『それでいい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
それでいい
彼はとても遠い存在だ
明るくて、誰とでも仲良く出来る太陽みたいな人
人見知りな私とは全然違う
でも、今はそれでいい
だって、私は彼を想っているのだから
楽しそうに笑っている君を
私は少し遠くで見ていた
そう、これでいい
私が側に居なくたって
これが君の幸せなら
それでいい
それでいい。君はそれでいい。
君がやりたいことをやって、生きたいように生きて、
話したいように話して、自分の死に方で死んで。
それでいい。
君は君。この世に君は、君1人だから。
それでいい。それでいいはずなんだ。周りの目も気にしないで、髪を短く切って、スカートを捨てて、スラックスの制服に脚をとおして、一人称を変えて。これで、幸せなんだ。離れる人も居たけれど、本当に仲のいい友達も出来た。何も考えずに話せる人も出来た。自由だった、はずなのに。
厳しい校則に縛られて周りの人からの評価がまた気になってきて、一言怒られただけなのにそれが何度も頭の中で駆け巡って、電話も足音も怖くなって。好きなことも何も出来なくなってただぼーっとスマホを眺めることしか出来なくなって。
また、自分が見えなくなってしまったの。だけど1度幸せだった自由な時間を知ってしまったから個性とか色々考えるようになってしまって。自分で自分を抱きしめて。大丈夫、大丈夫って慰めて泣いて、私は幸せだって。幸せだって言い聞かせて。これでいい。これでいいはずなんだ。それで大丈夫、それでいい。
お世話になったお久し振りの人に会う
こちらは元気にしてるよの合図に
何か手土産… 何かないかな…
そうだ!
今朝出来たばかりの手作り麹を差し上げよう
袋に詰めてしっかり口を閉めて
そうそう 暖かくなってきたから保冷剤も必要
銀色の保冷パックにくるみ準備万端
紙袋に入れて自転車のカゴヘ
…あれ?
…紙袋は?
ギリギリセーフで乗り込めたバスの中
どちらを見ても紙袋はない
あ~ 自転車のカゴの中
ポツンと一人 駐輪場でお留守番
それでいい
今日は笑顔で
「元気にしてるよ」
その言葉だけで充分
と思うことにする
#6『それでいい』
「本当に言わなくていいの?」
うん....言わない
「後悔しない?」
後悔、ないと言ったら嘘になるかな....
「好きじゃないの?」
好きだからだよ、好きだから言いたくない
「本当にいいのね?」
”うん”
ピー
そんな顔しないで私は、それでいいんだよニコ
”ばいばい"
「うぅ....ッ」
”それでいい”
「それでいいじゃん」
彼はスマホから目を離さずにそう言った。いつもなら気にならなかったその態度と台詞が、無性に腹立って仕方なかった。
土日祝日休みの私と不定休の彼の休日が被ることは稀だ。基本土日祝日は仕事の彼がその曜日に休むことは年に二、三回程度しかない。時短勤務の人や年配者と同居している人が多い職場は、そういった人の希望休暇や融通が優先されるからだ。彼は独身で私と同棲しているだけで、子どももいないしご両親も元気だ。だからシフトの都合上どうしても平日しか休まない。
私は土日祝日の休暇の他、有給休暇も取りやすい。彼と出かけたい日は彼の休みに合わせて、いつも申請していた。
今日もそうやってようやく合わせた二人の休みの日だった。朝ゆっくり起きて、お昼過ぎから出かけた。私が気になる映画があったから上映時間に間に合うように観に行った。その後、ドトールに寄って一息ついていたところだった。
映画の感想をああだこうだ語る私に、ひたすら相槌を打って時々ツッコミをくれる彼。好きなことを喋り倒してしまう私は、大抵聞き流されることが多い。ただ私が内側から溢れる思いを発散したくて、一方的に話すだけだから相手の態度とか反応とかあまり気にしていなかった。けれど彼と出会って、あまりにも当たり前に話を聞いてくれるから楽しくなって、また得意げに語ってしまう。それがいつの間にか日常に変わった。
「次はどこ行こうか?」
語り尽くした私は、冷めきったホットコーヒーを飲んで一呼吸置いた。
「観たい映画はないの?」
「うーん、今公開されてる映画はもうないかな。ああでも、ほら、さっき予告で流れてたスパイ系の洋画は観たい」
「あー、あれか。好きそう」
「再来月だって」
「待てる?」
「無理。今観たい」
彼は「顔」と言いながら肩を揺らして笑った。人の顔見て笑うなんて酷い人だ。
彼はおおらかだ。怒ったり怒鳴ったりしているところは見たことがない。大抵笑って「いいよ」と了承してくれるし、嫌な時はやんわりと断ってくる。付き合い始めた頃はそのやんわり加減がどうにも分からなくて「もっとハッキリ言って」と私が噛み付いていたくらいだった。今はもう慣れたが。
「ネット配信で観てたアニメあるじゃん」
「うん」
「あれの原画展やってるんだよね」
「いいね」
「着いてきてくれる?」
「もちろん」
私はスマホを取り出して日時を調べようとした。アプリをタップした瞬間、親指が止まった。
