さよならは言わないで』の作文集

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さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/3/2023, 12:12:52 PM

さよならは言わないで

お願い…

さよならなんて言わないで…

あなたがいないと私は…

帰ってきて…

また同じことの繰り返し。

お願い…

冷たい廊下と冷たい視線

針のように刺さる言葉たち

母に買ってもらった眼鏡は割られた。

美容院に行けなくて頭から溢れていた髪も

ほとんどなくなった。

口から血が出てきて

叫びたくなるほどに頭が痛い。

目の前は真っ暗になった。

母は病死して

父は出ていった。

いじめられてた私を守ってくれたのは

あなただけだった。

でもあなたも私をおいて去っていった。

もう生きられない。

誰か救って

私を

12/3/2023, 12:08:27 PM

さよならは言わないで

僕はさよならが嫌いだ。
だって楽しい時間が終わってしまうから。

僕はさよならが大嫌いだ。
大切な君が居なくなってしまうから。

僕はまたねが好きだ。
また会えると分かってるから。

僕はまたねが大好きだ。
君の笑う顔がまた見れると思うから。

僕は君に伝えたい。
大好きだと、愛していると。

僕は君に言った。
さよならは言わないで。

「ずっと一緒に居よう」

12/3/2023, 12:08:23 PM

あなたは自分勝手だ。

あなたは急に今日は空いてる、とか聞く。
私が今何の用事もないのを分かっているのに。

先週まで私の隣にいた彼は、
きっと誰かと寝ている頃だ。

それをあなたは知っている。
あなたは私を慰める。

そのくせあなたは勝手に潰れる。
大抵話の途中で寝てしまう。

飲みに誘ったくせして、
いつもいつも私があなたをあなたの家まで送る。

あなたはまたね、ともさよなら、とも言わない。

あなたと毎晩こうしているのは、
寂しいからではない。

明日も私を誘って、
何も言わないで寝てしまえ。


「さよならは言わないで」




「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!!!
ちょっと調子が悪くてかけていませんでした!!
これからも全然書けないとは思いますが頑張ります!!
オプチャもよろしくお願いします!!
誰でも大歓迎です!!

12/3/2023, 12:08:08 PM

君が、それでいいなら、僕は止めないよ

でも、まだ、君に伝えられてない事があるんだ

だから、まだ、さよならは言わないで







『好きだよ』

12/3/2023, 12:04:10 PM

さよならは言わないで
明日、好きだと言って、私も好きと返した彼が旅立って行く。時間の流れは残酷で、もう夕焼けが暗くなり、そろそろちゃんと家に帰らないといけなくなった。
ー暗いね。
独り言のように彼がつぶやくその言葉が、私の心に鈍く刺さる。さよならなんか言いたくない。だったら・・・
ーさよならを言う前にって言ったけど、あれ取り消す。
ーん?
ーさよならなんか言ってやらない!!
 ・・・だって、まださよならじゃないでしょ!
 お別れなんてしない!会いに行くから!もし会えな
 くても、また絶対に会うんだから!!
彼は少し驚いたけど、君らしいと笑ってくれた。
ーそれじゃあ、また会おう。
ーうん。
さよならは言わないで、私たちはそれぞれ帰った。

