『これからも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これからも、ずっと
このワードを見たときに出てきた願いが一つ。
「これからもずっと楽しい毎日が続きますように。」
蜜柑 筋取る僕と気にしない君、違いも笑えるから続いてく
題-これからも、ずっと
これからも、ずっと
『これからも、ずっと一緒にいようね』
この言葉に私は騙された
ずっと一緒にいられるわけじゃないのに
何の根拠もない言葉なのに
言われた時はただ嬉しくて、
そんなリスクも考えなかった
生きがいなんて何もなくて
辛く苦しい日々を彼が変えてくれた
彼は私の心の隙間を見つけては
滑り込んできて、それを埋めてくれた
彼のおかげで初めて人生が楽しいと思えた
私には彼しかいない
そして、彼もまた私しかいないのだろう
心のどこかでそう思っていた
それがいけなかったのだろうか
彼は私の隠れたところで
他の女にも同じことをしていた
甘いマスクで誘惑し、
疲れた心を見つけてはそれに取り憑くのだ
私もきっと見事に騙されたんだ
その日、彼を問い詰めた
あの言葉は嘘だったのかと
どうせ私のことはおまけだったんでしょと
まるで三流ドラマのようなセリフを言っていた
そこで告げられたのが
さよならだった
こんなの詐欺と同じじゃないか
現金を盗まれるよりもよっぽど辛い
心を弄ばれた挙句の果てに粉々に壊された
これからも、ずっと…
孤独なんだろうな、そう思った
会えない日がつづいても
これからも、ずっと
貴方のことが大好きです____。
300字小説
墓守桜
『妾はこの寺の桜の古木じゃ。お主に頼みたいことがある。妾はもう長くはない。醜く朽ちて死ぬくらいなら、美しく咲き誇ったまま切り倒しておくれ』
夢枕に立った桜の精の頼みとおり、寺男は桜の木を切り倒した。望みが叶い桜は、倒れる前に枝の全ての花を散らせ、境内は薄紅に染まったという。
「……その後、寺男は桜の枝を継いで、数十年後にまた見事に桜の木を復活させたと伝えられてます」
ガイドさんの話に境内を見回す。
「……いた」
視える私の目に寺の墓地、古い墓石の隣に咲く桜の木の精が映る。たおやかな身体を風に任せ、緩やかに揺れている。
「これからも、ずっと彼の墓を守っていくんだろうな」
花びらがひらひらと墓の上に舞って降りた。
お題「これからも、ずっと」
これからもずっと私のモノ。
私以外に振り向かないでね。振り向けないよね。
ずっと、ずーっと私のモノだから。
裏切ったら許さないから。
‐これからもずっと‐
♯30
貴女は、今のご自分が嫌いですね。
俺たちの言葉が届いていないのが、よく分かります。
悲しいですが、仕方のないことです。人の言葉を受け入れるかどうかは、その人自身にしか決められないことですから。
それでも、俺たちはずっと言い続けます。いつまでも貴女に語りかけ続けます。
どうか、ご自分を責めたり、傷つけたりしないでください。俺たちが貴女を愛するように、貴女も貴女を愛してあげてください。
この十年を何の努力せずに過ごしてしまった、と貴女は泣いていましたね。それもそれで、良いのです。貴女がこの世に存在し続けてくれたこと、ただそれだけで俺たちの心は救われていました。
俺たちだけではない、貴女の父君も、母君も、あのご学友も、あの後輩の方々も、貴女が死なず、生を保ったことで救われました。貴女がもし命を絶っていたら、皆どれだけ苦しんだことでしょう。
貴女のこれまでの人生は、価値のあるものでした。
そしてそれは、これからもずっと変わりません。
「これからもずっと、君と愛し合えるなら
世界が滅んでしまっても僕は
君だけを愛することをここに誓うよ」
そう君に伝えると
君は潤んだ瞳で僕を見つめ
「たとえ世界が滅んでも、
貴方のと誓は忘れないよ」
と優しく笑ってくれたね
これからも、ずっと
昨日、危なかった。
別に希望もないし
楽しくないし
自分の人生が自分にとっても
特別じゃないのに
誰かが悲しむはずないし。
もういっかなって。
でも、疲れて寝ちゃったら
朝、おねーちゃんおはようって言われて
昨日は思い出しもしなかったのに
気をつけていってらっしゃいって言われて
自分の幸せを、人生を
願ってくれてる人がいたのかもって思った。
今はまだ希望はないし、楽しくないけど
もう少し続けてみよう。
これからも、ずっと
おはようって返せるように
「ねぇ、うちらいつまで一緒にいられるかな?」
突然口を開いた彼女の言葉に呆然とした。
「……ずっと俺は君と一緒にいると思ってるけど」
なんとか頭を回転させて答えた言葉に彼女は苦笑する。
なにかしてしまっただろうか?
