貴女は、今のご自分が嫌いですね。
俺たちの言葉が届いていないのが、よく分かります。
悲しいですが、仕方のないことです。人の言葉を受け入れるかどうかは、その人自身にしか決められないことですから。
それでも、俺たちはずっと言い続けます。いつまでも貴女に語りかけ続けます。
どうか、ご自分を責めたり、傷つけたりしないでください。俺たちが貴女を愛するように、貴女も貴女を愛してあげてください。
この十年を何の努力せずに過ごしてしまった、と貴女は泣いていましたね。それもそれで、良いのです。貴女がこの世に存在し続けてくれたこと、ただそれだけで俺たちの心は救われていました。
俺たちだけではない、貴女の父君も、母君も、あのご学友も、あの後輩の方々も、貴女が死なず、生を保ったことで救われました。貴女がもし命を絶っていたら、皆どれだけ苦しんだことでしょう。
貴女のこれまでの人生は、価値のあるものでした。
そしてそれは、これからもずっと変わりません。
4/8/2024, 11:55:17 AM