『ずっと隣で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「きれいな顔ね。そして、冷たい目は彼を彷彿とさせる。」
貴女は、私の顔の輪郭を両手で覆い、優しく微笑みながら、
私と一瞬、目を合わせてそう言った。
「こいつで間違えないか?」
鋭い目つきの男は、ぶっきら棒に貴女に問う。
「ええ、彼で間違えない。」
貴女は微笑み、満足そうに青年に答えた。
「金は?」
「いつも通りよ。」
「分かった。」
そういうと、男はこの場を去った。
再度、貴女は私を見て言った。
「今日から貴男は、わたしの夫になるの。」
ふと、目が覚める。
昔の記憶の夢か…。
あの頃は、まだ私の方が背が低かった。
今も変わらぬ、穏やかで美しい、魅惑な貴女。
今日も、貴女は私のとなりにいる。
ずっと隣で(3月13日)
ずっと隣で応援してくれるお母さん
いつもありがとう
これからも迷惑かけると思うけど
よろしくお願いします
お母さん大好きだよ!
気になる人とは死ぬまでずっと隣でいたい
きっと良いことが来る!
前向きに考えて進もう
この6年間、いつの日も君の隣りにいたよ。
はじめの頃は、よく枕にされていたな。
2年間たったくらいに、君は私に家の鍵を託したね。
鍵、もう忘れないよね
もう少したつと、君はずんずん大きくなっていったね。
君には不自然なほど大きかった私も、どんどん小さくなったな。
私は誰だと思う?
これから、君は険しい道を歩くことになるよ。
大切な人との摩擦や、本当の自分との摩擦。
これでお別れになるね。
がんばって
はたから見れば、幸せな結婚式だったのかもしれない。だけど、私にとってそれは呪いのような日々の始まりだった。
自分のセクシャルがレズビアンだと気づいた時にはもう手遅れだった。初恋の人に彼氏ができて、毎日自慢話を聞かされた。そして、その初恋の人にずっと「早く彼氏作ってよ。ダブルデートしよう」と言われ続けていた。それがどれほどの苦痛だったのか、彼女は知るはずもない。結局、彼女への好意を明かすことなくお互い社会人になった。
もう、学生の時のようにずっと隣で笑い合えない日々が続くのだと嘆いていた。
そんな私に追い討ちをかけるように、彼女から結婚式の招待状が届いた。今まで一番近くで愛してきた人が、他の人と結ばれる瞬間なんて見たくもなかった。だから、私は仕事を理由に断ろうかと思っていたが、それもできなかった。彼女が美しく着飾った姿を見ないでいられるだろうか。諦めるためにも、この目に納めなければならない。
期待していた通り、結婚式で現れた彼女は世界一綺麗だった。誰よりも幸せそうな顔をしていて、時折涙を流しては周囲の人に感謝を伝えていた。順番に各席を回りながら会話をしていく。ついに私のそばにきた彼女に私は「綺麗だね」と言うだけで精一杯だった。
こんな私にも彼女は笑って「今度はあんたが幸せになるんだよ」なんて言っていた。
相手の幸せを願っていたのはお互い様なのに、私たち二人はいつまでも一緒にはなれなかった。だから、彼女を安心させるためにも、私は愛のない結婚をした。もちろん、結婚式には彼女も呼んだ。夫婦ともに出席してくれてお祝いしてくれた。
「旦那一筋でもいいけど、私とも仲良くしてよね」
そう言って涙を流した。もしかして、私たち両想いだったのだろうか。どうして、この瞬間まで気づけなかったのか。自惚れでもいい。ここで、彼女の唇を私のものにしてしまいたかった。
だけど、そんなことできるはずもなく、私は「ありがとう」とだけ返した。
これから、二人の一番隣にいるのは私たちじゃない。いつか、本音を聞ける日が来たら、私の初恋について語ろう。
題 ずっと隣で
隣にいたい
あなたの隣にいられればそれだけで他には何も望まない。
「ん?」
隣で歩いている私の彼氏がこちらを見て微笑む。
私も微笑み返して、彼氏の手を握った。
握り返してくれる手が暖かい。
こんな風に一緒にいられることは、どれだけの奇跡が重なって出来たものなんだろう。
私が好きだからといって、相手も私のこと好きになってくれる保証はなかった。
逆も同じ。
私達がお互いを好きでいられて、今ここを歩いていられることが、たまらなく幸せだ。
「幸せだね」
私は彼氏の手の温かさを感じながら言った。
「そうだね」
彼氏は頷くと、繋いだ手に軽く力を入れる。
「君と出会ってからの僕は毎日楽しいよ」
「私も!私も毎日楽しい!幸せ!」
だからこそ・・・
だからこそ、これからもこの関係を続けていきたい。
途切れさせたくない。
永遠がお金で買い取れるなら魂でも売るのにな、と黒い事を考えてしまう私。
それは叶わないからこれからも努力しよう。
大好きな人とずっといられるように。
あなたの横にはいつも私がいられるように。
君が練る姿を ずっと隣でみていたかった
あるいは
