『こんな夢を見た』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢を見た。
茜が、僕のことを心から好きでいてくれた――そんな空想の話。
茜は孤独で、独りよがりに生きることをどこかで愛していた。
変わりたいと僕にすがるくせに、いざというときには一歩も踏み出さない。
変わることが怖くて、同じ傷を何度も何度も、自分で抉っていた。
そのことを、僕は知っている。
茜が「自分が嫌いだ」と言うたびに、
僕は、茜のことをもっと好きになった。
変な愛し方しかできなくて、ごめん。
それでも、どこにも行かないでほしい。
隣にいてくれるだけでいい。
茜の席の隣は、いつも僕でありたかった。
――そうだ。
たぶん、そんな夢を見ていたんだ。
こんな夢を見た
みんなが座る教室で、
棒を持って黒板を指す私がいます。
理科の授業みたいです。
前に立つ私は、
少し大人っぽくて、堂々としていて、
やりがいがありそうで。
授業のあとには生徒が寄ってきて笑顔で話をしてくれます。
「先生!あのねー...」
話の内容は聞こえませんが、
私も楽しそうに話を聞いているので、
自然と笑みがこぼれていました。
ふと、
今の自分の姿が蘇ってきて、
これは夢なんだと自覚します。
目を開けると白い天井が見えて、
体を起こしながら懐かしむのです。
「そんな夢を持っていた時期もあったな。」
「こんな夢を見た」
目が覚めると、古びた小屋の中で倒れていた。
朽ちた木の匂い。薄暗い闇に揺らめくロウソクの光に意識がはっきりしていく。
ここは…どこだ…?
思い出そうとするが記憶は霞がかったように曖昧だった。
近くに落ちていたスマホが光っている。
拾い上げると画面にはこう書かれていた。
【お前は一週間この村から出ることが出来ない】
言い様のない不気味さを感じると同時にスマホはプツリと電源が落ちてしまった。
うんともすんとも言わない。
幸い身体が縛られている訳でも、見張りがいる訳でも無さそうだったのでひとまず小屋から出て外の様子を伺おうとそっと扉に手をかけた。
──────────────
───────
……そこは、深い緑に包まれた森の中の小さな集落だった。
いくつかの家がある。村人もちらほらいた。
だが村の出口は見当たらない。
少し警戒しながら散策していると、村の外れで洞窟を見つけた。
穴の中から風が吹き込んでくる。洞窟へと足を踏み出そうとしたその時。
「お兄さん、今日はそれ以上進んじゃダメだよ。」
突然、背後から女の子に声をかけられた。
驚いて振り返ると、そこには村の少女が居た。
「……ごめん、でも僕は帰らなきゃ行けないんだ。」
目の前には洞窟がある。
何となくこの先に行けば元の世界に帰れる気がした。
「ダメだよ、今日は新月じゃないから。」
すかさず少女は抗議してくる。
「新月?」
「そう。新月じゃないとここは通れない。月が出てる内は村人が見てる。皆、貴方を見てるよ。だから今は通れない。」
そうじっと見つめられて、思わず背筋がゾクリとした。
分かったよ、としぶしぶ言う通りに引き返すことにしたその瞬間、
ヒュッと風を切る音が聞こえ、目の前の少女の心臓を槍のような物が貫いていた。
スローモーションのように世界が流れていく。ゆっくりと倒れる少女に手を伸ばしギュッと目を閉じた。
体感約二秒間。
ハッと瞬きすると女の子はまだ目の前に立っていた。
何が起こったんだと脳が理解するよりも早く身体が反射的に動く。
そして少女の腕を掴むと一気にこちらへと引っ張った。
───次の瞬間、先程幻覚で少女を貫いていた槍が自らの胸に刺さる。
灼熱のような鋭い痛み。痛い、上手く息ができない。
呻きながら、無理矢理刺さった槍を引き抜こうとした。
が、何故か槍は既に胸から消えていた。
おかしい。慌てて刺さった箇所を確認するも血は流れていない。しかし確かな傷跡とジクジクする痛みがずっと残っていた。
