伊田よしのり

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閑静な住宅街の中

突然現れる雑木林のような

小さな一角。

雑木林だと思ったが

よく見ると

2階建ての小さな民家の

廃屋があり

2階の窓から

老婆とも若奥様ともいえない

女性が生気のない目で

こちらを見ている。

すると彼女は

何か小さな長方形の容器を

両手で胸の前に持ち上げた。

それは「ねるねるねるね」の

袋だったのだ。

そして彼女(― あの魔女)は

ニヤリと笑って

うなずいた。


  “こんな夢を見た”

1/24/2026, 9:23:55 AM