『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
久方ぶりに実家を漁ると、いろいろなものが出てくる。その中には他の人にはゴミにしか見えないけど、捨てられないものがよく見つかる。
動かなくなった昔のゲーム、初めてのおつかいのレシート、小学校の頃送りあった手紙……。
どれもこれも、見つけた瞬間思い出が走馬灯のように蘇る。
最近は皆デジタルでこんなこともしなくなるだろうけど、この追体験をするためにモノを取っておきたいものだ。
小さい頃から使っているプーさんのバスタオル。
綺麗なタオルには変えられないなんだろ
これがいい。
いつまでも捨てられないもの
お年玉のぽち袋
好きな人からもらったダサいストラップ
廃盤になった大好きだったお菓子の包み紙
私にとっては大事なもの
他人から見ればゴミ
だから、私が死んだら捨てられてしまうだろう
そこにある思い入れごと、私と一緒に燃えてこの世からなかった事になる
それって心中みたいね
いい加減に断捨離という言葉を覚えたほうがいいだろう、自分にそう言い聞かせた。そうでなければ眼の前の景色はいつまで経ってもゴミ屋敷だ。せめて溜まった書類だけでも片付けないか。
そう思い立った大晦日の大掃除、大量に溜まった請求書やらなんやらを整理していると、引き出しの底からぼろぼろになった手紙を見つけた。
ピンクのチェック模様の封筒をキラキラしたシールで封してある。とはいえ風化したシールはもはやその役割を果たさず、封筒は常に口を開いているのだが。
きっと小さな頃、誰かに貰ったものだろう。今となっては不要のそれを丸めてるとゴミ箱に捨てようとして、ふと湧いた好奇心にかられて止める。
くしゃくしゃになった紙を再び開き、中に入った1通の手紙を開く。読みづらいがラブレターのようだった。
拙い字で綴られた告白に微笑んでしまう。思えばこんな頃もあったのではないだろうか。
掠れた宛名は送り主を教えてくれなかった。すっかり昔のことだから誰にもらったのかもわからず、頭を悩ませる。
今声をかけてもらったらきっと断ることもないだろうに、そんな空想は叶うはずのない現実だ。この熱烈な恋を告げてくれた勇気ある少女は、きっともう結婚して幸せに暮らしているに違いない。そう思ってないとやってられない。
もう1度手紙を丸めると、捨てようとして、いやしかしと再び戻す。
もしこの子が再び声をかけてきてくれたらどうだろう、あのときのラブレターの話をされた時、さっとこれを手渡せたら。
きっとその子は大喜びするし、自分も嬉しいに決まってる。まるでドラマ、運命の出会いだ。
そうして2人は結ばれて、ハッピーエンドだ。歌詞の理解ができない洋楽を流しながら結婚式場でキスをするシーンまで想像すると、その手紙はキューピットのように思えてきた。
そうだ、たった1枚の紙なのだ。置いたままでもかさばりはしないだろう。
再び引き出しの中に手紙を押し込むと再び片付けを再開する。個人情報の載るものをシュレッダーに掛けながら、目につくものを眺めていると、次は学生時代にとった写真が目に入る。乱雑に散らばったそれをかき集めて眺めると薄っすらとその時の記憶が蘇ってきた。
この写真はデータでパソコンに保存してある。わざわざ印刷した意味を思い出せないままこれも捨てようとして、いやまたなにかに使うかもと首を横に振るのだ。
同級生が急に訪れてこれを見せれば喜ぶかもしれない、なんて考えて、それも引き出しへと押し込まれる。
あれもこの後使うかも、これも必要になるかも。そうやっているうちに片付けは終わったというのに、眼の前はゴミ屋敷から何も変わっていなかった。
この世には捨てられないものが多すぎる。まったく、もう。
テーマ:いつまでたっても捨てられないもの
タイトル:儚き希望
「自分の執筆スタイルは、そうそう簡単に変えられねぇし、こだわりも捨てられねぇわな」
食わなけりゃ脂肪だって捨てられる筈なのに、なんで俺のコレは、いつまでも捨てられねぇんだろう。某所在住物書きは己の腹のプニプニをつまみながら、プルプル揺らした。