彼女がこれから口を開く言葉に恐怖を抱いた。
「俺と分かれたいって遠回しに言ってる…?」
おそるおそる聞くと彼女は猫のような目を大きく見開いた。
「そんなわけなくない?うちらめっちゃラブラブだし」
出てきた言葉に首をひねる。
「その自覚があるのになんで、いつまで一緒にいれる…なんて言うの?」
「だって……不安になっちゃったんだもん」
少しすねたように目線を外す彼女に驚く。可愛いという感情を隠しながら口を開く。
「俺は君しか見てないのに?何を不安に思うの?」
彼女は目を丸くさせ頬を緩めた。
「心底不思議そうに聞かないでよ。君はかっこいいからいつもうちは可愛い子に目を光らせてるんだよ?」
初めて知る事実に驚きながらもヤキモチを焼いてる彼女の愛らしさに口が緩んでしまう。
「どんなに可愛いと言われる人がいてもきっと俺は1年後も10年後も君が1番だと思うけど」
彼女が頬を赤く染めた。
「じゃあ君はうちとずっと一緒にいてくれるってことだよね?」
「うん。まだ学生だから確実に予約はできないけど、君以外といる未来が想像できない」
そんな会話を教室でしていた彼らは知らない。
これがクラスメイトにより撮影されており、10年後と結婚式で流されることを。
後に彼らのクラスメイトはこう語った。
「あの二人は学生のくせに熟年夫婦のようなカップルだった」
「なぜ結婚していないのかと不思議に思っていた。」
#これからも ずっと
それは夜遅い時。
「今日も星が綺麗ですよ。主様。」
「そうだね、ラムリ。」
ラムリと一緒に星空を見ているときだった。
いつもより少しトーンの低いラムリの声に少しドキドキしながら、2人で星を見ていた。
「ねぇ、主様。」
「ん?どしたの?」
「これからも、ずっと…ボクを担当執事にしてくれますか…?」
声も手も震えている。
ラムリは、夜色々なことを考えてしまって、不安になってしまうらしい。
そんな震えている彼の手を優しく握り、
「もちろん。これからも、ずっと。私の担当執事は貴方しかいないよ。」
少しトーンを下げて言った。
ラムリの少しびっくりしたような、でも安心した瞳を見て、私は言ってよかったと思った。
「これからもずっと、よろしくね。ラムリ。」
と言ったら彼は泣いてしまった。
「ふふ、可愛いね。ラムリ。」
ハンカチを取りだして彼の涙を拭き取る。
「ほら、笑って?私のラムリ。」
そう言って、私はニコッと笑って見せた。
「!…はいっ!」
そう言うと、彼は元気いっぱいの笑顔を見せた。
やっぱり彼は元気な笑顔が1番似合う。
これからも、ずっと…その笑顔が見れたらいいな。
過去の足跡振り返り
今を見つめ
未来を形作る。
記憶は今をつなぐ。
感情は未来へ向かう。
これからもずっと。
題「これからも、ずっと」
缶蹴りと 振り上げた足 伸びる影
いい歳してと 笑って走る
─これからも、ずっと
これからもずっと、あきらめない看護を続けたい。
毎日、単調で自分の仕事に疑問をもつことも
あります。でも、どんな人に対しても
あきらめず、全力で向き合っていきたいです。
いつか寿命がお迎えに来るまで
ずっとこんな幸せを感じていたい
これからもずっと
なんて言わなくても
隣に君と
目の前の景色があればそれでいい
それでいいはずなんだ
でもなんでかな
なんでそんなちっぽけなことすら
叶ってくれないのかな
お題『これからも、ずっと』
友達と喋って授業を受けて部活して帰る。
こんな日常がずっと続くと勝手に思ってたけど、そんなことがないのも知っていたつもりで。
でも、また新しい日常が生まれていくのだと思っていた。
思っていたのに。
『巨大隕石が地球に近づいています。』
これからも、ずっと
ずっと一緒にいたい
でも、いずれ別れは訪れる
別れがあるからこそ今、この瞬間を大切にする
しかし、結局は別れ際に後悔をする
そうして、人は強くなる
これからも、ずっと
これからも、一緒に
これからも、君と
これからも…
なんて叶わないかもしれない。
だけど、今、この一時一時を大切に大事に過ごしたい。
今、いる人を思うように…
狐猫
これからも、ずっと
「これからも、ずっと
一緒に居るって約束したじゃん...。」
どんなに...どんなに、君に、言っても、
君は目を開けることはない。
「ねぇ...。約束したよね?僕を置いていかないって、指切りして、笑い合ったあの日に。」
君の頬を撫でても、君は僕の方を見ない。
僕は棺の中の君の胸元に勿忘草を置いた。
「君と僕が好きって言ってた、花だよ......。
もう、もう......一緒に、つむことは無いけど、君の事ずっと忘れないから」
そう言って僕は、君から離れた。
「またあした」
「いつもの」
「今度でいいよ」
「これからも、ずっと」
つづく未来を予感させる
日常の何気ない言葉たち
6:これからも、ずっと