『これからも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
やる気のない数学の授業。真面目で成績優秀と言われる俺でも嫌になるくらい、説明が下手な先生がやる授業ったら、つまらないったらありゃしない。
だから、俺は今ら予鈴がなっても教室に向かわず、屋上へと向かっている。そこには、俺の仲間が、味方がいるから。
屋上に着くと、そこには3人の女子生徒がいた。俺の、友達でもあり、仲間でもあり、味方でもある、大切な同級生たちだ。
「お、珍しくサボりー?」
スケッチブックを広げて、屋上から見えるグラウンドを描いているこいつは、後輩の朱里。
「次の授業数学でさ。簡単な所だったから、自分で復讐すればどうにかなりそうだと思って。今日は他のことやりたい気分だし」
俺がそう言うと、楽譜を広げている2人の先輩、ゆなとゆりなが口を開いた。
「さっすが!君は頭がいいからね~」
「そういえば、ゆなはこの前の小テストの追試行ったの?ほら、生物の」
「えー、行ってない!」
「あぁ……」
いつものような2人の会話を聞いて、少し安心する。
「さて!久しぶりに4人揃ったしさ、色々話そうよ!」
「おーいいね!君はなにかやる事あるの?」
「うーん、小説の続きを書きたいな。もう少しで完成しそうなんだ」
「お、じゃあ完成したら見せてよ。お前の小説、面白いからさ」
「私にも見せてー!」
好きなことを共有できるこの4人との時間は、俺の大切な存在だった。
これからも、ずっとこの時間を大切に出来たら。
息苦しい生活、色がない生活を、少しでも彩ることが出来るのかな。
「私って本当にダメだなぁ…」
小さな声だったが、俺の耳には確かにその言葉が届いた。それは貴方の悪い癖だ。貴方は失敗してしまったり、躓いたりしてしまうとすぐに自分自身を嫌ってしまう。それが例えどうしようもできない理不尽な理由であったとしてもだ。
「そんな事言わないでください。貴方は素敵な人なのですから」
俺は幼い頃から貴方と共に居て、心優しい性格や可愛らしい姿など、様々な部分に惚れたのだ。だから、俺の大好きな貴方が自己嫌悪に陥っていると、こちらも悲しい気持ちになってしまうのだ。だからお願い、自分を嫌わないで…
「私には自分の良さが分からない、だから何も…」
俺はこれ以上悲しみに満ちた言葉を言わせまいと、顔を埋めさせるようにして強く抱きしめた。少し強引かもしれないが、こうでもしないと止めることができないと思ったからだ。そして、気が動転している貴方を宥めるように頭を優しく撫でる。
「大丈夫ですよ。貴方のことは、俺がちゃんと見ていますから。どんな貴方でも、俺は大好きですから」
おそらく大好きという言葉に反応したのだろう。貴方は顔を上げて俺を見つめてきたので、俺は優しく微笑みかけて安心させる。するとホッとしたのか貴方からも優しく微笑んでくれた。
「これからも、ずっと傍に居させてください。貴方のことを守りたいんです」
俺がそう言うと、貴方は笑顔になって俺を強く抱きしめ返した。
テーマ「これからも、ずっと」
【これからも ずっと】
2年生から新しい1年生へ
プレゼント
種を袋に包んで お手紙を書いて
思いをたくす
大きく育ちますように
きれいな花を咲かせますように
私たちの種も
お兄さんお姉さんにもらった種
これからもずっと
続いていくのかな
朝顔の花がきれいに咲きますように
足元にぽつぽつと穴が空いている。
そんな干潟を、私は歩く。
でこぼこな波模様が描かれた砂沼は、ところどころに開いた大小様々な穴から、ぷくぷくと泡を吹いている。
この下に、貝がいるのだ。
おそらく、殆どはマテ貝だろうけど、中には…アサリや小蟹なんかの棲家もあるはずだ。
干潟は歩きにくい。
海水に浸り、水分を含んで濡れた細かい砂は、泥と大差なく、私の足を掬う。
子どもの頃、よくこの海に遊びに来た。
ちょうど、今くらいの時間だ。ここが干潟になる時間。
幼馴染を連れて、よくここに来て、蟹や貝を獲って遊んだ。
いつもは海面に隠れている、荒く削れたコンクリートや表面を占領されたテトラポットも、今は顔を出している。
側面にびっしりついているのは、カメノテだ。
