『さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
新章の扉絵から君へ
さよならは、言わないでいいよね。
私、強くなったから、君がいなくたって、泣かないよ。ひとりで平気だよ。もう、君と過ごした日々なんて、ぜんぶ忘れちゃったよ。私は真新しい旅へ出るからさ。
……なんてね。忘れられない思い出だから、こうして記憶の小瓶に詰めて大切に持ってるのに。この大きなトランクの中は、君と過ごした時の空が入っているハーバリウムや、ふたりで作った音楽を流して張った鏡でいっぱいだ。
君は、今日私がこの街を飛び立つことを知ってるのかな。風になるのは、私の方が君より得意だから、知ってても追いつけないよ。君はきっと、風になった私に追いつけなくて、後悔して、私のことが頭から離れないよ。
……だから、さよならは言わない。それで君が、私と作った光の箱庭を思い出して、悲しい気分になってくれたらいい。まだ好きなんだって気づいて、別れたことを後悔してくれればいいのに。
……ううん、嘘だよ。
どうか、幸せでいてね。
12月3日『さよならは言わないで』
さよならは言わなかった。夫と結婚する前に付き合っていた人。
学部もサークルも違う、学年だけが共通点の彼に大学祭で一目惚れした私が猛アタックし、恋人同士になれた。私より15cm以上背が高い彼は、すごく優しかった。新興宗教にハマってしまった私を宗教抜きで受け入れ、マインドコントロールから覚めて落ち込む数ヶ月間はただ静かにそばにいてくれた。私が再び宗教にのめり込むことはなかったのは間違いなく彼がいたからだ。
大学2年生の終わりから大学卒業までの約2年間の付き合いだった。自宅から大学に通い大学院に進む彼と、地元での就職が決まっている私。優しい彼とは離れたくなかったが、私にとっては新社会人で遠距離恋愛は荷が重過ぎたし、お互いに結婚を意識する年齢でもなかった。
卒業式1週間前、デートの帰り道に「卒業後はもうずっと会わないよ」と彼に伝え、彼は「うん」と答えた。それから彼の声を聞くことも姿を見ることはなかった。
地元に帰ってから2年後に夫と出会い、5年後に結婚した。結婚してからもうすぐ5年、さよならは言わないでずっとこの人と生きていきたい。
テーマ:さよならは言わないで #21
※この話は狼星#21の続編です。
「ラック! 待ちなさい!」
ラックを走り追いかけるのは、ライト・クラベル。光の女王。ラック・クラームは、とても好奇心旺盛だ。
「母上、みてみて~!」
「降りてきなさい! ラック!」
ラックが木に登っているところを見て、落ちないかハラハラしながら見上げて言うライトの内など知らず、そこから手をふるラック。
ラックは時期、国王になるべき者。こんなにも天真爛漫では、他国との貿易の交渉の際など、どうするのだと、頭を抱えるライト。
「大丈夫かい? ライト」
ライトの方に手をおいたのは闇の帝王、ブラック・ゾアーク。
「あなたからもなにか言ってちょうだい!」
ライトはラックを指さし言った。ブラックは少し考えて、
「怪我はするなよ」
そう一声。それに唖然とするライトとラックは
「わかったよ! 父上!」
そう手を振る。
「いけないよ、ラック…。こんなこと…」
「いいんだよ、これくらい。母上にバレなければ」
月日が経ち、ラックは17になった。
しかしラックの天真爛漫さは、欠けることなくそれどころか年をとるに連れ、増していったように感じる。
今は王宮の外の市場へやってきている。
「早く帰りましょうよぉ…」
弱気にそういうのは同い年のセピア・ラードル。彼は、王宮にいる執事の一人の息子だ。
学校へ通うようになったため、王宮外へ出るのはもちろん。学校なので、執事を入れることはできない。だから護衛として彼、セピアがいるのだが…。
「まだ帰らない! 帰ったところで母上に勉強、勉強と口うるさく言われるだけだ」
そう言って、ムッとする。
その時、
「おい! そこのやつ!!」
急に後ろから大きい声が響く。セピアはビクッ! っと肩を上げる。しかし、ラックは変わらず歩き続ける。
「お前だよお前! 止まれ!!」
そうしてその声とともにラックの肩をグイッと掴んだ。
「なんで止まんねぇんだよ!」
ラックはその声の元を見る。大柄の男だった。知り合いというわけでもなく、初対面だ。
「なんか、気に食わねぇ面だな」
周りがガヤガヤと騒ぎ出す。
「あの男、知ってるわ」
「えぇ、いつも怒鳴って暴力を振るう男」
ふーん…有名なやつか。僕はそう思っていると
「おい! よそ見してんじゃねーよ!」
そう言って胸ぐらを掴まれる。
どうしようか、この服をちぎってここから逃げることはできるだろうけど…。母上に怒られるな…。
なんて考えていると、男の拳が降ってくる。あれ、これやばいんじゃね?