「昔っから日常ネタが比較的得意だったし。書き終わったら音読で誤字脱字等々チェックするし。
文章は会話文が多くて、たまに過去投稿分のどこかと繋がるカンジのハナシを書くし。なによりその『昔書いたもの』を女々しく後生大事に保存してるし」
捨てられねぇものを捨てる方法って、何だろな。心を鬼にでもすんのかな。
たぷたぷたぷ。物書きは文章の話題ともダイエットのそれとも知れぬ呟きを吐き、スマホをいじる。
――――――
「良いなぁ。イ〜イ〜なぁー」
「何が」
「私もお土産にスイカとメロン欲しい。茹でモロコシ食べたい。公園で夜ピクして夏野菜三昧したい。先輩今週の土日で里帰りして私も連れてって」
「お前には実家から届く野菜だの何だの、毎年シェアしてやっているだろう」
「先輩の故郷で食べたいの」
「切符を買え。一人で行ってこい」
8月もようやく後半戦。
私の職場では、早速先週の3連休でコロナ貰ってきた人が、あっちの部署で4人、そっちの部署で5人6人してて、相変わらずリモートワークの奨励と感染予防対策の徹底がアナウンスされてる。
万が一のことを考えてって、雪国の田舎出身っていう私の先輩は、今年も帰省しなかったらしい。
「最後に里帰りしたのいつ?」って聞いたら、それはコロナ禍前の2019年。
隣部署の宇曽野主任と一緒に、静かな田舎でトウモロコシ食べたり、スイカを土産にお貰ったりしたとか。
うらやましい(露骨)
私もデカい公園貸し切ってピクニックしたい。
非常にうらやましい(大事二度宣言)
「そういえば、先輩がリモートワークで在宅してる間に、ちょっと小耳に挟んだの」
さて。週末金曜、コロナ感染者ちょこちょこ続出中な職場のお昼休みは、いつかの第8波のピーク時の頃程度に少し静かだ。
「例の常識も融通も利かない、正論ばっかりの中途採用君いるじゃん。上司との情報共有不足で、危なくデカいミスするとこだったって」
「『デカいミス』?」
「捨てられない契約書あるじゃん。金庫室保管で、いつまでも捨てちゃいけない方の契約書」
いつものテーブルで、いつも通りお弁当広げてコーヒー置いて。ちょっといつもよりデシベル低い休憩室でランチ。
「アレをね、『契約から◯年経過した契約書をファイルから抜け』って指示されて、『抜いちゃいけない契約書』のこと教えて貰ってなかったらしくて」
「『捨てられないもの』を『捨てた』?」
「捨てる直前で例のオツボネ元係長が気付いたの」
誰が観てるとも知らないテレビモニターの、ニュースと雑談をBGMに、今日も今日とて他愛もない雑談。
近くのテーブルに座ってる別部署さんが、私の話に思うところがあったみたいで、背中は向けてるけど「そうそう」って小さく何度か頷いてる。
「責任は誰が?」
「中途採用君。『教えて貰ってなかった例外』に、気付くことができませんでしたってことで」
「相変わらず理不尽なことだな」
「それで中途採用君今ドチャクソ荒れてるらしいよ」
「はぁ」
情報共有と例外伝達、大事だね。
ふたりしてため息吐いて、他部署のミスの話は、それでおしまい。
私達は目の前のお弁当をツンツンしてもぐもぐする、幸せな作業に戻った。
「いつまでも捨てられないもの」
見栄っ張りなところ
もういなくなっちゃった祖母に貰った
壊れてつかえない水色のシャーペン
祖母がくれた最後の誕生日プレゼント
【いつまでも捨てられないもの】
私たちが通ってた学校は、カリフォルニアにある私立の割と裕福な家庭の子が通う大学のキャンパスで、校舎や施設も古いものもあったけど、とても立派で素晴らしい環境だった。私は寮生ではなかったから、新しいカフェテリアで食事することはなかったけど、授業が終わった放課後だったのかな、待ち合わせてサカイとテラスの席に向かい合って座った。
晴れてて、心地良い天気で。
座るなり、テーブルに項垂れるようにして右手を伸ばして私の手を掴んで、いきなり息を吐くように、笑って「結婚しよう」って言ったの、覚えてる?
