きらめき』の作文集

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きらめき』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/6/2023, 2:33:12 PM

【きらめき】

ちょっとしたニュースだった。

久しぶりに再会したレイ君から連絡があった。

「モデル?!わたしが?」

サキは素っ頓狂な声を出した。

「うん。たぶん、文化祭でファッションショーができそうなんだ。サキちゃんに似合いそうなドレスがあるから着てほしい。」

「ええ〜」

レイ君がデザイナー志望だというのはこの間バラ園で再会した時に聞いていた。

「すごいね。高校生でファッションショーだって。」

サキは振り向いて母親を見た。

「ほんとにすごいわね。」

お茶をお盆に乗せて母が近づいてくる。

「たかが普通高校のお遊びみたいな舞台にはしたくないんです。」

レイ君が熱弁する。そのマネキンみたいな綺麗な顔には普段表情を出さないが、今はそれが溢れてる。

「部外者が参加してもいいの?」

「うん、大丈夫。人数が足りないからダンス部にも声を掛けてみようと思ってるけど。」

舞台上で身一つで視線を集めることに慣れてるダンス部ならきっと上手く衣装も魅せてくれるだろう。

「どんな服なの?」

レイはスケッチブックを開いた。

「前はこういうの、自分で着てたんだけど、身長も伸びちゃったし、だんだん似合わなくなってて…」

「あら、そんなことないと思うわよ?」

母とレイ君が話してるそばで、サキはページにくぎ付けになった。

イラストだけでは、きっとまだじゅうぶんには分からない。けど。

サキの癖だった。ちょっとしたきっかけで簡単に、空想の世界に飛んでしまう。一人で自宅や病室で療養してる事があったから、自分の頭の中だけがいつも遊び場だった。

海辺の砂浜、波打ち際で、きっとドレスの裾が水に付かないように捕まえて、クルクルと踊る少女のイメージが湧いた。小刻みに揺れる海面が昼下がりの太陽の光を受けて、キラキラときらめいている。そんなきらめきを写すような、ツルツルとした布地に、柔らかな海の色が溶け込んでいる。すごく綺麗だ。

「……キ。サキ?」

「え?ごめん。ボーッとしてた。」

「またどこか行ってたの?」
母が優しく微笑んでいる。母はサキが白昼夢に浸りがちなのをよく知っている。
「どうするの?引き受けてみる?」
「うん。やってみたい…!」
レイ君が嬉しそうに頷いた。
「じゃあ、さっそく採寸させてもらっていい?」

レイ君が帰ってから、サキは部屋にこもって絵を描き始めた。ずっと絵本作家になりたくて、描きためている。密かな夢だ。

(レイ君、すごいなぁ…)

ひとりふふふと笑って画材を取り出す。サキの瞳にもきらめきが宿っていた。

9/5/2023, 11:07:59 AM

きらめき


手を伸ばす
どうしようもない
きらめきに
近いようで
ほんとに遠い
雲のような
ものである

美しい
花を見るために
眼がついた
なのにどうして
めを潰す

きらきらと
きらめいて生きる
人たちの
その輝きを
見つめている

9/5/2023, 10:48:04 AM

きらめき


きらめきって字
カタカナで書きたいな
キラメキ

漢字で書くと
煌めき

どちらもカッコいい

きらめいている人って
素敵なだけじゃなくって
綺麗なだけじゃなくって

ちょっとカッコいいよね

強さを含んだ素敵さ
明るさを含んだ綺麗さ

きらめくにはパワーが必要だね

               あきかぜ

9/5/2023, 10:23:59 AM

例えば、登録者数20万超えの6人グループがいて、
20万人って言葉だけで聞くとそんなに多くもない様に
感じるかもしれない。それに100万人とかそれ以上の人も
いる訳だしね。数字で評価されてしまう世界だし。

でも。もしその20万人が光輝く小さな星で、
6つの一等星を照らす20万粒の星達だったら。
空には20万粒の2等星が6つの一等星を光照らしている

6つの星を追う光となる。空に満遍なく広がる20万粒の
光は少なく見えるだろうか。その綺麗な光は、
ちっぽけな星に見えるだろうか。

星の様な”煌めき”はその6人が創って、
それを照らして応援するのはリスナーさん。

この先仲間も増えて敵も増える。
だけど負けないで。

”最高の頂点を一緒に見るんでしょ?”