12/3/2023, 12:02:34 PM

「さよならは言わないで」

 私は、息子を残し交通事故で死んでしまった。
死んでしまったはずなのに私は今、我が家の寝室にいる。
時刻は朝の7時。睡眠中だったのかな?
「いや、私は死んだはず」そう、思いながら生きていることに、安堵した。しかし、その安堵はすぐに消えた。
ベッドの隣りにある机に手紙が置いてあった。
「小松 花恵様へ 
今、死んだのに!と驚いているところだと思います。
生き返ったわけではありません。この時間は、全ての死者に与えられる、最後の時間です。家でくつろぐもよし、大切な人と時を過ごすもよし、時間は好きに使ってください。時間は2時間です。【注意事項】この時間は、貴方は生きている世界線になっています。パラレルワールドと思っていただいたらいいかと。死んだことを明かしてはなりません。
死神法の決まりです。最後に、この時間は、終われば無かったことになりますが、言葉は、対象者の記憶に残ります。
誰かに伝えたいことがあれば、ぜひ。 死神委員会より」
 この名前、たしかに私だ。嘘だと思ったが、三途の川を渡っているときに、たしかに、似た説明があったような気がする。天は自由かと思ったが、意外と手続きがあるのだ。この手紙を見て私は嬉しくなかった。我が子と2時間しかいられないなんて。でも、こんな時間があるだけ幸せなことじゃないと私は自分の心に言い聞かせた。そんなことを考えてる暇は無いと、私は息子の顔を見ようと寝室から出た、すると、眠そうな、不機嫌そうな顔をする私の息子、健一がいた。「母さん、ご飯作って〜」そうか、学校か。健一は高校2年生だ。勉強はいまいちだが、運動神経は抜群でバスケ部で大活躍している。親バカかな?
私は、健一の顔を見て、声を聞いて、涙が溢れそうになった。あんたが大人になる姿を見届けたかった。でも、泣きたくない。この世界線は無かったことになる。しかし、言葉は記憶に残る。あの子の記憶に泣き顔も泣き言も残したくない。だから、私は生前のように振る舞った。
「はいはい、今作るよ」・・・・・・「お、今日は俺の好きなチーズ卵焼きだ!弁当にも入れといてね」
「もちろんよ!」本当にこの子は優しくて、元気な子だ。
私の作る弁当を毎日、楽しみにしてくれる。
「明日もチーズ卵焼きよろしくね!」この言葉を聞いて、胸が張り裂けそうになった。「うん!」でも私は、明日が来るかのような声で答えた。時間が経ち、健一が家を出ようとする。あと、3分で2時間が経つ。
「じゃあ、行ってくるね」 「ちょっと待って!」
最後に健一に別れの挨拶をしよう。
「今日も部活、頑張ってね。でも、体は壊さないように。勉強にも部活のときのような集中力をそそぎなさい」
「わかってるっつーの」
不機嫌そうで不機嫌ではない声で答える。私は話を続ける。「これからも辛いことがあるだろうけど逃げずに向き合いなさい。でも、それでもだめだったら逃げなさい。自分の信じた道にまた戻ればいい。母さんはあんたの味方なんだからね」、、「なんだよそれ笑」
言いたいことは全て言いきった。もう、これ以上はいえない。もっと、一緒にいたかった。話したかった。あの子の将来を見届けたかった。こんなことを言ってしまいそうで怖かったから。やっぱり悲しい。それでも私は最後の時間をそれなりに過ごせた。親は最後まで親でありたいのだ。
あの子の将来に私がいなくても、言葉が生きてくれていればいい。それだけでいい。最後に、さよならは言わず、健一を見送った。これから会えないのに、さよならなんて言えない。    END

