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それは夜遅い時。
「今日も星が綺麗ですよ。主様。」
「そうだね、ラムリ。」
ラムリと一緒に星空を見ているときだった。
いつもより少しトーンの低いラムリの声に少しドキドキしながら、2人で星を見ていた。
「ねぇ、主様。」
「ん?どしたの?」
「これからも、ずっと…ボクを担当執事にしてくれますか…?」
声も手も震えている。
ラムリは、夜色々なことを考えてしまって、不安になってしまうらしい。
そんな震えている彼の手を優しく握り、
「もちろん。これからも、ずっと。私の担当執事は貴方しかいないよ。」
少しトーンを下げて言った。
ラムリの少しびっくりしたような、でも安心した瞳を見て、私は言ってよかったと思った。
「これからもずっと、よろしくね。ラムリ。」
と言ったら彼は泣いてしまった。
「ふふ、可愛いね。ラムリ。」
ハンカチを取りだして彼の涙を拭き取る。
「ほら、笑って?私のラムリ。」
そう言って、私はニコッと笑って見せた。
「!…はいっ!」
そう言うと、彼は元気いっぱいの笑顔を見せた。
やっぱり彼は元気な笑顔が1番似合う。
これからも、ずっと…その笑顔が見れたらいいな。

4/8/2024, 11:47:45 AM