『さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならは言わないで、お別れはリムーブorブロックでお願いします。
…………リアルな人間関係でも出来たらいいのに。
END
「さよならは言わないで」
【128,お題:さよならは言わないで】
「またね」
いつもそう言って別れる君が、一度だけ
「さよなら」
そう言った日があったんだ
その翌日、君は行方不明になって、帰ってきたのは2週間後だった
全身傷だらけ泥まみれで、骨も折れてたしあちこちボロボロだったけど
君が帰ってきてくれたこと、また会えたことが何より嬉しくて他の事なんてどうでも良かった
だが、行方不明だった2週間何をしていたのか、何処にいたのかは、何度聞いても教えてはくれなかった
心配で心配でぐずぐずに泣き腫らした顔で訴える
「もう2度と、さよならなんて言わないで」
「...ああ、もう言わない」
その日から帰り際には「さよなら」ではなく
「また明日」と言うのが、僕たちの間の暗黙のルールとなった
さよならは言わないで🕶
偽りなのか疑いなのか不安定な愛を確認した翌日
「ごめん、もう会えない」
いきなりそう伝えられた。朝日がまるでお前がいけないんだと責める様に私を照らす
「なんで…?」
「警察に疑われてる、君を巻き込みたくない」
「もう既に同じ穴のムジナでしょ…昨夜、愛してる言ったじゃない!!」
「申し訳ない。でも本当に君を僕がいるような暗い世界へ巻き込みたくないんだ。」
泣きそうなほど悲しい顔して、冷たく私を引き離す
「あなたが連れてきたのに、あなたが、、、」
「ボス。居場所がバレそうです」
「……もう行かないと。」
「いつか戻ってくるよね?」
床に脱ぎ捨てられたシャツを拾って彼が言った
「…誰かに関係を聞かれても知らないと言ってくれ」
「…わかった。でも…さようならは言わないで。次は私があなたを探し出すから」
「ありがとう。心から愛してる」
初めて見た彼の顔には昨日のような疑いは見えなかった。
「私も」
部屋に残ったのはバニラのようででもどこかスパイシーな彼の残り香と真っ白なシーツと私だけ。
人は生まれた瞬間から、人生という名の線路を走る列車
に乗っているそうです。
切符はお腹の中にいる時に神様から貰ったもの。
しかし、貰えるのは片道分だけ。
一度乗ったら戻れません。
けれど、乗っているのは自分だけ。そして、各駅停車だから疲れたら一度降りて休むことができる。
だから終点に着いた時に、幸せな旅だったと心から思えるように、後悔しないように一日一日を大切に生きていきたいと私は思う。
「さよならは言わないで」
なんでもないただの一日のはずだった...
後味は悪いが、帰ったらまた仲直りしよう。
そうだ...帰ったら...
そのはずだったのに―――
突然電話がなった。
何を言われたかはもう覚えていない。
無我夢中で走った。ただただ走った。
変わり果てた姿で横になるあなたが目に飛び込んできた。
後悔とはなんて残酷な感情だろうか...
まるで一生解かれることのない呪いを被ったようだ。
心の底から押し寄せる波が、あなたの顔に雫を落とす。
ごめん...ごめん...本当に......
さよならは言わない約束だったのに
もう二度と
後悔しない人生を
一日を過ごすと
心に決めた日だった
さよならは言わないで
いつかあなたと別れる日が来るとして。
私は笑顔で「さよなら」と言えるだろうか。
…言えないだろうな。
たくさん泣いてあなたを困らせるだろう。
だから、だからその時はどうか。
終わらせてね、私の全部。
(その言葉を聞くくらいなら、私はあなたの手で終わりたい)
陽が傾いて
ビルの合間から
橙の斜光が差す
遠ざかる君を
不安気に見守る
もう直ぐ陽は落ち
茜色から鈍色に変わる
そんな事を思いながら
ふっーとため息を吐き
優しくほほ笑む
それを感じたかの様に
君が振り向いた
立ち止まって
体全体を使いながら
大きく左右に振る手のひら
指折り数える仕草
また逢えるから
大丈夫だよと伝わってきた
バイバイまたね
さよならとは言わないよ
縁があると思ってるから
私は踵を返し歩き出した
[ #34. さよならは言わないで ]
まだ、さよならなんてしたくないから。
さよならなんて言わないで。
お題:さよならは言わないで
「さよならは言わないでおくよ」
あなたがまたね代わりの挨拶を残してから、どれほどの時が流れたでしょう。
触れたら溶けてしまう雪の粒のように淡い祈りを込めた言葉は今もまだ私の胸に灯っているというのに。
冴えた夜空には静謐の星々。
死んだ人は星になるだなんて、誰が言ったのでしょうね。
あなたと星を数えた喜びよりも、あなたを探してしまう無意識の悲しさが身にしみてしまうのだから、なんて意地の悪い言葉でしょう。
物言わぬ星を仰ぎ見て、あなたの声を思い出す。
何度も、何度も。
いつかまた会えたら、このやさしい痛みを渡しましょう。
これは私があなたを思った証なのですから。
「さよならは言ってあげないから!」