(その後の記憶はもう残っていない)
〜暗転〜
洞窟を進む。
息を殺しながら影に溶けるように進み、村の境界を目指す。背中を冷たい汗が流れた。どうか見つかりませんように、見つかりませんようにと祈るように進んでいくと不意に大きな扉が目の前に現れた。
遠くの後方で叫び声が聞こえた。
村から抜け出した事がバレたのか。
もう振り返っている余裕は無い。
全力で扉を押していく。あと少し、もう少しで……
───────……
…気づくとそこには見覚えのある景色が広がっていた。
心臓が尋常じゃないスピードで鼓動している。
あぁ…現実に戻ってきたのか、とスマホを確認すると
あの日からきっちり一週間が過ぎていた。
#こんな夢を見た
夢日記No.1 山奥の村で軟禁生活
夢をあまり見なくなった。誰かが言ってたけど、見てはいても憶えてないということなのか。目が醒めた時には憶えていた夢も、僅かの間にぼやけ薄れて忘れてしまう。
目醒めるまで君と楽しく話してた
ユメはウツツのように儚い
#こんな夢を見た
こんな夢を見た
昨日の夜。
時計は見ていないので何時だったか分からない。
夜中に目が覚めました。
私は元々夜中に目が覚めることはあまりない人でした。
こんな睡眠途中で目が覚めて、何かあったかな。
そう思った時、すぐにその理由に気が付きました。
雪と風と雷だ。
天気を詳しく調べていないので分かりませんが、私がいる日本海北側の地域では、この時期は丁度強い寒波が飛来しています。
自室には窓やカーテンを完全に閉めて寝ていたのですが、何なら少しうるさいくらいにはっきりと音が聞こえました。
風もとても強く、私のいる2階が少し揺れたくらい。
外では雷の音も聞こえました。
それでも、私の住んでいる地域ではたまにこんな天気の日があります。
言ってもこんな悪天候は中々久しぶりだなと思う程度。
そこからまたすぐに寝る体制に入りました。
寝ようとしました。
そこからは夢なのか現実の私の空想なのか覚えていませんが、その中であることを考えた。
改めて考えてみると、こんな強い風吹けばどこかで家崩れたりとかする可能性もゼロじゃないよな、と。
勿論日本の建築が頑丈で、ひょんなことで崩れたりとかは絶対にないのは重々承知しています。
でも外はこの風と雷よ。流石の日本建築の中でも、少し怖さを感じました。
もしこの状態から家崩されたらどうなるんだろう。
少し考えた結果、瓦礫に潰されて死ぬか、何とか生き延びてもまず瓦礫の山から出られることなど到底できず、そのまま生き埋めで死んでしまうくらいだろうという解に辿り着きました。
何考えてんだって感じるかもしれませんが(笑)、そんなことを考えたりしていました。
そしてまたこうも思います。
いや、もし崩れてもまだ絶対に死にたくない。
私にはまだやりたいことめちゃくちゃあるからね。ここで死ぬ訳には行かない。
今の人生は十分すぎるほど楽しいが、まだ人生でチャレンジしたいことは山ほどあるんだから。
残している人生の未練を思い出し、そして思います。
こんな悪い天気でもそれごときで私の命なんか無くさないよ。
何があろうと私はまだ生きるからね。
…そう思った後はあまり覚えていません。多分日本建築の堅さを信じてそのまま普通に寝たんでしょう。
その朝。
普通に起きました。起きようとしたが、二度寝しました。
世界に誇る日本建築。やっぱり頑丈です。凄いです。
案ずることは無い。私たちはしっかりと支えられているのだ。そう思いました。
よし、これからの人生も頑張ろう。
(文章書いてて思ったけど、夜の自分ってなんて恐ろしいこと考えてんだ)
「ところで」
「ところで?」
「この作者は毎日夢メモを記録しているらしい」
「へー」
「あ、お題の話だけどね」
「どんな夢か説明されてないので分からないね」
「それ。しかし将来の夢ではないのが文脈でわかるのはおもしろいね」
「言われてみれば確かに」
「で、どんな夢なのだか」
