『それでいい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
それでいいのだ
それでよかったの
思い返しても、過去の自分殺したくなっても
もう過ぎ去ったことは改ざんできないもんね
もう忘れましょう!
と言いたいところだけど、失敗にしろ成功にしろ過去には学ぶべき事が豊富に含まれていることに変わりないので、心が痛んで病んでしまわない程度に脳の片隅に埋めておきましょう
だってその方がまた痛い目あわずにすむでしょう
とりあえずまずは肯定!
笑い話にできたらあなたの大勝利です‼️
私なんてもう笑いすぎて胸が痛いですわ
完
【それでいい】
それでいい、というのは、なんだか
複雑な言葉だなぁと思う。
「そのままでいいよ。」
という意味にも、
「本当は他のがいいけど、
妥協してそれにする。」
という意味にも、
どちらにも取れる。
だけど、あの子の
「それでいい。」
は、きっと、
ポジティブな意味だって信じてみるよ。
それで…
いいよ…
君がいいよ…
そのままの…
そのままの君が愛しいよ…
『それでいい』
バカボンのパパのように
それでいいのだ~
でのりきれるなら
こんな苦労はしない
それでいいって言いながら
あれもいい これもいい
それもいい
っで
結局 なんでもいい どうでもいい
こんな自分の存在を
許してくれる「居場所」なんてない
環境に適応できないものは滅びる
ただそれだけのこと
それでも生きていたいと思うのは
自分勝手なエゴなのだろうか?
それでいい
「それでいい」
と聞くと良い印象が最初に思い浮かんだ。
しかしそう言っていても実際はそう思っていないかもしれない。人間はそんなんだから。
内心「下手だな」「もっとちゃんとやってよ」
とか思っているかもしれない。しかしほんと「それでいいよ!」と思っているかもしれない。
疑いすぎるとストレスになるから、自分は「それでいい」だけを見て受け止めることにする。
〈それでいい〉
自分のありのままの姿を出すのは
悪いことなのだろうか
自分のありのままの姿は
ダメで批難される姿なのだろうか
周りの目を気にして
本当の自分を偽っている自分の方が正しいのだろうか
自分の本当の気持ちはどこにいったんだろうか
自分を偽って何を守っているのだろう
何を恐れているのだろう
ずっと偽ったままなのだろうか
それは違う
偽ったところで何が変わる
何も変わらず
周りの目から恐れて逃れようとしているだけだ
それならありのままの姿を出した方がいいのではないか
周りのために自分を偽る人生をおくる必要は無い
自分の人生は自分だけの人生なのだから
生きる希望なんてない
それでいい。死ななければいい。
生きるってただ呼吸し続ければいいとっても簡単なことなはずなのに、頭が良くなきゃだとか可愛くなきゃカッコよくなきゃ運動できなきゃ空気読めなきゃとか勝手にハードル高くして勝手に死んでく人類やっぱ愚かだよね。
みんなで言おう!せーの!
世の中はクソ!!!!
とかクソデカ主語で罵らなきゃやってけないって
3年前の今日
きみは角を曲がってきたスピード違反の車にはねられた。
一命をこそ取り留めたが、
きみはあれからベットの上から
動かない。
いわゆる植物状態。
でも、植物が何も言わずに日の光を浴びて伸びていくように、
きみは日々大きくなっていく。
本当は毎日話をしながら、成長を感じたいけど、
“きみが生きている”
それだけに意味がある。
それだけでいい。
それだけでいいから、どうか
どうかこの時間がずっとずっと
続きますように
私は先輩じゃなくて、幼馴染くんじゃなくていい。それでいいんだ。
先輩を見なくなって時間が経った。私の記憶からも先輩との毎日の練習が消えていく。毎日が切なくて、毎日が虚しくて。それでいい。私は先輩との思い出を忘れる他ないんだ。ずっと先輩の事を考えてるなんて、諦めたなんて言えないじゃない?