そう思って目をつぶる。
ーーバリン!
そこに何かが割れる音が聞こえる。
「いくら暴力が好きだからといって、まち行く人をターゲットにするのは良くないと思うよ?」
そこに凛とした声が響く。
「何だって? そこの女?」
そう言って、ギロリと視線が向いたかと思うと
「"弱体化魔法"」
またその声が響く。すると男の胸ぐらを掴む手が緩み、僕は地面に足をつける。
「今のワタシに君が勝てるとは思えないけど?」
一人の小柄な女性が人々の間から出てきて男の前に立つ。黒いローブを羽織っている彼女の顔はよく見えない。男は彼女に拳をもう一度振り上げる。
「何を!!」
僕が彼女をかばおうと前に行こうとした。が
「ふーん。いいよ? 絶対、私に勝てないけど」
それよりも先に男の拳を彼女の黒い手袋が付けてある細い手で受け止めたのだ。
「な、何!?」
男の口からポロリと本音が漏れる。
「ほーら、勝てないと言ったでしょう?」
「こ、この!!」
そのままその手をギュッと握りしめる彼女。
「まだやるのー? じゃあ、"強力化魔法"」
そう呟く。
「あ、が…」
苦しそうにそういう男は彼女から逃げるように去っていった。
「大丈夫かい?」
そう言って彼女は僕に手を差し伸べた。恐る恐る手を取ると
「そんなに怯えなくても大丈夫。魔法は解除したから」
ふふふっと笑いながらそういった彼女のローブを深く被っていて、口元しか見えなかった。
「あ、ありがとう」
「あぁ、別に気にするでない。散々だったな」
そういってクルリと方向転換し、僕に背を向け歩き出す彼女。
「さ、さよなら」
僕の言葉に足を止め
「少年、さよならは言わないで」
そう否定する。そして振り返り
「また会おう」
そう一言残し、去っていた。
僕はその時思った。かっこいい、と。
※このあと王宮に戻ったラックはこっぴどくライトに怒られた。
少しの間、お休みします。また戻ってきた時によろしくお願い致します。
しばらく外国に出張する。
だから会えないと告げた。
さよなら言おうかなやんでいたら
「さよならは言わないで」
と言われた。
つらい。
悲しい。
さみしい。
さよならは言わないで。
さよならって、言っちゃダメ。
もう、会えなくなるんじゃないかって、思うから。
さよならは淋しいから言わないで。
別れ際に恋人にそう言われてとっさに、「さらばじゃ」とぼくは口にした。
恋人は笑って「左様ならば」と手を振った。
それはほんとうに嬉しそうな顔だった。
「さらばじゃ」
「左様ならば」
別れを決めた日も、そう言った。
遠ざかる恋人がどんな顔をしていたのか、もう知ることはできない。
さよなら
なんて悲しい言葉
不安になる
明日も会えるのかって
願ってる
きっと 会えるって
家族ってなんだろう
親ってなんだろう
子供ってなんだろう
家族から離れて逃れて遠くへ行きます
さよならは言わないで
「さよならは言わないで」
さよなら。
悲しいものだ。
さよならと言われるともう会えない気がする。
お願いだからさよならと言わないで。
☆さよならは言わないで☆
今日は、猫好きの私の、じぃじのお話です。
ある日の夏、じぃじの家に一匹の猫が迷い来んできました。
それはそれは、人懐っこくて。
小さくて可愛い女の子でした。
迷い来んできて、じぃじの家から離れないので、『小(ちい)』と名前を付けて、外猫で飼うことにしました。
しばらくすると、お腹が大きいのがわかり、4匹の赤ちゃんを産みました。
4匹のうち、二匹がキジトラ、どちらも女の子。
残りの二匹が真っ白です。
こちらは、一匹が男の子、一匹が女の子。
真っ白の女の子は、ある程度大きくなってから、私の母が引き取りました。
