『さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『さよならは言わないで』
わたしの旅は今どの辺りまで
来ているのだろうか。
今まで出会った人
これから、出会う人
どんな想いに出会うかは未知数の旅
色んな出会いがあったけれど
未だに何かを
探している思いに駆られる
それが、何かが分かった時
わたしの旅は終えるのだろう
この世に産まれて
この世に生きて
皆んな、それぞれの何かを探している
人によって違う何かが
何処にあるのかを知る為に
人生とは一期一会なのだろう。
さよならは
そう言う意味では、
永遠に終わりを意味するように感じる。
だから、
どうかさよならとは
言わないで
いずれ、その日が来るまでは、、
さよならは言わないで
あまりにも有名なフレーズで聞き覚えがありすぎるけど元ネタはさっぱりわからない。よくあることだ。
なので元ネタがなにか調べてみた。わかりませんでした。
いや、軽く調べた程度じゃわからないや。昔のドラマかなにかと思ったけど似たような言葉が歌から映画に漫画といろいろあってよくわからなかった。
もしかしたら特定のなにかじゃなくて自然発生的な言葉なのかな。いわゆる名言みたいなのと違って普通の日常会話で出てきてもおかしくない程度の言葉だしな。
【さよならは言わないで】
ついに向かえた、市民合同演奏会当日。
足りない人数でパートを分担して、
限られた時間の中で必死に練習して、
なんとか曲を仕上げられた。
そして本番の演奏も、無事に終えることができた。
「お疲れさん。」
『お疲れ様です。ありがとうござました。』
「いや、こちらこそ。いい経験をさせて貰った。」
どうしても人手が足りなくて、ダメ元で高校時代の先輩に、
エキストラ出演のお願いをしてみたら、快く了承してくれた。
お仕事の都合上、合奏練習にはなかなか参加できなかったけど、
それでも、ゲネプロ前には完璧だった。
『お忙しい中、本当にありがとうござました。
先輩にお願いできてよかったです。』
「あぁ俺も、久しぶりにお前たちと演奏できて楽しかったよ。」
昔から先輩は優しかった。
同級生からは、"後輩に甘い"なんて言われていたらしいけど…。
『また、お願いしても、いいですか?』
「ああ、もちろんだ。…まぁ仕事の都合が付けば、だけどな。」
今回の1回で終わらせたくない。
また、先輩と一緒に音楽がしたい。
だから、…。
「じゃあ、またな。」
『はい。また、よろしくお願いします。お疲れ様でした。』
"さよなら"でなんか終わらせない。
お題『さよならは言わないで』
病に臥せっていた友達が死んだと聞いた。ついこの前、遊んだばかりだった。
私がお見舞いに行ったところ、友達が「医者と看護師の許可はもらったから、今度一緒に遊ばない?」と言ってきた。
だから私達はいろんな場所に行った。彼女はとっくに歩く体力をなくしていたから車椅子での移動となった。
地元のショッピングモールをぐるっとまわった後、海が見える丘へ。
海を眺めながら友達が言った。
「ねぇ、もし私が死んだらさ。ここから骨をまいて欲しいってお母さんとかお父さんに言ってあるの」
「縁起でもないこといわないでよ」
「あはは、ごめん」
それからしばらく沈黙が流れる。吹き付ける風は冷たくて、波の音が不規則に聞こえてくる。
私は友達との今までのことを思い出していた。出会ってからずっと一緒にいた幼馴染。それがあまり聞いたことがない病気にかかっちゃってさ。
もうすぐ彼女はここからいなくなる。わかってる。わかってはいる、頭の中では。
「私さ」
「なに」
「さよならなんて言わないから」
「うん」
「っていうか、まだまだ生きててもらわないと困るんだから!」
そう言って私は顔を覆った。彼女からなにか言ってくることはないまま、私達はしばらく丘の上にたたずんでた。
それから何日か過ぎて、私は彼女の葬式に参列している。
棺桶の中でお花に包まれて眠る彼女は病室にいた頃よりも健康そうに見えた。でも目を覚ますことは二度とない。
もう一度、私は心で彼女に言った。
(さよならなんて、絶対に言わないから)
「さよならは言わないで」
貴方を愛していたのよ
それなのに、どうして
どうして私を置いていくの
ああ、神よ
願わくば、
来世でも貴方と出逢いたい
本当に、愛していた
眼前に黒が降りる。
胸を打つこの激情は何なのだろうか。
思いながら、流れゆくアルファベットを眺め、壮大な音楽に耳を傾け「終わり」を享受する。
明転。
映画の終わりは、いつも言いたくなりますね。
「さよならは言わないで」
さよならは言わないで
さよならは言わないで
それは二度と会えなくなる人に言うことばだから
“行ってきます”
そう言ってあの子は空を飛んだ。
すぐそこのコンビニに行くかのような軽さだった。
この世界に未練など微塵もないような。
待ち望んだ平穏をようやく手にしたような。
やさしく凪いだ顔だった。
私は動けなかった。あの子の冷たい手のひらを強く掴んで引き戻すことは出来なかった。
そうすべきことは理解っていた。それでも。
命を軽んじていると非難されるかもしれない。
きっといつか幸せな未来が訪れたかもしれない。
生きてさえいれば。
いつ抜け出せるか知れない地獄の底で、生きて、いたって。
あの子が、
ほんの少しの希望をそこに見出したのなら。
強く拳を握りしめる。
あの子を受け止めた広い空を睨みつける。
あの子の後ろ姿を見送ることしかできなかった私には、何も言う資格がない。
ただ、“さよなら”は言わない。
絶対にまた、必ず。
きみに会いに行く。
『さよならは言わないで』
どんなに大切な時間でも、全て平等に訪れる無。
その中で人はなんと思うのか、なんと言うのか。
次も会えると思っているのなら
「さようなら」「バイバイ」
という事が多い。
でも、もう次が無いとしたら?