周りには誰もいなかったと思うけど、もうサカイしか見えてなかった。ても、付き合って間もないのに結婚なんて何言ってんだろうって、その時の私には冗談にしか聞こえなくて。あっさり「何言ってんの」くらいにしか返せなかった。高校卒業して半年、19歳になったばかりの私にはとても現実味のない言葉だった。
サカイはまだ18歳だったけどね。
プロポーズのタイミングとしては早すぎたね。
私には捨てられないものがある。もの、というとおかしい表現かもしれないけど。
今日も私はSNSアプリを開く。そのアプリで愚痴を吐き、共感を得る。これが私のルーティーンになっていて、それをしないとなんだか気持ち悪くなるほどだ。そしてそのアプリを非表示にして、携帯の画面を閉じる。
『がちゃっ』とちょうど彼が帰ってきたらしい。私は慌てて玄関の前まで小走りで向かい、おかえり、と迎え入れる。彼は、ん。と言って私の前を通って行く。また無視か、だなんて思いながら、彼は一体私の何なのだろうか、と考える。昔は彼も優しくて私も心に余裕があって。楽しい生活を送っていたからそんなこと思わなかったのに。今は彼は素っ気ないしかくいう私もなんだか上手く話せない。
彼は手を洗うとすぐさまソファに座りテレビをつける。私は1人で夕食を作る、昔は手伝ってくれてたのにな。なんてことを思い出しても彼は手伝ってくれないので諦めて、適当になにかご飯を作る。
出来たものを机に出して、できたよ。と彼に声をかける。その私の声にも無視、でもキリのいいところでテレビを切りこちらに来てくれる。今日は珍しくテレビをつけないでご飯を食べるらしい。久々に私と話す気にでもなったのだろうか。ちょっとした嬉しさが込み上げてくるけど平常心を取り戻そうと深呼吸をする。
彼は、友達をここに連れてきて飲んでもいいか。と聞いてきた。意味がわからない。私は毎日仕事をして洗濯も掃除もご飯も全部全部しているのに。家事は女がやるもの?それは普通の同棲の話。
彼は、働いていないのだ。それなのに何でもかんでも私に任せて。。だから愚痴アプリの投稿が捗るんだ。私は今まで彼のことが好きだったはずなのに『プツン』と何かが切れたように彼への気持ちがひゅっと冷める。
私は、それならここの家賃払って仕事も掃除も洗濯もご飯も自分でしなよ。と言った。彼は困惑していたけど私にとっては別れようの合図であり、私はその後無言で夕食を食べた。彼は戸惑い気味にカレーを口に放り込んでいる。私は平らげたカレー皿を流し台のところに『ゴン』と音を立てて入れる。彼はそんな私を見て驚いていた。
今まで捨てられなかったものだった彼に今日嫌気がさし私はやっと捨てることが出来た。荷物をまとめて私は出ていった。彼には色々学んだことがある。彼のようないわゆるヒモと見分ける方法や、対処法。この先何があろうと彼よりはいい男に出会えるはずだから根気強く生きよう。そう強く心に思ったのであった。
中途半端な優しさが
ドロソフィルムのようで
いっそ引き剥がして
嵐に嫌われて
大粒の雨に流されて
「いつまでも捨てられないものがあるんだ。」
彼はそう言った。
「それは本当にかい?」
僕は疑問に思ったから確かめてみた。
「嘘じゃないさ。」
「思い入れが深いものなのかい?それとも形見とか?」
「そんなところさ。」
「そうなんだな。
けど、捨てられないって言うとちょっとよくないんじゃないかい?」
「あー、たしかに。捨てたいけどが捨てられないものって勘違いされちまうよなぁ。」
「そうそう」
「そうなんだけどなぁ。本当は捨てたいんだよ。」
「大切なものなのになんで?」
「その時の記憶がよみがえるだろ?