12/3/2023, 12:01:52 PM

『さよならは言わないで』



さよならは言わないで欲しかった。
まだ、出会って間もないというのに。

アタシはガックリとうつむいていた。
ランチタイムの公園の地面は、昨日の大雨で、すっかりぬかるんでいる。

「いやぁ、……それはもう無理でしょ」
公園のベンチに並んで座る友人が、気の毒そうにアタシに言う。
「残念だけどさ……仕方ないよ。それはバイバイしよう」

友人の言葉に、アタシがキュッと唇を噛んだ。

と、その時。
未練がましく、アタシのお腹がぐうぅっと鳴った。

友人は「ほら、私のを半分あげるから」と、それを差し出した。
「熱いから気をつけなよ。もう落とさないようにね」

小さくお礼を言うアタシの足元には、水たまりに浸かった大きな肉まんがプカリと浮いていた。

12/3/2023, 12:01:08 PM

もう、お前のことは考えない。
これからは、別々の道を歩むよ。

それで、いいのよ。
ありがとう。

彼女が、望んだ言葉だった。
彼女の死期は近かった。

彼女は、優しく微笑んで
翌日…ひっそりと姿を消した。

まるで、今までの事が
幻だったかのように……。

病室を出る俺に

さよならは、言わないで

と、彼女は言った。
静かに頷き、部屋を出たけれど。

どんな、気持ちで
そう言ったのだろう。

さよなら…それは、彼女がどれだけ
望んだとしても
俺も言えなかったよ。


【お題:さよならは言わないで】

12/3/2023, 12:00:48 PM

さよならは言わないで
ありがとうと言ってお別れしたい

12/3/2023, 12:00:20 PM

ポラリスと歩む旅路が分かれても
君なら行ける、長い小夜なら


/お題「さよならは言わないで」より

12/3/2023, 11:58:16 AM

星が瞬く日に


連日の雨模様
空は雲だけを映し
太陽も月も星も隠してしまった

彼と出会いたくさん話したのは
星の輝が 空一面に映る日
夕方から遅くなるまで
ずっと話して
会話も途切れることなく
楽しかった

けれど
時はとまることなく
進み続けるから
明日のために
さよならを言わないといけない

でもなんだか
言ってしまったら
もう会えないんじゃとか
変な不安にかられる


『星が瞬く日に』


二人揃って同じ言葉
ふっと笑いがこみ上げる



連日の雨模様
そろそろ明日辺り 晴れてくれないだろうか
あの約束が消え去る前に

12/3/2023, 11:56:13 AM

いつか会える保証はない。

それでも
その言葉を言ってしまうと

二度と会えなくなる。

そんな気がしてしまう。

そんな悲しいのは嫌だ。

どうか、どうか…

「またね」にして。

また貴方に会える希望を

私に捨てさせないで。

–さよならは言わないで–

12/3/2023, 11:55:51 AM

さよならは言わないで

抱きついてきた君を強く抱きしめる
顔を見なくたってわかる
涙が溢れて、止まらなくて
君を泣かせてしまっているという事実に
心が痛む

離れてしまったらもう二度と会えない
君も理解してしまっているのだろう
僕も、否定はできない
逃れるすべはない
だけど認めたくなくて
僕たちはただただ無言で抱き合った

無情に時は過ぎ
どちらともなく身体を離して
振り返って
お互いの道を歩く

最後までその言葉は口にしなかった
言わなければまた会えるのではないか
そんな絶望的な希望を持ってしまったから

12/3/2023, 11:54:36 AM

"さよならは言わないで"

 《さよなら》は辛いし、
 悲しいし、
 寂しい。
 《さよなら》と言ってしまったら、今生の別れになってしまいそうで、余計辛い。
 別れる事は、次へと進む為の試練なのは分かってる。
 けど、《さよなら》を言うのは嫌だ。
 互いに背を向けて黙って離れるか、向き合いながら《さよなら》を《また》に変えて別れたい。

12/3/2023, 11:54:01 AM

言わないよ…だって…

ねぇ…

わかるよ…

ねぇ…

君を…

君のこと…

だって…

だってさぁ…ねぇ…ね、


あいし…

あい…

…いして

あいし…

あい…てぇ…

もう…

わかるでしょ…


ねぇ… ねぇ…

わかるよね…

だからさ…

う~んとさぁ…

単純に君のことが…



大好きなんです…

12/3/2023, 11:52:28 AM

[さよならは言わないで]

