この場所で』の作文集

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この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/12/2024, 6:46:22 AM

自国を守るため、一つ国を滅ぼします。
そのために、わたくしは一つ命を費やします。
家族、未来そのために、一つの正義を守ります。


「そうやって飛び立った某国のパイロットの遺品です。
無事に家族の元へ帰れますようにとイエスの周りに翼が彫られたペンダントトップ。
自分にとっての正義は万人にとっての正義ではないけれど、彼が一つ賭したもの、覚悟は感じるべき。どうか大切になさってください。」

蚤の市で見つけた思いが、あまりに重く美しい。それに魅せられている。


【この場所で】

Xアカウント@almooooshaにて[画像公開中✨]

2/12/2024, 6:40:57 AM

かつてはたくさんの人の拠り所であった
時代と共に廃れ忘れられ
気付いたら廃墟ばかりが立ち並ぶ
時の止まったその場所は
当時の人々の自由な想像と愛で溢れて
今を生きる者らは雑草の蔓延るなか訪れる
あの頃を懐かしみ、記憶だけを頼りに
大好きなあのひとに会いに
忘れてしまった自分に会いに

2/12/2024, 6:37:45 AM

『この場所で』

線路沿いの古いビルの4階に、その稽古場はあった。


「ヨガをしてみたいんですけど、誰か良い先生を知りませんか?」
返事を特に期待しない、たわいない世間話だった。

「ああ、それならいい先生を紹介できるよ」
バイト先の先輩の反応は予想に反するものだった。


お洒落な雑貨屋、古本屋、小さな劇場などが立ち並ぶ、文化的な街の一角にある古いビル。そのビルの狭い螺旋階段を4階まで一気に登り、荒い息を整え、先頭の先輩が重たい鉄のドアのノブを回す。

「ガチャ、キィ…」という重たそうな音を立ててドアが開くと、最初に目に止まったのは、年配の眼光鋭い小柄な女性だった。

きっと先生だ。

浅黒い肌に、細くてしなやかな体、圧力を感じる大きな目。ひと目見て只者ではないと思った。

次に目に飛び込んだのは、前後の壁に張られた一面の鏡。
知らない世界に迷い込んだ、アリスにでもなった気分だ。

「おはようございます。こちら見学の子です」
「朝でも夜でも、その日最初の挨拶はおはようなんだ」
先輩が教えてくれたので、私も同じように挨拶する。
続けて先輩が簡単に私を紹介した。

「そう」
先生は、ただそれだけ言って頷き、外国製の変わった香りの煙草をくゆらせた。

緊張する。

すれ違いざま、煙草の煙に混じって先生の体から白檀の匂いがした。

観察されている。
全てを見透かすような眼差し。
自信のない私は、自分が小さくなるのを感じた。

「彼女は……」
「いえ、違うと思います」
先生と先輩が何か話している。
詳しくは分からないが、なんとなく私の格好について話していることは伝わった。

その日、私は1枚の布を巻きスカートとして身に付けていた。
そんなに怪しい格好で来てしまっただろうか。

いたたまれない。
不釣り合いだろ、私。
今すぐにでも帰りたかった。
しかし先輩に紹介してもらった手前、見学だけはさせてもらう事にした。

「よかったら稽古に参加して」

先生の計らいで、私は他の生徒たちに混じって、ヨガのお稽古に参加することになった。

お稽古は体の扱い方に関する私の知りたい内容が詰まっていた。
教室に俄然興味が湧いてきた。

しかし、稽古の後半が踊りだと聞いて、絶句した。実はここはバリ舞踏の教室で、ヨガはその体作りのためにやっているとの事だった。

ヨガ教室じゃないじゃん。
バリ舞踏教室じゃん。
心の中で叫んだ。

そして踊りの稽古着を見て、二度絶句。
私のこの日の服装は、まるで踊りの稽古着を模したものだった。

私は、厚かましくも踊りの稽古に誘ってくれと催促せんばかりの格好で見学に訪れたのだった。

「せっかくそんな格好で来たなら、踊りも参加していきなよ」
先生は気さくに誘ってくれたが、私は顔から火が出るほど恥ずかしい気持ちで踊りのお稽古を辞退して、見学だけさせてもらったのだった。

その後散々迷ったものの、私は踊りのお稽古を断って、ヨガの教室だけ通うことにした。

しかし結局一年も立たずに、踊りのお稽古も始めることになり、ずるずるとその奥深さに引き込まれていった。


「踊りは恐ろしいものだよ。隠そうと思ってもその人の本性が出てしまう。ドロドロした汚いものを見せて踊りだなんて威張ってはいけない」
先生の稽古は感覚的で、形より本質を追求するものだった。