「ねー」
お題『こんな夢を見た』
夢って自分の願望が出るっていうよね。
あの人の事諦めたと思ってたけど、
まだ諦められてないみたい笑。
こんな夢を見た/夢は蒸発する
縁起の良い夢も
楽しい夢も
起きた途端に分からなくなる
蒸発するように
見た夢が思い出せなくて
面白かったと思いが数分続いても
続きが見たくても
思い出せないし
普段夢見てたのか
分からないくらい
消えている
きっと思い出すには
難しいストーリーなんだろう
起きた途端に蒸発するのは
今日も生きてるってことだ
起きてしまえば忘れるけれど
明日は覚えていたいな
今日も元気で眠れたら
#3 こんな夢を見た
こんな夢を見た。
夕暮れの駅で、なぜか待ち合わせの約束をしていないのに、同じベンチに座っている夢。
会話は少なく、電車の音だけが遠くで響く。隣にいるのが当たり前みたいで、理由を考える必要もなかった。
手が触れそうで触れない、その距離がやけに現実的だった。
発車ベルが鳴る。
どこへ行く電車かは分からない。でも立ち上がらず、ただ一緒に時間が過ぎるのを待っていた。
目が覚めたとき、胸に残っていたのは名前のない温度だった。
きっとあれは、失くした過去じゃなく、まだ来ていない未来の夢だ。
こんな夢を見た。
先輩が笑っている。いつもどおり、明るく、にんまりと、いたずらっ子のような目で、時折神々しく、恐ろしいまでに美しく、笑っている。僕が隣で見てきた笑顔。僕だけが知っているその表情。
それなのに、先輩の隣に、僕がいない。僕がいるのは、先輩の隣じゃない。先輩の隣にいるのは、僕じゃない。
それを目にした瞬間、僕は隣のそいつを地面に引き倒す。馬乗りになり、顔を殴りつける。何度も何度も。目が潰れ、鼻がひしゃげ、僕の手が血だらけになり、それでも、何度も。
そいつが誰なのかは結局わからなかった。僕ではないというその事実だけが重要だった。
その体がピクリとも動かなくなった頃、僕はようやく隣を見る。先輩はまだそこにいる。何事もなかったかのように、変わらず悠々と微笑んでいる。
先輩に手を伸ばす。指の先が真白い肌に触れそうになる。真っ赤な指が目に入って、思わず動きを止めた。先輩はそれを見ながら、不思議そうな顔をした。
先輩の手が、僕の手を誘導する。細い首だ。絞め殺すのは簡単だろうと思った。自分が何をしたいのかはわからなかった。
「いいよ。君なら、いいよ」
先輩がそう言って、笑った。神様からの赦しだった。僕の手が先輩の首にかかる。先輩には似合わない、鮮やかな赤が先輩を染める。笑っている、笑っている、先輩が笑っている。
だから、先輩は僕だけのものになったのだ。
そんな、夢を見た。
『こんな夢を見た』
こんな夢を見た。
巨大になった君が十人で、僕を取り囲む夢だ。
そして、今。それが正夢となっている。
……誰か、助けてくれ。
○○○
春はあけぼの、なんて言葉があるように。春の朝はどこか陽気で、命のスタートを感じさせる。青い空、白い雲。いつも見ている筈なのに、どこか真新しく感じてしまうのは、春のお陰だろうか。
何かが起こるようなワクワク感。
それを胸に秘めながら、一歩。
新学年になり、先輩になった高校への道を歩み始めたときだ。
「助けてぇ〜〜!!」
泣きべそをかいたような、よく知っている声。
少し軽やかな甘い鼻につくようなアニメ声……本当にどこから出しているんだろう。僕が男の子だから知らないだけで、実は女の子はみんなアニメ声が出せる喉をしているのだろうか? 僕は不思議そうに内心思いながら首を振り向かせた。
「やぁ、おは……よう。ほんとうに、ど、どうしたの?」
「ぐすっ。あ、朝起きたら……体が、大きくなってたのぉ!」
間近に近寄ってきた幼馴染。
よくクラスメイトの男友達に、お前の幼馴染って胸デカイよな。と揶揄われていたりする幼馴染。
だが、クラスメイトよ。上を見上げたら太陽を遮って本人の顔すら見えないデカさにはどう思う?