必ずしもいい思い出だけじゃないってことさ。」
「なるほどなぁ。ならそこに捨ててみれば?」
「どうするかなぁ。形見で大切なものだけど、後悔とかもあるし、ある意味自分を戒めるためにも持ってるんだよな。」
「けどもう、大昔の話だろ?
俺が変わりに捨ててやるよ。」
「お、おい💦」
水の音とともに、ソレは沈んでいった。
「はい、これで捨てれたな
後ろ向いてないで、前向いて行こう。」
「そうだな。いつまでも後悔するのはよくないよな。
ありがとう、ちゃんと進むよ」
「おう、急に捨ててゴメンな、こうでもしないとこの先お前の笑顔見れなくなりそうでさ。
思い切っちゃった」
「いいよ、モヤモヤしてたのは事実やし、助けられた気もするからさ」
「ならよかったわ、あんまり自分責めるなよ。
俺が捨てたから共犯。痛み分けってことで!
んじゃ、また明日な。」
「ありがとう。お前がいてくれて助かるよ。」
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「さーて、これどうすっかなぁ。」
こうして、僕の捨てられないものが1つ増えた。
そこにゴミ箱がある
そこにはティッシュや紙とか
色んなものが捨ててある
私の中にも皆に見せていないゴミ箱がある
そのゴミ箱はある意味空っぽで
ある意味凄い数のゴミが捨ててある
意味のないプライドは持っていて
意味を持たず、使うことがない知識
広く浅い知識
意味のないものばかり私は持っていて
優しさや謙虚さを捨ててきた
あぁ、いつになったら意味のないものが捨てられるのだろう
いつまでも捨てられないもの。断捨離ってやつだな。でもまだ使えるものとか着れる服なんかは捨てにくい。これが煩悩ってやつか。
この気持ちごとものを捨てられれば楽なんだけど中々そうはいかない。単純にごみを出すのがめんどうってのもある。
結局ずるずるとなんの役にも立たないごみがたまっていくわけだ。
掃除したいんだけどもったいないという気持ちがどうしても捨てられない。毎日少しずつ掃除するべきなんだけどそれができない。
うつだと部屋が汚い人傾向があるんだっけか。それなら俺もその傾向があるのかもしれない。幸せとは程遠い人生だし。
というか部屋が汚いということ自体が幸福度を下げてうつにさせているんだろうな。幸せになりたいなら掃除してものを捨てるべきだ。
ちょっと部屋がごみごみしすぎているし今日を契機に少しずつでいいから掃除するか。なんかで見たが年単位で使ってないものは捨てていいとか。
服なんて必要になったら買えばいいしな。ここらでいらないもの捨てて断捨離すっか。
ニュースが流れるテレビ
味の薄い夕食
広すぎるセミダブルのベッド
静けさみたいな霧に覆われた部屋
慣れたはずの生活に
いつまでも違和感を覚えている
頭にしがみついている歌を口ずさみながら
甘さを忘れたココアを作る
明日になれば忘れるかもしれないし
明後日になれば新しい何かに期待を寄せるかもしれない
半年経っても、思い出はこんなに綺麗なままだけど
いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられないものってあるよね。
それって大抵、形見とか、思い出のもの。
わたしは形見なくしちゃったけど
思い出のものもあった気がするけど
なくしちゃった。たぶんすてた
気付いた時からあって、
ずーーっとそばにあるのは黒猫のぬいぐるみ
特に深い思い出がある訳でもないけど
愛着湧いてるのかな。捨てようとも売ろうとも思わないの。お母様から貰ったギターは売ろうと思ってる。
日々過ごしてきたからこその愛着で、
その過ごした日々が思い出なのかな。
なにか深く印象に残ってる事とかじゃなくて、
何気ない日々を積み重ねて、まとめて、
それがじゃなくて、それらが思い出なのかも
依存者
【いつまでも捨てられないもの】
私はあなたの事を知ってるけど
貴方は私のことを知らない
邪魔者なんか言わないで
邪魔じゃないよ、必要だよ
いつまでも捨てられないもの
それは大切な人から貰ったもの
その人の気持ちが入っているから
きっと送る人を想っているから
いつまでも捨てられない
いつまでも捨てられないけど
いつまでも取っておけるか分からない
だから
いつまでも大切に大事にしたい。
あなたからの贈り物
─────『いつまでも捨てられないもの』
貴方は、命を落したいと思ったことはありますか?___
いいえ、答える必要は無いんです。
誰かにとっては悪問であり、誰かにとっては良問であるのですから。
私?私ですか?