あぁ、此処で先輩のために…って練習したんだ。
でも、もう先輩のためになんて言葉も使うことはないんだ。
あ、先輩が此処で笑ってたなぁ。
もう笑い声も聞くこともないか。
ぬいぐるみの背中。チャックを開けて中に入っている先輩とお揃いにって作ったキーホルダー。先輩の名前をつけていたこのぬいぐるみ。
ー気持ち悪いなー
いやぁ、幼馴染くんの事を考えなくなってからスッキリした。やっぱり、これで良かった…のかな。好きだった。そ、そんな事…ないよ。それでいいんだ。私が君のことを考えることなんて…よっぽど君のトリコになってたんだな。君の努力が無駄になってないって伝えたかったんだけど。思わせぶり、誘ってる…色んなことを考えたけど、結果的に私のことも配慮した落とし方だった。まぁでも、そんな日々、楽しかった。ありがとう。
と言いながら握りしめてるペアルックのキーホルダー。
ー説得力なんてないんだよなー
それでいいです
山田さんの口癖だった。
それがいいんです
小さな町の公民館。やってくるのは年配者向けサークル活動の常連さんくらいだ。それでもパートの当初はいろいろやらかした。利用者さんに口汚く罵られたこともある(お年寄りは容赦がないのだ)
落ち込んでしょんぼりしていると、ひとりで囲碁を打ちに来た山田さんが声を掛けてくれた。
私こんなんでいいのでしょうか
それでいいですよ
でも失敗ばかりで
一生懸命じゃないですか。それがいいんですよ
でも……
ヒューマンエラーは誰だってします。そこをフォローするのは、その人の一生懸命さだとわたしは思いますよ
山田さん、なんか凄い事おっしゃいますね
結局それが遠回りで不器用だけど、一番の方法なのだと言うことを、長い間働いているうちに実感していった。
山田さんはもう来ない。
遠い街の施設で去年の秋に亡くなったと聞いた。
それでいいんですよ
あの優しい肯定の言葉は今も私を支えて続けてくれる。
「悪口言われて悲しい」
「んー、そうじゃないだろ?」
「悔しい?」
「もうひと声」
「腹が立つ」
「その調子」
「許さん」
「いいね」
「……絶対に負けない」
「そう、それでいい」
道は一つしかないのだろうか。
暗く、拓けた土地に幾人もの足跡で踏み固められた一本の道が在る。その先には蛍のように淡く、しかし確かな灯が幾つも集まり道を照らしているのだ。ああ、きっとあそこには幸せがあるのだ。常人にとっての幸せの形が。
しかし、私の中に一片の陰りが差した。今まで、目を逸らし続けてきた事実が、姿をもって私の前に現れたのだ。かつて、先の見えない暗闇の中、一人の先導者が道を切り拓いた。私は、その道を辿っているだけに過ぎない。私のやってきた事は、ただの真似事だ。私は後ろを振り返る。同じだ。何も変わってなどいない。良く言えば安定した、正直に言えば個性の無い普遍的な道がそこは在った。多くの足跡で埋もれた道。私はこの道を何の疑いも持たずに、只、一心に歩んできた。
私は、他の道を見ようとはしなかったのだ。
幼い頃、私が真っ白な世界に描いた、虹を切り取ったかのような色の着いた道は何処へ行ったのだろうか。私の頬を、冷たい風がするりと撫でていった。風は、私の追い風とはなってはくれなかった。途端、視界の端に見慣れぬ蝶々が過ぎった。その姿を目で追うと、蝶は道を逸れた暗闇の中を臆する事なく進んで行く。
私の足は、蝶を追って駆け出した。そこに、恐怖はなかった。昔、二つ隣に住む友人と、こうして蝶を追いかけたことを思い出す。彼は今どうしているだろうか。私の脳裏には、あの夏の記憶が色鮮やかに甦った。しかし、その情景とは裏腹に、私の耳には静かな波の音が木霊した。