デカけりゃいいってもんじゃないと僕は思う。てか、今思った。普通に恐怖だよ? これ。僕、死ぬもん。この質量は。
にしても、幼馴染の実家が僕と違ってお金持ちの豪邸で良かった。行ったときに東京ドーム入るじゃんってぐらいデカくなければ、このサイズは間違いなく家を潰されてたし、まだ春とはいえ夜明けは冷えるから、幼馴染は風邪を引いてしまうことになってただろう。良かった、神様ありがとう。大事な幼馴染なんだ。
「と、とりあえず。変なもの、食べた? ほら、お兄さんが異国で買ってきたお土産の、ゾンビのミイラの指の燻製とか。この前食べてたじゃん」
「お兄やんは先週に『セイレーンのカルパッチョにもワサビ醤油が合うのか気になってきた。これぞジャポニズム!』って行って西洋の海に西洋人魚の肉を探しに行って、まだ帰って来てないから違うよぉ」
「うん、わかった。もしそれ、お土産にカルパッチョ持ってきても絶対にうちに持って来ないでね。僕は不老不死じゃなくて、定命を大事に生きたいんだ。桜の精神、もののあわれ、ジャポニズムだよね」
「うん。それで、うち、どうすればいいと思う??」
「うーん。まあ、とりあえず学校に行って先生に聞いてみようよ。サイズ以外は特に健康体みたいだし。そういや、制服や弁当はどうしたの?」
「うちのメイドさんや執事さんが、急いで頑張って作ってくれたよぉ、まぢ感謝!!」
僕は小さい頃から可愛がってくれたメイドさんや執事さん達に黙祷した。お疲れ様です。
特に経理のバーコードハゲを気にする茂田さんなんて、突然の出費に胃がキリキリしただろうな。あの人は優秀だけど、神経がか細いから薄毛が進行しないといいけど……無理か。僕も、ワカメとかひじきとか、もっと食べとこ。
……まあ、とりあえず学校行くか。
そんな中だった。
「まって〜〜! うちのこと、置いてかないでぇ〜!!」
もう一人。同じサイズの幼馴染が現れた。
「え」
「わあ! うちじゃん!」
「あれあれ? うちがぁ、めっちゃいる〜うける〜!」
「ちょっと〜! 本物と間違えるとか! うちのこと、なんだと思ってるの〜!?」
「うちがたくさんで〜、うちたく〜なんちゃって〜!」
「オレ、オマエ、マルカジリ」
「うちとうちとうちと……まあ、いっか! お腹空いたぁ!」
「さっきねぇ。可愛いウサちゃんの雲みたのぉ、えへへ」
「……こ、こんなにいっぱい。うち、恥ずかしいよぉ」
「うちの計算によれば、これは……異常事態なのです! きりっ!!」
合計十人、ビックなサイズの幼馴染に囲まれた僕。
いったい僕にどうしろってんだ。
僕が吐けた言葉は一つ。唯一、今の僕の気持ちを分かってくれる人に向けたエールだった。
「茂田さん、頑張って下さい。大丈夫。男は髪じゃない。ストレスで一本も毛が無くなっても、茂田さんはカッコイイです」
幼馴染の家の経済状況が終わる前に、茂田さんの胃と髪が終わる。
現実から意識を逃走させた僕が唯一考えられたのは、それだけだった。
「せめて、これも夢であってくれ」
「どうしたの? 現実だよ?」
「……うん、だよね」
……続かない。
おわり!