お稽古はとても厳しく、未熟な私には耐え難いほど辛かった。



いろんな経験をさせてもらったあの場所は、先生が永眠して、もうなくなってしまった。

でも、電車の窓からあの稽古場の近くを眺めるたびに、喜びと悲しみが入り混じったような懐かしい感情がよみがえってきて、きゅっと胸が締め付けられる。

2/12/2024, 6:31:01 AM

さようなら友よ。
またお会いしましょう。
桜が咲く頃に、温かい季節に。
またこの場所であなたのお姿を見れる日を心待ちにしております。
ですから生きることを投げ出さずに。そうすれば何時か芽がでるのです。
生きてください。一分一秒でも長く。
さようなら友よ。


この場所で

2/12/2024, 6:30:04 AM

ここから始まり、どこかで終わる。
いつの日か訪れる「別れ」で躊躇するよりも、時には進んでみたいもので。
世界へ踏み入る最初の一歩を、そっと。

【この場所で】

2/12/2024, 6:27:17 AM

この場所には思い出がたくさんある。

私とあなたとの出会いはここ。

あなたと初めてデートもここ。

ここであなたとピクニックもした。

それから初めて会ったこの場所で
あなたにプロポーズをした。

教会が近くにあったからあなたとの結婚式はここで挙げた。

家族が増えてからも、ここでピクニックをした。

しかし
「また一緒にお出かけしようね。」
と言った我が子の願いは
あなたの裏切りのせいで叶わないものとなった。

この場所には思い出がたくさんある。
だからあなたをずっとここにいさせてあげる。

2/12/2024, 6:25:32 AM

《この場所で》
久々に実家に帰ってきた
周りも家も何も変わっておらず懐かしさを感じた

親におつかいを頼まれスーパーに寄った
そういえばよく子どもの頃秘密基地に行っていた
久々に行きたくなり行ってみた

仲良かった友達と6人で頑張って作って
学校があった日も休みの日も必ず会っていた

懐かしいな
また“この場所で”会うことができたら……

2/12/2024, 6:23:30 AM

「ご飯をちょーだい」と猫が鳴く。
「散歩の時間」と犬が急かす。

友だちへの返信はもう少ししたら。
あの人への恋文は一体、いつになるのやら。

太陽が西に傾いて
また春が近づく、冬の終わり。

窓を開ければ景色が見える。
扉を開けば世界に繋がる。
幕が開けば何が始まる?


――いつか、またいつかね。


この場所で きみの声に出会えたら

ゆっくり夢の続きを話してみたい。

2/12/2024, 6:13:59 AM

自分の生まれた街、大嫌いというわけじゃないけど大人になってもこの場所でずっと生きていくと思うと寒気がする

2/12/2024, 6:07:35 AM

この場所で
笙野を読んで
ド氏を読む
宿る魂の
タペストリー

*ド氏はドストエフスキーのこと。

2/12/2024, 5:46:14 AM

この場所で
やさしい太陽浴びて
その光を吸い込んで
深呼吸 深呼吸
あたたかい
ありがとう

2/12/2024, 5:35:37 AM

今日は風が強そうだ。
 隣のビルの屋上で日除け用の暗幕がたなびいている。
 長く続いていた雨も近頃は休みがちで、窓から見上げた空は薄曇りのくせに白々と明るい。たぶん外の気温は三十度近いだろう。
 クーラーの効いたホテルの客室でベッドに転がりながら、そんなことを考えた。

 雨季と乾季。ここに来る前は概念でしか理解できなかったことが、ようやく季節として理解できるようになってきた。梅雨が永遠にあけないような3ヶ月。慣れないがゆえの新鮮さで、毎日続く雨が妙に楽しかった。
 小さい頃から雨は好きだ。雨が降ると両親が仕事をやめて帰ってくるから。人間って案外幼い頃の好き嫌いを引きずるものだな。

 ここでは一年中二十度を下回らない気温も、存外私の体には合っていたようで、冬の寒さにさらされるよりはずっと調子がいい。

 あぁ、なんだかお腹が空いてきた。お昼を食べに出かけなくては。ご飯だけは日本が恋しい。

2/12/2024, 5:29:09 AM

この場所で

出会い、学び、過ごした。

お別れも、この場所なんだね。

じゃあ、再会は別の場所にしよう。
この場所は
直ぐまた、別の子たちの
居場所になるんだから。


【お題:この場所で】

2/12/2024, 5:27:23 AM

約束などしなくても、
ここに来ればきみがいる。

わかっている。
もう動かない、喋らない、
腹も空かない、冷たい石の下のきみ。
わかっているけれど。
それでもきみの名を呼び、語りかけ、
好きだった珈琲を置く。

いつかこの場所で、
ふたたびきみの隣に眠れる日を待ち侘びて。

2/12/2024, 5:16:03 AM

誰かが死んだのかもしれない
誰かがシャッターをきったのかもしれない
誰かが景色を眺めたのかもしれない
誰かがいらないものを捨てたのかもしれない

誰かが 誰かが
この場所で

誰かと向き合い 生きたのだろう


#この場所で

2/12/2024, 5:13:00 AM

Prr。Prr。
昔ながらの黒電話が着信音と共に机を揺らして、職員に伝える。
職員は慣れた様子で受話器を手に取り、受話器の向こう側の人間を想像して笑顔で応対を始めた。

