『きらめき』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
BPM
光と薄暗がりのバイオリズムが
僕の鼓動と同じように
美しい波をつくり出している
やがて消えゆくとしても
とても綺麗だ
※きらめき
122
『きらめき』
ある日、恋をした。
モノクロでつまらなかった世界が、
一気に色を帯びた。
嗚呼、世界はこんなにも美しいものなのか…!
ステージの上に立つ君に
憧れてた。
私が欲しかった物 全部君は持ってる。
私も君みたいになりたかったよ
どどかない光に手を伸ばす。
『きらめき』2023.09.04
きらめきの世界には闇が少なからずある。
必ずしも綺麗なものではなく、汚い部分もあるのだ。
ガラスの割れる音、悲鳴、怒声。
にわかに色めきたつ店内は、そんなきらめきとは縁遠い有様となっている。
最近、順位を上げてきた女の子が、客の男に羽交い締めにされていて、首元に何かを突きつけられている。
男は目が血走っていて、何事かを喚き散らしている。
女の子が男を袖にしていることが気に食わない。自分以外の客を取るな。
こんな具合である。
黒服たちも女の子を人質に取られているので、身動きができない。
おれは気づかれないように、スマートフォンで警察に連絡を入れようとすると、誰かに制された。
「俺にまかせて」
そっと耳打ちをされ、ドキリとした。
顔なじみの黒服が、いつもの右口角を上げる笑い方をする。
そして、灰皿を手に取ると、それを男に向かって投げた。
それは、綺麗に男の顔にヒットする。怯んだ好きに女の子は逃げ出し、他の黒服に救出された。
「いけませんね、お客様。女の子に乱暴したら出禁ですよ」
彼は穏やかに言いながら、男に近寄る。
「その前に、落とし前付けないといけねぇな」
彼の言葉を合図に、黒服たちが男を取り囲み、そのままバックへ連れて行ってしまった。
入れ替わりに別の黒服たちがやってきて、人質にされた女の子のケアをする。
彼はマイクを持つと、その場にいる客に向かって語りかけた。
「大変申し訳ございませんが、本日は閉店いたします。お騒がせいたしましたのでお代も結構です。ですので、今日ここであったことは他言無用でお願いいたします」
反論すら許さないその声音。彼に逆らってはいけないことは、歌舞伎町に「遊び」に来るものなら誰でも知っている。
きらめきという意味を持つこの店の闇は、他ならぬ彼なのである。
きらめき #1
君の笑顔が忘れられない。
星のように輝いてる、とびっきりの笑顔。
君の笑顔が忘れられない。
忘れられたらいいのに…。
君の笑顔が忘れられない。
自分の心が締め付けられているようだ。
君の笑顔が忘れられない。
僕は忘れたくない。君のきらめく笑顔を。
夜の街を歩いている時の街灯ってなんだかきらきらして見えるし、なんだか自分だけを照らしてくれてるみたいでなんかすき。
きらめき
絶不調なこの頃のわたしです。何のために、ここまで我慢して来たの?頑張って来たの?と虚しくなり、逃げ出したくなる気持ち。
今日のお題は、きらめき‥
今のわたしには、縁の無いもの。
待て待て、ありました!
此処に、わたしの胸に、
わたしのハートに!
命のきらめきが!
今迄の自分や、周りの状況、これからの不安〜
それは、脳みそが作り出すもの。時と場合によって、変化していくもの。
変わらずに、ずつといつも存在してる、わたしの、あなたのハートにある
命の「きらめき」
忘れてました!
