『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きっと明日も
きっと明日も良い日になる、
そう思えるか。
大事なことだと思う。
落語の演目、
「だくだく」
主人公の八公は、ネジが2.3本足りない与太郎さん。
何も家財道具がない長屋に引越して、壁一面に家財道具の絵を描いて貰う。それであったような気で暮らそうとする。
本人の言い方では、気で気を養う。きっと明日は良い日と思える人なのだと思う。能天気かも知れないが、八公は人生それで回していける人。
きっと明日も良い日、そう思えるのは大事です。
だくだくのさげ(落ち)は、もっと話しが飛躍する。
気になる方は、どうぞググってください。
日曜日は嫌い
明日が学校だから
いじめられてる訳では無い
皆と話してる時も
仲いい子で集まってる時も
壁がある気がするから
1人な気がするから
皆が私を嫌いな気がするから
日曜の午後
あぁ、
きっと明日も独りだな、笑
【きっと明日も】
『 アネモネ 』
明日?そんなのこない
てか来て欲しくない...
そんなことを言う俺の好きな人。
俺はずっとこの好きな人が自殺するのを止めている。
ある時は学校の屋上から落ちようとしたり、ある時はアネモネの毒で死のうとしたり、ある時は電車に飛び込もうとしたり、
色々大変だ。
「ねぇ?なんで邪魔してくるの?」
「なんで?死んで欲しくないから...まだ君に明日が来て欲しいから。」
「ふーん...わかったよ。でもなんで私にかまうの?」
「それは、、明日言うよ。楽しみに待っといて」
君ははにかんでわかったと言う。
「ニュースです女子高生が花の毒で死亡しました。警察はこれを自殺と処理しました。」
『 明日への希望 』
【きっと明日も】#9
俺は親が大嫌いだ。
もう高校生なのに、9時までには帰ってこいって言ってくるし。お小遣いは毎月1000円。
そんなん足りるわけねーじゃん。意味わかんねー。
今日もそうだった。
「早く起きなさい!遅刻するわよ?!」
「お弁当持ったの?せっかく作ってるんだから完食しなさいよ?」
「服!脱ぎっぱなしにしないの!」
『あ?黙れよクソババァ!!うるせーんだよ!!』
俺は今までのストレスとイライラを母にぶつけ、早々と家を出る。
少ししか見えていないが、母は悲しそうな顔をしていた気がする。
その日の夕方、母は交通事故で死んだ。
相手の車が信号無視をし、買い物帰りの母を轢いたらしい。
【お題:きっと明日も】
顔を合わせたくない人がいる
気が進まないことをやっている
それが
きっと明日も続く と思うことほど
苦しいものはないだろう
今も苦しいのに
また それが繰り返されるというのは
相当に心身が削られる
藤子不二雄A
「明日は日曜日、そしてまた明日も……」
現代風にいえば
引きこもり
ということになるのだろうが
主人公 坊一郎の様子が
本当に切ない
読み手は ニートの話を読む、
という感覚を越えて
いつのまにか
自分と坊一郎を
重ね合わせてしまう
弁当の1コマにいたっては
もはや
自分の心を握りつぶされたような
苦しさと悲しさを感じた
私たちは誰でも
彼と同じところへ
迷いこむことがあるし
深みにはまっていくような
抜け出せないような
でも誰にも言えない
そんな辛さは
場面や状況は違っても
皆がどこかで一度は
経験しているからだろう
この作品は50年前に
発表されたそうだが
坊一郎の状況に
共感めいたものを感じる人は
いま日本に
どのくらい いるのだろうか
作品の発表当時よりも
恐らくもっと
増えているのではないだろうか
きっと明日も
きっと明日もいい日になるはず。
何も起こらず、何も言われず過ごしたい。
誰ともしゃべらず。
過ごすのが休日の過ごし方。
この先も風が吹いて、小さなため息くらいは飛ばしてくれるはずだろう
『きっと明日も』
きっと明日も
明日から頑張ろうと思う。
いつの明日から頑張るのやら。
そしてもう10月。
きっと明日はいい日になる
明日は過去の自分が作り出していくものだから。
少し調子が悪かっても、その心意気がきっと明日の自分を救ってくれる。
でも無理しちゃダメよ。どうしてもその気持ちになれないとしたら、ゆっくりお休みなさい。
きっと明日もなんでもない日になる。
でもこの孤独と暇を楽しめたのなら、いつもの毎日が
少しだけ特別で少しだけ色鮮やかに染まるだろう。
きっと明日も
うちの家族は5人家族。両親と僕と妹、弟。両親は共稼ぎで、1番下の弟は保育園に通っている。妹は小学校四年生だけど、忙しい両親を支えるために一生懸命、弟の面倒をみたり、家事を手伝っている。
そんな家族の食事の支度は大変だ。だから、どうしても手軽で簡単なカレーが多い。家族全員、カレーが大好物で特に文句はないが、昨日の夜で無事に三日間のカレー生活が終わって、今日のご飯を楽しみにしていた。
母が今日はどうしても仕事が終わらないと言って、父方の祖母に弟の保育園のお迎えと、夕飯を頼んでいた。
「ただいま〜」
と帰ると、昨日で終わったはずのカレーの、匂いが、、、。
祖母
「おかえり〜、お母さんから急に頼まれて、夕飯カレーにしたけど、あんた達カレー好きでしょ。
待っててね。」
弟
「おばあちゃん、僕カレー大好き」
終わった。
カレー4日目。
きっと明日もカレーだ。
「早く起きなさい!」
二度寝した俺が悪い。
むしろ起こしてくれて助かった。