別れ際にさよならを云おうとしたら、
君は人差し指で僕の口を塞いだ

12/3/2023, 11:51:45 AM

【愛してる】
お題:さよならは言わないで

「私、あと少ししかここにいられないの」
遠い遠い昔の記憶がふと頭をよぎった。いつだったか、仲良くしてくれていた子が引っ越すことを教えてくれた日だった。あの日は、茹だるような暑さの中公園で遊んでいたら急に、そう言われた気がする。大好きだったその子と離れるのが嫌で大泣きしてその子を勢いのまま罵ってしまった。次の日から顔を合わせづらくて喧嘩別れのままもう会えなくなってしまった。そんなことを急に思い出したのは、今その子がニュースで取り上げられているからだろうか。僕が住んでいる街に来ようとしてる途中に事故に遭ったらしい。電車の事故だ。死者はその子だけではなくたくさんいるようだ。その子がなぜこの街に来ようとしていたのかはわからない。けど。けど何故だか謝りたくなった。ごめんなさい。大好きでした。

12/3/2023, 11:50:24 AM

さよならは言わないで
 さようなら。
 その言葉を聞くとなぜか心臓が小さくなってしまうような気がする。もう会えないのかもしれない、死んじゃうのかな?考えすぎて、心配性で嫌になる。