君は元気で
明るく笑って
嘘だったんだ
やっぱり嘘だったんだ
よかった
こんな夢を見た
こんな夢を見た
起きたら広いベッドに寝ていた
階段をおりるごとに
美味しそうな匂いが近づいてきた
扉を開ければ
君がキッチンに立っていた
幸せな朝だった
献立はあやふやで覚えていない
家具の配置は一秒ごとに変わっていた気がする
君の笑顔はずっと太陽のように眩しかった
君の匂いはずっと安心する匂いだった
君の声はいつもの通りに心を癒してくれた
幸せな朝だった
ニュースは支離滅裂な内容だった
新聞は字がところどころ変だった
違和感はなかった
こんな幸せな夢を見た
ある日こんな夢を見た。
異性友達が、私の元を離れて、別の子の元に行く夢。
あの二人の関係は、私があの子に関わらなければ起こらなかったと度々思う。
私がその二人の恋仲関係に勘付くまで、異性友達とは親友だと思っていたのに、その想いは友情じゃなかった。
気付かぬ間に恋心のようなものと、強い独占欲へと変化していた。
その辛さが、夢に現れてしまった。
"親友なだけでも幸せ"と考えても、この悪夢は未だに別の姿へと変えて、度々私の前に現れる。
もしこの出来事が起こることを知っていたら、こんなことには成らず、私の平和となったのに。
ここに記入することにもならなかったのに。
自 由な関係でもしも、
続 いてくれたらと今も、
私 は妄想に浸っている。
「こんな夢を見た」
あなたが、私に全て用意してくれた。
家も、手続きも、優しさも、安心も
もう、否定される言葉や
子供の為とかいう言葉から
解放される時
私は
本物の私で、生きていく。
今は夢に見るだけ。
こんな夢を見た
真っ白いせかいで
ただ自分がたっている夢
果てしなく続く
真っ白い世界
何をするべきなのか
元に戻るための方法も
分からない
ただあるのは静寂の中にある
自分だけ
No.40
こんな夢をみた。
君と僕が手を繋いで、どこかに向かっていく夢。
もう、君はいないのにね
こんな夢を見た
男の子が私の前を走っていた
こっちを振り返って久しぶりって笑ってた
なつかしいのに、思い出せなくて
夢から覚めても少し早まった胸の暖かさだけが残っていた。
神社で大好きな人と笑い合う夢を見た。
愛おしくて、ずっと抱きしめていた。
やっと見つけた、と思った
君と話したいことがあった
なのに、時間がすぎていく中で話すべきことも忘れてしまった。
また探してみようと思う
いつか思い出すあの気持ちを
お題 「こんな夢を見た」
ある朝、幸福の知らせの変な夢を見た。
人には言えない。
ふと気づいて、キーワードにインスピリチュアルを
検索してみた。
内容はなんで見たのか意味がわからないが
ヘアースタイルと、容姿が謎な
殿方に反対にどんな夢を見たかを聞いたら、
その様相の真反対だった。
結果が、凄かった。
吉報、重ねてきた結果が実る、闇が消えうる
という内容だった。
衝撃が凄かった。調べてみるものだ。
意図はわからないけど、
中身の人が写っているようなのに、
それにしては幸せな雰囲気だった。
あぁ、夢で良かった。
ごめん、細かくは言えない。。。
金槌を右手に持っていた
それは父の血でぬらぬらと光っている
私のベッドには父の亡骸が眠っている
おそらく私が殺したんだろう
父のこめかみには打撲痕があり
そこから絶えず血が流れている
ベッドが汚れてしまったな、と
私は他人事のように考えていた
ふと視線を感じ振り向く
ドアの隙間から、父が覗いていた
私が殺した父が、私を覗いている
責め立てるような、告発するような目
目が覚めた
びっしょりと汗をかいていて不快だった
時計を見てようやく
先程までの映像は夢だったと自覚する
悪夢と呼ぶに相応しい夢だった
父に見られた時の焦燥を今も覚えている
だが、どうしてか。こんな悪夢を見るたびに
どうしようもなく、私は生を実感するのだ
こんな夢を見た