きらめきは、みんなの心にある。

9/5/2023, 10:00:11 AM

君の瞳のきらめきに当てられて、

私の革財布の中の偉人たちは、

みんな何処かへ行ってしまったようだ。

9/5/2023, 9:59:31 AM

スイッチ


押すだけで一瞬で死ぬというスイッチ。
僕は好奇心に駆られて押してしまった。
別に自殺したかったわけじゃないぜ。
ただ、『死』に興味があっただけさ。
もし、本当にこのスイッチを押して死んでしまったら、それならまた生まれ変わればいい。
そんなふうにさ、気軽に考えたんだよ。
命はそんなに重たくないものだと思う。

9/5/2023, 9:57:54 AM

きらめき

あまりの眩しさにカーテンを閉めた

太陽が水槽に反射し

私の寝顔狙う

煌めいた世界は夢

月の明るさが心地良い

9/5/2023, 9:57:16 AM

恋をした。
そうしたら、周りの景色がガラスや透明なものを通して見ているみたいに、きらめいて見えた。
きらきらきらきら。何だっけ、この感覚。
…ああ、思い出した。遊園地のメリーゴーランドだ。
きらきらきらきら。馬に乗って、きらめく電飾の中を巡っていく。一周したら、馬の上から見える景色は同じなのに、なぜだか飽きずに首を回して同じ景色を見る。
それとそっくり。いつも見ている景色なのに、こんなにきらめいて見えるなんて。
恋はメリーゴーランドみたいな幻想かもしれないけど、悪くはないかもしれない。

9/5/2023, 9:53:20 AM

星のひらめき
        ひとみは瞬く
       怪しくつややかな声
        紅唇が囁いた

     「この光は終を知らぬぞ」


▶きらめき #5

9/5/2023, 9:49:56 AM

「心の中の煌めき」

何かにつけて自由な発想で
さまざまな案を出すあの人は
煌めいて見える。

自分にはない持ち味、想像力、
構想力、まとめ力、発言力……

あふれる才能が羨ましいと思う
こともあれば憧れもする。

けれど自分自身の煌めきは、
自分からは見えないものらしい。
あの人もそう。

案外、どこかの誰かから見たら
自分も煌めいて見えるのかもしれない。

9/5/2023, 9:35:23 AM

今朝、大雨の音で目が覚めた。眠い目を擦りながら、ふと窓の外を見ると、バルコニーの手すりの上に残った雨粒が、太陽の光を浴びて輝いている。体に残る気だるさが、少し軽くなった。

9/5/2023, 9:23:08 AM

題.きらめき


たとえば、あの時飲んだラムネのような

たとえば、口の中ではじける綿菓子のような

たとえば、あの人の笑顔のような


そういうものを「初恋」って言うんだろうか。

9/5/2023, 9:22:01 AM

1分程しかいることのできない世界に降り立った。
視界はやや青みがかっていて澄んでいる。空気が漏れる音しか聞こえず、身体は地面に着いているのに、重力に逆らうかのように少し浮かんでいた。

岩と砂ばかりだが、上から射し込む光が、この世界の退屈さを紛らわせてくれる。暖かく、うねって色んな形に変わるのも、ずっと見ていられる。

あぁ、もうすぐもといた世界に戻らなくては...。私は思いっきり地面を蹴って、煌めく光に手を伸ばした。

9/5/2023, 9:20:15 AM

きらめき
貴方は、何時でも私と違ってキラキラ輝いている…貴方の周りには、何時だって、きらめきオーラが放たれている…その貴方のきらめきオーラに恋焦がれる人は、多いと思う…そう、私もその中の一人だ…貴方は、何時だって私の見本だ。何時だって、私が今して欲しいことや、今かけて欲しい言葉、私の言葉に隠された嘘…貴方は、何時だって、それらを察して、今自分がしなきゃいけない事を把握し、私に接してくれる…貴方は、ホントに優しいね…その貴方の優しさにどんどん溺れていく…貴方は、何時だって、私だけを照らす太陽、そして、私は、貴方とすれ違う事しか出来ない、貴方だけを輝かせる月…そして、貴方は、私の一番星のように何時だって輝いている…貴方みたいには、上手く冗談も言えない私だし、貴方に比べたら、まだまだ未熟な子供ですが、これからも、永遠に貴方の隣にいたいのです…

9/5/2023, 9:02:13 AM

わたしの中のきらめき

夜空のきらめき

恋に落ちた瞬間のきらめき

友達と笑い合うきらめき

好きなものを見つけたときのきらめき

可愛いものでいっぱいにしたときのきらめき

家族がいるっていうきらめき

命があるっていうきらめき

今日を過ごせるきらめき

9/5/2023, 9:01:47 AM

時々暗闇の中に迷い込む
      
      自分がどこにいるのかわからない
       
      立ちすくんでしまった貴方
      
      大丈夫
      
      貴方の光に救われた人が
      
      貴方自身という光がある

      #きらめき

9/5/2023, 8:27:03 AM

※2つ分の投稿です。

これはある日の出来事です。
道端を歩いていた私の前に突然、男の人が立っていたのです。
そして彼はこんなことを言っていました。

本当に僅かなことでもいい。
些細なことでもいいから、俺に相談して欲しい。
頼むから。お願いだ。
俺はもう君を失いたくないんだ。
俺はあの日、後悔をした。
だから生命をかけてこの世界に戻ってきた。
でももう時間がないんだ。
もう次元の歪みが発生してしまうから。
俺は君が好きだ。
俺は生涯君を守り抜くから。
だから……だから、俺を置いていかないで。


