『たった1つの希望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
欲張りな話かもしれないが、希望はいくつかあってもよいのではなかろうか
たった一つの希望にすがっていたらそれが駄目になったときの喪失感は大きいから
たった一つの希望に全てを賭けるのも悪くはない
けどある種の逃げ道や可能性として希望はいくつかあってもよいのではなかろうか
たった1つの希望なのに
何回も期待して
何回も絶望する
もし1つの希望が叶うとしたら私は生まれ変わりたい。
今生きている、この人生も別に嫌だという訳ではないけれど、もう少し充実した人生が送れたらいいなと思う。
【たった1つの希望】
天井に映る満天の星
曇る事のない偽物の空
たった一つの希望を
流れ星に託す
決して叶わない希望を
偽物の流れ星に託す
ゲームすら、やる気なし。
2024/03/02㈯
だるいなあ、とか
物思いに耽ってるうちに
寝てしまって夕方に。
慌てて、ご飯、お風呂。
なんでこうなった?と振り返ると
昨夜寝るのが遅かったから。
眠いまま、起きて体がだるく、
集中出来なかったから。
やっぱり睡眠は大事。
自分へのお土産に買った、煎餅が
美味しくって。
2袋買って正解だった。
緑茶に合います。
そういえば、朝、コンポタを
飲まなくなったな。
春かな。
明日はひな祭りだから
お寿司とかさ、売ってるよね?
買いに行こう。
おやすみ。
『たった一つの希望』
小さな希望があれば。
それを糧に頑張れるのに。
たった一つすら見つからなくて。
暗闇の底なし沼に落ちていく。
落ちて落ちて。
どんなに落ちても。
底なしだから上がる事もなく。
たった一つでいい。
小さな希望。
落ちていく私を底なし沼から引き上げてくれませんか?
「たった一つの希望」
愛する人の希望叶えてあげたかったな。
【#10】
Day.1
たったひとつの希望、そんなもの私にはない。
希望があったとしたらひとつではない、
そもそも希望、そんなものない感じもする。
今の私に希望はあるのか。昔はあった。
今と昔の違いはなんなのか。全然わからない。
探求していかなければならないと強く思う17歳。
中身がなにもなければ探しに行けば良い。
「希望、キボウねぇ……」
バラの花言葉のひとつが「希望」らしいから、「たった1本のバラの花」とかに置き換えたらエモいハナシも書けるのかな。 某所在住物書きは己の過去投稿分を辿りながら呟いた。
去年から既に、エモネタや綺麗事系の不得意に苦しんでいた物書きである。お題の中の単語を類語、あるいは別の字に変換することは何度か試していた。
今回のお題を例とするなら、「たった」が平仮名であることを良いことに、「経った」にするとか、「建った」に変えるとか、「断った1つの希望」として絶望ネタに落とし込むとか。
「……でも希望を断つって、それはそれでムズいな」
ため息ひとつ。今日も物書きは途方に暮れる。
――――――
年度末、最後の1ヶ月。
長年一緒に仕事してきた職場の先輩の、里帰りに一緒に行って帰ってきたら、突然職場から
『明日からお前、別の支店で仕事してね』
って異動命令を出された。
先輩は藤森って言うんだけど、先輩も突然の異動を食らったらしくて、別々の職場になっちゃった。
メタいハナシをすると、前回投稿分だ。要するに、そういうことだ。
グルチャで異動先聞いても、先輩は「お前とは別の場所だ」の一点張りで、何も教えてくれない。
何か、おかしい。
何かがおかしいけど、それを調べる方法が無い。
ひとまず私は土曜日の、午前中だけの仕事をするために、昨日突然言い渡された同じ区内の別の支店に、ひとりで向かった。
「まさか君がウチの支店に来るとはなぁ」
支店長は知ってるひと。一昨年まで私の隣の隣の、そのまた隣の部署で課長をしてた。
名前忘れたけど、あだ名は覚えてる。「教授」だ。
「まぁ、この支店は万年、廃止が検討されては、なんだかんだ理由をつけられ残り続けている過疎支店だ」
ゆっくり羽を伸ばすつもりで仕事してくれたまえ。
教授支店長は、常連さんっぽいおばちゃんにお茶出しながら、私に言った。
と、突然。
「すいませぇん!遅れましたー!」
職員玄関をばたんと開けて、知らない人がご登場。
「ツウキです!俺、今日からこの支店にお世話になる、付烏月って言いまぁす!」
カップケーキ入れたカゴを手に持ったその人は、
どこかで、メタいハナシをすると先月の22日か23日あたりで、先輩から聞いたような名前だった。
でも本当に驚いたのはその先だ。
「『諸事情』で『呼ばれ慣れてない』ことになってるんで、『附子山』の方で呼んでくださーい!」
「附子山」。ブシヤマ。
藤森先輩が、恋愛トラブルという「諸事情」のせいで、捨てざるを得なかった「旧姓」だ。