そんなことわかきりってるけど、言い方。
ムカつくやん。
時間に余裕がなくなった事にも更にムカつく。
ムスッとしたまま雑に支度を進めてると、追い打ちをかけるように言わなくていいことをこのタイミングでぶっ込んでくる。
「部屋、汚い!」
「片付けなさい!」
「全部、捨てるよ!」
トリプルコンボかよ。
もう俺のライフは朝からゼロよ。
テンションなんて上がりようがない。
こんな時でも用意されてる弁当を、適当にカバンに突っ込んで足早に玄関へと進む。
もう、一刻も早くこの場を離れた方がお互いの為。
踵を踏み潰しながら靴をつっかけ、ノブに手を掛け黙ってドアを開けた。
「いってきますくらい言えないの!?」
さすが母
オーバーキルをかましてくる
文句を言わないと気が済まないのか
黙ってることは出来ないのか
俺の機嫌が底を這うってわかってるのにわざわざ投げつけてくる、その一言。
言い返す代わりに、乱暴にドアをバタンッと閉めて大股で駅へと歩き出す。
きっと明日もこんな朝だと思ってた。
『きっと明日も』
#きっと明日も
ただ起きて、ご飯を食べて通勤して、仕事をする。
何も考えずに、そのルーティンだけをこなす日々。
これで良いのかな、一生このままなの?そう思いはするけれど、最終的にはまた普段の日常に戻る。
最近は転職サイトとかが豊富らしいけど、今の仕事を辞めてまで、やりたいことなんかないし出来る事も無い。
別に今の仕事が好きなわけじゃない。でも、本当に私がしたいこと、それは多分叶わないから今の仕事で妥協して、生活をする。
今の仕事を辞めたい、とは思うけど、またスーツを着て就活をするなんて嫌で嫌で堪らなくて、1歩を踏み出せない。
あぁ、きっと明日も仕事を辞めたいと言いながら仕事をする。それが私の日常。
反吐が出る。
きっと明日も、今日と同じ平穏な日々が続くと信じているお気楽な人たちが。
そんな人たちに紛れることでしか生きていけない自分に、どうしようもなく反吐が出る。
どれだけの今日を消費して今に至るのか
昨日の自分の記憶を引き継いで今日を生きる
0時を境に今日が明日になるのか
眠り起きて明日が始まるのか
目に見える違いはなくとも少しづつ変化している身体
その変化に気がつくのは明日がそれとももっと先か
未来に不安を抱いても明日が来るなんて保証もなく、なんなら次の1秒先さえ生きているのかわからない
自分の物語に句読点をつけるのは自分ではない
いつ死んでも後悔ないよう生きていたらすぐにダメになる
明日も来るって楽観視しながら生きるくらいがちょうどいいのかもしれない
きっと明日も
明日もいい日になるよね
そんな生き方がしたかった
明日も悪い日
明日もだめな日
きっと明日も、どうしようもない日
「今日は何曜日ですか?」
「今日は...日曜日だと思います」
「はい。今日のテストは終わりね」
「ありがとうございました」
朝の8:00、私の朝食が運ばれると共に5の質問をされる
高校2年生の春、私は事故にあった
幸い命は助かったものの、脳に障害が残ってしまった
先生が言うには、直ぐに物事を忘れてしまう
ことみたい
だから毎朝、今日は何曜日とか昨日の夕飯はとかの質問をされる
病院生活は楽しくない
高校生だから病室も大人のいるところ
同じくらいの歳の子もいないし、かと言って毎日スマホばっかり見てると病院の人に怒られるし...
勉強はちゃんとしている
学校から特別に出された課題も終わっている
...確か
毎日、宿題やったっけと確認をしている
「はぁ。どっか行こ」
今日はいつも以上に食欲もわかないので、こっそり病室を抜け出すことにした
と言っても...行く場所は病院の屋外
「はぁ。」
本日何回目か分からないため息を履いて外の景色を見る
下を見ると、病院に行く人やこの近くにある駅に走っていく人の姿などが見える
「私も...もっと自由に生きたい」
本当だったら今は学校に行っている
高校生だから青春とかしたかったけど...
病院の先生は「もしかしたら、急に記憶が全部無くなることがあるかも」
と言う。
きっと私はずっとこの生活なのだなとその時思った
「はぁ。」
またため息をひとつ
「あ!みなみちゃん!勝手に外に行ったらダメでしょ」
「...え?そうなんですか?」
「そうなんだよ…前も言ったんだけどね…」
「私、、、覚えてない…です…」
「そっか…、よし、病室戻ろっか」
「…はーい」
きっと明日も...私は演技をし続けるんだ
言葉で言い表せない、この孤独感と焦燥感が脳内を支配するんだ
誰のせい?
(きっと明日も)
きっと明日も
今日も大丈夫。と言い聞かせて
今日を終わらせ明日を迎える。
その繰り返し。
心配性な私のおまじない。
明日も大丈夫。
「小テストの結果どうだった?」
「...30点」
「出る問題分かってたのに、よくそんな点数とれたね」
「むしろよく3問当てたと思うよ私は!!」
くだらない話。笑い話。失敗談。とりとめのない話。
天気、テスト、部活、ご飯、友達、エトセトラ。
話題が尽きることはない。
帰り道、時計の長針1周分にも満たない時間。
私と君の時間は、変わらない。明日もきっと。
明日も、明後日も、来週も、1ヶ月後も変わらない。
なら、来年は? その次は? 違うクラスになったら? 卒業したら?
......君に、恋人ができたら?
それがイヤなら、イヤだと思うなら。
イヤだと感じてしまうなら......。