貴方も中々、極悪ですね。
それでは、少しお話をしましょう。
ある人は、家庭が裕福で友達も沢山。
お金もそれなりに兼ね備えていて、人気者。
もう一方のある人は、家庭は複雑で友人も少ない。
お金には相当困っているようですね。とても人気者とは言えません。
さて、ここで一つ訊きたいことがあります。
貴方は、一体どちらの人生を選びますか?_______
かなり悩んでいるようですね。
でも、貴方が悩んでいるのは「どちらの人生を選ぶか」では無く「どちらを選べば自身の価値が上がるのか」でしょう?
いえいえ、人間の心理です。
そんな事、私からすればお安い御用ですよ。
それで、答えは決まりましたか?
なるほど、貴方は面白い人間ですね。
「他の人と回答が違うのか」?いえ。滅相もございません。
貴方の回答はごく一般的な回答でした。
ただ、やはり人間は価値を捨てることは不可能と気付かされたのですよ。
質問よりも自身の価値を尊重するだなんて、人間とは愚かなものですね。
では、初めに戻りましょうか。
あれ、まさか忘れただなんて言わせませんよ?
「貴方は、命を落したいと思ったことはありますか?」
この質問に対して、私の回答がまだだったはずです。
私はそうですね、無いと言えば嘘になります。
「何か悩みがあるのか」?
ふふ、おかしなことを言いますね。
私に悩みなどはございません。
ただ、命よりも価値。という人間の思想に当てはめたとき、命を落としても可笑しくない話だと思ったのですよ。
"いつまでも捨てられないもの"
狂気
妖しい煙の中に君が抱えた野望がある
恐い呪文を唱えて大きな鏡の前に立つ
異世界の住人が静かに階段を上ってきた
君がいる部屋のドアをノックするよ
ほら、悪夢がすぐそこに来ているんだ
月が焼け落ち、紅茶の雨が降るセカイ
死神たちは滅びのラッパを奏でる
天秤に供物を乗せ、最後の審判がはじまる
アリスのようなピナフォア姿の君は
何かに祈るような素振りをするけど
魔女の使い魔の猫が君にすり寄ると
一枚のタロットカードを差し出した
薄暗いテーブルランプの上に映るそのマークは
悪魔の記号と秘密結社のコンパスだ
ここがどんな場所か、もう分かっただろ?
誰のせいでもない
これは君自身が望んだ現象さ
退屈な日常からの逃避を、そして脱却を
真っ白なキャンバスに絵の具を溢したように
君の呪いはやがて世界を燃やし尽くすだろう
そして君もここの住人と同化して
狂気の行列の中で行進を続けるんだ
君はようやく本当の自由を得る
君の理性を呪いの対価として支払うことで
さあ、行くがいい
お題
『 いつまでも捨てられないもの 』
いつまでも捨てられないもの。
それは大切な人から貰ったものだと思います。
家族、恋人、友達
たとえ、縁が切れてしまったとしても自分がその時、その人を大切に思っていたのなら捨てることは出来ないと思います。
その品にも大切な思い出があります。
まだそれが使えるのなら大切に使いましょう
簡単に捨ててはいけません。
でも、自分で『捨てる』という覚悟を持つならばいつか手放せばいいと思います。