『この道の先に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初めて来る場所
初めて通る道
どこを見ても
見覚えのない景色
ここはどこだろう
カーナビを見るも
目的地は目の前にあるトンネルの先を指している
なんだろう
このホラー的な状況は
私生きて帰れるよね
後ろを見ても誰もいない
私は手に汗握りながら
アクセルを踏みこんだ
『この道の先に』より
7/3 お題「この道の先に」
林のすぐ近くに、小さな村があると聞いた。もう夕刻だ、できるなら一晩の宿を求めたい。
林を抜ける道を教えてくれた少年は、理知的な話しぶりをしていた。さぞかし賢い子なのだろう。
ふと、懐に手をやった時、財布がない事に気づいた。さては落としたかと、元来た道を辿る。案の定、草むらに落ちていた。拾って懐に戻す。
さて、と振り返ると、林の中にあったはずの細い道は消えていた。これは面妖な、とあたりを見回すも、村があるであろう方向には明かりのひとつもない。
狐につままれたような、とはこの事だろうか。ともあれ元の道に戻らぬことには、旅を続ける事もできない。どうしたものかと思っていると、
「おじさん、迷子かい?」
声をかけてきたのは、今度はおかっぱ頭の幼い娘だった。
「この道の先に、神社があるよ。ひとつ、お祓いしていきなよ」
狐が憑いてるよ。娘は、にいっと笑った。
(所要時間:17分)
7/2 お題「日差し」
春のうららかな日を浴びて。
夏のじりつく日を浴びて。
秋の傾く日を浴びて。
わたしたちはのびのびと育ち、やがて刈られます。
そして穂をしごかれ、籾を剥かれ。
水で炊かれて、彼らの口に入り。
彼らの力の源となって。
そして彼らは、次の世代のわたしたちの籾を蒔くのです。
不思議なものでしょう?
太陽は、その営みのすべてを見守っているのです。
不思議なものでしょう?
(所要時間:5分)※構想除く
2つ分かれた道の真ん中で、2人の男が話している。
1人の男が言う。
「A町に行くには、左の方が早い」
もう1人が言う。
「左の道は、虎が出る、右の方がいい」
2人の男は朝から同じ話しを繰り返している。
そこに、子供が通って言った。
「他の道を探したら?」
と言う。
次に、ウサギが通って言った。
「草木を掻き分けて真ん中を通った方がいいよ」と言う。
次に教祖が通って言った。
「神を信じなさい」
と言う。
次に、労働者が通って言った。
「お金をくれたら、教える」
と言う。
次に科学者が通って言った。
「実際、行ったら分かる」
と言う。
※ここで幕が降りる。
題2幕
2つ分かれた道の真ん中で、2人の男が話している。
1人の男が言う。
「○○○‥」
もう1人が言う。
「○○○‥」
2人の男は朝から同じ話しを繰り返していていて、話しが決まりそうにない。
そこに、子供が通って言った。
「○○○‥」
と言う。
次に、ウサギが通って言った。
「○○○‥」と言う。
次に教祖が通って言った。
「○○○‥」
と言う。
次に、労働者が通って言った。
「○○○‥」
と言う。
次に科学者が通って言った。
「○○○‥」
と言う。
※ここで幕が降りる。
※以下繰り返し。
この道の先に
この道の先に何があるのだろう。俺の未来に何があるんだろう。そう思いながら、トンネルを歩いた。
いつもならこんなに慌ててはないだろう。今は、今回だけは物凄く急いでいる。なぜかって?物凄く花を摘みたいんだ。綺麗に言ったが、汚く言おう。うんこしたい。毛穴という毛穴から物凄い量の汗が出てきた、やばい、早く…!