君の姉が最後にそう言って、3ヶ月近く経つのか。
まだ君に会えないことにもどかしさを感じる。早く会いたいという衝動に駆られる。
理由はわからない。
君が心配だ。
強いて見つけるなら、この理由しか思いつかない。
君が自分に、最後に言った言葉は何だっけ。
ああ、そうだ。
自分のようになりたかった、みたいな内容。
憧れてくれて、嬉しくもあった。
でもそんなものより、心配だった。
次、会った時は、「さよなら」なんて言わないでね。
強さなんかよりも、自分は君と会えることを、嬉しく思っているよ。
____くん。
_2023.12.3「さよならは言わないで」
一つ前、昨日のお題の話も見てくださるといいかも。
なんでも持ってるぜ☆系主人公とそのせいで出来上がった闇堕ちライバル。最高。
pkです。
何か違う
出会った頃の感覚と…
わたしの中で
あなたへの想いが
揺れている
この間は
ふと
無愛想にしてしまった
悪気はなかったけど
つい
イライラさせてしまった
だけど、
だけどお願い
『さよならは言わないで』
あなたのせいにだけは
したくないの
まー
ふと目を覚ますと、私は小さな小屋の中にいた。
体を起こして辺りを見渡すと、そこは四方を壁に囲まれた小さな小部屋だった。四方の壁の一つに小窓があるだけで、あとは私の寝ている寝具が一つ。小窓は格子の枠にガラスがはめ込まれている。
酷く違和感を感じたが、その部屋には扉がないからとその違和感の正体に気づくのにはそこまで時間が掛からなかった。
私はゆっくりと小窓に近づき、両開きの窓を押し出す。
窓の外には小さな小川が流れており、小川の手前には男の子が一人で立っている。
すり減った金属の軋む音で彼はこちらを向いた。
彼は優しく微笑うと、小さく手を振った。
ー 彼はどこかに行ってしまう、行かしてはならない
衝動的にそう思った私は声を上げ、手を伸ばした。
彼は少し悲しそうな顔で小さく首を横に振った。小さく何かを呟くと、小川の方に振り返り歩き出した。裾が水に浸っても彼は構わず歩き続ける。
私は伸ばした手で顔を覆った。
ー 私の方こそありがとう。
私は小さく呟くと、手の隙間から雫がこぼれ落ちた。
さよならは言わないで
『さよならは言わないで』
まだあなたのことちゃんと忘れられてるわけじゃないの。
まだ諦めたくないの。
だから、
まださよならは言わないで
私は、この関係が終わりを迎えることを何よりも恐れている。「さよなら」が怖くて怖くてたまらない。
君とは恋人でもなんでもないけれど、友人というにはなんだかもどかしい。はたまた親友かと聞かれれば、そうでもないような気がする。
不思議と心地が良くて、型にはまらないような君との日々が大好きだ。
だから、私は「さよなら」は言わない。
「またね」
そう言えば、ずっとずっと君との、この付かず離れずの愛おしい日々が続くんだと思い込んで、今日の夜もきっと安心して眠りにつける。
(さよならは言わないで)
さよならと言わないで
それを言われたら”他人”になってしまうから
『これで、よしと』
ここは、私の研究室で、ロボットの修理をしている。
私は、機械のパーツをはめ込むと、スイッチを押した。
『こんにちは、あなたは誰ですか』
起き上がったロボットは、私にたずねた。
『僕だよ。ダンだよ』
『ダン?私の知っているダンは、子供のダンしかいませんが』
『君を直すのに、大人になっちゃったんだよ』
ロボットのベンの手をつかんだ。
『もう、さよならなんて言わないでくれよ』
さよならは言わないで
一口の幸せ
ゆっくりと…味わって
余韻を感じる
何も言わずに
ひと口の幸せに
酔う…
さよならでは
ないの
わたしの心を満たして
くれた一生の宝物
今日が最期だと思った
そう考えていた子供の頃
手を振った先には別の道
だから交わることはないのだと
今日が最期だと思わなかった
そう決めつけていた大人の僕
手を振った後に何度でも
会いに行くから大丈夫だと
繰り返された再会も
後ろ髪引かれることのない別れも
終わりは突然に訪れるから
今日が最期だと分かったとき
目を閉ざしたその時に伝えるから
今日もまた明日と決めつけて
さよならは言わないで
#さよならは言わないで
さよならとは言わないで
だけど
唇にはさよならを告げて、
さよならはきみから始めた
冷えた体温。濡れた体。ゆらゆらと揺れる水面。
移らない温もりは最初で最後の逢瀬だったね。
初めを間違えた僕たちはもう二度と交えない。
お別れはもう直ぐそこにあるから。
さよならなんて言わないで
会いたいよ、
お願いだから僕を置いていかないで、
ひとりはもう嫌なんだ
立ち上がった空の上。灰色の空気が僕を包み込む。
差し出された華奢な指先。枯れる声。
敵になった君は僕を救えないだろう?
また逢えたらいいね。ここじゃ無い何処かで。
宝ものが消えていく、この手のなかからすべり落ちる
ぼくは間違えたの?なにもかもを間違えた、
あのときをくり返して、きみを取り戻せるなら
どんなことだって出来たはずなのに、
「さよなら」
もうきみの顔も思い出せないんだ。
お題【さよならなんて言わないで】