『こんな夢を見た』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ゆらりゆらり夜と夢の狭間で
君と笑い合う時をみた
あれはかつての記憶か、
はたまた幻想か
長く短く感じた
永遠に続いてほしいと思った
#10 こんな夢を見た
私より少し遅く起きてきた彼が、
少し泣きそうな顔をしていた。
「こんな夢を見た」
そう切り出すと
涙をポロポロと落としながら
ゆっくり話し始めた。
「キミが去っていく夢だった。
おれが必死に追いかけるのに、
キミは待ってくれなくて…」
「夢の話だよ」
大丈夫、と頬を伝う涙を拭うと
「ちゃんと、ずっと一緒にいてくれる…?」
なんていうから
それがとてつもなく愛おしくて
私は頷きながら泣き虫な彼の頭を
やさしく撫でた。
こんな夢をみた
玖音「璃音」
璃音「ん、どしたの?」
玖音「なんかね、昨日夢を見たの」
璃音「どういう?」
玖音「なんかー、これが璃音だとしたらこの辺にガーッてウサギがいて」
璃音「うん」
玖音「璃音がそれに超ビビってて、逃げようとしたけど数が多すぎて『ヤバいヤバいこれ動いたら踏む』って内心思っててー」
璃音「ん?うん……」
玖音「諦めてもふもふに囲まれて寝落ちしてる……こんな夢」
璃音「えーと…………玖音くんはそれを見てどう思ったんだい?ダサいとか思った?」
玖音「いや別に。なんでそこで寝るの?って感じ」
璃音「あっはい、そうですか……」
玖音「で?そっちの番だけど。夢見てないなら捏造しながら話して」
璃音「鬼畜ってよく言われるでしょ」
「とまぁ、こんな夢をみたんだが、君はどう思う?」
教授が膝の上で手を組む。
今、この研究室には私と教授しかいない。普段厳しい教授が、自分の夢の話を学生にするということは、多少なりとも私に気を許しているということだろうか。
「聞いてるか?」
「聞いています」
しかし、どう思うと言われても返答に困る。
教授の夢は、今のように研究室の席に座っているところから始まる。
足を組んでコーヒーを飲み始めたところへ、私がやってくるのだそうだ。そして、何やら話をした後、私が研究室から出て行く。その際、研究室を訪れた誰かとぶつかって尻もちをついた、と。
「あの、教授」
「なんだ?」
「正直に言いますと、なぜ私が出てきたのか気になって、感想を言うところではありません」
教授が足を組みなおす。
「……一応誤解のないように言うが、いつも夢に君が出てくるわけではないからな」
「そうですか」
良かった、と言うべきか迷う。
教授が気まずそうに私から目を逸らす。参ったな。
「感想は少し考えさせてください。今日のところは失礼します」
私も気まずくなって、研究室を出ることにした。
扉を開けて、
「きょーじゅー!」
同じ研究室の男の子とぶつかる。
反動で、尻もちをついた。
「え」
「あれっ、ごめん! 大丈夫? ……え、何?」
私と教授の視線に気付いたのか、男の子が困惑して私たちを交互に見る。
「教授」
教授の方を振り返れば、教授はコーヒーカップを持ったまま固まっていた。
「正夢ですか? 予知夢ですか?」
教授からの返事はなかった。
こんな夢を見た
天使と猫ちゃんが
楽しそうに歌ったり…
踊ったり…
可愛くて…
愛おしい…
雪が降っていた
障子は
半分開け放たれている
星夜のなかを
雪はひかって飛んでくる
妙に気味の悪い
ひょうひょうと雪吹雪
いつもより大きな居間の時計
緑の針が3時指す
青く明るい闇吹雪
庭で騒ぐ竹のお囃子
心乱れるものの影
不気味な昼間のように人気なく
常夜に私は取り残されて
旧家連なる路地の中
黛の細道を
ただ雪のみが降るばかり
青くひかって降るばかり
【こんな夢をみた】
-こんな夢を見た-
僕が死ぬ夢
最後に君の顔が見えた
酷く歪んだ君の顔
その顔でさえも愛らしい
最後に見えたのが君の顔で良かった
こんな夢を見た
そう君に伝えたらなんて言うだろう
『こんな夢を見た』
空を飛んでいた。
とっても不思議な空で絵に描いたようなピンクにふわふわの曇が浮かんでる、メルヘンチックな空。