なんでその「附子山」を名乗ってるんだろう。
何か、おかしい。
やっぱり何かおかしい。
昨日から全部、ぜんぶ、変なことになってる。
その日の業務は午前中で終わったけど、
付烏月さんの持ってきたカップケーキがバチクソに美味 of 美味だったってことしか、覚えてない。
仕事終わってすぐ向かったのが先輩のアパートだ。
あそこが私の最後の砦だ。散々「何かおかしい」を突き付けられた私の、たった1つの希望だ。
本棚にいっぱい並べられた難しそうな本、優しい香りを出す茶香炉、たまに遊びに来てる子狐、低糖質と低塩分に定評のあるシェアランチにシェアディナー。
5:5想定で私達は現金だの食材だの持ち寄って、2人分を一度に調理して、何度も生活費を節約した。
先輩に会ったら、付烏月さんのことを聞こう。
先輩の今の所属先も聞こう。
もしかしたら、私と先輩が離れ離れになった裏話なんかも、宇曽野主任から聞いてるかもしれない。
そう思って、いつもの先輩のアパートに行って、先輩から貰ってたスペアキー使って部屋に飛び込んだら、
「やっほー、『後輩』ちゃん!」
そこに居たのは先輩じゃなく、支店で先輩の「旧姓」を名乗った付烏月さんだった。
「藤森から話は聞いてるよん。これから多分数ヶ月の付き合いだろうけど、ま、ヨロシクー」
年度末、最後の1ヶ月。
私は長い付き合いの先輩と突然職場を離されて、
その先輩の「旧姓」を名乗るお菓子な、もとい、不思議な人と一緒の支店に異動させられた。
生活のあちこちから突然先輩が消えて、ともかく何がなんだかサッパリな1日だったけど、
ひとまず、付烏月さんが突然の来訪者な私に出してくれたレモンパイは、バチクソに美味 of 美味だった。
「付烏月さん、なんで先輩の部屋に居るの」
「附子山だよ後輩ちゃん。俺、ブシヤマ」
「ツーキさん、先輩とどういう関係なの」
「だからブシヤマだって」
「レモンパイ持って帰って良い?」
「マーマレードパイもあるよん」
たった一つの希望
祈りを 込めた この 大空に
会いたい 気持ち 風に 伝えて
大声で 超えた 空は 儚く
あれは まだ 君と 出会って 幾年の ことだろ?
君と いれば 思いは いつだって
あの頃の ように 素直な 気持ちの ままで
瞳の 奥に 映る
世界が まだ こんなに
サイダーの 向こうで 弾ける 青春 みたいに
君に 会うたび はじめの 頃を 思い出すから
この世界が 誰の ものか?
物語は いつか 始まる だろう?
君は いくつ 明日 見せて くれる?
情熱を なくし かけた そんな ときでも
忘れない 君の 言葉 僕は 覚えて いるから
何年 経っても 僕は 君の 情熱や
あの 蒼い 空を 思い 出すから きっと
いつか 君に 言おうと してた 言葉の 数だけ
君が 眠る 深夜の 都会の 満月に 向かい
始めて あった あの日の ことを
夢の 中で 何度も 呼んだ 君の 名前を
深い 眠りの 中で キスを するよ
何度でも 見つめ 合えた あのときの 情熱を
忘れ ないで いるよ
風が 凪いで 時が 止まって 君を 忘れ かけても
あの 空が いつか 押し寄せる この世界で
君が くれた ホントの ことを
僕は この空が 終わる
その日まで 忘れ ないで いるよ
世界が 一番 蒼い 空を してた
草原に 吹いた 風を 追いかけ
君を ずっと 胸に しまって 行くよ 行くよ
たった一つの希望を 持ち合わせた あの情熱が
くすぶる 胸に 残る 体温が まだ 謡う
「たった一つの希望」
糸である。
触っただけで切れてしまいそうなほど細くて繊細な糸。
希望とは、そういうものだと教えられたのは9歳の頃であった。
母に言われ、父に教えられ、兄によって教え込まれた。
希望とは、ほとんどありはしない幻想、妄想の類であると。
私は生まれたとき確かに生きていたが、死んでいた。
兄の代わりに過ぎなかったのだ。私はいなかった。
思考を止めた、息をするのもやめてしまいたかった。
この世に、自分が自由に生きれるとは思えなかった。
口を開くのをやめた、感情を出すのもやめてしまった。
それほどまでに、私は幼子でありながら、諦めた。
ただ、それでも、やはり人とは哀しい生き物だった。
ずっと。
ずっと、ずっと、祈っていた。
自由に生きたいと、生きていたいと。
私は、自由に生きて良い、それだけを言われたかった。
誰かに救われるのをずっと待っていた。
細い、か細い、繊細な糸に縋り付くしかできなかった。
「間違えるなよ」
「分かってるって」
そんな会話が、何度も響く。今まさに、この宇宙船の酸素カプセルがパンクしそうになっている。
なぜこんな危険な状況に居合わせているのか?答えは簡単、僕が宇宙飛行士だからだ。
