『おうち時間でやりたいこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今から何十年か前にね、流行り病があって。
みんな家から出られないことがあったの。
買い物にも行けない、遊びにも行けない、学校や仕事にも行けない。
今では考えられないでしょう?
だから、家で何かできることを皆で探したの。
あなたならどうする?
見たかった映画やドラマや漫画をみたり、筋トレをしたり、物を作ってみたり、家で色々な趣味をすることを『おうち時間』って言ったんだよ。
え? ママは何をしてたのかって?
ママは自分を見つめ直してたかな、おうち時間でやりたいことはなんだろう、って。
結局、時間がなくてやりたいこともやれない、って言ってる人もいるけれど、いざおうち時間ができても、やりたいことが見つからない、なにをしていいかわからない人って、たくさんいたんだ。
またあんな日々がくるのは嫌だけど、そうなった時におうち時間でやりたいことを今のうちから考えておくのも、わるくないかもね。
【おうち時間でやりたいこと】
おうち時間でやりたいことリスト。
・たまってるアニメを見る。
・字を書く練習をする。
...意外と悩むなぁ。
緊急事態宣言が出されて、とんでもない長さの休みが来た。
ちょっと不謹慎かもしれないけど、長い休みでなんかする計画を立ててみた。
最近世間は悲しいことばっかだし、せめて私は
感染しないように、楽しいことをしようと思った。
でも、実感が湧かない。どっちにしてもリモート会議?が始まっちゃうし、
まあ、別にいーや。
あ、料理も練習したいなぁ。
ひとりなら読書
#10 おうち時間でやりたいこと
「おうち時間でやりたいこと」
「おうち時間」、なんていい響き!
私には関係ないけれど。
朝はとにかく忙しい。昨夜のうちに今日着ていく服を選んでおかなかった事を絵理子は後悔しながら、とにかくクローゼットからこれとこれ、と選び出した。
するとブラウスにシワがあった。
チッと舌打ちして、仕方ないので、かけたまま使えるスチーマーアイロンで大きなシワを取る。
そして忙しくメイクをすると、冷蔵庫のミネラルウォーターを飲み、バッグを持って慌ただしく玄関を出る。カチリ、と鍵の音がした。
夜、カチリ、と音がして玄関が開く。
靴を無造作に脱ぎ捨てて、部屋に入るとバッグを投げ出し、ソファにどさりと座る。
体が重い。疲れが溜まっているのが自分でもわかる。
手にしているレジ袋には、コンビニで買ったチキンサラダとビールが入っている。
疲れていて動く気がおきない。
食欲もない。
ノロノロと立ち上がり、袋ごと冷蔵庫に放り込み、シャワーを浴びに行く。
メイクを落とし、髪をドライヤーで乾かす頃には、少し元気が出ていた。
タオルを首にかけたまま部屋着兼パジャマでソファに座り、冷蔵庫から出してきたビールをごくごくと喉に流し込む。
「あ~、美味しい!」そういうと適当にテレビをつける。
芸人が何かを言うたびに爆笑が起こる。
(なにがおもしろいんだか)そう思いながら
チキンサラダを食べる。が、ひとくち、ふたくち食べると割り箸を放り出す。
このところ、食欲がない。
ビールを飲み終わる頃、胃がキリキリと痛みだす。
「……つぅ」額に汗がにじむ。
横になり体を海老のように丸め痛みに耐える。
しばらくすると、痛みが去り、ノロノロと体を起こす。
そうだ、明日の服、決めておかなきゃ、と立ち上がった、と思ったら目の前が暗くなり、記憶が無くなった。
目が覚めるとベッドにいた。
だが、自分のベッドではない。真っ白いカバーの掛かった布団をかけ、腕には点滴の針が刺さり、目で追っていくと上に点滴の容器がかかっていた。
私、どうしたんだろう。そう思っていると、
「あ、目が覚めた?」と聞き覚えのある声がした。
声の方に顔を向けると、何故か姉がいた。
「……お姉ちゃん、どうしてここにいるの?」と言うと、とたんに姉のお小言が始まった。