12/3/2023, 11:49:42 AM

【さよならは言わないで】

『ゔえええええん!!うわあああああん!』
『ほらほら、そんなに泣くなよ。目ぇ腫れるぞ?』

神社の境内の近くで泣きじゃくる少年と、それを慰める青年。
心なしか、青年の目にも哀愁が漂っている。

『だっでえええぇ、、もぅ会えないんでしょ?』
『いつか会えるよ。な?だからもう泣くなよ。』

嗚咽を漏らしながらも、涙を拭って何とか止める少年。
青年はニッコリ笑い、少年を抱き上げて背中を規則正しく叩いて落ち着かせる。

『会えるから。』

そう何度も言って。

やがて、純白の着物に包まれた青年は、大人に囲まれながら神社の奥深くに入ったまま、出てこなかった。

ーーー

13年後。

あの時の少年は、今や高校生。
泣かなくなったし、サッカー部のレギュラーを任せられる頼れるハイスペイケメンになっている。

校内にファンも多く、彼を狙う女子も多い。

でも、、

『なー三綱、彼女本当にいねえのかよ〜』
『ああ。俺には、心に誓った人がいるから。』

どんなに可愛い子からの告白でも、彼は受け取ろうとはしなかった。

『またその心に決めた人かよ、、どんな美人なんだろーな。』

友達が茶化す様にいうが、三綱はしばらく考え、

『その人は、女神だ。』

大真面目にそう言った。

『ワハハッマジか!ガチ惚れじゃん!!』

どんなに揶揄われようとも、彼は愛してやまなかった。
その、心に決めた人とやらを。

ーーー

そんな彼にも、遂に時が来てしまった。

『山犬様に選ばれたのよ。三綱。』

彼は喜ぶ母親とは違い、嫌悪の表情を丸出しにして『生贄か、、』と苦々しく呟いた。

『とっても喜ばしいことよ?山の神様に選ばれたのですから!』

彼が住んでいる村は、ある神様を信仰していた。
山を守るとされている、山犬。

神様に生け贄を3年に一度の頻度で捧げないといけないらしく、彼はその生贄に直々に選ばれたのだ。

とはいっても、、決められるのは実際はくじでだが。

『はぁ、、母さん。日時は?』

『1週間後の正午よ。綺麗でいて清楚な白の着物を準備しなきゃ!』

まるで結婚式の準備をする彼女の様に、母親は喜んで着物を選んでいる。
三綱は小さく舌打ちをして、自室に戻った。

ーーー

この村は、俺が生まれる前からずっとおかしかった。
3年に一度の生贄捧げますイベントに、たかが犬を祀るためにある神社。

そして、、、俺の大事な人を奪った儀式。
こんな村、俺は嫌いだ。

そんな俺も、生贄として1週間後出発する。

『はぁ、、、あの時、さよなら言っとけば良かったかもなぁ。』

あの時。そう、智和君が生贄として連れて行かれた時。
本当は、幼心にわかっていたんだ。

もう、智和君は戻ってこないって。

でも、いつか会える。って言ってくれたから、ずっと信じてきた。

もし、智和君が生きてるなら、先に俺が死んじゃうな。

『最後に思いくらい、、伝えてえな。』

無機質な天井を眺めながら、脳裏に思い人の姿を描いた。

ーーー

1週間後。

いろんな人達から祝福を受けながら、俺は神社に向かう。
道中、クラスメイトや学校の先生もいたけれど、気持ち悪いくらいの満面の笑みで見送られた。

やっぱりこの村はおかしい。
そう思いつつも、もう手遅れに等しい。

今日、俺は山犬サマの餌になる。

『いい?三綱、山犬様は、高貴なお方なのよ。決して粗相のないように。』

何百回も聞いた忠告を聞き流し、神主に連れられて社の中へ入る。

『、、、山犬様、、か。』

鏡がポツリと置いてあるだけで、犬なんて何処にもいない。

このまま餓死するんだろうな。
そう思い、何もかも無気力になって寝転がる。

木の匂いを直に感じ、何処か安心する。
だんだん瞼が下がってきた。

嗚呼、俺が寝ている間に、山犬来て食べてくれないかなぁ。
できるだけ痛く死ぬのは嫌だからなぁ。

ーーー

何処か、懐かしい匂いで目が覚めた。
もう、何年も会ってなかった思い人の匂い。

目を開けると、真正面に俺の大好きな人の顔があった。

『え、、』
『あ、起きたか〜。いや〜お前も捧げられちまったなぁ。』

体を起こすと、俺はその人の膝に寝ていた様で。
辺り一帯花畑。

『此処は、、?俺、死んだのか?』
『いーや。此処は山犬様の神域。そして俺がその、山犬様。』
『は?!はあああああああああ?!?!』

ーー

落ち着いて話を聞いてみたら、、
生け贄として捧げられた時、俺と同じ社で寝たら花畑に来ていて、先代の山犬様がいた。

その山犬様は人型で、智和君の生け贄の経緯を聞いてめちゃくちゃに悲しんだらしい。

そして、自分の役目はもう終わりだからと、神の座を智和君に譲って自由に世界を旅している、、と。

『な、なるほど、、』

理解したら、何だか追いついてなかった涙がボロボロと出てきた。

『どうした?!何処か打ったのか?!』

慌てて心配する智和君。

俺は思いっきり抱きついた。
2人一緒に花畑に倒れる。

『よかった、、よかったよ、、生きてた生きてた、智和君、、生きてた!!』

『ああ。、、三綱は、相変わらず泣き虫が治ってないなぁ。』

優しい顔で、俺の頬を伝っている涙を拭ってくれる。

嗚呼、、あの時、さよならって言わなくて良かった。
また、会えたから。

12/3/2023, 11:44:52 AM

僕には好きな女の子がいた。名前は小林さちという。
家が近所で、幼稚園から現在、つまり小5までずっと同じクラスという腐れ縁。
いつから異性として意識するようになったのかは覚えていないが、いつも当たり前のように隣にいたので、ずっと一緒にいるうちに自然と惹かれていき、好きになったのだろう。
「来月の一日、転校するんだ」
これからもずっと一緒にいられると思っていたのに、先月唐突にそんなことを言われた。僕にそのことを伝えるときのさちの表情は、普段と変わらずにこやかで、まるで何事も無いかのようだった。
「そう、なんだ」
そんな返事しかできなかった。
転校するということは、もう僕とは会えなくなるかもしれないというのに、いつも通りに笑っているさちを見ていると、なんだかとても悔しかった。

時というのはあっという間に過ぎるもので、気がつけばさちが転校する前日に迫っていた。
あれ以降、どう接すれば良いのか分からなくなってしまい、顔を合わせてもあまり話すことができなかった。
休み時間、さちの机の周りには、クラスの生徒が群がっており、「離れていても友達だよ」「元気でね」などと話している声が聞こえてくる。
僕も行こうかとも思ったけれど、なんだか気まづく感じてしまい、結局休み時間が終わるまでさちに話しかけることはしなかった。

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