ふと、付き合ってからというもの彼の希望を聞いたことがないことに思い至ったのだ。いつも私の意見に賛成してくれることが多く、意見を言われたことがなかった。
「ねぇ」
「うん」
「たまには貴方の行きたいところ行こうよ」
「え?」
彼はすごく驚いていた。次の瞬間には、元々垂れていた眉をさらに垂れさせて、困ったように笑った。
「俺は特に」
「でもいつも私の行きたいところへ行ってるでしょう?」
「一緒に行きたいと思ってたし」
「そんな」
そんなわけないでしょ。
続けようとした言葉を飲み込んだ。たとえどんなに波長の合うカップルでも、全部同意見なわけがない。でもそれを指摘したら喧嘩に発展しそうで、怖くて口にできなかった。
「原画展ってこれ?」
彼はスマホ画面をこちらに見せてきた。今まさに話していた原画展のホームページだった。私はまだ声を発するのが嫌で、こくんと頷くだけだった。
「いいね、面白そう。きっと平日の方が人少ないだろうし、行こうよ」
スマホをテーブルの上に置いて、色んなページを見ていた。グッズ、特典、チケット、アクセス。
いいね。これ可愛い。こういうの好きだよね。これもいいな。
彼が口にする言葉が、ただ右から左へ流れていく。
「それじゃあ、結局私の行きたいところじゃん」
「それでいいじゃん」
彼は至って真面目な顔をして答えた。私はそれ以上言葉が思いつかなくて、はく、と口を動かしただけだった。
なんで意見を出してくれないのだろう。どうして私の案に乗るだけなんだろう。
そんな疑問がグルグルと頭の中を巡る。だんだん腹が立ってきた。
喧嘩はしたくない、仲直りするまでの気まずい時間が苦手だから。でも何か言わずにはいられない。思い浮かぶ言葉は全部攻撃的だ。こんなのぶつけられなくて、冷静になろうと深呼吸をした。
彼は私の様子なんて気にせず、スマホであれこれ調べていた。電車の時間に、近くの美味しそうなレストラン。そういえば、私は提案するけれど、調べたり計画立てたりするのは彼だったと気がついた。私はネットの情報量の多さに目を回してしまうから、探すのが得意な彼に任せっきりだった。
気づいたら何か言おうと息巻いていた気持ちが萎んでいく。先程まで怒っていた自分が恥ずかしいとさえ思えてきた。行きたいところを言ってくれないことよりも、共感して一緒に行ってくれる彼がとてもありがたい存在だと感じたのだ。
「ねぇ、じゃあ私が地獄行きたいって言ったら行くの?」
「急だな」
私の問いにスマホから顔を上げた彼は、軽く体を伸ばしてからコーヒーを飲んだ。同じ体勢でスマホを見ていたから体が固まっていたらしい。
「地獄って観光向きじゃないし、行きたいって言って電車とか飛行機とかで行ける場所じゃないけど」
彼は腕組みをして首を傾げる。うーん、と唸りながら考えているようだ。
「天国の方が観光しやすいと思うから、地獄より天国行こう」
やがて彼から出た言葉に、私は口角が緩んだ。
なんだ、ちゃんと行きたいところ言えるじゃん。
『それでいい』
それでいい、それでよかったんだと、自分に言い聞かせる目の前の男はとても痛々しかった。
助けてくれ、と言っている。歪んだ表情や裂けた肌、変な方向に曲がった指が、言っている。
「ねえ」
わたしの声にぴくりと身体を揺らし、視線をこちらに向ける。笑おうとしているけれど、その表情は笑顔とは程遠く、引きつったような唇がまた痛々しい。
「帰ろうよ」
カワイソウ、と男に対して思うくせに、わたしの声はあまりに淡々としていた。
「帰る?」
どこに、と口の形だけが変わる。前歯が欠けていた。わからない、と声には出さなかった。
見事な脱出劇だった。わたしは当事者なのに、その状況を俯瞰しているような気分だ。
地獄からの、脱出。それを目的としてから、わたし達の距離は縮まったはずなのに、彼の熱が上がるほど、わたしは冷めていった。
非現実的だと、決行の前夜にひとり笑ってしまった。けれど、脱出は現実となった。成功、といっていいのかはまだ分からないけれど。
「ねえ」
なに、と動く。もう声を出す気力も残っていないようだった。
「こわいよ、あんた」
そう言ってから、わたしは自分がとてつもなく酷い人間であることを自覚する。地獄で笑うあいつらよりも、遥かに。
男の唇が、一の字に結ばれる。わたしをなにも言わずに見ている。片目が潰れているのに、息を呑んでしまうような鋭い視線。
「ねえ」
唇は動かない。
「これからは、それぞれ自由に生きるって話だったけど」
地獄からずっと逃げ出したいと願っていた。
長年の望みにようやく手が届いたのに、まったく嬉しくない。むしろ、真っ黒な感情がわたしの心を蝕んでいく。
「一緒に死んでくれない?」
地獄が爆発した。だれかの泣き声が頭の中でずっと反響している。
自分が救われるために、知らない人の命を奪った。その事実を抱えながら、これから救われることができる気がしなかった。
「一緒にさ、別の地獄にいようよ」
きっと、前のところよりは居心地いいはずだよ。
そうは言えなかった。
「それでいい」では、少し弱いかな?