トンネルの道が終わった。○×公園と書いてある、てことはトイレがあるかもしれない!俺は走ってトイレを探した。……あった!トイレに向かって俺は走った。早く!早く!あと少しで…トイレ‼︎
俺は歩いた。もういいや。笑顔で涙を流して、足を止めた。
いつも言っている事。
この先、平凡でいい、穏やかな生活を
望んでいる。
「この道の先に」
天使が 撒いた
シャンパン色の光
まるで 王子のキミが待つ
しあわせ 華やぐ
ベールの 向こうに
* この道の先に *
#12【この道の先に】
某アイドルのファンを10年位している。
彼らのライブ映像を観ながら
いろんなことを思い返す。
自分の人生に一番寄り添ってくれたのが
彼らの音楽だった。
バカみたいだけど
あの音がなかったら、頑張れなかった。
彼らの活動にも、いろんなことがあった。
ここ数年は本当にしんどいことばかりで
もう頑張らなくてもいいんだよ
自分を一番に考えていいんだよって
本気で思った。
それでも彼らは歩みを止めず
それに背中を押されて私もまた、歩き出せた。
迷ってばかりの毎日だけど
不安しかない未来だけど
前向きな彼らと夢列車に乗って
まだまだ生きていこう。
この道の先にあるのは
きっと凛と咲く笑顔だ。
今日は体調不良のため
この道の先には
とても
行けそうにありません
明日 元気になれたら…
お約束は出来ませんが…
# この道の先に (200)
この道の先に何があるんですか?
この先には何もない。ただ道が続いてるだけだ。
じゃあどうしてあなたは進み続けるんですか?
進むしかないからな。
そんなことない。一歩踏み出せば道から外れられる。
そうだな。
あなたは怖くないんですか?この先ずっと、何も、
怖いさ。だから進むしかないんだ。
おばけの反省
「この道の先には何があるの?」
「溺れない川があるんだよ。薄紫色のね。」
「へぇそりゃいいや、僕泳げないんだもの。ちょっと泳いで来るね!」
「あ、ちょっと」
おばけは独りが寂しかった。仲間が欲しかった。けれど、少し考えて、少し心がずきっとして、すうっと透明なマントを水深1mくらいのところに広げておいてあげた。男の子はゆらゆらにこにこ泳ぎ始めた。
【この道の先に】
「 この道の先に 」No13
私は今、全力で走っている。昨日君が、突然いなくなった。この道の先に、君がいることを願って私は、走っている。
〜この道の先に〜
この道の先に思い描いた未来が待っているはずだ
いや、描いた通りではないがきっとそれは自分らしい道だろう
なぜかって?
だって、私は今を未来を過去を大切にして生きているから
1歩1歩踏みしめているから
時には立ち止まったり、悩んだりすることもあるけど、それでも
決して後ろに逃げず
信じて進んできたから
だから、私は確信している
だって、私の道だから
この道の先に
道がある
道は誰かが作っていったもので
それが道であると判るものが
その道を歩いていく
判る道は同じではない
判らない時は
足場を確認しながら
近くを歩いてみるしかない
離れてから判る道もあったりする
未知の道にも歩き方がある
それはいままでの道からの学びで
ある時にふと辿れるようになってる
当てもなく歩いていると
同じ道を回ってたりするだけど
何回かで違う道が見つかる
同じ道って気がつくことで
違う道へと導かれる
それからは歩いてきた道を
眺めることが出来るようになる
さらに歩いていくと
また同じような道に出会う
あくまで
同じような道で
違う道だけど歩き易くはなる
言葉も道ではある
歩き方が書き方なのかもしれない
同じ言葉でも意味合いは違ってくる
誰に習ってなくても学んでいて
その先を歩いていく
それがあなたの道のりで
誰かが作ったものでも
あなただけの道だと思うから
歩きたいように歩いてみたらいい
もしかしたら誰かが
あなたを見つけてくれるかもしれない
この道の先に、僕は何を夢見るのだろう
………。
ちょっと想像できないや
今はまだ眠っている、僕の『夢』
どうか、早く目を覚ましてね
『君』をみつけて
考えて
たくさんたくさん努力して
挫けそうになったら、
君をはじめて『みた』時のことを思い出すよ
だから、どうか…
早く、目を覚まして?
