『たった1つの希望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たった一つの希望
その人の話題の中に
あの人の影が見える
あの人から教えてもらったこと
あの人からもらったもの
あの人の話をする、その人は
とても穏やかな顔をする
過去の影となったあの人が
未来の光となってその人を照らしている
たった一つの希望
親は感情的になのに、子供はずっと我慢している。
苦しいことも、辛いことも…私だってそう。
時には、私ばかり我慢しないといけないのと思う。
我慢を続けた結果、気持ちが爆発になってしまう…
いっそ、私のことを構わず、1人にして…
また知らない天井の下で目が覚める
私好みのオリエンタル柄の天井
昨夜の私はこの天井ごと
横で寝ている女性の事をさぞ褒め、
さぞ盛り上がったことだろう
今の私の頭には頭痛しか残っていない訳だが
床に乱雑に散らかった衣類から
自分のものを取り出して着ると
ベッドの上の彼女が寝返りを打って背中を私に見せた
軽く化粧をして身支度を整える時間を経ても、
その人は目を覚まさなかったので
彼女のものと思われる衣類をたたみ、
もう二度と見ることの無い天井に別れを告げ
覚えのない玄関ドアを開けて外に出た
朝なのに重い雲が空をおおっている
しかし私の足取りは軽やかで、
頭の鈍痛など吹き飛ばすほどに心が弾んでいた
今日が月曜日だから
たった一つの希望に出会える日だからだ
土日はいつも「こう」だ
金土の夜は浴びるほど酒を飲んで
気がつくといつも知らない女の子の家のベッドで
一糸まとわぬ姿で寝ている
こんな生活を続けていたら、
いつか女の子に刺されるか、
頭が体のどこかに不調をきたすと思うのだが、
今のところなんとか生きている
たった一つの希望……
ないし想い人に会えない土日は
寂しくて苦しくて敵わない
酒と女の子たちに溺れないと気が狂いそうなのだ
こんなことをしてはいけない、と思うのに、
何故か毎週同じことをしている
想い人に対する私の異様な恋心と一緒だ
心の中で微笑をこぼし、
たった一つの希望に会うために
私は満員電車に果敢に飛び込む
荒れ果てた土日を過ごした後に
出会う月曜日の想い人は、女神のようだった
今日のような日は
どんよりとした曇り空の地上を照らすミューズの如く
美しく尊く、絶望的に輝くのだろう
たった一つの希望に命をかけて努力をする。
それが希望の道。
たった一つの希望を信じて我が道を往く。
星空が、好きだった。
よく歌で言われる星座や、生まれた月の星座。誰も知らないような星座でさえその由来があり、それにまつわる人々が創り出した御伽話に夢中になっていた。
だけどいつしか大きくなって、私は星空を見上げなくなった。
空にある絵空事じゃなくて、目の前の現実を見るようになった。
だけどふとした時に、いつもの夜空を思い出すときがある。
その時もいつだってあの時と同じ、星空がキラキラと輝いているのだ。
あの時のたった一つの希望は、いつも私たちを見守っている。
たった一つの希望
そう言われると意外と浮かばない
沢山ありすぎて、1つに絞れないよ、
じゃあ世界平和
そりゃまた現実味がない
どう考えても無理そうだし
TVで大川隆法が亡くなったと流れている、この人の息子は色々暴露しているが、この人1人が亡くなっても教団は何も変わらないし、信仰する人も変わらないんだろうなー
せめて日本は平和であれ
僕にとっての希望は明日だ
明日があると思えるからこそ
今日よりも明日、少しでも成長出来ていれば
今日よりも明日、少しでも優しくなれたなら
今日よりも明日、少しでも君を好きになれたなら
僕は今日を生きることが出来る
明日に向かってというより
君に向かって生きている
僕にとっての希望は君だ
たった1つの希望
あなたは付き合い初めに言った
結婚は一生しないと
私は悲しかった
愛されていないんだと思った
何でもないふりをしたけど
あなたへの愛情が急降下したのを感じた
私は未来をも共に歩める人を愛したい
それでも私たちはまだ若かったから
付き合っていく中で変わるかもと
2年を過ごした
些細なことであなたと別れた
どちらにせよ別れる予定の相手に
未練はあまり感じなかった
けれども色々な男性に会う度に
あなたのようにしっくりくる人には
そうそう出会えないんだと知って
たった1つ望んだことは
あなたとの結婚だった
別れて1年が過ぎた頃
あなたから突然電話があった
あなたも同じだったんだ
別れた日々が私たちを
たった1つの希望へと結びつけた
(10)
「たった1つの希望」
出来るだけ健康でいたい...
