『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつまでも捨てられないもの
このお題を見た夫の一言は
お前との思い出だよ
嬉しいな
私もそうだからね夫よ!
「いつまてまも捨てられないもの」
僕には二つ上の兄がいるんだ
小さい頃は
兄が考えたオリジナルゲームで
仲良く遊んだり
大怪我させられるくらい喧嘩したりしたんだ
やんちゃな時期もあって
家が大変だったのも覚えてるよ
小学生といえばお小遣いなんかちっぽけさ
漫画やゲーセン、駄菓子で溶けるものさ
でもさ 兄は釣り好きな俺が小6の時に
ルアーを誕生日プレゼントでくれたんだ
たぶん千円ちょっとはしただろう
色んな遊びを我慢してくれたのかな
そんな大切なルアーを根掛かりさせて
失くすわけにはいかないから
今でもキーホルダーにして大事にしてるよ
いやおい兄貴ぃ!!!!!
まさかやんちゃ時代に
万引きしたヤツじゃないだろうなぁ!!
…冗談だけど、これからも大事にするぜ!
久しぶりにじっくりと振り返ったよ
サンキュー!!!
いつまでも捨てられないもの
あの日の出来事
あの日の青空
あの日のあの場所
あの日の会話
あの日の貴女…
いつまでも捨てられないもの
君との思い出
ずっと頭から離れない
薄くなっていくどころか
どんどん濃くなっていく
もっと欲しくなる
捨てられるのなら
捨てたいよ
もう好きじゃない
って
いつまでも捨てられないもの
私はすぐ捨てる。
大事なものも捨てる。
おかげでさっぱり綺麗だ。
『大切な想い出』
ふ、と窓を見て昔を思い出す。
凄く幸せだった日のこと。
もちろん、今は十分幸せだ。結婚して、大好きで一生をかけて守りたい夫がいる。
だからこそなのか、でもなのか、あの時に未だ執着している理由が私には分からない。自分のことなのに。
私には、いつまでも捨てられないものがあって、
それは物でも感情でもある。
初めて付き合った彼から一年目の記念日に貰った、可愛いネックレス。
別れた日に、捨てようと思った。
こんなもの、捨てて忘れようと思った。
でも、思い出すのは幸せな日々ばかり。
どうして私たちはだめになってしまったんだろうって思うくらい、幸せなことばかりで。
そのネックレスを見ると、泣きそうになる。
喧嘩別れじゃなく、ちゃんと話し合って決めた別れ。喧嘩なんてしたことないけれど、年を重ねていくごとに少しずつ見えてきた、合わないズレ。
このままではお互い不幸になると思った。
今はまだ良くても。そういう思いだった。
お互いが。
別れたときはまだ好きだった。
たくさん泣いた。君も泣いたと言っていた。
今は、新しく恋をして、とても大切で大好きな夫がいる。結婚して二人で楽しく幸せに生きている。
私の夫になった人は、昔の私の恋を忘れさせようとはしなかった。
「君が僕のことを好きなのはとても伝わっているし分かるから、君の好きなようにしたら良い」
と言われた。
実際、この想いは確実に過去だ。
夫がとても大好きだし、惜しみ無く愛を伝えている。
初めて付き合った彼は、子宝に恵まれて親子3人で幸せに暮らしているそうだ。
私はただ、少しだけ初めてした恋を忘れられないでいる。初めて貰ったプレゼントを、捨てられないでいる。
お題:《いつまでも捨てられないもの》
いつまでも捨てられないもの
専門学校の卒業製作で作った作品を、まだ押入れにしまい込んでいる。立体の作品は場所も取るのでさすがにないが、平面のものは捨てられず、実家から持ってきていた。
子供に見せると、『ママすごーい。これ好き。』と言ってくれた。夢中になって作っていた日々が懐かしく、あの頃の自分を誇らしく思う。
48年分の取捨選択を繰り返し、途中から子供の分が追加されて、押入れには思い出が溢れかえっている。
いつまでも捨てられないもの
私は彼からもらった指輪を絶対に捨てれません
何かを感じます。苦しいくらいの彼の思いが詰まっているように感じています。冗談でも捨てれません
いつまでも捨てられないもの
「柘榴さん、捨てられないものってあります?」
「ねえな。というか捨てたいものばっか」
「えー!?思い出を置いとけないとか、薄情、」
