おばけの反省「この道の先には何があるの?」「溺れない川があるんだよ。薄紫色のね。」「へぇそりゃいいや、僕泳げないんだもの。ちょっと泳いで来るね!」「あ、ちょっと」おばけは独りが寂しかった。仲間が欲しかった。けれど、少し考えて、少し心がずきっとして、すうっと透明なマントを水深1mくらいのところに広げておいてあげた。男の子はゆらゆらにこにこ泳ぎ始めた。【この道の先に】
7/3/2023, 12:04:09 PM