──彼はそう言っていつの間にか消えてしまいました。
彼が誰だったのか、恋人のいない自分には分かりません。
彼はもしかしたら戻る次元を間違えたのかもしれません。
ですが、これは言えます。

私が自分の生命を落とす可能性があること。
そして、彼に愛されてること。

この2つは忘れてはならないと思いました。


■テーマ:些細なことでも



私はときめきもきらめきもなくなりました。
私はもうだめなのかもしれません。
私は2つのことを生命をかけて守っていました。

自分で自分の生命を落とさないこと。
愛する彼を裏切らないこと。

ですが、もうだめです。

何故なら“彼”が先に死んでしまったから。

愛する“彼”が死んでしまったから。

そしたら、もう私はこの世には必要ないのです。

「もうすぐあなたに逢えるから」

私は傍らにあったナイフを自らの首に向ける。

……さようなら、世の中。
また生まれ変われるなら、その時は……。


〜数時間後〜

「あぁ!そんなっ!!!」
白衣を着た男性が横たわる女性の元へ駆け寄る。
「どうして!なんで!!!」
白衣を着た男性は女性を抱きかかえる。
「……まさか、俺の試作品のクローンが勝手に行動したから?」
白衣を着た男性はそう言うと涙を流し始めた。
「……そんな、嘘だと言ってくれ!あぁ、あと数時間前だったなら!君は死なずに済んだのに!!……そうだ、あれだ、あれを使おう。試作品のタイムマシンを」
白衣を着た男性は彼女に優しく頬に口付けをする。
「……待っていてくれ、必ず結末を変えてみせるから!」
そう言ってその男性は急いで倉庫へと向かい、おもむろにロケットのような機械に乗り込む。
「急げ!時間は3時間前!!」

そのロケットは動き出す、過去へ戻るために。


■テーマ:きらめき



─おまけ─

〜とある爆発した研究施設で発見されたページ〜

〇月‪✕‬日

俺はもうすぐ死ぬだろう。
何も研究の成果なんて得られなかった。
彼女がいなければ研究なんてどうでもいい。
あの時、未来を変えられなかったことを思い出した。
彼女を助けられなかった。
誤作動が起きて、3年前の彼女に会うことになった。
話せたのは1分弱。
戻ってきて、彼女は死んだままだった挙句、タイムマシンは壊れた。
もう過去には戻れないのだ。
俺は人間のクローンの成功によって“天才”となんて言われたが、彼女が死んだのなら意味がない。
彼女に逢いたい。
だから極秘で作った最新のタイムマシンに乗り込むんだ。
決行日は明日。
多分成功はしない。
だが、いてもたってもいられない。
失敗したら俺や研究所もろとも爆発するだろう。
でも、それでも、構わない。

いずれにしても、君に逢えるから。

また生まれ変われるなら、
その時は君の“夫”でいたい。


~END~

9/5/2023, 8:25:08 AM

「きらめき」

『着いた』
君は笑顔で、嬉しそうに僕を呼んだ。
僕は同じくして君の背中に向かって言った。
『着いたね』
君はちょうどよい石を椅子代わりにして、座る。
僕も、その隣に座った。
目の前には山と、大きな月が映っていた。


『山に登りたい』
そう言いだしたのは君だ。
僕の用事も聞かず、一緒に行こうといつも言う。
僕は山に登りたいわけがないと言うのに。

でも、嫌だ。そうは言い出せなかった。
だって。
『今日が、最後だから』
そう、悲しそうにいう君を見ていたら。
そんな風には言い出せなかった。


『凄いね』
君はおどけた様に、笑った。
当たり前だ。僕はこんなにも荷物が少ないのだから。
流石に最小限のものは持ってきた。それだけだった。
肩掛けカバンをさげた、友達の家に遊びに行くレベル。
君は何が面白いのかひとしきり笑った後、『行こうか』そう、優しく笑った。
太陽は、西に傾いていた。

初めて登る山は、予想以上に険しかった。
ところどころにある大きな岩。
ある程度舗装されたとはいえ、急な上り坂。
僕はゼイゼイ、ハアハアと息を巻きながら山を登り続けた。