ふと、人の気配を感じて、背後を振り返る。見慣れた顔が、道の真ん中に立っていた。彼は、此方に気付くと、和かに笑って私に手を振った。がんばれよ、と懐かしい声が風に乗って私に届く。無性に泣きたい気持ちになって、喉が締め付けられた様な錯覚に捕らわれた。溢れそうになる涙を抑えようと、一つ瞬きをすると、彼はもうそこに居なかった。もう、私の後ろに、私を引き留めるものは、いない。私はもう一度、前を向いた。立ち止まりそうになった足をがむしゃらに動かして、蝶の消えた道を走り続けた。背後はもう、振り返らなかった。
水の弾ける音がして、暖かい陽の光が、私に手を差し出すのが見えた。
もう、これ以上のものは永遠に聴けない。
妹は素晴らしい演奏をするピアニストだ。いつも、ピアノに向き合っている。家族よりもピアノだった。だけど、私は別。ピアノと同等の立場。親はいつも私に妹を呼んでこいと言う。なぜなら、妹が11歳の頃。晩ごはんの時間でもリビングに来ない妹を父が連れてこようと部屋に訪れたっけ、引っ掻かれたからだ。だけど、私の場合は素直に従う。だから、親は私を頼る。妹もだ。妹は私に最初に聴かせたいといい、いつも私を自分の部屋に招き入れる。その演奏はどれも素晴らしい。
だからか、妹はテレビでは『天才的な美少女ピアニスト』と呼ばれる。本音を言うと顔は私のほうがいい。しかも、妹は顔を出していない。デタラメだ。そんなある日、妹は刺された。犯人はテレビでの適当なキャッチコピー的な物に惑わされた男だ。男は捕まったあと、「可愛くない」と叫んでいた。妹は刺された箇所が悪くて、ピアノに向き合えなくなった。いや、ピアノには向き合えるが、向き合ったら体ち負荷がかかり、死んでしまう。そうなってしまった。
今、私は妹と一緒にいる。妹はピアノを弾いていた。でも、私はそれでいいと思った。なぜなら、彼女の最期は、ピアノを弾かず、長生きするよりも、ピアノを弾いて、短命で死ぬほうが、ふさわしい。こうするしかないのだ。
最期は彼女は彼女らしく死んだほうがいい。どうせ、今日、母親に毒を飲まされたのだ。
『それでいい』
それでいい
「大丈夫だよ」と言い聞かせた。
不安なときは、そうすると楽になる。
たまに…そうじゃないときもあるけど、
それでいい
静けさの中…ゆっくりゆっくり
癒されていくの…
心温まるほうへ
ゆっくりゆっくり
あなたの温かい部分に
触れて…
わたしは色んな部分なんて
知りたくないの
温かい部分だけ
それでいい…
【それでいい】
自分が自分のままでは愛されないと
いつからか悟ってしまった。
ある時から仮面をつけて過ごしている。
人生とはそういうものだと
ある種の諦めはついているのだけれど。
もし、ただ唯一のひとが
君はそのままでいいのだと
そう言ってくれたならそれでいいのにと
浅はかな願望を捨てきれずに生きている。
『それでいい』
"それでいい"よりも
"それじゃなきゃだめ"を探さなくちゃ
妥協したらいつか必ず後悔する
[それでいい]
「少年」
探偵さんは、僕を勝手に助手に指名した。
そして、この事件に関して探偵さんが持ってる情報を全て僕に話してくれた。
アリバイも。考えられるトリックも。この館の背景も全て。
「これで、大体分かったかな?」
「まあ……全体像は見えるようになりましたね」
頷くと、探偵さんはうんうんと満足げに頷いた。
「それでいい。君は私が見る限り、1番この事件から遠い」
「はあ、そうですね」
偶然やってきて、事件に巻き込まれただけだし。
そんな僕に探偵さんは「それでいい」と笑う。
「君はどこまでも公平な部外者であるべきだ」
だから、と彼の目が細められた。
「全てを疑っていてくれ」
私も含めて。君の前では等しく容疑者だよ。
その言葉の真意を知るのは。
事件が解決して、彼がいなくなってしまった後だった。
楽しい
悲しい
悔しい
怖い
泣きたい
ただそれでいい
それだけでいい
ばいばい
私と正反対で似ているあなた。
いつもスタートは違っても、
必ずゴールは同じなんだね。
#7「それでいい」