「はい、こちら”ま〜だホテル“予約受け付けセンターです。宿泊のご予約ですか。」

「はい、場所は日本海の孤島の洋館を十名様で貸し切りですね。」

「はい、ええ。確かにその日時だと、次の日から三日三晩は天候が荒れますね。えっ、どれぐらい。そうですね……、海上保安庁でもヘリは出せないくらいですね。」

職員は目の前の開かれたパソコンから、予約日時等を入力しつつ天気予報を確認した。

「はい、はい。以上でご予約は完了です。あっ補足事項として、当ホテルではアメニティグッズとして穴あけドリルに万能ノコギリ弛まない長いロープの入った工具箱と縫合用の針に注射器が入った本格治療キットが洋館内に設置しているので、ご自由にお使いください。」

「えっ、至れり尽くせりで凄いです?。お褒め頂きありがとうございます。当ホテルでは予約者様達が気がねなく過ごして頂けるように、日々研究と改善をモットーとしております。」

「はい。では、またのご利用お待ちしております。」

職員は受話器を黒電話へ戻した。そして、祈るのだ。
どうか、探偵がいませんように。と。

《この場所で》

2/12/2024, 5:03:19 AM

【この場所で】
いつもの場所集合ね
私達にとって(いつもの場所)という言葉は合言葉のようなものだった
いつもの場所という言葉は特別だった
当たり前の場所
いつもここから始まっていた
何をするにもここから
私はこの場所がとても大切で思い出がたくさん詰まった場所だった
ある時いつもの場所は私にとって辛い場所へと変わった
親友が死んだ
私を庇って私の目の前で私のせいで死んだ
私が人にぶつかられ駅から線路に落ちた
落ちそうになって親友がかばった
次に親友を見たときには
親友と言われてもわからないほどぐちゃぐちゃだった
そして親友の首から上が私の目の前に落ちてきた
わたしは思わず蹴飛ばしてしまった
最悪だった
その日からいつもの場所に行くとその光景が浮かんでくる
わたしはその場所に行けなくなった
親友のお母さんがあるとき家にやってきた
親友の日記を渡して帰っていった
親友を蹴ってしまったことをまだ怒っているのだろう
当然だ
日記を見るとそこには私のことがたくさん書かれていた
この場所で親友を待っているときが一番楽しいと
待っている間こんな事もあったなとかあんな事やったなと思い出すのが楽しいと
私は泣いた
私はその親友の親友との思い出を忘れようとしていた
忘れられないのに無理やり忘れようとしていた
親友が死んでから一度も行っていない二人だけの秘密基地
いつもの場所に行くことにした
そこには親友からの手紙があった
そこには引っ越すこと楽しかった思い出すべてが書かれていた
私は引っ越すことを知らなかった
最後まで隠し事の多い親友だったけど私は親友が大好きだ
正直死のうと思っていた
でも親友の分まで生きることを決めた
そういつもここから始まるこの場所で

2/12/2024, 5:02:09 AM

名前を呼ばれるまでずっと、
私はこの場所で待たなければならない。
広い部屋のなか、たった一人で。

聞こえるのは自分の息遣いと、時計の秒針。 
それから、時折廊下から聞こえる人の声。



予定の時刻まであと10分。



《―――ああ、早く面接から開放されてぇ…》



心のなかでぼやきながら、私はテーブルにぐでーっとと突っ伏した。

2/12/2024, 5:00:52 AM

この場所で

この場所がいつも貴方の定位置だったね
この場所で お茶を飲み
この場所で テレビを見て
この場所で 日向ぼっこをして
いつも私や 家族の事を見守ってくれたね

大好きだった おじいちゃん
今も もちろん大好きだよ!

おじいちゃんがいつも座っていた席
おじいちゃんがいつも座っていた 椅子の
方を見ると 今もおじいちゃんが優しい
笑顔を浮かべて 温かく手を振っている
姿が目に浮かぶよ

これからも 私やひ孫達を変わらない
眼差しで見ていてね!
天国に先に旅立った
おばあちゃんとこれからも仲の良い夫婦で
いてね!

二人ともずっと変わらず大好きだよ!
   これからもずっと


そう想いを込めて私は、二人の遺影の
写真が並んでいる仏壇に花を添えた。...。

2/12/2024, 5:00:02 AM

この場所で

ここで もういっかい あえたらいいな
いまは どこに いるか わからないけど

きみは いつも ぼくより さきをいっていて
のろまな ぼくは きみを すぐに ふりかえらせる

でも いっかいだけ おいつけたんだ
つかみどころの ない きみに

やっぱり きみの うしろを ついていかないと
おいつけないし みうしなっちゃう

だから またきみに あいたくなったら
まえみたいに きみのあとを おえばいいんだね

じゃあ きみがさいごに していたことを
おぼえてるかぎり そのままで

きみのすきな でんしゃのおと
きみとよく あるいてたふみきり

いっしょうにいちど を いま ここで

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