「あんたが何時になっても会社に来ないんで電話しても出ないし、って会社の子が管理人さんに話してドアを開けてもらったら、あんたが倒れていたわけ」「あんた、急性胃炎だって。疲れもかなり溜まっていて、ほとんど食べてなかったんだって?先生が言っていたよ。」「ドクターストップ」「は?」と言うと姉が「は?、じゃないよ。点滴が終わったら帰っていいけれど少し休みなさいって。会社には少しオーバーに言ったら課長さん?が焦って、ひと月休ませる事にしたから」
「もう、会計も済ませたし、薬ももらったからここに置いておくよ。じゃあ、私も行くよ。全く、娘にご飯を食べさせていたら急に電話が来て、隣の奥さんにとりあえず預かってもらってきたんだから」と姉は一気に話すと、そこで真面目な顔になり「あんたね、会社にあんたの代わりはいてもあんたの代わりは居ないんだから、体をもっと大切にしなさいよ。これでもすごく心配したんだから」「……ごめんね、お姉ちゃん。心配かけて」と言うと「お、珍しく殊勝じゃない。しばらく、ゆっくりしなさい。」と言うと病室を出ていった。
私、そんなに体を酷使してたのかぁ。急性胃炎って何食べればいいんだろう。スマホで調べるか。
ひと月、休みだとお姉ちゃんが言った。
普段は日曜日は疲れ過ぎて、ただただ、寝て過ごしていたっけ。
点滴が終わり、ナースコールで看護師さんが来て、外しながら、「まだ顔色が悪いわね。とにかく今はあまりいろいろ考えないで体を休めてくださいね」と言ってくれた。
私は、お世話になりました、と頭を下げ、荷物置きに、姉が持ってきてくれた紙袋があったので中を見ると、薬の袋と私の服とビニール袋に入った靴、バッグがあった。バッグの中のお財布を見ると、姉が3万円、入れておいてくれた。サンキュー、お姉ちゃん。
病院から外に出た。陽射しが眩しかった。
こんな時間に外を歩いたのはいつぶりだろう。
帰りに花屋で、可愛いサボテンを1つ買った。
世話が楽そうなので。でも花が咲くらしい。
その日は、疲れてタクシーでうちに帰った。
まだ明るいし、点滴をしたので少し元気が出た。すると、グー、とお腹が鳴った
いつぶりだろ。
家に帰ると、お粥を炊いた。
卵であえてたまごのお粥にした。
フーフーと冷ましながら、ひとくち食べたらとても美味しかった。
こんなに食べ物が美味しいと思ったのはいつぶりだろう。急にポタリ、と涙が出た。すると涙が止まらなくなり、泣きながら、美味しい、と思いながらお粥を食べた。
あれから1週間、薬をきちんと飲んで早寝早起きの生活をしていたら、びっくりするくらい
、体が健康になった。
どうせならと、胃腸病の本を買い、それを見ながら少しずつ、食べられる物が増えてきた。テーブルの真ん中には、あの日買ったサボテンがある。
なかなか花は咲かない。ゆっくりでいいよ、と私はサボテンに話しかけた。
まだ疲れるので、お散歩を日課にしている。
みんなが会社で外も見ずに働いている時間に、私は街路樹を揺らす心地良い風に吹かれて歩いている。いい天気だ。
あんなに憧れた「おうち時間」が思いがけず手に入った。
私は、会社でポスターなどのデザインの仕事をしていた。
ひと月の間にいろいろ調べて、もう少し時間に余裕のある会社に移るか、自宅で仕事を受けて、働くか、それとも全く違う仕事をしようかといろいろ考えていた。
まあいい、まだ時間はたくさんあるのだから。私は今、とても人間らしい正活をしている。これもおうち時間のおかげかな。
胃はあれから一度も痛くならない。
何より、本を見ながら、食べたい物を自分の体と相談しながら作るのがとても楽しい。
やった事が無かったパッチワークを始めてみた。これが意外と楽しい。
仕事柄、色の組み合わせとかはいろいろ思いつくのでおもしろい。
趣味なんて、勤めるようになってから初めて持った。
ふと気がついたら、サボテンに小さな赤い色がポツンと見えた。わ〜!蕾だ!