あれもよく獲っては持ち帰っていた。厳つい見た目に反して、出汁がよく出て味が良いのだ、あれは。
あの頃は夢中で貝を獲って…そのうちこの獲物を誰が獲ったのか分からなくなって…どれを誰が持って帰るのか毎回、口喧嘩をした。結局、最後は勝負事で決めよう!となって、かけっこかジャンケンをすることになるのだ。
…これからも、ずっと、永遠に続けば良いのに
あの頃、微かに感じた切ない想いを、言語化するなら、きっとこうなる。
私は疑わなかった。これからも、ずっと、あの日が続かなくとも、私たちの関係は続くのだと。
これからも、ずっと。
私たちは、幼馴染で、友達で。一緒に過ごす時間は短くとも、これからも、ずっと、私たちはこの土地で、この海の見える町で、仲の続いた腐れ縁の友人であり続けるのだと。
これからも、ずっと、私はここに居たかった。
「おい、そろそろ時間切れだ。行くぞ、新造」
「お待ちくんなせえ、後生ですから。今日ここから出立するのはわっち一人。せかせかした男はモテぬわえ」
反射的に出た廊言葉に、密かに苦笑する。
「…少し待ってやる。だが、テメェの幼馴染がいったい何円無心してると思う?……あまり長くは取ってやれねえぞ」
そんな言葉を背後に聞きながら、私は手の中にあるガラス玉___遠い昔、あの幼馴染に最初に貰ったプレゼントのガラス玉___を海に向かって放り投げた。
「ようござんす。これでわっちがここに思い残すことはありんせん。行きましょう」
振り向いて、わっちは歩き出す。
遠い後ろの方で、ぽちゃん、と音がした。
一番星が一番じゃなくなった時。
夢見る夢子ちゃんが夢から醒めた時。
私がはりぼての私を失った時。
そこにあるだけ。
そこにいるだけ。
ただ在るだけに何の価値が。
一番星は一番の一番を目指す。
夢見る夢子ちゃんは夢に溺れる。
私はいくつものはりぼてを重ね着する。
しんどくない?
しんどいよ?
でも、みんな、手放せないの。
これからも、ずっと。
きっとそれは、悪いことじゃない。
テーマ『これからも、ずっと』
これからもずっと一緒にいてくれると思ってた。
今までと変わらず、同じ場所で、同じように、
たくさん色んな話できると思ってた。
毎日用事作って話すことも、
送っていくことも、
頼ることすらできないのかな。
これからもずっと、
たくさん思い出増えると思ってた。
これからもずっと、
一緒に頑張れると思ってた。
これからもずっと、
近くにいてくれると思ってた。
今までの”あたりまえ”はもうないんだね。
今日からの”あたりまえ”を慣れさせないとな。
これからも、ずっと
近くにいてほしかったな、。
#これからも、ずっと
「これからも、ずっと」
君の光は私の闇に包まれていた。
【#56】
これからも、ずっと
これからも、ずっと変わらない。
この景色。
早朝に2人で歩いた砂浜。
爽やかな潮風と、柔らかい陽の光。
穏やかな波の音に反して、
私の鼓動が急く。
少し汗ばんだ手がどうにも心地いい。
小さな頃から変わらない、その優しさ。
これからも、ずっと。
過ぎれば、どんなに長い月日も……本当にあっと言う間だ。
私の家は、彼の家に仕えて、もう2245年目になるように。
そして、私の家は今尚、家を、一族を保ち続けている。
正直、今の時代には家や一族など必要無い。
貴族制は廃れた上、この国では、みな等しく同じ教育が受ける権利がある。
身分問わず、好きな職に就く権利が保証されている。
だから、正直、家は必要無い。
では、何故、家や一族を保ち続けているのだろう。
と、疑問に思うだろう。
それは、簡単だ。
唯、昔話がしたいからだ。
家を保ち続けるのも、
古くからの友人を亡くしてしまうようで、寂しいからだ。
過去を忘れられてしまったら、それはもう無かったことになってしまう。
それが、何よりも恐ろしく、怖いのだ。
あの時、共に乗り越えた困難の記憶も、
あの時、共に分かち合った記憶も、
忘れ去られてしまったら、もう元には戻れなくなる。
だから、私の家は時を紡ぐ。
私にとっての時を紡ぐとは、先祖代々の記憶を語り継ぐこと。
忘れてしまわぬように、無かったことにならぬように、
長年、紡いできた糸を解けてしまわぬように、
私の家と彼の家、他の縁ある家々は、