真っ白の男の子は、ご近所さんの家にもらわれました。
母猫、小と、二匹の子猫は、じぃじの家でくらしていました。
母猫は、野良猫だったので、家に入るのを嫌い。
外ですごしていました。
みんな大きくなった頃…。
(みんなの避妊手術が終わった後)
母猫、小が『さよならも言わずに』突然姿を消しました。
そんなある日、小が居なくなったら…。
守る存在が居なくなり…。
オスの大きい黒猫が、じいじの家の敷地内を徘徊するように、そしてキジトラの姉妹を激しくいじめるようになりました。
(キジトラの姉妹は、常に外に出ているわけではなく、じいじが畑仕事や草抜きをする時限定です。)
二匹は、随分遠くでも、黒猫の姿が見えたら逃げるようになり、外に出しても物陰に隠れて過ごすようになり、毎日怯えて過ごすようになりました。
特に、キジトラの一匹(梅ちゃん)がかなり、神経質で、少しの物音でもびくびくし、高い所から降りて来れなくなりました。
見ていて可哀想だったので、裏にある小屋を猫部屋に改造し、そこで過ごさせるようにしました。
ある日の事、じぃじが夜中、猫部屋が騒がしいから行ってみると、どこから入ったかわからないのですが、大きい黒猫がいたそうで…。
また、怖い思いを沢山したみたいで…。
梅は、小屋に居ても安心できなくなりました。
梅は、小屋で過ごす事事態が嫌になり、何度も脱走をくりかえし、その度にじいじは小屋の補修をして、梅を連れて帰りを繰り返していました。
そんな事をしているある日、ついにじぃじの元に、梅が帰ってこなくなりました。
じいじは、毎日探してまわりました。
でも、見つからず…。
諦めかけた頃、梅がガリガリに痩せて帰って来ました。
可哀想なぐらい痩せてガリガリで…。
そんな梅に、じいじが『もう、怖くないごとしてやっとるき、お前もう出ていくなよ…。安心せ。』と声をかけ、優しく撫でていました。
それから、しばらくは安心して過ごしていました。ですが…。
次は、タヌキが壁を壊して侵入し、猫達を威嚇しご飯を盗みます。
何度も、補修し壁の強度をあげますが、次は違うところから侵入。
この、タヌキがいけなかった。
再び梅の心に傷をつけてしまったようで…。
部屋の高い所から降りて来なくなり…。
いつも、びくびくして過ごすようになりました。
そんな矢先…。
また、小屋を破壊されタヌキが侵入し…。
梅が恐怖のあまり脱走…。
2ヶ月程いなくなり、帰って来た時には、ご飯も食べれない程ガリガリに痩せていました…。
『お前、どこ行っちょったか?こげ痩せて…。はよ、飯食え。』っとじぃじは、優しく梅に語りかけていました。
その、次の日の早朝、梅は亡くなりました。
冷たくなった梅に…。
『お前が、家におらんき、こげなごとになって…。黒猫やタヌキがこんごとしてやっちょったんに…。
何が嫌やったか?何がそんな怖かったんか?』っと言いながら、じぃじの目には沢山の涙が…。
この日から、じいじは、考えかたが変わりました。
『もう、あげな悲しい思いはしたくないき、桃は、家から絶対ださん。』が口癖になり…。
じぃじは、残された相方桃と、家で生活してます。
サヨナラは言わないで
「耳の位置をもう少し上にもってくると、バランスが良くなるよ」
自由帳の真っ白なページに女の子を描いていた。丸い顔、雑な線がわしゃわしゃした髪、大きな目、アンバランスで、園児のお絵描きに毛が生えたような絵を描いていた。はじめ君はそんな絵を決してバカにしなかった。上手に描くアドバイスをしてくれた。
はじめ君は絵画コンクールで表彰されるくらい、本当に絵を描くのが上手だった。ずば抜けて上手だった。野外活動や修学旅行のしおりの表紙、美術室の壁に貼られた上履きのスケッチも全てはじめ君の絵だ。
