『それでいい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
声を掛けたら応えてくれる
肩をつつけば振り向いてくれる
笑みを向ければ微笑みで返してくれる
それでいい
それだけでいい
そう思っていたのに
これ以上を渇望する声が腹の底から響いてくる
(それでいい)
それでいい。
何も聞かずに
ここに居て、
外には怖い
僕がいるから
【それでいい】
見えない境界線を越えないように
距離感が狂わないように
このバランスを壊したくない。
たぶん、君もそうだよね
大事だよ。
だから、それでいい。
このままが、続くのならば。
【お題:それでいい】
「それでいい」って言わないで
「それがいい」って言って
あなたはあなたそれでいい、
前を見るだけでいい
右往左往してもいい
困ってもいい
迷ってもいい
変わったっていい
あなたはあなたそれでいいんだよ。
それでいい
こっちは向かないで
振り向かないで
私じゃない誰かの方を向いて
歩いていって
それでいい
自分が良ければそれでいい。
ずっと思ってた。
自分が1番で自分が大切で、
自分以外は正直どうでもよかった。
でも自分以上に大切な人ができた。
愛らしくて可愛い娘。
大切にしたいと思った。
だがそんな娘にも思春期が来たのか、
無視されるようになった。
初めは目を合わせたら舌打ちされる程度だったが、
いつしか自分は存在しないかのような、
行動を取らてれた。
そんなある日娘が手を合わせて泣いているのを見た。
誰かの仏壇だった。
ごめんなさい。
父さんのこと大切にすれば良かった。
早く向き合えばよかった。
49日も待たせてごめんなさい。
私の死からなにか学んだのならそれでいいんだよ。
「〜がいいならそれでいい」
みんなが良いならそれでいい
私・僕が我慢すればそれでいい…
違う、そうじゃない
何もかも我慢すればいいわけではないし
だからと言って何もかも我慢しないのは違う
「年上だから、少数派だから」
じゃあ、年上なら少数派なら我慢し続けなきゃ
いけないの?我慢ばかりして一人でつらい思い
しなきゃいけないの?我慢ばかりしてないで
たまにはわがまま言っていいんだよ?
みんな同じ人間だけど、それぞれ考えること
思うことは違う
だから、年上だから少数派だからって我慢してる
あなたも少しは甘えたりわがまま言っていいんだ
よ?我慢しててもいいことないんだから、、
大好きな人がいる。
絶対に叶うわけないけど、気持ちは抑えられない。
近くにいるとドキドキして胸が疼く。
でも、そばに居ると過ごしやすくて落ち着く。
何度も諦めようとした。何度も離れようとした。
だけど、諦めきれない。だけど、離れられない。
行き場の無い感情はどこにしまうべきなのだろう。
この溢れる想いはどこに流すべきだろう。
諦めたいのに諦めきれない。
けど、これでいい。
このままで、この距離で、最後までこの思いは隠し通す。
だから、どうか離れていかないで。
私はずっとあなたの事を思うだけだから。
どうか、そのままでいさせて。
太陽は東から昇り、西へ沈む
蛙は蛇を恐れ、蛇は鷲を恐れ
弱き者は淘汰され、強き者は敬遠される
弱者には庇護を 強者には称賛を
ヒーローには勝利を ヴィランには敗北を
純潔には白を 汚穢には黒を
幼子はセカイの汚れを知らず
大人はセカイの汚れに呆れ
男は女を愛し
女は男に愛される
それでいい
常識(それ)でいい
知らなくていい
私のそれ(常識)など
知らなければいい
#それでいい
今日も疲れた。
今日も落ち込んだ。
今日も泣いた。
今日もミスをした。
今日も笑えなかった。
今日も声が出なかった。
今日も辛かった。
今日もしんどかった。
今日も苦しかった。
今日も怖かった。
今日も死ねなかった。
こんな自分に生きる価値はあるのだろうか。
いつになったら死ねるのだろうか。
毎日こんな日々だから、消えたい。
生まれた意味などなかった。
それでいいから、
そのままでいいから、
死なないで欲しい
何も高望みしない。君が死んだら私は道を間違えてしまう。
と、貴方は言った、
あれ、私、貴方に「死にたい」なんて打ち明けたことがあったっけ?
言われた瞬間それについて考えて、瞳孔は開きっぱなしで息を吸うのも忘れたのをよく覚えている。
やっと絞り出したのは
なんで?