記憶の中でしか会えないとしたら?
さようならなんて言わない。
「またね」
悩んでいることを両親に相談したことがない。
仕方がわからない。
いつ怒られるかと思っていたし、いつもピリピリしていた。
だから相談しようとしたこともない。
怒られるか怒られないか2択だった。
今、親たちは私が自ら関わろうとしないと冷たいなど思っているだろう。
正直、関わり方がわからないのだ。
『さよならは言わないで』
最近友達が遊んでくれない。誰と遊んでいるのだろうとそっと伺ってみると、その子は同じ年頃のこどもたちと声を上げてボールを追いかけていた。私の他にも友達ができていることをうれしく思いつつも少し寂しい気持ちになって胸がチクチクした。
私を視ることができるのは小さなこどもか、よっぽど純粋なひとだけ。家の庭でひとり遊びをしていた子に話しかけたときに私はその子の初めての友達になった。
「近くの広場にね、いつもボール遊びしてる人たちがいるの。
でもどうやったら混ぜてもらえるかわからない。
混ぜてって言っても断られたらどうしよう」
少し引っ込み思案な友達を励ましたり背中を押したりしたのは私。それは私のことがいつか見えなくなっても大丈夫なようにしたかったから。
広場から少し離れたところにいた私の元へボールが転がってきた。
「あっ!」
「あっ、」
私の顔を見てパッと顔を輝かせた友達は、一緒に遊ぼう、と誘ってくれた。
「おーい!ボール早く!」
けれど遠くの子はボールは見えているけれど、私のことは見えていないようだった。
「早く行ってあげて」
何度かこちらを気にする友達に私は手を小さく振った。
友達には友達がいて、でも私のことが見えなくなったわけではないことは胸のチクチクをほんのり和らげてくれた。それがたとえ今だけのことだとしても。
ボール遊びの声が響く広場から私はそっと歩き出す。いつかまた遊ぶこともあるかもしれないという思いと、もうそれはないだろうという思いのどちらともが胸から離れなかった。
さよならは言わないで
あの人と過ごした時間は、私の人生において序章の一節に過ぎないだろう。
好きとも嫌いともつかない。
ただ、離れることなど到底考えられなかった。
あの頃の私にとって、確かに世界そのものだったのだ。
あの人にとってはどうだっただろうか。
さよならの代わりに告げられた、たった3文字の言葉が、かつての世界を辛うじて繋ぎとめてしまっている。
今でも心の片隅で再びの邂逅を待ちわびている。
あの人にとってはどうだろうか。
幼い時分の人間関係なんて、ましてや掛けた言葉なんて、きっとすっかり忘れて今を生きているだろう。
だとしたらまるで呪いだ、と静かに溜息を零した。
「じゃ」
「うん」
空港の保安検査場の前で、タイキは小さく手を掲げた。それに合わせてモトナオは何とか笑顔を繕った。
ルームシェア始めて三年。ぬるま湯のような心地良い関係。彼の荷造りが済んだ後の部屋は、悲しい程に広々としていた。自分も今月末には一人暮らし用の部屋へと引っ越す。
日本から約20時間。ほぼ丸一日かけて彼は遠い国へと旅立つ。イタリア在住なんて、カッコいいじゃないか。
タイキは元々、地元の商社に勤めていた。夢は『書道家になること』だと聞いたのは、一緒に暮らし始めて初めて迎えた年末だった。実家に帰らないのか、という問いから派生した話題だった。
大学を卒業する際に親族総出で反対されたらしい。それでも夢を諦めきれず、心のしこりとして今まで燻っていたそうだ。
コツコツと作品を作り、小さな画廊を借りて個展を開く。たまにSNS等でその様子を発信していた。彼の休日の趣味は専ら制作活動だった。
そうした活動が実り、徐々に彼は顧客を得ていった。そして溜まった貯金を元に遂に旅立つ時が来たらしい。
「着いたら連絡するね」
「ああ。気をつけて」
タイキからの選別の品は、モトナオの名前が書かれた書だった。ご丁寧に額に入れられていた。『数年後に値打ち物になるようにするから!』と屈託の無い笑顔と共に渡された。
正直、羨ましいとさえ思う。打ち込める何かを彼は持っている。自分はどうだろう?