中学に進学してはじめ君の絵は益々上手くなった。はじめ君に描いてもらった絵を大事にしていた。絵が上手いからじゃない、私に絵を描く楽しさを教えてくれたから、友達として、一人の人として、学校で会えることが楽しみで、本当に嬉しかった。
一緒に過ごしたくて、美術部に入った。はじめ君の作品を見たかった。美術館で鑑賞した絵のことを話したかった。写生大会に作品を出したり、飼ってるうさぎのスケッチをして、上手になったねって言ってほしかった。
2年生の夏休み、はじめ君は家庭の事情で九州の学校に転校した。あまりに突然の転校で、引越し先のことも何も聞けなかった。サヨナラも言えなかった。
空き家になったはじめ君が住んでいた家の前に行くと、本当にもう会えないんだと寂しい気持ちでいっぱいになった。でも、はじめ君の作品をいつかどこかで目にするかもしれない。絵画とは限らない、デザインとか、写真とか。
そんな日が来るかもしれないから、サヨナラは言わないでおこう。
『さよならは言わないで』
あの子の口癖だったこの言葉は、
君じゃない人にでも僕は
別れる時『さよなら』って
言わないよ__。
なにか根拠があるわけでは無いけれど。
なにか理由があるわけでもないのだけれど。
この手を離してしまえば最後、もう貴方の笑顔をこうして見ることは出来ないのだと。私はそれを知っていた。
微かに伝わる温もり。手放す勇気のない私。
僅かな吐息が木霊する2人きりの小さな世界で、私は言葉を必死に探す。
これから背を向けて前に進む貴方に何を言ったらいいのか。これから見つける私の言葉は、貴方にとって、はなむけの言葉となって貴方の背中を押せるのか、呪いとなって貴方にしがみついてしまうのか。
刹那、視線がかちあう。穏やかでいて優しい色をしたその瞳は、いつもの貴方で。溢れ出す想いがそのまま口から零れてしまうのだ。
“ さよならは言わないで”
きっと、いつかまた。
「さよならは言わないで」
ばいばーい!
それでは!
またね!
じゃ!
テーマ:さよならは言わないで
わたしはいつまでも強欲であった
こんなことをつぶやくのは何回目だろうか。
ふわりと冬風が髪をなびかせて、冬の寒さ、つらさを実感させようとしてくるのがひどく分かる
夜空に光る星は綺麗だ。
私は恋人と、あの星が一番きれい、いやいや、あの星が一番きれいに光ってる…なんて戯言をしていたのに、あの子はそれをやぶる。
「ねぇ…実は、私レズじゃないの」
唐突に嘘をついていたと言うことを告白されて、私のこころの中は困惑でうめつくされる。
「えっ…レズビアンだっていったじゃない…
うそをついたの?」
そう心の内を隠すようにきけば、
「うん…実はレズじゃなくて、バイなの…だから、女の人以外にも好きになれるの…
察しのよくていい子なあなたなら、わかるよね。」
察しのいい、いい子。
一番嫌いだといえる言葉を吐かれた
それだけで、彼女への愛は憎悪へと変換された
「…もういいわ、あなたのこと好きじゃなくなっちゃったから、さよなっ…………」
そう言おうとしたとき、パシンッと手を掴まれた
「…さよならは、言わないで。」
彼女も彼女で、嫌いな言葉を吐かれたらしい。
きっと、きっと、いまの私達ならまだやっていけるはずだ。そうかんじられる言葉だった。
「…まだ、私達やっていけると思うわ。」
そういうと、そうだね、それじゃあさっきの言葉は取り消すね…と彼女は言った。
サヨナラなんて、その時までわからない
サヨナラを言うときは、それ相応の覚悟をもって、言うべきだと彼女のおかげでわかった。
ありがとう、えりちゃん
短編·終