一緒にペガサスも飛んで、下を見ればチョコレートの川に綿あめで出来た色とりどりのお花達が風にゆれてる。
小鳥さん達は皆『こんにちは!』と綺麗な声で挨拶してくるし、誰もかも皆が楽しそうに笑って怒る人なんていない。
そんな世界を当たり前のように飛んでると次第に自分が何者かわからなくなって、いつの間にか綿あめのお花の蜜を食べ歩く小鳥さんになっていた。
赤、黄色、白。
甘い甘いお花の蜜。吸えば吸うほどどうでもよくなっていく世界。
お花があればいい。甘い甘い蜜を吸えるそれが生きがい。
そこで目が覚めた。
心臓は早鐘をうって、あんなメルヘンチックな場所だったのに後味はどんな悪夢よりも最悪だった。
大好きなげーむをしていて勝っていた夢を見ていた気がする
「こんな夢を見た」
先週の夢。
初めて亡き祖父が夢に。
どちらかというと頑固な性格だったから、
浄化してあの世に行けたのかと心の片隅にはあった。
すると、数日後彼氏から常識ないLINEの内容が。
週末に会う予定だったが、怒りの感情が爆発。
あれは、
祖父から気をつけてという意味だったんだね。
ショコラ
これからは
誰に報告
すればよい
ただの夢だと
ただ抱きしめて
「こんな夢をみた」
キョンキョンの
曲に抱かれて
泣く今宵
オレンジ色の
レコード盤
「木枯らし」1/24
今日マジで見た夢を一つ
あっ!これは!存在しない記憶!?
皆さんは呪術廻戦をご存知ですか?
そこには私の推しである新田新くんが出ますが
カレの笑顔は見れません
そんな私の前にやってきたカレは
とっても笑顔の似合う15歳の時のカレ
私の頭の中だけで公式とうたった
しかし現実は非公式、そもそも存在しない
謎いポーズをとったカレ
家族と写るカレ
卒業式、センターで卒業証書と共に弾けた笑顔のカレ
あれ?これでかわいくチェキが作れるじゃないか!
と思ったのも束の間
起きたら日記を2回書いた状態で、また日記を書く
私は夢の中で日記を下書きしてから起きて書く
これは私の脳が必ずすること
新くんはいつも私に笑顔をくれます
こんな廃人に向ける笑顔があることが
何よりも素晴らしい
私には光など…と思ってしまう日が障害で続くなか
カレだけは、カレだけは違う
あの3枚の写真は私にとってなんだ?
カレは私を知らない
私は知らない、カレの本当の味を
しかし見たあのオレンジ色の記憶は
私だけが見た素晴らしい光景
カレを推して朽ちていく
そんな人生を歩みたい
夢を見ていつも思う
私は夢から抜け出せない
珍しく今日は目が覚めても夢は続いた
別の夢を見ることなく
新くんは出てこなかったけど、まわってる
あれ?私は…これだから障害になるのだよ
新くんを求めすぎて、知りたいがために
生涯が見えてない
もう、罪だ
どうしたらカレと生活を両立できる?
私は夢から抜け出せない
でもそれではいけない
カレの事以外は後ろ向き
前向きになれる夢を見たい
夢女子レベル96の私がお送りしました。
こんな夢を見たどこまでも美しい道を母と並んで歩く夢。懐かしさとそのような道を知らないという違和感を薄っすらと無意識に感じながらも、トコトコ歩く足音がどこまでも不思議な感覚でずっと残っていく。偶に吹く風にゆらゆらと髪を揺らしながらどこまでも進む。道の先は見えないがなんとなくぼんやりとした穏やかな時間だけがすぎる。笑い声がする、誰のものともしれないそれはひどく穏やかなそれに耳が引き寄せられる中でふと母がずいぶんと先に進んでいるのを慌てて追う。そんな夢を見てみたい。
こんな夢を見た。
眠りに落ちた瞬間、起きて、私の普通の一日が始まった。
学校に行き部活に行って帰って、そろそろ寝ようかという頃合い。結局そこで寝て、その夢はちゃんと夢っぽかった。
そう、起きて寝て夢を見るまでの一連の流れが
完全に現実の夢を見たのだ。
おそらくこの日からだった。裏表裏表裏表と十数年規則正しくきていた夢と現実の反復が、裏表裏裏表裏…と逆転したのは。まぁ私からしたら特に支障はないし、体内時計の調整だったんだろうということにしている。
