『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この場所で
『10年後!また、この場所で会おう!』
そう言った君は、10年後になった時も、20年経った今も、この場所にはいない。
君は、どこに行ってしまったの?
あの時の約束は、どうなったの?
君がいない春がやってくる。きっと、来年も、再来年も、10年後も。この場所には、一人の春が訪れる。
俺は、何をしているのだろう。そりゃ、10年前の約束なんて、覚えてないだろうし、もっとたってしまった今、君がくるはずもない。
「何、やってんのかな。俺…」
目の前に咲く満開の桜。なんでも、樹齢500年を超えるらしい。
立派に咲く恋色の花を見上げる。さぁ…と、風が吹き抜けて、花弁を運んでいく。
君の元へ届くかな…なんて、考えながら、ぼーっと、眺める。
隣に誰かがやってきた。
「綺麗ですよねぇ、この桜」
話しかけてきた人は、懐かしそうな目で桜を見ている。
「えぇ、本当に。ここで、20年も前の約束のために、毎年やってきてるんですよ。馬鹿ですよね、俺も」
いつまで経ってもやってこない君を思いながら、そんなことを呟く。
「えぇ、本当に。馬鹿ね、あなたも。約束を守るところなんて、変わらないんだから」
泣きそうな声で、馬鹿だと言われたが、彼女の発した言葉に反応して、勢いよく隣にある顔を見る。
そこには、20年前とは大人びて、変わってしまった顔が、20年前と変わらない子供っぽい笑顔を浮かべて、笑いかけていた。
【この場所で】
貴方は覚えているかな
この場所で初めて出会ったこと。
貴方は覚えているかな
この場所で初めて恋をしたこと。
【この場所で】
幼い頃家の前にある小さな池が大好きだった
アメンボなんかが浮いていて
雨の日はどんよりとし黒く染まってしまうけれど
朝起きると雲ひとつ無くて
何より、まだ雨が乾ききっていない中
水面に映る青い空が好きだった
からっとした夏を思わせるようで
この青い空はどこまで続くんだろうとか
なんだか私たちが住む街だけ丸く囲まれているようだなとか
大学生になり私はこの家を離れていた
新幹線で3時間かかる場所にある新しい家は
少し古くさい築50年の家で木の匂いが鼻を掠めた
幼い私が思っていたより空は広く続いていて、
どこまでも広く広く私たちを覆っていて
それでいてどこか寂しい気持ちにさせた
あれから何年経っただろうか
意見の食い違いで父と酷く言い争い、
あの家には帰らなくなってしまった
まだあの家の池にはアメンボはいるだろうか
まだ広く青い空を水面に映してくれているだろうか
あの町は、
もう私の知らない景色になってしまっているのだろうか
帰ろう、あの場所へ
3時間の新幹線で流れゆく景色は
鮮明に、だけれどどこか曖昧で
溢れ出すほどの記憶を思い出させた
ただいま、私の大好きなこの場所でまた会えてよかった
『この場所で』
水もない
光もない
生きるだけで精一杯だった
花を咲かせることなんて
できるわけないし
もう 枯れてしまうと
そんなことしか 思えない場所だった
でもね
見つけたの
私が もう一度咲ける場所を
生きた心地がする
なんて素敵なんだろう
水を与えてくれる人がいる
輝いた未来がみえる
枯れそうだった私が
こんなにも 美しくなれる
だから 私は
夢と希望を含んだ
私だけの
私らしい 花を
この場所で咲かせる
この場所で貴方と出会った
この場所で貴方を知った
この場所で貴方に守られた
この場所で貴方に恋に落ちた
この場所で貴方を失った
この場所に貴方がいる
この場所に貴方はいない
この場所で、、、
貴方の後を追う
この場所で今本当にしたいことはなぜでしょうか?
あなたが訴えたいことは何でしょうか?
そこから湧き上がる思いは何ですか?
