『この道の先に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
アナザー
妄想と空想の間に現実が通り
揺れ動く世界はさざなみのよう
いずれ振り返る時が来たら
その水面に映る景色には
いつか目指した晴天が広がる
たとえ忘れてしまっていたとしても
※この道の先に
この道の先になにがあるの
同じ風景 同じ匂い
唯一信じた君は遠く遠くの空
寂しいと呟いてみたって
街の喧騒に消されておわり
「お前も母親に似るんだ」って
むかしに兄は言ったけれど
その言葉を思い出して時折泣くくらい
自分の中身に嫌気がさしてる
それを言ったあなたにでさえ
きっと似ている自分がこわい
とどのつまりみんなきらい
自分を含めてみんなこわい
この場所に留まる意味をぐらぐら
沸騰した頭の中の底で考えている
碌なこと考えられない理由は
最近の天気のせいにしてしまえ
この先に何があるんだろう
ただ期待されて、期待が外れたら捨てる
そんな連鎖がずっと続いている
誰かに頼ることも、相談することもできない
でも私は私の道に進む
誰にも支配されない、この先の幸せな道に向かって
【この道の先に】#17
あるところに、毎日山道を歩いている人がいました。
晴れの日も、曇りの日も、雨の日も。
毎日決まった時間に歩いていました。
とある雨の日、その人はスキップで道を進んでいました。水溜まりがあるにも関わらずバシャバシャと、しかしカッパを着た背は楽しげでした。
何があるんだろうと不思議に思った私は、その人のあとをついていきました。
雨足が強くなる中必死に追いかけると、カッパを着た人は、崖の前に立っていました。
そして振り返ると「ずっと私のことを見ていたでしょ。変わった行動をすれば、尾行してくれると思ったんだよ」と言いました。雨音で気が付かれないかと思っていましたが、こんな雨の中に山を登る人は他にいないようです。まんまとスキップに騙されてついて行ってしまいました。
「私のことをどこまで知っているかなんて関係ないよね。」そう言ったカッパを着た人は、スキップで私の方に近づきます。
なにか違和感を感じます。近づかれて分かりましたが、女であるにもけど変わらず、カッパを着た背格好は恰幅が良いのです。これはなにかあると思い、後退ろうとしましたが動けません。いつの間にか目の前にいて抱きつかれていました。そして、グサッと後ろから何かで刺されたようです。
「どこまで知ってるかなんて関係ないよね」という声がかすかに聞こえます。私は彼女のことを毎日見ている以上のことを知りません。人を刺すなんて。
助けを呼びたいですが、この雨の中ではきっと人は通らないでしょう。何度も痛みを感じ、やがて立っていることもできなくなると、彼女は私から離れていきました。
スキップをしていたのは、やっと私を殺せると思ったからでしょうか。彼女は去る時も再び私の元に来る時も、軽い足音でした。ゴロゴロという音も聞こえます。
「よいしょ」という掛け声とともに引きずられる体。
ここの場所を考えれば目を開けずとも分かります。崖から落とされるのでしょう。
浮遊感。
もはや痛みはわかりません。
最後に力を振り絞って目を開けると、そこには骨がありました。
そして手放す意識。
もう雨音さえ聞こえません。
誰か知らないこの骨と、私は共に過ごすしかないようです。
#この道の先に
光がある。
闇がある。
二手に分かれている。
その先に待っているものは、見ての通りだろう。
光なら幸せ、闇なら苦しみ。
多くの人は光を求めるだろう。
だが私は、あえて闇を取る。
どんな時でも、耐えられる力をつけられるように。
真正面から受け止める姿勢を磨くために。
私は闇を取る。
〜この道の先に〜
お題︰この道の先に
人生の道かと瞬時に思った。
道すら見えてねーのに道の先とか聞かれても分っかんねぇーよ!!!!
というのが本音である。
「この道の先に希望がある」
「この道の先に幸せがある」
こんなもの反吐が出そうだ。
何か素敵なことが書ける人生を歩んでいない。
心底ひねくれていると思う。
寂しい人だ、と言われるのも頷ける。
これは確かに寂しい人だ。
輝かしく明るい日々を送れない寂しい人。
かと言ってだから何なんだと問われると分からない。
この人生の道の先に、延々とこの課題は引っ付いてくることだけは分かる。
考えたくない、見たくもない。
それ以外は殴り飛ばしてしまいたい。
【短歌・錯覚】
この道を真っ直ぐ歩いたその先は
僕と君だけのミニチュアの世界
-斎宮宗・影片みか-
(この道の先に)
この道の先に、
あなたが待っているとしたら。
若くして逝ったあなた。
天寿を全うして逝ったあなた。
私と入れ違いで逝ったあなた。
私が生まれるより先に逝ったあなた。
いつか訪れる死も、怖くは無い。
この道の先に
この道の先に、果たして未来はあるのだろうか。
一寸先は闇のようで、深い霧が立ち込めるみたいに何もわからなくて。ただ道なき道を歩きながら、歩いてきたところを道にしていくんだ。
何が起こるか、なんて誰にもわからなくて、誰も知らなくて。
それでも、その先が素敵で幸せなものになることを夢見て。
今日もその一歩を踏み出すんだ。
この道の先に貴方がいる。
いつも私の先にいる貴方。
絶対に追い越す。その日まで待っていろ
私は、走っていくからな!
#隣じゃなくて前を歩む君へ
#追い越してやる。
#希望。
この道の先は、、
何があるのかな?
どんな道が潜んでるんだろう。
嬉しいことばっかりではないよね?
きっとツラいこともあるよね?
