ。
咄嗟に治そうとしたが、直ぐに別の部屋に移されて、その部屋には一つだけモニターがあった。
モニターに映った部屋ではさっき、斬られた子供の死体がぐちゃぐちゃにして、そのまま放置されていた。
その後は分からない。
だが、その後は必要最低限の言葉しか喋っていない。
今日も人を治したけど、治す人は何であんなに傷付いているんだろう。
何時もだったら押し込んでいる筈の気持ちが溢れだしてくる。
「此処から…出たい、助けて…」
ふと、中学のときの彼奴の言葉を思い出した。
「助けてくれ…璟…」
「あの時の約束、覚えててくれてたんだね。
君を救いに来たよ。」
『たった一つの希望』
三月三日 十三時四十四分
loto.
たった1つの希望、ですか。
「天網恢恢疎にして漏らさず」
これに限りますね。
そうですね。仰る通りです。
残念ながらここはそれが実行される世界ではないのです。
そんな世界に生まれ変わることこそが
わたしのたった1つの希望です。
皆さんは希望を持っていますか?
私は持っていません…
(これ書くのむずかぃぃぃぃ!?😭)
世界を救うことができるのなら。
私の身など、捧げられるのなら捧げましょう。
たった一つの希望を、光を、
絶やさずに繋いでいくために。
――ああ、残される貴方たちに、
せめてもの祝福があらんことを。
この星を後にして飛び立つ、最終の宇宙船を見送った。
[たった1つの希望]
たった一つの希望をかけてでも頑張って行きたい。
初めて小説を書く時、そう思った。
「たった一つの希望」
暗い光も何もない
音さえしないこの場所で
倒れてしまわないように
ただ両手を地面に這わせてる
指のずっとその先に
光がさしていたとして
知らない私はいつまでも
きっと気づかぬままだろう
明るい光や音がある
あの場所にいる人だけが
希望を持てとここには来ずに
両手を上げて叫んでる
私は聴こえているふりで
重たく頷きこの場所で
両手を握りしめながら
光ではない希望だけ
胸に宿して生きている