光の法則
光がものに届いて、そこから反射して目に届く
この世界のきらめきも
光が当たって反射して皆んなに届く
自分できらめく事は出来なくて
光が目に届いた人がきらめきを感じる
気持ち次第で世界はきらめく
🍇『葡萄』
もぎたての葡萄は
手のなかで怯える小鳥のよう
どの袋にも紫色のきらめきを湛え 少女の美しくも短いある期間の
こころとからだのよう
茨木のり子🌿
きらめき
誰しも、煌めきを持って生まれてくる。
その光は十人十色
輝きもまた、大小様々。
ただ唯一同じなのは
みんな誰かに愛されるために生まれたこと。
それは単純に家族からかもしれない。
もしかしたら遠い未来に出会う人かもしれない。
けれど、必ず出会うのは確かなのだと思う。
そして、その煌めきの中には、
その人が持つうちなる魅力が隠されていると思える。
いいことも、悪いことも
その人次第。
人を開くと決めつけて跳ね除けるのも、
いい人だと信じて接するのも、
第一印象や、性格だけで判断しないのも、
するのもまたその人次第。
私は、いつも思う。
誰かと一緒にいることが絶対なのなら
できるだけいい関係を築きたのだと。
だから、他人からの判断や、噂ではなく
自分が見聞きし、接するうちに見えてくる人物を信じる
そうすれば、嫌いだと思える人も、
悪者だと思えた人とも笑い合えるのだとわかる。
またその逆も然り…
【きらめき】
空は晴れているはずなのに、雨が降ってきた。『天気雨』、『狐の嫁入り』ともいうらしい。傘をさして家路を急ぐ。
少しして雨があがった。水たまりが太陽の光に反射して、キラキラと輝いている。道端の草花も雨粒が反射し、きらめている。私はすかさず、カメラのシャッターを切った。
いつもずっとあった
気づいていたよ
静寂の中
一筋の光がさす場所にね
さあ、お披露目の時間だよ
出ておいで
あるがままの私
なんでもキラキラに見えてた。
見えないものなんてなかった。
そんな時代もあった。
いつからかくすんで見えた世界と
歪んだ思考。
見たくなくて
知りなくなくて
知ったものがある。
全てに蓋をしたら
またキラキラに見れますか
–きらめき–
「きらめき」
木の葉にのこる朝露とか
水面に映る陽の光とか
雲間から差し込む天使の梯子とか
雨上がりの山の木々とか
夜の海を照らす街明かりとか
目で見えるきらめきは
こんなにもあるのに。
目で見なくてもきらめいているもの
それがあるってこと
ふしぎだけれど
どうしてあなたの姿だけ
光っているわけはないのに
きらめいてみえるのだろう。
「きらめき」
「きらめき」
ひらひらと
はらはらと
私の前を霞める
そのきらめきを追う
その翅で
どれだけの空を舞ったのか
次代に命を繋ぎ
やがて力尽きて
地に還る
もう
夏が終わる
「きらめき」
高校を卒業し、社会人になった私。
田舎から憧れの都会に脱出した。
高い建物、カラフルなお菓子、お洒落な服。
どれも、私には初めての光景だった。
これからの生活が楽しみで夢が膨らんだ。
しかし、そんな夢は現実に破裂させられた。
先輩からのパワハラ、過度なノルマ達成意識、
強制的な残業により、帰りは終電ギリギリ。
その上、残業代は無し。
「こんなはずじゃなかった」壊れていく私。
毎日、会社に行くのが怖くて、目が腫れるほど。
体から水分が無くなるほどに、泣いた。
ある日、母から電話がかかってきた。
「頑張りよるね?」と母は聞いてきた。
私は震えた声で「うん」と言った。
母は何かを察したのか、
「会社辞めて、戻ってきな」と優しい声で言った。
私は、泣いた。足もガクガク震えるほどに。
久しぶりに人からの温もりを感じた。
次の日、私は会社を辞め、故郷に帰った。
相変わらず、私の故郷は田んぼばっかで虫が多い。
そんな景色を当たり前だと思っていたが。
今の私には特別な景色に見える。
実家に帰った私は、母の作った、夕食を食べた。
佃煮にひじき、ナスのみそ汁、どれも懐かしい味だ。
暗い表情をしていた私に、母は言った。
「頑張らんでいいよ。人の期待に答えんでいいよ。」
「なんで?」、心が壊れていた私は聞いてみた。
「だって、何かの為に頑張って心が折れたら元も子もないじゃん。毎日、100%じゃなくて5%で生き抜けばいいんよ。頑張り過ぎは体に毒だからね。」
「あと、あんた!人の為に生きてないだろうね!?
あんたの人生はあんたの人生よ!