この道の先に
一本真っ直ぐに地平線へ向かって伸びていく道に惹かれる。その先に暖かく光る夕陽が浮かんでいたら尚のこと見入ってしまう。ただ一方で、その地平線のその先はどんな道が繋がっているのだろうか?といつも考えてしまうのだ。
道を思い浮かべる時、私のイメージする道は一本道である。おかしなもので、その道が自分の歩んできた人生の象徴であったとしても、やはり一本道しか浮かばない。
自分が今人生の岐路に立っている事は自覚している。ここまで通ってきた道は平坦ではなく、霧に濃霧に覆われた視界のきかない様な中這って通った道は、アリの巣の如く入り組んでいたに違いない。しかしながらここにきて振り返った道は、客観的には曲がりくねった道であったとしても、やはり「一本道」という解釈だ。
つまり、振り返った時に自分で後ろに続く道がどう見えるのかが重要である、という事が言いたかったのではないか?複雑な道をくぐり通りながらも、今全ては正に立っているここへ繋がる一本道だったとそう解釈出来るのは、もしかしたら少し自分が強くなったのかもしれないなどと感慨に耽る。自分を憐れむことにもうエネルギーと時間を割きたくはない、という意思の表れではないかという気もしている。
この先の歩き方を私はまだわかっていないかもしれない。ただわかるのは、気づいたら愛しい人が横で一緒に歩いてくれていて、二人で沈まない夕陽を前に、お互いの心の荷物を支え合いながら歩いていけたらそれが幸せなんだと思う。
情景を思い浮かべて切なくなってしまったと同時に、私はとても欲張りな人だなと呆れている。
私は、なんの為に生きているのか。
この世界の誰かの役に立てているのか。
そんなもの、わからない。
毎日毎日、同じ生活、同じ日常。
不安がない、わけじゃない。
でも
この道の先にある未来を信じて、生きていくんだ。
駄作みたいな人生だって、悪くはないだろう?
#3 この道の先に
私の前には大きな樹の枝のような分かれ道。
「はぁ、この中から一つしか選べないんだよね?」
と、一緒に歩んできた地蔵に話かける。
「左様ですねぇ。」
「どの道がいいと思う?」
「私に聞かれましても困ります。ついて行くのが私の仕事ですからね。」
「地蔵って道案内するんじゃないの?」
「ええ、それが私の仕事でございます。」
「じゃあ、どれ選んだらいいか教えてよ」
「はぁ、どの方も20年弱生きてこられたら同じようにおっしゃいますねぇ」
「私が初めてじゃないの?」
「そりゃぁ、地蔵も若造から玄人までおりますが、私は中間ですかね。数百人、旅をご一緒させていただきましたよ。」
「どうやったら旅が終わる…死んだ時?」
「左様でございます。私はあの世への案内人ですので、生まれてから主様の元に帰るまでの旅をご一緒する地蔵にございます。」
「死んでから迎えに来りゃいいじゃん」
「私は旅地蔵でして、死神ではございませんゆえ」
「…色々あるのね」
「…振り返って見てください。ウネウネとしたあの一本道があなたの通った道でございます。」
「マジだ。前はこんなに別れてるのに、通らなかった道、消えちゃうの?」
「左様でございます。しかも一方通行でございまして、停止時間も決められております。ほら、あの信号が青のうちにお選びください。」
「えっ!信号?点滅してるじゃん!」
「ですからお急ぎを。」
「あーっこの道、真っ直ぐっぽいから、コレにしようかな!」
「そうですか。わかりました。ついて行きます。多分その道はあの世への最短ルートですね。」
「ちょっと待ったー!どう言う事?」
「人生の最後は死ですから。」
「あぁそう言う事ね。じゃあ幸せになる道どれ?」
「私にはわかりかねます。あなた様の幸せの形が見えませんから。」
「平々凡々、順風満帆!みたいなの」
「そのような道はございませんよ。あなたが通った道もそのようであったでございましょう。今、最短の道を選ばない方は幸せを知っている方でございます。長い旅となりましても、ご一緒しますゆえ好きな道をお選びください」
「はぁ。役に立たない地蔵だなぁ。悔しいから一番細くて歩きにくそうな道に進んでやるわ」
「良き判断に思いますよ。遠くにありますので小さくみえますが、暖かい光がみえますからね。頑張って共に歩きましょうか。信号が変わってしまいます。」
この道の先に私達のの新しい家があるのか!