#47 『たった1つの希望』
指揮官は若い軍兵に言った
「お前こそが、我が軍のたった1つの希望なんだ!」
「はっ!」
若い軍兵は覚悟を決めた眼差しで敬礼をする
「………」
副官は横で黙ってそれを見つめる
「よしっ!行ってこい!」
指揮官が命令を出すと同時に若い軍兵は咆哮しながら駆け出して行った
…
副官が遠くを見ていた双眼鏡を下ろしながら
「…また、やられましたね」
指揮官は閉じていた目をパッと開ける
「よしっ!次を連れてこい」
副官は無表情のまま
「はい、では46人目の希望を連れてきます」
/たった一つの希望
恋は踏みにじられて終わった。
ぐしゃぐしゃに轢かれた恋。刻まれた靴跡には私のも君のもあって、だから仕方なかったと思えるし言える。
言えるさ。私が悪い。君も悪い。
きったない終わりだったね。
私は死んだ恋を思い出す。するとその分だけ
読む本が面白くなり、
景色は美しくなった。
他人の愚痴を聞いてやれるようになった。
死んだ恋は死んだままそこにあり、
君の卑怯な映像を浮かばせ、
私のだみ声をたれ流している。
希望があるとすれば、これからも世界は
めくるめく豊かさだということ。
恋を除いて。
たった一つの希望
幼い頃からずっと憧れてるヒーローがいる。何度も何度も動画を見て胸を踊らせて、いつか僕もヒーローになりたい!なんて思いながら生きてきた。
少し成長したある日、ヒーローが終わりを告げた。膝から崩れ落ちて心が壊れそうだった。でもヒーローは最後までヒーローだった。彼じゃなくても僕らを守ってくれる人たちはたくさんいる。そんな彼らだって誰かのヒーローなんだ。
僕はどうなんだろう。幼い頃に憧れたあの気持ち、ずっとずっと僕の中でくすぶったままだ。みんなの希望は一つじゃない。でも、みんなが安心出来るヒーローは彼だった。僕も、そんなヒーローになりたい…!
終わりを告げたヒーローは僕の中でまだまだ輝いてる。辛い事も悲しい事も乗り越えなきゃいけない困難も、僕の中のたった一つの希望の光が僕を照らしてくれるから、僕は負けない。そしていつか彼のように誰もが安心して笑顔になれるヒーローになりたい…いや、なるんだ!
私にとってそれは
つよくまばゆくはないけれど
ちいさくやさしい私の光
私にとってそれは
たった1つの希望であり
たった1つの暗がりである
私にそれがあるから
私は私を愛すことができる
私にそれがあるから
こんな世界でも息をしている
私にそれがあるから
私は私だと笑っていられる
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
「たった1つの希望」2023. 3. 2
「いつも素敵な絵をありがとう」その言葉で私は創作を続けられる。優しい言葉だけではないけれど、私のたった一つの希望。
- たった1つの希望 -
君に会いたい
初めて会った
あの頃の君に。。
ない、ない、ないないないない!…おかしい。確かにこの前まであったはずなのに。どこを探しても、何を思い出そうとしても、見つからない。探し続けて3日が経った時、私はとあることに気がついた。これだけ探してないんだから、違う人が持ってるのかもしれない。もう、私はそう信じるしかなかった。それが、私の最後の希望だった。
#たった1つの希望
たったひとつの希望をにぎりしめ
前へ前へと歩いてきたけれど
泥のよどみに足をとられ
生い茂る木枝に髪をつかまれ
とうとう先へ進めなくなった
つま先から硬化して
腹から胸へ まつげの先まで
灰色の石になった
何度も日がのぼり
また沈み 星がまたたき
雨にさらされ 風も吹いた
手には
赤々と光り熱を放つ
ルビーをにぎりしめていた
私ってなんなんだろう?
答えにたどり着かない問いをただただ考えて
悪い方向の答えを考えてしまう。
そんな時彼はいつも隣に居てくれる
家族は私の考えを全部否定してくるように感じて
私にはこんな世界から消えたくなった。
それでも彼は私を否定しなくて
私にとって彼はたった1つの希望だった。
どんなときもそばに居てくれて
私を守って私を見つけてくれる
ありがとう
そばに居てくれて
─────『たった1つの希望』
うわべでは否定しながらも、心のどこかでそうなんじゃないかと、そうであってほしいと思っていることがある。
無意識に上手くいかなかったときのための予防線をはる癖がなかなか抜けない。また、誰かにそれを否定されることが怖いから。
けれども、古い記憶を引っ張り出したとき、あまり褒めない父が褒めたことがある。何がどのようにいいのか具体的に。
きっと私が思うような結果が出せなくて悔しかったから、親として味方でいてくれたのかもしれないと思っていたけど、
本当は素直にいいと思って褒めてくれていたことを今なら分かる。
私に言いたいこと言えないことがあったと思う。色々言って、
優柔不断な私を
本音を言わない私を
苦しめないようにしてくれたのかもしれない。
でも、一番早く気付くべきだったのは、「私を信じていた」ということだった。
「私が思う道を進めと言うことだよね。」
問いかけても、声はもう返ってこない。
けれど、思い出したこの記憶が、私のたった一つの希望。
たったひとつの希望。それは死である。
人生がどれだけ苦しくてもいつか死ぬのだから問題ない。いつかは生まれる前と同じ無に還るのだ。
どんなに憎い相手も死ぬ。すべてはどうでもいいことだ。
そういう理屈を並べてもやはり感情はどうしようもない。感情は制御できない。
苦しいものは苦しいし憎い相手は憎い。今をどうにかしたいのだ。
そのすべてを解決するのが死だ。死ねばすべての問題がなくなる。すべて解決する。
ただ人生には喜びもある。死はそれらさえも奪いさってしまう。なによりも死ぬのは怖い。
俗世の欲望を捨て去ることができれば楽になれるのにできない。人生の喜びこそが人を苦しめるのか。
死は希望であり救いだ。だというのにそれを選ぶことができない。人は弱い。あるいはそれを強いと言うのだろうか。
そして今日も死を望みながら生きている。