それだけだった。
主語もないし何についての問なのか、私自身も分からないが 咄嗟に出た言葉というものは大体心情の核心をついていることが多い。
その時もそうだった
君が、今にも消えそうだから。
目を離した隙に 手の届かない場所に行きそうだって思った、気のせいかもしれないけど
それに君は 自分の存在の大きさを理解してない。
うるさいなあ、 お前誰だよ笑 別に死なないよ。
そう言おうとした。いつもみたいに
でも無理だった。
────── そうだね。ごめんね
それしか言えなかった 笑ってたつもりだったから。
私は私の想像よりも 悲しうな顔をしてたらしい。
それでいいから。
その言葉は妥協なのか、現状維持が最適解と言いたいのか、知らないが
君がそう言うならあと少し頑張ってあげなくもない。
そう思えた時間だった。
お題「それでいい」
『今はそれでいい。』
そう先生は言った。言ってくれた。
僕が"役立ずだ"と、"出来損ないだ"と自分を責めて責めて責めて追い詰めて…
自分の首を絞めていた時に掛けてくれた言葉。
「今は役に立てなくても、出来損ないでもいい。
いつか来る大事な時に自分の力を最大限に
発揮出来ればいい。
だから自分で自分を追い詰めて負の鎖で縛り付けないで、
今の自分を認めて、大切にして進みなさい。」
その言葉を辛い時、繰り返し思い出すとさっきまで
上手く出来なかった呼吸がすんなりと出来るようになる。
先生の言葉は魔法だ。
-何度となく僕を救ったその言葉の主は今年の7月、
この世を去った。僕は社会に出て世間の歯車として
日々働いている。そんな時、僕の目の前には1人の少年が立っている。あの日の、先生と出会った日の僕と同じ、
自分の価値を見失って彷徨って、未来に期待なんか出来ずに己の存在を呪って濁った目をしている少年が。
僕は彼と話をする。
彼が何を失くして、何を迷って、何を得たいのか。
沢山沢山話をして、そして僕は一つ少年に言葉を送る。
先生のように、少年の何かを救える様に。
『今はそれでいいんだよ。』
-ねぇ先生、僕も誰かを救えるかな。
僕の言葉でも救えるかな。
…わかんないけど自分のやれる事、やってみるよ。-
「それでいい」
何度呟いた言葉だろう。
妥協、諦め、無関心。時には幾つもの意味を持つこのたった5文字。このひらがな5文字が僕を苦しめ続けた。
僕にとっての「それでいい」は洗脳だ。
考えることをやめ、大義や、使命を言い訳にして、人を、殺し続ける。でも、そのおかげで笑顔になる人も居る。僕はただ、みんなの笑顔が見たいだけなんだ。だから、きっと
「それでいい」
いつも使っていた刀の冷たさを、首元に感じる。
君の
傍にいる時
ボクは
何時も
無防備
それでいい
# それでいい (96)
それでいい
現状維持って、あまりいい意味で使われないような気もする。
でも現状を維持するのも大変なんだよね。
いつもやる、それを続ける。
高みを目指すのもいいけど、今のままでもいいよね。
「それでいい」4/4
赤、青、黄色と導線の繋がれた
デジタル盤の表示が一分を切った。
「ほ、本当に赤でいいんですね!」
私は、震えた手でニッパーを持ち
赤色の導線に切り込みをいれる。
パチンッ、心臓の止まる音がする。
デジタル盤の数字が止まって、
私の時間が動き出す。
「ふぁぁぁぁ~
焼き肉行きましょうよ。先輩の奢りで」
『はいはい、それでいいよ』
ねぇ、今夜何食べたいですか?
そう聞いたって、夫の返事は大概同じ
なんでもいい… とか
それでいい…とか
私の話なんていつも聞いておらず
リビングのソファで
何時間見てるの?と言いたくなるくらい
毎日、新聞を広げてにらめっこしている
新婚の時は
君が作った料理は何でも美味しいから
だから、何でもいいって言うんだよ
なんて、言っていたけど…
「ねぇ、お父さん
今夜の夕飯、カレーにしましょうか?」
「あぁ、それでいい」
ぶっきらぼうな答え
こちらに、顔を向ける事もしない
どうせ、また
私の話など聞いていないのだろう
それでいい と、それがいい では
一文字違うだけだけど 全然違うのに
「あなた、 離婚しましょうか?」
どうせ 聞いていないだろうし
聞いていたとしても 慌てる夫が見たかったのかもしれない
その問いかけに 夫は新聞から
目を 離す事なく
「あぁ、それがいい そうしょう」
と答えた。
#それでいい
嫌いな自分ばかりが悪目立ちする
良い部分が出てきても
運が良かっただけだから
建前でしかないから
役に立たないから
そう思うばかりで信用できない
それでいいと思える自分が
私の近くにはいない
ぅわぁっ!!
なんて可愛い!!
そのまま動かないで…ッ!!
と急いでカメラ画面に切り替えると
知らんがな、とばかり動き出す
必ずそう、
いつもそう
無心な生きものたちよ…
残念極まりないけれど
そんなところも好きなんだ!
「それでいい」
#66