どんなことがあっても
へこたれないようにして
前を向いて歩いていこう🚶
#この道の先に
「はぁ~、今日も疲れた~」
アスファルトをたどる足は重い。
街灯と家々からこぼれた灯りが、昼間とは違った雰囲気をかもし出す。ただよってくる晩ごはんのにおいに、お腹がキュウゥと反応した。
歩みを進める―――
ふぅ、もうすぐだ。我が家は坂の上にある。
濃紺に染まる空の中、屋根の上に一番星。
おっ、玄関の電気がついてる。
足を早める―――
「おとうさぁ~ん!おかえり~~!!」
娘だ。手を振って待っている…!妻も一緒だ。
笑顔になって、駆け出した―――
「っただいま!」
「この道やけに湿ってるね。なんかきしょいわあ」
ぴちゃりぴちゃ、と音を立てながら歩く少女はぼやいた。
「なんか赤いし。そこの池も赤いよな。なに?血でも溜まってんの?!いやだー!」
きゃーきゃーと叫びながらも、歩き続ける。
「ん?道の色変わったね。周りの風景もだ。」
赤くおどろおどろしい景色から一変、白く美しい景色が現れた。
「地獄から一気に天国に来ちゃったカンジ?不思議な道やなあ」
カツンカツ、と音を立てながら歩く。
「ヒールじゃねぇのにいい音するね。」
楽しそうに歩いて行く。
「彼女、ずぅっと同じところを回っているね。今さっきも同じことを言いながら、歩いていたよ。」
また、回ってくるんだろうね。楽しそうな背中を見ながら、別の少女がぼやいた。
日曜日に出会ったひろこさんとは会ったその日にタピオカ🧋ドリンクを飲みながら随分とあれこれ話ができた。とても素直な女性で、息は合いそうな感じがした。私と話をしていてあまり嫌そうな素振りは見なかったし、今度の土曜日は空いていると返事をしてくれた。まだ知り合ったばかりだが、この先に新しい道が開けるか?
地平まで アスファルト揺らす 初つ夏の
陽炎灼けり ひらひらと蝶
#短歌 #書く習慣20230703「この道の先に」
【この道の先】
夢を見ている。
先の見えない、長い、長い道をひたすら歩く。
この道を進むと何があるのだろう。
そう思いながらも歩き続ける。
しばらくすると猫がいた。
美しい白猫。
とても可愛い。
猫が教えてくれた。
「これは其方の人生。
壮絶なひとつの生命の物語。」
もう一度言う。
猫が教えてくれた。
なんて親切な猫なのか。
猫は更に、
「歩いていくと分岐点がある。
己の感覚で、導かれるまま進め。そこが其方の道標となる。」
私は道なりに歩く。
歩いて、
歩いて、
着いた。
小さい、田舎のバス停のようなところを境に道が別れている。
これが自分の人生を左右するなんて到底思えない。
それに、なんの出来事の分岐なのかすらもわからない。
共に生く。故に汝憂し*。◀︎
▶異に生く。さすれば汝樂*。
不安を覚えつつ直感で右に進む。
そして歩く。
とにかく歩き、
闇に飲まれた。
鳥のさえずりで目を覚ました。
やっぱり夢か。
夢。
夢、
夢?
なんだっけ。
あれ?私何か忘れてる気がする。
まぁいっか。
そろそろ支度しなきゃ。
私は今彼氏と揉め事をしていた。
元々同棲していたのだが、それ故か以前は見えていないところやDVが出てきて耐えられなくなってしまっていた。
今は一旦別居中。
別れるか別れないかの寸前まで話は進んでいる。
今日はその話し合い。
正直このまま付き合える気もしない。
……でも、、別れる勇気もない。
今更、、。
「うっ、」
"▶異に生く。さすれば汝樂。"
「?」
ふと、脳裏にそんな言葉が浮かんだ。
異に生く、、異なる、生きる。別々に、生きる?
さすれば汝樂、、そうすれば楽になれる、?
「うぅっっ、え?また、?」
『己の感覚で、導かれるまま進め。そこが其方の道標となる。』
そうか、私はあの夢で選択したのか。
自分で、自分の意思で。
そう思うと弱気な考えは無くなっていた。
きっと、覚えていないだけでこれまでもあの道を進んだことがあったのだろう。
そしてこれからも。
もちろん、貴方にも。
「これは其方の人生。
壮絶なひとつの生命の物語。」
(補足)
憂し*=つらい、苦労
左右に分かれた道の真ん中に立って、持っていた杖を倒してみる。
杖は左に倒れた。
僕は左の道を行くことにした。
この道の先に、何があるのか。
非常にワクワクする。
この道の先には一体何が有るのだろう。
明るい未来・暗い未来どちらになるのだろうか。
私は今明るい未来に行きたい。好きな人と結ばれ、仕事も上手くやっている未来に期待したい
この道の先に
小さな足で一歩ずつ前を歩く。
騒がしく慌ただしく、あっという間の日々の中で
君の成長を垣間見る。
これからも君は色んな人や世界を見るんだろう。
この道の先に、どんな未来が待っているんだろう。
出来れば長く、近くで君を見守っていたいけれど。
大きくなった君は恥ずかしがるだろうか。
寂しくも微笑ましい、そんな想像をしながら君の手を引いた。
今はまだ、君への愛してるを惜しみなく与えさせて欲しい。
『この道の先に』
商店街や住宅街にあるほっそい路地
こういうの見つけると行ってみたくなる
なんだかワクワクしてくる
たいてい小さな飲み屋があったり
ただの家と家の無意味な隙間だったり
心踊るようなものはないんだけど
何故かその先にある「何か」に期待しちゃう
いつか見つけられるかもしれないじゃない
誰も知らない秘密の入口