と言っても、初心者中の初心者で、操縦なども実際に動かした事も無い。
そんな僕は今日、相棒の友人のミスで、酸素カプセルが地球に帰還前に切れる、いや、パンクしそうになるという事態に陥った。
そんな中、勇敢にカプセルの修復をすると言い始めたのが、友人だった。その勇気に僕も心を動かされ、僕も修復を手伝った。
正直言って、僕は焦っていた。みんなの命がかかっているんだから。僕は急かすように隣の友人を見る。
「間違えるなよ」
「そう何度も急かすなよ。緊張するだろ」
「でもさ、今のお前は、最後の希望なんだ」
「だから!」
「たった一つの希望なんだよ!」
その一言で、友人は黙り込む。と共に、酸素カプセルが正常になった。
後に僕はなんだか恥ずかしくなった。
沢山のタスクがあると
頭がいっぱいになって
鬱々した気分になる
重要度でひとつずつ
こなしてきたけれど
今回は飛ばしすぎて疲れた
少し休ませてもらえませんか
時間の流れを止めて
それがたった一つの希望
これは真面目な話だけど、小説のコンテストで賞をもらって書籍化されたい
そして、業界のほんの隅っこでいいから、プロの作家として活動させてほしい
それさえ叶うならば、愛も恋もなくてもかまわない
まあ、どっちにしても愛も恋もないんだけど
【たった一つの希望】
卒業すると、新しい生活・学校が待っている。
環境だけでなく、人だって変わってしまう。
新しい人とまた一から友達作り。
違うところに行ってしまう友達が増えた。
だから、いつまでも願っている。
「君だけは変わらないで」と。
愛してる
恋してる
愛する
恋する
愛せる
恋せる
愛して
恋して
愛さない
恋さない
愛したい
恋死体
薄っすらと。
たった1つの希望が潰えてしまうかもしれないという予感に、恐怖している。
「ねぇ。きみの希望って何?」
「えー?難しい質問すんなよぉ〜」
たった1つの希望を
見出すためには
数多の絶望を
知らなければならない……気がする
「嫌だー。俺は絶望なんて1つも知りたくない…」
「わぉ!楽観的な希望だね」
#たった1つの希望
学校でいじめられている幼馴染が居る
僕は、止めたくても止めることが出来ない
ある日、幼馴染が家にも、教室にも居ない
嫌な予感がして屋上へ走った
そこには、飛び降り数分前の幼馴染が居た
幼馴染は「来ないで!」と叫んでいた
けれど、僕は無視した
無視して幼馴染に近づいた
幼馴染は、不意に涙を零して「なんで?」と
呟いたから僕は「君に生きてほしいから」と
返した
僕は、あとから付け足すように「君が生きてくれる…それが僕のたった一つの希望だから」と
呟いた
幼馴染は、飛び降りを諦めたかの様子で
涙を零しながら、僕に抱きついて
ありがとうと耳元で呟いた
僕のたった一つの希望は、幼馴染が〇殺しないように、ずっと生きてほしい
(※二次創作)(たった1つの希望)
かつて、たった一つの希望はあの二人だった。
プロクス族最強の戦士と名高いサテュロスと、そのパートナーであり姉であるメナーディ。二人は、数多の同胞を失った例の嵐も乗り越え、エレメンタルスターを奪取し、4つある灯台のうち2つを灯した。だが、敵対する年若い戦士たちに敗れ、その命を散らした。
その日から、希望はメナーディの妹カーストと、そのパートナーのアガティオになった。
全ての灯台を灯さねば、迫り来る虚無にやがて世界中が喰われて消えてしまう。故郷プロクスが滅んで終わりではないのだ。
――そして今、カーストは冷たい灯台の床に、仰向けに倒れていた。
指一本、動かすこともできないほどの疲労に見舞われていた。それは、パートナーのアガティオも同じだろう。灰色の雪雲に覆われた空は、もうよく見えない。
カーストたちは、負けた。気が付いたらドラゴンの姿になっていた二人は、何者かに斃されたのだ。竜に化ける能力なんて持ってなかったのに、無理に変身した挙句、負けて――もう命も、残り少ない。
あと少しだったのに。あと少しで、灯台を登り切り、火を灯してみせたのに。だが、一方で、自分たちを斃したのは、ガルシアたちだったような気もしていた。
(あの子たちなら、きっと……)
辺りはしんと静まり返っている。視界はいよいよ暗い。ただ最期の時を待つしかないカーストは、しかしあることに気付いた。
(あたしたちはダメだったけど、でも……!)
たった一つの希望は、今やガルシアたちなのだ。自分たちは失敗したが、希望は潰えず、真に強きものに託された。もしかしたら、姉たちも、死の間際、自分たちに託したかもしれない希望は、確かに繋がった。
「アガ、ティオ……」
感覚はなく、何も見えないが、声は出るし耳も聞こえる。
「最期まで、一緒だったね……」
絶対に近くにいる男の、声がした。
「……悪くはなかった、ぞ」
きっと、そうなのだ。カーストは何も映さない目をそっと閉じた。