私の世代は、どうしても、
「これでいいのだ」になってしまう。
明治大学教授の齋藤孝は、尊敬する人に「発明王エジソン」と「天才バカボンのパパ」を挙げている。
「これでいいのだ」は魔法の言葉だ。言わずと知れた、赤塚不二夫の発明である。
バカボンのパパ=赤塚不二夫であろう。
「これでいいのだ」は、良い事も悪い事もすべてを丸呑みし、肯定してしまう。
彼の漫画は、日本漫画を変えた。赤塚不二夫の前に、あの様なマンガは存在しなかった。
あまりにも突拍子のない世界を見て、子供達は狂ったようにゲラゲラと笑い転げた。
「天才バカボン」の単行本を読んだ私の兄は「頭がおかしくなる」と言っていたのである。
母は「こんなモノを読んではイケナイ」と怒った。
そのくらい、当時の日本人に衝撃を与えた作品だった。
バカボンのパパは、自由で、好きな事をやって、失敗したとしても、事態が悪化したように見えても、「これでいいのだ」と言って切り抜けてしまう。
赤塚不二夫の言動も、ほぼその通りで、漫画家として逸脱し過ぎていた。
エンターテナーの道も探り出し、芸能界にも手を出し、友を求め、めちゃくちゃに酒を飲み、酒を飲み、酒を飲み続けた。
だから、友達は大勢増えたが、漫画はそんなに描けなくなってしまった。
漫画と、友達。どっちを大切にすべきなのかは分からない。
常識的な私達は、もう少し酒をセーブすべきだったと思ってしまうが、そのようなスケールは、赤塚不二夫にとってまったく意味をなさない。
赤塚不二夫とタモリの関係は、余りにも有名だ。
まだ無名の、得体の知れない男を気に入り、家に住まわせ、金も与え、車も自由に使わせた。
タモリはやがて大スターとなって見事に花開くが、それによって見返りなんて求めないし、タモリも恩返しなんかしなかった。
そんな、ありきたりな関係じゃないのだ。
でも、赤塚不二夫は人に優しくして、何度も騙されたようだ。
けれど、どんなに酷い目に遭っても、文句は一切言わなかった。
すべて「これでいいのだ」で貫いてしまった。
何があっても、「これでいいのだ」。この突破力。
この一言ですべてをゼロに帰してしまう。魔法の言葉を残して、赤塚不二夫は去って行った。
それでいい。
私はみんなと違う。
だから、みんなに合わせて、作り笑いで生活していく。
私は、皆がすきなものは、あまり好きじゃないし、興味もない。
私がすきなのは、本、読書。
でも、皆に合わせて、ゲームが好きという事にしている。
そんな私を変えたのは、「彼」だった。
彼は、そういう私に気づいて、たしか、こう言っていた。
「君は、そのままでいいんだよ。」
「それでいい。」
初恋だった…
「そうだ、それでいい」
上から目線で言われた言葉にカチンと来るものの、相手が直属の上司ゆえ怒りを表に出すことは許されなかった。
「……ありがとうございました」
不承不承と言った感情を滲ませてしまったが、なんとか礼を絞り出した。
「もう戻っていいぞ」
こちらを見もせずに上司はそう言った。
自席に戻ると無意識にため息が出てしまった。
「大変そうだったな。何度もやり直ししてて」
「本当に。……内容は同じなのになんで何度も書き直さなきゃいけないんだよ」
伝えたい事は何も変わっていないのに、細かい文面を何度も直された。一体何が違うんだっていうだよ、と不満を胸に次の仕事に着手し始めた。
そんな新人時代から数年、教育担当の新人の報告書を見て眉を寄せた。
「うわぁ、読みにくい……」
まあ新人だしこんなもんか、と苦笑する。
生まれた時から触れていた言語だというのに、思った通りに使えてないの自覚するにはまだまだかかる。
あれから何度も伝え方の大切さを上司に教わった。彼はもうすぐ取締役に昇進するそうだ。
新人の時は理不尽極まりないと思っていたのに、指摘の意図を実感すればどれほど親切な指摘だったとひしひし思う。
大人になれば叱る人はいなくなる。だからきっと最後に叱ってくれる砦が上司なのかと拉致もないことを思った。
「さて、俺も新人に指摘しまくらなきゃな」
そうしてツッコミどころを見つけては逐一リストアップしていった。