「赤い花かぁ、いいね」と言いながら、スマホで写真を撮る。
私も、まだまだ人生では蕾だ。
どう咲こうか、これからゆっくり考えよう。
何しろ、おうち時間はまだまだ十分あるのだから。
おうちファンションショー!予約してたコスメも届くから、一緒に試して遊ぼうね。
[おうち時間でやりたいこと]
「なぁに見てんの」
「録り溜めしてたドラマ消化してるー」
そういやレコーダーにドラマめっちゃ入ってたな、と俺はドサリと彼女の隣に腰掛ける。
「そういや今日って帰んの?」
「帰るよ」
「明日休みじゃん。泊まればいいのに」
「やだ」
「なんで」
「我慢出来ないから」
「できるよ」
「君じゃなくて私がってこと。今日はちょっと、うん」
「別に俺は大歓迎なのに」
「こっちが我慢してるのに誘ってこないで」
「はいはい、悪かったよ。いやぁ、でも本当にお前の考え方には一周回って尊敬するわ。結婚前に肉体関係は結ばないって奴お前くらいなもんだよ。でもさぁ、それに付き合ってる俺も偉いと思わん? 従順な愛する彼氏に少しくらいご褒美くれても良いと思うんだけどー。んーっ」
「口突き出されてもちゅーしないよ」
「もー、そんな塩対応されちゃうと他の女の子のとこ行っちゃうよー? いいのー?」
「………………っちゅ」
ドラマから目を離して、ほんの少しだけ頬を膨らませて一瞬だけ押し付けられるだけのキスが降り、照れるように視線をドラマに移す。…………可愛すぎん?
「明日朝一で来るから」
「ん。楽しみにしてるわ」
こんなんで絆されるとは、俺もチョロくなってしまったもんだ。
恋愛において肉体関係は切っても切り離せない関係性だとずっと思ってたし、正直今だってそう考えてる。勿論身体の相性だけが全てでもないだろうが重要な要素の一つであることに変わりない。だからこいつに告白して『恋人になっても肉体関係は結ばない』って宣言された時はアホか?となったし、上手く言い包めたら簡単に抱けるだろとも考えてた。まぁ、全然無理だったけど。
でも、『おうち時間』なんてものが推奨されてマトモに外でデートだって出来なくなって、こうして家に籠もって何をするでもなく二人でダラダラと過ごす時間も悪いものじゃないのかもしれないと彼女と付き合うようになって思った。
「なっ、明日なにする?」
――3年後――
「まさかお前と結婚すると思ってなかったわ」
「そう?」
「うん、今だから白状するけど付き合いたての頃お前といるのつまんなかったし」
「抱けなくてもいいって言ったの誰だったっけ?」
「だからって本当に彼女を抱けないで終わるって誰も思わんって」
膝の間にお前を抱えながら喋り続ける。結婚式も済ませてそのまま来た新婚旅行の夜。正真正銘の『初夜』。
「この日をずっと待ってたはずなのになんか気恥ずかしいな」
「そう?」
「お前違うの?」
「うん。嬉しい気持ちのほうが大きい」
そう言って俺の方を振り向いて笑いかけてくる。……はー、可愛い。
「でもよく4年も待てたよね。待たせた側が言うことじゃないけど。よく私と結婚したね」
「それは、……『おうち時間』のお陰?」
「疑問形なの?」
「うーーん……、あの時ずっと一緒にいたじゃん。二人でだらだらだらだら過ごしてた時間が当たり前になってさ、それが妙に心地良くて、そんで「今でもこうして楽しく過ごせてんなら結婚しても何も変わんないな」って思ったんだよね」
「…………………………っ」
「どした?」
なんか俯いてぷるぷるしてる。かわいい――
「へっ?」
と思ったらベッドに押し倒されてた。
「そんなこと言われたら我慢できるわけないよ。もう我慢しないからね!」
「うわ〜、俺の奥さんかっこい〜」
お家時間でやりたいこと
私が、家でやりたいことと言ったらダイヤモンドアートや手芸かな私は器用では無いけどそういうことをするのが大好き。
そんなのんびりした暮らしを猫と一緒に2人だけで空を眺めながらしている。
私にとって猫は夫みたいなもんだ。
でも時々お出かけに行ったりお散歩に行ったりのんびり暮らしています。
ほんと、窮屈だよね。外出しないでください、なんて。
昨日まで普通だったことを制限されるなんて、ストレスだよね、分かるよ。
でも安心して、僕が完璧なおうち時間を用意してあげる!