過度に期待に答えようとするのは、優しさじゃない。
ただ、言いなりになってるだけ!」
「だから、あんたには自分らしく生きてほしいの」
母の言葉にまた、涙してしまった。やっぱり、
母にはかなわないや。そんな私を母は抱きしめてくれた。
その日の夜。綺麗な星空を眺めた。
都会の空は、濁っていてあまり星が見えなかった。
見る暇もなかった。
「星が綺麗だ」
年が経つうちに、私は自分への愛情を忘れていた。
誰がなんと言おうと、自分を守ってあげなくては。
「明日から、また、田植え手伝うか」
きらめく星を見ながら私は、夢を膨らましていた。
END フィクションです。
『きらめき』
大きな窓から日が差し込む明るい部屋。
部屋の中は積み重なったダンボールが散乱している。
重い腰を上げてダンボールを開け始める。
ここは恋人との新居。
元々、よくお互いの家でお泊まりをしていた。
しかし、帰りたくないと感じる日が多くなってきて、ぽろっと口に出したことがあった。
「離れたくないなあ。」
「じゃあ、一緒に住む?」
「えっ?」
彼の言葉から同棲が始まることになった。
部屋探しから引越しの作業まで、とんとん拍子に事は進み、今日のこの状態に至る。
ふと自分の左手のきらめきに目をやる。
部屋に入ってくる日の光に照らされたシルバーの指輪がきらきらと輝いていた。
ガチャ。
「ただいまー。アイスカフェラテでいいんだよね。」
コンビニから帰ってきた彼がカップをテーブルに置きながらこっちを見る。
「ふっ、何ニヤニヤして〜。」
これからの未来に君がいることを実感した初夏の午後。
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季節はほんのちょっとさかのぼりますが……
陽の差し込む部屋の一角に座って、外の世界を眺める。カーテンはなく、網戸は全開。何も遮るものがない視界いっぱいの緑。広い庭に、のびのび伸びた草。大きな木が二本。
古い家の湿っぽいニオイと土の香り。
聞こえるのは、風でそよぐ葉のさらさら鳴る音、蝉のとウグイスの鳴き声。鳴くのが下手なウグイスもいたっけな。
それだけ。
テレビもなければ、ゲームもない。時計もない。
でもこれがたまらなく好き。
毎年、なにもない田舎の家で過ごすたったの数日間が、わたしのこの人生のなかでもっとも満ち足りてた瞬間であっただろう。
この命の最後の瞬間、目の裏に浮かぶ景色はこれがいい。
《きらめき》
きらきらひかる、お空の星よ。
とは言うけれど。
星が煌めいているのを私は暫く見ていない。
夜空を見上げるなんてことはしなくなってしまったし、見上げたとしても曇り空であったり外灯の光が眩しくて星の光などもうよくわからない。
キャンプなどに行けば素晴らしい星空が見れるよだとか言う人はいるだろうけど、私にキャンプは恐らく十中八九向いていない。
そもそも今の私に星のきらめきやその美しさを純粋に受け止められる感性があるのだろうか。
幼少期は夜道を大人と一緒に歩いているだけでわくわくしたものだが、今の私にそんな純な心は残っておらず、不審者を警戒しながら歩いて最終的に不審者のように成り果てる悲しきモンスターと化した。
あれ、なんの話だコレ。
そうだ、きらめきの話だ。
そんなふうに心に余裕もなく純粋な気持ちの欠片もなく、星を見ても恐らく『星だねえ』としか言えないような私は、人の才能や努力によって輝く星、そのきらめきに対してもきっと鈍感になっていくのだろう。
そんなのはお断りだ!
感受性を取り戻せ!
お題:きらめき
きらめきとはなんだろう?
星?綺麗なもの?明かり?命?
きらめきってなんだろうな。
自分のイメージはキラキラしてるものかな。
キラキラしてるものなら何でもきらめきのような気がしてきた。
でもそれなら俳優とかアイドルもきらめいてるよな。
でも木漏れ日や水面もきらめきって言うよな。
きらめきはきっと人が憧れたり、人が感じる綺麗なものかもしれないな。
それと自分から一番程遠いものではあるな。
ちょっと何も考えが纏まらないので自分が思ったことを暫く書きます。