あなたの内なる思いを綴ってみましょう。
旅に出てみましょう。
扉を開けてみましょう。
そこから私たちに繋がります。
いつも私たちがそばにいて見守っています。
ここから湧き上がるたくさんの可能性に目を向けてください。
あなたを後押ししている私たちを感じてください。たくさんの仲間があなたと共にいます
「この場所で何があったかご存知ですか?」
暗い山道の中、
車を走らせながらタクシーの運転手は聞いた。
「いいえ。何かあったんですか?」
「若い女性が殺されて、この辺りに捨てられたらしいですよ。怖いですね~あなたも美人だからくれぐれも気をつけてください」
そんな話を今しないでよ
不快感と恐怖で身体をこわばらせていると
運転手が途中で車を停めた。
「あの、どうしましたか?」
運転手はゆっくりと後ろを振り返ると
ニタリと笑った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ため息をこぼしながら運転手は
フロントガラスに付いた汚れを掃除していた。
この場所を通る時はいつも以上に汚れる。
大量の手形を拭いていると、
一つだけどうしても取れないものがあった。
それは何度試しても落ちなかった。
お題「この場所で」
ここでしか出来ない。
ここでしか話せない。
私の言葉は・・・。
「こんにちは」
「こんにちはー先生!」
私は白衣の優しい笑顔をした先生に挨拶をする。
「どうだった?今週学校は」
「うーん、相変わらず。つまんないよ」
私は口を尖らせて椅子の上で足をバタバタさせる。
「そうなの?毎日お疲れ様」
先生はふわっとした優しい笑みを私に向ける。
淡い色の髪が猫っ毛で、いつも私は触りたくなる。
「うん。先生に会うために頑張ったよ」
「そうだね、何か目標のために動くのはとてもいいことだよ。一歩ずつ前進してる証拠だから」
「はーい!」
私は笑顔で手を上げる。
「また来週来てね、待ってるよ」
先生のその言葉が悲しい。ずっと話していたいのに・・・。
「もう終わり?まだ先生と話したいのに〜!」
私が聞くと、先生は、少し困ったような顔をする。
「うん、また来週待ってるね?」
先生を困らせたくなかったから、私は黙って頷いた。
病室を出ると、お母さんと看護師さんがいる。
「診察終わったの?偉かったわねー」
「・・・」
私が黙っていると、お母さんが私の手をそっと握った。
「今日も頑張って診察出来たね」
ニコッと、私に笑いかける。
私は静かに頷く。
私は場面緘黙らしい。
学校では一言も話さない。
まるで魔法にかかったように、自分が話すと決めた相手以外とは話せなくなる。
喉がギュッとしめられているような感覚。
話そうと思っても、言葉が出てこないの。
だから、お父さんとお母さんと、先生。
その3人の前でだけ言葉が話せるんだ。
先生には、最初から話せた。
優しい雰囲気で、優しさオーラが体中に取り巻いてた。
あんな人は初めてだった。
だから、あの場所では。
先生と話せるあの場所では、私は言葉を取り戻す。
私という存在を表現できる。
先生という安心感に浸れる場所。
来週も早く先生に会いたいな。
お母さんと手を繋ぎながら、ふと診察室を振り返ると、診察室の扉を閉めかけた先生が私に気づいて、笑顔で手を振ってくれたんだ。
今この場所に居られなくなったらどうしようなんて考えたことがない。ここにいられるのが当たり前だと思っているから。でも「当たり前を当たり前と思ってはいけない。」って言ってた。確かにそうだと思う。今生きていることも当たり前だけど当たり前では無いのだから。
地域で街で未来へ希望を持てますか?
推薦って…
誰と?誰が?何で?
それって何でも有り?
誰のために?
You and Me?
誰のために…
その馬鹿げた言葉の回し方は
シナリオライターでも雇ってますか?
必死に未来を思う子供たちを馬鹿にしてますよね!
真面目に生きてる国民を馬鹿にしてますよね!
そして…
この事が世間に大きく取り上げられてる今に…
そこの君だよ君もだよ!!
悪さしてますよね?
社会のどさくさに隠れて隅っこで…
その手は何ですか?
寝込みの人のポケットに入れた腕
何を持っているの?