Theme.それでいい
惨め
もがき苦しむ
羞恥心でかられる
いつか、なくなるんやけぇ、
それでええんや
一般人の使う『あたりまえ』は、本当にあたりまえなのだろうか。
『あたりまえ』な生活が出来ない人にとって、それは『あたりまえ』だろうか。
『あまりまえ』って言葉も『常識』って言葉も、私は嫌いだった。
私は一般人とはスタートラインが違かったから。
みんなにとっての『あたりまえ』は、私にとっての『あたりまえ』じゃなくて。
世の中には、具体的と言いながら抽象的な表現がありすぎる。
はたして、それでいいのだろうか。
無意識に、人を傷つけないでほしい。
相手と自分は同じだと、決めつけないでほしい。
『多様性』って言葉じゃなく、『多様性』って意味を理解してほしい。
私は、それでいい。それだけわかってくれればいい。
「それでいい」
その言葉を聞いて私はふと、違和感を覚えた。
別におかしくはない、日常会話でもよく聞くありふれた言葉なのに。
何故だろう?
その時ふと、もう一つの言葉が私の脳裏に浮かんだ。
「それがいい」
その言葉が思い浮かんだとき、"これだ"と思った。
「それでいい」は、妥協されているようだが、「それがいい」となれば、その一つを追求する。代わりのものがない。
そういう、ポジティブな考えになれるから。
だから私は、「それがいい」
深い関係なんて求めてない。
求めてもいないから。
上辺だけの軽い関係でいいから、
それでいいから、
独りにはしないで。
生きているだけで価値がある。
たったそれだけでもいい。
生きているってそんなに大事なこと。
誰かに愛される。
誰かに怒られる。
生きているだけで、両手に収まらないほどの感情。
誰になんと言われようと自分が良ければいいんだから。
それでいい
「それがいい」と「それでいい」この二つの言葉について考えてみた。
「それがいい」は100%の肯定、賛成、欲求を意味する。
それに対して「それでいい」は60〜80%くらいの肯定、賛成、欲求だ。残りの20〜40%は諦めや妥協のニュアンスが感じ取れる。
どちらも似たような意味合いなのに一文字違うだけで感じ取れるニュアンスが変化するのは面白い。
100%の肯定など日常ではなかなか無い。だから私たちはつい言いがちだ、「それでいい」と。しかしその一文字に妥協のニュアンスを感じ取った相手は不快に思うこともあるだろう。
私たちは日常でその一文字に気を付けねばならない。特に恋人に対しては。
あなたが笑うなら。どこかで楽しく日々過ごしているのなら、それでいい。
辛いなら時には寄り添っていい。
寂しいなら人を好きになってもいい。
ムカついたら怒ってもいい。
喧嘩して悲しくなってもいい。
結局大切なのは自分がそれでいいと思えれば、それでいい。
ハートありがとうございます。
私は
将来が見えない夢でもみるし、
家にお金がなかったら稼ぐし、
週6でバイトも部活もする、
全部が上手くいかなくてやめたくなってもやる、
どんなにつらくても
それで笑顔が増える可能性があるのなら
それでいい
他人に合わせがちになるのはよくある
他人に優しくしようといろんなことを引き受けたりすることもよくある
たまに言われる。「自分の時間を他人に費やすな、」「優しさが人に傷をつけることもある」
果たしてそうなのか。人には考えってものがあるし、全員がそうとは限らない。人には同調性があるから意見が同じ人も多いが、中には少数派もいるだろう。しかしその少数の意見に聞く耳を持つものもまた少ない。
誰もわかってくれない、聞いてくれないから、自分はいいや、と投げ出してしまいたくなる。でも時には頑張れば報われる時がある。
人生は果実のようで、最初は苦くともその後は甘い。その後に希望を持って続けることになんの恥があるだろう。人から後ろ指をさされようが、自分の意見は一番自分がわかっているはずだ。自分の意見が間違っているなら素直に過ちを認め、間違っていなければそのまま進んでいい。自分の思いどうりにやればいい
「それでいい」