食べたいもの、飲みたいもの、観たいもの、読みたいもの、遊びたいもの、学びたいもの、おうちで出来るもの全部完璧に揃えてみせるよ!なんなら内職だってしていいんだよっ。
どうしたい?
何がしたい?
何が欲しい?
「外に出たい」以外のこと、全部叶えてあげる!
#おうち時間でやりたいこと
え?おうち時間でやりたいこと?
んー
そうだなぁ…
君に"おかわり"の珈琲を淹れてあげたいな
ね、ゆっくりしよう
音楽聞いて歌ったり踊ったりとかしたい!
後ピアノとか楽器とか弾きたいかな
趣味の沖縄三味線と
ギターの練習
ギターはフォーク世代なので
ふきのとうやかぐや姫
吉田拓郎、井上陽水ですね
あとブログ更新
メルマガの更新
アフィリエイトしてるけど
収入面ではなし
あとウオーキングや
ジョギング
筋トレしてます
体動かすことが好きだから
君とテレビをみてご飯を食べて隣で笑って、一緒に出掛けてなんて夢がみれればいいのに。戻ってこない君はずっと私のなかにしかいない。いつも迎え入れる準備はしているのに机に残るのは冷めた料理だけ。
おうち時間でやりたいこと
明日はどんな一日になるのかな。私はそんなことを考えて、ぼんやりとした頭を上げた。14時30分。もう、こんな時間か。とくに、やりたいこと……出来なかったな。
古い写真の整理
ピカピカ窓掃除
テーブルの上のフルーツの絵を描いて
食べたら種を育てて観察日誌をつける
好きな100の曲 100の本 100の映画を選ぶ
思い出動画をあれこれ作る
旅行に行きたい場所を書き出して
情報収集のうえ綿密な計画をたてる
眠るわんこを見つめて
かわいくて幸せでとろける
(少しずつ実施&繰り返し)
「おうち時間でやりたいこと」
#104
「ふーん……なるほどね…」
俺は“壁の向こう側”にある紙を見て呟いた。
「あ〜そうそう。皆は知らないよね。」
俺の名前は曖無。…あいむってよむ
前にも出てきた事はある。えーと、なんだっけ…?
『寝転んで空を見上げると雲がながれている。目を閉じると浮かんできた作り話は?』…的な“お題”じゃなかったっけ?
「……メタいって思った?ふふっ俺も思った。」
本当は俺もお話の中の人だったんだけどね。アクシデントがあってなんかこうなったんだよね。
「改めて、今回のお題はおうち時間でやりたいこと。……いや俺ないんだけど。」
こうなったら…主に聞こう。
「……主。おい。出てこい。」
すると何もない空間から紙がひらりと落ちてきた。
「…は?……」
紙をひろうと[曖無へ]と書かれていた。あいつ出てこなかったな…
「……私はおうち時間でピアノを弾いたり音ゲーしたりしてます…って小説書いてないじゃん」
………これ他言う事あるか?