当然、話す余裕なんてなかった。
なのに君は楽しそうに、話しかけてきた。
『どう? 初めての登頂は』
『ねえ、あれカブトムシじゃない?』
『すごいなあ。この樹』

いつもより口数は少なかったものの、心底羨ましかった。

こんな時でも、笑っていられる君が。
辛い時でも、楽しそうにしている君が。


山頂に着いた。
静かに、水を飲む。なにも考えられなかった。
疲れた。帰りたい。そんな思いだけが頭を渦巻いていた。
暗かった。太陽は、何処を向いても見えなかった。

『ねえ、あれ』
数分ほどした後、君は静かに指を差した。
疲れていたにもかかわらず、自然と、視線が動いた。

星が見えた。綺麗な星。
静かに二人で感嘆の声を漏らす。
ゆっくりと被りを振ると、どこを向いても星が見えた。
満天の星。
山奥で見る星はいつもとは違って見える。

君と、いつもより大きな月の光に照らされる。
星屑たちは、小さく、地に落ちてくる。
静かに、次々と。

『今日はペルセウス座流星群が見れるんだ』
そう君と、行こうと誘われた。
本当に、肉眼で見ることができる。
キラキラと、一瞬で。落ちては消えていく。
そっと、それを君と、君の隣で見続けていた。


『流れ星は、空気の層に屑が落ちてくるから見える』
いつかの君の声が聞こえた。
一緒に勉強していた時だったか。もう、いつか分からないほど遠い日のこと。

『綺麗だよ』
あの日山に登って君と見た流星群。
もう、一年もたってしまった。
君とは、それ以来あっていない。

もうすぐ、あの流星群が見える。午後10時。
君はこの空を見ているだろうか。

一つ。星屑が流れてきた。
きらめくさまを見せびらかすように。一つ。二つ。

このきらめきが来年。君と。

見れるといいな。
そう、思った。

9/5/2023, 8:06:42 AM

「めく」


それは夏の終わり、夜風がひんやりしてきたことを感じた日。秋めいてきたね、と話しながら「〇〇めく」ってなんだろうって話をした。春めく・秋めく・時めく・煌めく・蠢めく…。ふたりで集めた「めく」言葉たちは、その先に素敵な予感を想像させるものばっかりだった。

いつか読んだ新聞に「人生をやり直したいと思ったことがあるか?」という質問が書かれていたことを覚えている。結果は、6割強の人が「はい」。理由は様々だけれど、やり直したいと思う程に人生が難しいのは、何も描かれていない・空っぽ・真っ白・未知な未来を歩まねばならないからだと思う。

「人生とは稽古する時間もなしに役割を演じなければならぬ劇である」

記事のまとめに記者が引用したこの言葉は、実に的を得ているように思う。準備する暇もなく、背中をドンっと押されて飛び出した舞台でどんな役を演じるのか、どんな踊りをするのか、どんは演奏するのか…。台本も稽古もなければ、監督も指揮者もいないからこそ、その舞台では自分自身で何かを生み出す場になる。その未知の舞台に何か「めく」素敵な予感を見出せるだろうか。

「めく」と言えば、寄席などで現在の演者を示す札のことは「めくり」という。出演順にたくさんの演者の名前が綴られている。けれど、人生という席では、次の演者も代わりの演者もいない。誰もがずっと舞台に立ち続ける。止まることなく続く舞台で繰り広げられる「めくりめくる」日々は、選択と未知の連続だ。

めくる。1日の終わり、日記の1ページ。学期の変わり目、履修表。めくる。就職、学生という身分の終止符。転職、次なるステージへの幕。めくる。結婚、純白のウェディングベール。子育て、子どもを起こすためにベットのシーツを。 
ライフステージにおいて大きな選択だと思っていたものも、1枚1枚めくる日々の延長線上にポッポッと灯りをつけて並んでる。きっとそれは「悲しくなるほど無責任で、残酷で、途方もなくやさしい」

そりゃ不安もあるけれど、そりゃ後悔だってしたくないけれど、誰も傷つけないようにと頭を悩ませちゃうけれども、めくりめく日々は「めく」言葉だもの、その先には素敵な予感が待っているに違いない



#きらめく

9/5/2023, 7:59:39 AM

#123 いつか星屑にしてあげましょう。

きらめく星々をシロップにして
綿菓子のような氷の山を壊さないように
そっとかけました

この夏、最後のみぞれ氷です

ところが、
無遠慮に追い掛けする
あなたのイチゴシロップが
綿菓子氷の山を赤くえぐります

それを乱暴に一気に平らげて
赤く染まった唇から
「やっぱり抹茶が好きだな」
と、屈託なく放たれた言葉が棘となり
チクリと私を刺して小さな殺意が芽生えました

いつか星屑にしてあげましょう。

お題「きらめき」

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