私達夫婦はこの度、新しく集合住宅の一部屋を購入した。
綺麗な内装で広さも十分にある。
新婚生活を始めるには最高の場所だ。
と思っていた。
これから起こるマンションの住人達の惨劇など知るよしもなかったのだ。
(ドラマ「あなたの番です」の冒頭をイメージしました。)
この道の先に
ピッピッ
カタカタ
「お電話ありがとうございます。〇〇株式会社の△△です。」
クーラーが効くオフィスで今日も仕事をする
仕事はそこそこ楽しい。
嫌なことももちろんあるけど、毎日少しずつ成長できている気がする。
でも、
深夜に電車から降りてあるって帰る時、ふと思う。
この先になにがあるのだろう、、、と。
私はこの先も同じ日々なのだろうかと。
しんどいことだけじゃなくて幸せなこともあるかもしれないと思うけど、心がすり減っていくんじゃないかって。
次の休みの日。
私は恋人と電車で1時間、海のみえるとある町にきた。
10年以上前の震災から復興した町だ。
駅から30分あるって、右の道の奥に森の中に階段があった。長い長い階段だ。
「なんか、懐かしい。行ってみる?」
ピーピー鳥の音。
ガサガサ、葉っぱの音。
すーっと顔を伝う汗。
はあはあ私たちの声。
15段くらいの階段が4つ分あるそれは、体力が落ちていた私たちには、結構くるものだった。
「登りきれるかな?」
「引き返す?」
見上げると、
緑色の葉っぱと上に広がる青い空、もくもくの雲。
もうちょっとで届きそう。
「でも、登り切ったら何か見えるかもしれない」
ぜーぜー
コツコツ
あ、頂上だ。
木が茂っているじゃりとコンクリートの道がそこにはあった。下には公園と家が広がる「だけ」
「だけ」
私は何を期待していたんだろう。
登った先で海が見えること?
それとも達成感?
隣には、
「登ってきたね、これじゃあ明日筋肉痛だよ」
と笑顔の恋人。
目線の先には神社。
「この神様はなにをまつっているんだろう?」
たとえ、
上に登ったとしてもなにもないのかもしれない。
けれど登ったことで見れた笑顔と神社への好奇心がある。
そしてなにより、
夏の景色とこの先にいくワクワク感を感じられた。
もしかして、
人生もそうなのかもしれない。
「この道の先に」
そう思うことが、人が生きることなのかもしれない。
─この道の先に─
僕の人生を道と例えるのなら、きっと一本道なんかじゃなくて、もっとこう複雑に絡まったり、迷路のようになっていると思う。
その何本かの道を一本道していくのが「人生」だ。
自分が生まれたその瞬間に、その正解の無い分かれ道が、僕を急かすように、待っている。なんていったって、僕には寿命があるから、出来るだけ多くの分かれ道を進んで、出来るだけ、長い一本道を作りたいからだ。
長い一本道を作って何をするかって?そんなの誰も知らない。どっかの誰かが偉人として、「この人は、生き方の見本です。」なんて言われても、そんなのただの1例にすぎないだろ?
「どの道を選ぶか」ではなく「選んだ道をどう進むか」
が大切だと僕は思う。
人生には数えきれないほどの選択肢がある。
それほど「道」があるという事だ。
「人生」という道の先に答えなんて要らないと僕は思う。