今日も又、家を保ち続ける為、互いに助け合い、努めている。
これからも、ずっと_____
この季節は寂しいね。
別れがあるから。
出会いもあるかもしれないけれど、別れた相手の存在が大きすぎた。
恋愛感情ではないのに心がぐーっと締め付けられる感覚。
自分では抱えきれないほどの色んな感情を抱かせてくれた存在がいなくなった。
憧れたり、真似してみたり、時には嫉妬したり、いっぱい、いっぱい。
あなたに憧れて髪を伸ばした。
でもあなたは私との別れと同時に髪を肩まで切った。
あぁ、私の憧れはもう会えないんだ、って。
そんな今、この感情はどこに捨てればいいものか。
ふと見上げれば桃色に色づく桜。
そのせいで桜を見ると寂しくなってしまう。
今年感じたこの感覚とこれから、ずっと付き合っていかなければならないのだろう。
これからも、ずっと、あなたを憧れたままでいさせてね。
< yu >
これからも、ずっと
わたしは
あなた達の味方で誰よりの応援者でいるよ
『これからも、ずっと』💙
僕の憧れの人。
いいことがあって喜んでたり、
いつもふざけてばっかで怒られてたり、
上手く物事が進まずに哀しんでたり、
みんなを笑わせて楽しませてたり。
毎日機嫌が変わるから僕も困ってしまって。
でもやるときはしっかりしてるし、
相談ごとを聞いてくれるし、
こんな僕にも優しく、時には厳しく。
たくさんのことを教えてくれる。
そんな君の隣に
これからも、ずっと。
繋がれていく命、
まだ見ぬ命、
消えゆく命、
繰り返される
巡り合い
紡がれる命
これからも、ずっと…
「これからもずっと」
詩彩音
これからもずっと
貴方を感じたいよ
「私が貴方を…?」
そんな感じだったどうかは分からないけれど
彼は私の主様を…。
私はそれを端で思いながらも主をお支えします。
叶わぬと
知りつつ祈る
願い事
「これからも、ずっと」
は、無きと知りて
お題☆これからも、ずっと
『大学行ってもお前の親友は俺だけだからなー?』
急に彼女みたいな事言うな。
「お前も浮気すんなよ」
そう、俺たちは親友。俺とお前の想いが違ってても。
これからも、ずっと。
「これからも、ずっと」
"好き"なんて、言えないよ。
だからいつも友達止まりで。
君を見るだけでドキドキしちゃって。
それでも今日だけはちゃんと伝えるんだ。
「君の事が好きです。」
あぁどうしてこんなにも言葉に出来ないのだろう。
正直に話せば良いのかもしれないのだけど。
僕にはそんな事出来ない。
だから僕は1つの言葉に思いを募る。
「ずっとこのままで、恋人のままで。」
なんて願い事を。
今は言える"好き"に隠して...
"これからも、ずっと"
※この話は🎼様の"好きのかくれんぼ"を
参考にしております
「これからも、ずっと」
これからも、ずっとこれが続くんだろうか?
おしゃべりができない、マスクの着用、手指消毒。
コロナ禍初期の頃、こんな生活がずっと続くと思ってた。いつまで続くのか分からない恐怖と緊張。
人間不信にもなったな。
でも今は、その緊張もだんだん解けてきた。
マスクは今も着用してるけど、前みたいに必ずっていう感じではなくなったし。
心にゆとりが持てれるようになったのが嬉しい。
"これからも、ずっと不安"ではなく、
"これからも、ずっと穏やかに"暮らせますように。
これからも、ずっとこんな苦しい思いをしながら生きなきゃいけないならもううんざりだ。
すんなり消えれたらどんなに楽だろう。。。
元からいなかったことにならないかな。
何をしても楽しくないし
嫌なことばかりやらされて
言われなくてもいいことを言われ
もう疲れた。
楽してちゃんとしてないやつらばかりいい思いしてちゃんとしてる人は嫌な思いをする。
世の中何が平等だ
どこをどう見て平等だといえるのか
教えてほしい
これからも嫌な思いばかりしなきゃいけないなら
本当になにもかも終わらせたい。
君と出会った今年で5年目
人生を変えてくれた
いくら叫んでも僕の声は届かぬまま
君が送ってくれるばかり
なら、分かったよ
いつか、いつか君に届くように
皆が笑顔に生きていけるように
僕はリスナーとして
活動者として
「これからもずっと」
君への愛を叫び続ける