____
こんな夢を見た。
その夢では私も、周りの誰もかもが、夢であることを認知している。
その上で私の起こってほしいような展開が始まる。
夕食が全て好物。好きな人と何故か付き合ってる。
月半ばにて謎の小遣い。その度に舞い上がる私であったが、ここでいつも水を差す一言を彼らが言う。
「夢でわるいけどどんどん食べてー」
「好きだよ。あぁ、夢醒めたあとの事だけど、今日国語小テストあったよね。」
「いいのいいの気にしないで。現実でいつも酷いことしてるからさ。でもそろそろ、夢から醒めたらどう?」
なんでそんなぶち壊すこと言うんだ。もういいもん。
そうして私は目を醒ましたのだがまだ深夜らしく、もうあいつらに会う気は無いので起きていようとジュースを取りに行ったら、母親が寝室から怒鳴ってきた。
「何してんのようるっさいわねぇ。寝なさいよ!」
外観だけは美しいお城とその周りを囲む深い堀。朱塗りの橋を渡ると昼間でも薄暗い林道が続き、ようやく抜けたと思えば高く積まれた石垣の上だった。
誰に追いかけられるでもなく、不自然な風に煽られるわけでもなく。高いところに立ったときのふわふわとした感覚と下を覗き込むときの何かに魅入られたような気持ちだけがある。
ここから落ちたら死ぬという確信
こんなことを言ったら不謹慎だけど、心から安堵した。
どんなことにも終わりがあってそれを迎える場所があるのだとわかった。
たったそれだけのこと。それだけの夢。
【題:こんな夢を見た】
今日はこんな夢をみた。
僕は立っていた。あそこに。
朝起きたら、いつもと違った。
「違和感があるな」
そう思った瞬間、目が覚めた。
「こんな夢を見た」
現実では、隣に立つに相応しくない私が
大好きな君に愛される、幸せな幻想を。
目を開ければ、見慣れた景色が広がっていた。
...あぁ、もう一度目を瞑れば
あの幻想に、戻ることが出来るかな?
---二作目---
大抵の事では根を上げないあいつが、今日は珍しく夢に魘されていた。
少し気になって、どんな夢を見たの?と聞いてみれば
俺と離れ離れになる夢を見ていたみたい。
話しながら、あいつはポタポタと涙を落としていた。
その様子を見て、大丈夫大丈夫と言いながら、抱き寄せ背中を擦れば、
弱々しくも俺の背中に手を回してくれた。
...こんな事を言うのは最低だと分かっている。
けれど、あまり感情を表に出そうとしないこいつが、俺が離れていく夢で涙し、
甘えてきてくれると言うのは、凄く幸せだ、と思ってしまうのだ。
#こんな夢を見た
190作目
【こんな夢を見た】
朝起きた時、
「うわぁー…なんか変な夢だったな…」って、
微妙な気持ちになる事が頻繁にあるんだけど、
顔を洗ってメイクしてる頃には全部忘れてるんだよね。
残念。
何かひとつでも面白い話が出来たら良かったんだけど。
夢日記を書くようにすると忘れなくなるって、
何かの記事で読んだけどさ。
朝にそんなもの書いてる時間は無いんだよー。
興味はあるけど、無理だな。
あ、小さい頃、コタツの中にもぐって遊ぼうとしたら、
中から目が光ってるオバケが出てきて
追いかけられるって夢を見た事だけは覚えてるよ。
わりとトラウマだよねー。
あれから二度とコタツにもぐって遊ばなくなったからね。
そんなしょーもない話でした。
今日はとても寒くて、足がしもやけになりそうだよ。
みんなも暖かくしてね。
明日もみんな、安心安全で。
お題「こんな夢を見た」
私はいい夢、今でも思い出せません。
逆を言うと、怖い夢しか思い出せないって
ことです。なんででしょう?
確かに、夢は見たことあります。
めっちゃ良い夢見たのも覚えてます。
でもそれは自分の妄想だったんじゃないか
そう思ってしまうときがたくさんあります。
夢は正夢にならなくて、正夢になったときは
きっと運が良かった時だって思ってます。
皆さんは夢だったって思ったこと
ありますか?心の中で聞いてみて下さい。
私はありません。いつか
「こんな夢を見た」って言う日が来ることを
願って一日を過ごすようにします。
夢みれたって思える日が来ますように。