ねぇ…その恋人たちが愛に夢中なのに
邪魔したらダメでしょ❗️
財布をダメでしょ❗️
ねぇ…そこの他の場所から来た貴方…
それは壊れていても人の家だよ
被災者の明日への希望で糧になるから
ダメでしょ勝手に袋に入れたら…
ねぇ…車の荷台のもそれそれそれも…
それだよ!!それ…ダメでしょ❗️
ねぇ…そこの作業着の方々も…
ねぇ…その見積書は…
ねぇ…ダメでしょ❗️
ねぇ…口約束多数を書いて無い契約書ダメでしょ❗️
泥棒さんは本邦最大献金受理痴呆団体だけで宜しくです🙇
………
受理痴呆団体さん…♪
子供たちの未来は化石にさせないから✋➰💋
エゴの代償にはさせませんからね✋➰💋
子供たちの明日は必ず死守させていただきますので宜しく
頑張っちゃうもんね!!!!(笑)
イエモンのラブラブshowからです…(笑)
この場所で
今は、この場所で成長したい。
成人すれば独立して、一人暮らしをしようと思う。
それまでは、この場所で泣いて笑って過ごして…
どんなに苦しい事や別れが来たって立ち向かう。
それが今の私の『 居場所』。
あの日、確かに練った。
あなたと二人で、ねるねるねるねを。
この場所で。
この場所で
僕は君を待っている
ずっと。今までも、これからも
君と約束したこの場所で
いつも待っている
君が来ないこと
理解してはいる
だけど
僕は君を待っている
待つことを諦めてしまったら
君がいなくなってしまつたこと
認めることになってしまうから
君を失って
心に大きな穴が空いたまま
僕は来ることのない君を
ずっと待ち続ける
「覚えてる?」
「覚えているわ」
「君が花をくれた場所だ」
「あなたと星を数えた場所ね」
「此処で別れて」
「此処で出会って」
「此処で呪った」
「此処で誓った」
「憐れな君、此処をさいごにしよう」
「可哀想なあなた、此処でおわりね」
「……でも、惜しむらくは」
「……ああ、残念ね」
「「最期くらい、その声を聞きたかった」」
<この場所で>
「この場所で」
当昔に廃線となった駅
窓口には備品や観光用のパンフレットに時刻表や
切符台や鋏などがそのまま残されている。
つい昨日まで電車が通り乗客の行き来する姿があったかのように。
カレンダーには最終運行日と廃駅になる日に赤く丸が付けられていた
「またいつかこの場所で電車もバスも再運行して
人々が戻って来ますように。」
書き込まれていたインクの擦れた文字が
廃線になった年月が物語っていた。
今までの思い出をつくった場所を全部覚えている人なんか居ないと思うんですよ
でもそれはそれぞれの感じ方の違いであって全部が悪いわけではないと思います。
世界は変わらずこのまま、という訳にもいかず
それぞれの都合で変わっていく環境がありますよね。
それもまた、いい思い出と思えたら良いですね。
世界は何も考えなくても進むので気軽に生きましょう。
追い詰められていた時は、
気づく余裕もなかった。
いまは
「この場所で、自分に出来ることを出来る範囲でやる」と決めたとたん、気が楽になったんだ。
中途半端な優しさは、あなたをつけ上がらせるだけだった。
わたしは
聖母マリアでも、慈悲深い仏でもない。
散々
人の優しさをむしり取っていて
望む結果が得られないと
「役に立たないなあ!!」ですと?
ただの素人に、何言ってるのかしら。
わたしはもう、
あなたのいない「この場所で」、平和に生きていきます。
優しさは
時折、良薬にもなれば劇薬にもなる
"この場所で"
早朝、ハナを連れて、久しぶりにあの時計塔へと向かった。
散歩コースとしても人気のこの公園は、薄らと積もった雪に足跡が幾つもついている。早朝だが、この公園を散歩する人がちらほらいた。
まだ足跡がついていない所を歩き、時計塔の前に立つ。
──久しぶり。
周りの景色が変われば雰囲気がガラリと変わる。真っ白な空間の中にそびえ立つ時計塔は厳かな雰囲気でそびえ立っていて、自然と身体が真っ直ぐになる。
──ゴーン、ゴーン、……
時計塔の鐘が鳴り始めた。文字盤を見ると、時計の針が七時を指している。
「みゃおーん、みゃおーん、……」
ハナが時計塔の鐘に合わせて、大きな声で鳴き出した。ここまでの大声は初めて聞いた。
「張り合うな」
頭を軽く小突いて鎮めようとするが、全く止める気配がない。
──これは鳴り止むまで止めねぇやつだ……。周りの視線が痛い。早く鳴り止め……それかハナが鳴き疲れろ。
「止めろぉ……静まれぇ……」
そんな事をしていると、ようやく鐘の音が止んだ。ハナも鳴くのを止めて、スン、といつもの顔に戻る。
──ほんの十秒くらいなのに、凄く長く感じた……。
「みゃあ!」
「うおぉっ!?」
するとハナが急に威勢のいい声を出して、驚きのあまり変な声が出る。
こちらを見上げるハナの目が、キラキラしているように見える。
「気に入ったのか?」
聞くと、「みゃあん」と鳴いて答えた。お気に召してくれたようだ。
「じゃあまた今度ここに来るか」
「みゃん」
ハナの頭を撫でて時計塔を見上げる。
──またハナを連れて来るからな。
そう心の中で呟くと、踵を返して公園の出入り口に向かい、帰路に着いた。
雨降りの構内
傘を持つ君と
悲しいお別れのワルツ
発車のアナウンスに
挨拶は遮られ…
またここで出会うなら
雨の日でよいから
しっかりと肩を抱こう
傘は忘れてくればいい
ワルツは流れだす
君は遠くにいってしまう
薔薇には棘がある
これが僕なんだ
分かってくれ
帽子の裏にはタグがある
これが君なんだ
そうさ
狂おしいほど苦々しく
愛おしい想い
ーこの場所でー
君に会いたい
君と話したい
君と語らったこの場所で
君をずっと待っている