#さよならは言わないで
明け方の心地良い空気を吸い込んだ。既読の付かないLINEを開いて、また閉じた。
最後の文章は「またね」の一言。それがどんなに重いのか、貴方は知らないのだろう。音楽アプリで適当なアーティストの曲を再生する。たったそれだけで世界が変わったように感じられる。
貴方が今何をしているのか、私は知らない。
誰といるのか、私は知らない。
そう。知らない振りをしている。
側にいさせてくれるなら。なんて、独りよがり。
だからお願い。まだ貴方の夢の中にいさせて。
【6.さよならは言わないで】
[朝]
(先生)
「えー、明日Kくんが転校することになりました。」
(生徒)
「えぇーー!!明日!?」
「ちょっと先生、いきなりじゃないですか!」
「おい、ほんとに転校するのか ?!」
(私)
「───っ!」
(Kくん)
「今までお世話になりました...。
みんな本当に優しくて面白くて毎日楽しかったです。
僕もみんなと一緒に卒業したかったので残念です。
2年間本当にありがとうございました。
─────さようなら。」
(私)
Kくん......
そんなこと言わないでよ...
"さようなら"
なんて言わないでよ!...
私...これからどうしたらいいの......(泣)
[夕方]
(私)
「Kくんっ!、」
(Kくん)
「Aちゃん!? ......どうしたの?...」
(私)
「………っ。」
(Kくん)
「………ごめん。もう行かなきゃ、、、バイバイ....」
(私)
「!。...バイバイじゃない!!」
(Kくん)
「えっ.... ?。......じゃあ、さようなら、、」
(Aちゃん)
「違う違う違う!! そんな言葉なんていらないんだよ!
私が欲しいのは..."またね" だよ !! (泣)
"さようなら"なんて、一生の別れみたいじゃん......
私はKくんの彼女だよ?
こんな別れ方はヤダよ!!
一生会えないなんてもっとヤダよ!!(泣)」
(Kくん)
「───っ。ごめん...........。
俺だってヤダよ、、こんなっ....(グスッ)... こんな別れ方...
ずっとAちゃんと一緒にいられると思ってたよ、、
でも...........」
(私)
「.......Kくんが転校するのは、、受け入れるよ...。
その代わり!
いつか、、絶対 会おうね?
そして、、また最初からやり直そう?」
(Kくん)
「.... !、分かった。俺、あっちの学校でも頑張るよ!
連絡も毎日する!
そして、、またいつか─────
いつか絶対お前に会いに行くから!
それまで待っててくれるか?、」
(Aちゃん)
「!、うん!!もちろん! いつまでも待ってるよ!」
(Aちゃん / Kくん)
『約束ね!/ 約束な!』
(Aちゃん)
「もう"さようなら"なんていわないでね ! (二コ)」
(Kくん)
「あぁ! もう言わない!
そっちこそ約束破るんじゃねぇぞ!(笑)
じゃあ.......、 またな !! 」
(Aちゃん)
「うん! またね !! 」
お題…さよならは言わないで
どこまでも晴れた日に、目に映る緑の水田が
日々の平穏を担保してくれている様で
変わらない残像を心の中に焼き付けてくれる。
君と手を繋いだ日々が
まだ続く様な気がしてね。
未練がましいのはわかってる。
まだ心の中で手を繋いでいて欲しい
去らないで欲しいの
道端の背の高い木々から漏れ出る
邪魔する様な蝉の声、でも君との残像を焼き付かせてくれるね。
来世でまた会いたい。さよならは言えるはずも無い。
そして言わないよ。
また瞳を閉じた瞬間にきみと逢おう。
この結び目解こうか
さよならは言わないで
そっとあなたに背を向けた