無いな。よし締めよう。
「って事で主はピアノと音ゲーしてるらしい。
俺はたまに出てくるからまぁ覚えといて。んじゃ」
#おうち時間でやりたいこと
おうち時間でやりたいことって出てこなかったので前に出てきたメタい子を出させました。主と曖無は仲悪いです。(せって(((
コホンッ失礼しました。じゃね〜
※BLです。苦手な方は飛ばしてください。
パタパタと朝から忙しなく動いている。洗濯物を干したり取り込んだり、掃除機をかけたり。
今日の夕飯なにすっかなぁ、なんてまだお昼にもなっていないのに、冷蔵庫の中身を確認しながら唸ってる。
俺は先輩が取り込んだ洗濯物を畳んで仕舞うだけ。休みの日くらいもっとゆっくりすれば良いのに、と思うけれど、休みだからこそやっておかなきゃだろ? と先輩は笑う。それはわかる。わかるんだけど。
「先輩!」
まだ冷蔵庫の中身を確認している先輩の背中に声をかければ、んー?と振り向きもせず間延びした声が返ってくる。
「せーんーぱーい!」
もう一度、さっきよりも大声で先輩の名前を呼ぶ。
「ん? どうした?」
やぁっと振り向いた。
「あのですね、まだお昼前ですし、洗濯も仕舞い終わりました」
「え?ああ、そうだな?」
俺の言いたいことがいまいちわからないのか、首を傾げながら俺の元までやって来る。
「だーかーらー!」
はい! と両腕を先輩に伸ばす。でも先輩はもっと首を傾げるだけで、俺の言いたいことが伝わっていない。
「今日はオフですよね?」
「あー、まあ、オフだな」
「洗濯も掃除も終わりました。夕飯作りはあとで俺も手伝います」
「ああ、うん。ありがと?」
じゃあ、わかりますよね? ともう一度腕を伸ばせば、漸く気がついたのか少し目を丸くしてから、すぐに目元を緩めて俺を抱きしめる。
「先輩、ちょっと働きすぎじゃないっすか?」
折角ゆっくりできる日なのに。
もっと俺のことも頼ってくれていいのに。
先輩は全部自分でしようとするから。
「そんなつもりなかったんだけどなあ」
肩口で苦笑しながら、俺の首筋に頭を擦り付けてくる。先輩だってゆっくりしたいはずなのに、俺のために頑張ってくれてるのはわかっている。だけど、少しくらいは先輩にもゆっくりのんびりして欲しい。
「俺で疲れが取れるわけじゃないと思いますけど、俺だって先輩のためになんかしたい」
俺より大きな背中に伸ばした腕でぎゅうっと抱きしめ返すと、先輩の腕の力も強まってそのままソファーに倒される。
ぐりぐりと甘えるようにくっつく先輩の背中を、ぽんぽん優しく叩く。さらさらの髪がくすぐったくて、くふふと笑えば、首筋にちゅうっと吸いつかれた。
「わはっ、くすぐってぇっすよ!」
身動ぎしようとするけれど、がっしり抱き込まれて全然動けない。でもそれがなんだか嬉しくて、もっとぎゅうぎゅうに抱きついた。
「……癒してくれんだろ?」
顔を上げた先輩の視線と絡み合って、トクリと心臓が跳ねる。榛色の瞳の奥は、さきほどとは違う熱をもって俺を真っ直ぐに見つめてくる。
「お任せください!」
いつもの先輩みたいに、にやりと口元を上げれば、同じように笑った先輩に優しく口を塞がれた。
カーテンの隙間から覗く柔らかな日差しが、優しく俺たちを包み込む。
ふたりきりのおうち時間は、これからだ。
お題 「おうち時間でやりたいこと。」
私が家でやりたいこと、それは読書。
読書は私にいろいろな知識を与えてくれて、勉強を教えてくれる。
私は先生よりも、本先生の方が好きだった。
本は怒らないし、私が理解するまで待ってくれて、何回でも教えてくれる。
それに比べて、先生は一回しか教えてくれないし、私ができなかったらすぐに怒る。
私はそんな先生が嫌い。
だから、もう本の世界に行くの。
周りの人が死ねばいいって言うから。
死ねばきっと本の世界に行けるから。
きっとこれが最後の日記。
パパ、ママ。
バイバイ。
大好きなアーティストの曲
ひたすら流しながら──
おえかきをして
物語や詩を考えて
ビーズでキーホルダー作って
普段読めないマンガを一気読み
時々
好きな歌を口ずさんで
時々
些細なカラオケしちゃったり
時々
空を見て、そとの空気を吸って
大きく深呼吸して
目を閉じて
一日を振り返って
“楽しかったな”
そう思えること……たくさんしたいな。
(2023.05.13/おうち時間でやりたいこと)
おうち時間でやりたいこと―
僕はおそらく、いや必ず絵を描くだろう。
目には見えない、想像の羽を大きく伸ばし
夢中になって描くだろう。
それが僕が唯一自由になれる方法だから。
きみのぬぐってもぬぐいきれない汚れを、もう戻ることはない歪みを、覆い隠してやりたくてでも、そんなことはできなくてただ、手応えがないほどうすい食パンにざりぞりとジャムを塗る