僕が練るところを ずっと隣でみていてほしかった
ねるねるねるねと同時に
二人の生活を練りたかった
しかし
ねるねるねるねの色だけでなく
僕たちの色(関係)も 変わってしまった
お兄ちゃんの音は、どんなに有名なプロの人でも真似出来ないような、特別さがある。
透明感があって、感情がこもってるようでこもってない……でも、聞いている人は無意識に涙を浮かべるような、そんな音。
そんなお兄ちゃんの音を、独り占めできるのは、妹である私だけ。
ずっと隣で、お兄ちゃんの音を聞かせて。
俺の隣にはずっと、掃除機の霊がいる。
見えるわけではないけど、感じる。
現れてからは右腕に、ずっしりとした旧式のサイクロン掃除機のあの重さがある。
まだギリギリ使えていたあの掃除機を粗大ゴミに出して数日経ってからだ。
本人はまだ捨てられるとは思ってなかったのだろう、成仏できないでいるのかな。
廃棄する少し前に最新の軽量型を購入した。
「すげっ、軽っ!」
「吸引力ハンパねぇ」
などと浮かれている様子も見ていたことだろう。
アイツだって買った頃には最新型で、見た目もクールな近未来風、経験したことがない激しい吸引力に腕がプルつくほどだった。
とても頼りにして、フィルター掃除、時には分解掃除もしてきた。家中、俺の傍にぴったりついて回る良き相棒だった。
もっとちゃんとした別れをしなきゃならなかったんだ。かれこれ10年以上も生活を共にしてきたのだから。どんなに悲しんでいるか。どんなに俺を恨んでいることか。申し訳なさで胸が潰れそうになる。
手放してしまってもう本体はない。隣の霊に、ありのままの気持ちを伝えることしかできない。
聞こえるかわからないが呟いてみる。
「勝手に処分なんかして悪かった。長い間、ずっとよく働いてくれてありがとう」
うん、聞いてくれてる気がする。
「最近は手入れしても吸引力がかなり弱くなってたろ…俺花粉症もあるから…」
「家電の寿命は10年目安というし」
言い訳がましい。いかん。
「君の働きぶりにはずっと感謝してた。言葉にしてなくてごめん。いつも掃除機をかけた後の気持ちよさに大満足してたよ」
これは本当。
「代替わりして、新しいやつのことも君だと思ってやっていくつもりだよ。掃除機かける時はいつも君のこと思い出すよ、本当にありがとう…」
ふっ、と右腕が軽くなる。気配が消えた…?
成仏できたんだろうか。新しいほうのに乗り移っててもいいけど。
長年の感謝の気持ちを伝えられてよかったな。
「ずっと隣で」
#360
ずっと隣で私を見ててくれますか…?
・
・
・
その返事が返ってくることはもうきっとないんだろうな…
ずっと隣でわらっててくれますか
ただそれだけで
いい
『ねぇ』
「何?」
『ずっと隣にいてね』
「え、急にどうしたのw」
『だから...ずっと一緒に...』
「意味わかんない」
『え...あ...あはは、そっかそうだよね〜w』
『まぁ冗談だから気にし...』
「死ぬまで一緒にいるに決まってるでしょ?」
『...っ!』
【ずっと隣で】
あなたの隣に居たいの
嬉しいことがあった時の輝くような笑顔も
夢に向かって努力している時の真剣な表情も
ずっと隣で見ていたい
時々落ち込んだり
辛い思いもすると思うけど
そんな時は
ずっと隣で支えたい
ねえ
ずっとあなたの隣に居たいと思うのは
ワガママなのかな?
この願いが叶う時は
来るのかな?
『ずっと隣で』
幼い頃のわたしがずっと私の隣で泣いている。
「どうして泣いているの?」
少女は何も言わずに黙っている。
ずっとだ。少女を救えないままでいる。
私も少女も無力なんだ。
ずっと隣にいてくれたあの人は
もう隣にはいない
今、ずっと隣にいてくれる、
ずっと隣でいれる、
そんな人は親友だけ
だから親友は大切にしていこうと思う
でもね
たまにね
「親友」じゃなくて
隣にいてくれる人が
ほしくなったりするじゃん?
そーゆーときって
すごく寂しいじゃん?
でもね
いつか
また隣にいてくれる人に
出会えると思うの
そんな日がくるまで
今できることをして待とうと思います
3月13日『ずっと隣で』
ずっと隣にいられるより、ある程度距離があったほうが、良い関係でいられる気がする。
カーテンが揺れて二人は微睡んでずっと隣で寝てもいいかい?
僕は君を知ってるよ
ずっと隣で見てきたから
君の苦手なことも得意なことも
好きなことも嫌いなことも
隣で見てきたからわかるよ。
だからさ、僕を頼ってよ。
僕は隣で見てきたのだから
ずっと隣で
明日は卒業式
もう、さよならなんだね
嫌だよ。寂しいよ。
ずっと隣で笑っていてよ
あの子のそばに、ずっと居たい。
あの子の隣に、ずっと居たい。
あの子にずっと笑っていて欲しい。
たとえ自分の笑顔が消えたとしても。
あの子が隣で笑ってるのなら。
それなら自分はどうなったっていい。
ずっと隣で過ごせるのなら。
テーマ【ずっと隣で】