「ナオさんもさ、落ち着いたら遊びに来なよ。なんなら引っ越して来ても良いからね」
「はは。引っ越してどうするんだ」
眩しい。彼が。憎いほど。そう思う自分がさもしい。
そうだなぁ、と一考してタイキは笑ってみせた。
「ピザ食べたくなったら、引っ越しなよ」
じゃあまた、と惜しげもなく保安検査場へ吸い込まれていくタイキに、モトナオは呆気に取られた。
同時に笑いが込み上げた。ああ、そうか。彼にとってはそれ位のノリなのか。今生の別れのような気持ちの自分が馬鹿らしくなった。
モトナオは急に嬉しくなり、タイキの背に呼びかけた
「じゃあ、良い店探しといてくれ」
タイキは振り返り「オッケー!」と手を挙げた。
≪さよならは言わないで≫
すぐまた会えるから寂しくないんだよ
それでもすごく寂しくて
離れた瞬間に会いたくなる
「さよならは言わないで」
さならは言わないで
お願い
しばらく距離を置いても
さよならだけは言わないで
「さよならは言わないで」
汽笛でさよならを伝える
今日最後の運行のアナタからヘッドマークが取り外された
アナタとアナタの印にさよならを云わないよ
汽笛が鳴り響くプラットホームに
さよなら、ありがとうが木霊する
ワタシはさよならは言わないでとその場に居る人たちに云えずに
アナタの最後の姿をカメラに収めた
出会ってすぐ、なぜだか
私じゃあなたを癒せないと
直感でわかって
あなたが私を好きになってくれて
私もあなたを好きになったとしても
祝福されない
いずれ終わりになる関係だとも
わかってた
だけど
会えたら毎日楽しくて
話しやすくて
あなたをもっと笑顔にしたくて
ダメだと思いながら
あなたの好きそうな仕草を
散々重ねてしまった
あとひとしずく落ちたら
何か始まってしまいそうで
そうならないために
異動願いを出した
#さよならは言わないで
さよなら言わないで
死んだら終わり、さよならは言わないで
あらそうなの、こんなことなら好きになんじゃなかったよ、
言ってしまえばそれが現実だと受け入れなければいけないじゃないか、
そんなことは嫌だ、
さよならしないでお願いだから、
あなたのお話を聞きたいの
さよならは言わないで。
そんな言葉は聞きたくなかったのに。
もっともっと、
貴方に伝えたいことがたくさんあったのに。
それなのにどうして、
一方的に別れを告げて去ってしまうの?
この行き場のない想いは、
どこに、誰に、伝えたらいいの?
小学生の頃は当たり前に毎日使ってた。それを言わなければ礼儀知らずみたいに思いでもいた。しかしオトナになるにつれサヨナラがどこか淋しく重く感じる。それは何故か?と考えてみた。
2度と会わないようなイメージがある
また明日ね!の方が明るく使いやすく気持ちが良い
などがあげられる
「さよならは言わないで(創作)」
桜が大好きなあなた。
今年もいろんな所で、桜を見に行ったよね。
私が夏が苦手な事を知っていたからなのか、あまり出かけたがらず、家でボードゲームをした方が多かったかな。
秋は紅葉も見に行った。行けない時は、視線を軽くあげて、赤や黄色に変わっていく街路樹を見て楽しんだよね。落ち葉をふむ度に聞こえてるく音も、とてみ綺麗だった。それだけで心が豊かになった気分だった。
冬はコタツに入ってみかんを食べたり、ぎゅっとくっついてお互いの体温を共有するようにお散歩もしたよね。
「来年の桜は見れるかな…見たいな」
そう言ってあなたは、3月に旅立ってしまった。遠い遠い世界へ。桜のつぼみも、あなたを待っていたのに、先に逝ってしまった。
あなたのいない世界は、ただただ灰色で、この先、私の世界に色彩が現れることがあるのでしょうか。
それまでは、あなたと向き合って生きていこうと思います。抗うことなく、あなたがいない現実を受け止めながら、
私、もう、大丈夫!!
って言える日まで。