「うぜえよ。過去が全部輝かしいものだと思うなよ馬鹿」
「柘榴さんがそんなに言うなんて……なにがあったんですかー?ほらほらこっそり教えてくださいよ」
「デリカシーって言葉はお前の脳にねえようだな」
「ないですねー!秘密は秘密にしておけないタイプなんで!」
「クズすぎるだろお前。というかどうなんだよ」
「なにがです?」
「話振っておいて忘れんなや。……あれだよ、捨てられないものだっけか」
「あーそうっすね……このリボンは捨てられないですね、どうしても」
「へー。なんか特別なものって感じでもなさそうだけど?」
「奴隷の時代だったとき、輪廻さんがわたしたちを買ってくれたあと、このリボンもプレゼントしてくれたんですよ。絶対捨てられないなあ」
「は、先生からのプレゼント!?ボロボロになろうと使えよてめぇ」
「捨てられないって言ってるじゃないですかー。というかこの身が滅びようとリボンだけは綺麗にさせていただきますよー」
「当たり前だ。お前より先生が選んでくださったモノの方が価値があるに決まってんだろ」
「はいそれ特大ブーメランでーす」
「は?承知の上だが?」
「というか柘榴さんよりわたしの方が輪廻さんと仲良いですしー。プレゼントもらいましたしー」
「ナメんなよ。俺この前先生が微笑みかけてくれたからな」
「うわずるいずるい。ワイロじゃないっすか」
「ちげえよそんな汚い大人じゃねえし」
「いやいや汚れきってます」
「?なにかございましたか。中之条雅さん。黒薙柘榴さん」
「いえ輪廻さん!なんにもございません!!」
「そうですよ先生!僕ら超仲良しです!」
「そうでしたか。何より嬉しいことです」
「……天使ですね」
「いや、神様に決まってる……」
「わたしら何話してましたっけ」
「知らね。ゴミみたいな話じゃね。先生の微笑み見れたし仕事行こうぜ」
「サーイエッサー」
いつまでも捨てられないもの
ちょうど一年前に彼と別れた。
別れた直後は毎日泣いていた。
だが、3ヶ月をすぎた頃くらいから、
週に一度になり、月に一度になり、数ヶ月に1度になり、
気づけば泣くことは無くなっていた。
最近は、思い出すことさえしていなかった。
やっと吹っ切れたんだ、そう思っていた。
今日は仕事も早く終わって帰宅し、シャワーを浴びて
気持ちよくベッドに入った。
安心して目を閉じようとしたそのとき、
LINEの通知音が立て続けに3回鳴った。
反射的に時計を見ると丁度21時になったところだった。
胸の当たりがギュッと締め付けられ、ズキズキバクバクしている、目が熱くなってきて鼻が痛い。
今まで忘れていたはずの全ての記憶が一瞬で
脳を駆け巡る。
時間に正確な真面目さ、必ず3つの文章で出来たあのあたたかいトーク画面、綺麗な薄茶色の瞳、長いまつ毛、笑った時の目尻のしわ、手の形、横顔、後ろ姿、優しい声、あの日みた景色まで。
私が去年毎日待ちわびていたあの音が、いつもの時間に鳴るその音が、私の耳の中でまだ鳴り響いている気がする。
ガンガンする頭を落ち着かせるために、必死に目を閉じた。
やっと追い出したはずの痛みがまた私を襲ってくる。
「お願いだから、出ていって。」
その言葉には今でも正反対の気持ちが混ざっていた。
メッセージを来ないようにすることもできたはずなのに、心のどこかでその音を今でも待っていた。
こんなに苦しいのにどうして。
一体あと何年経ったらこの気持ちを捨てられるだろう。
きっといつまでも捨てられない。
混迷の中で差し出された手
彼奴も辛かったはずなのに…
私よりも…
あなたは手を貸してくれた…
大したことねぇ…って…
絶対忘れない
そのありがとうの思いを捨てることは
俺が自分を捨てる事です
……
題:いつまでも捨てられないもの
捨てられないもの
捨ててはいけないもの
同じように見えて
まったく違う意味。
貴方はどちらの方が
多くありますか。
捨ててはいけないものが多い方が
私はいいと思う。
捨てられないものは、
自分にとって悪い事だと思うから。
いつまでも捨てられないもの
えー。基本何でも捨てたい人なので、難しい。
信念
身体投棄未遂
いつまでも捨てられないものといわれて、真っ先に思い浮かんだのは、自分の体だった。布団の中で、まるで胎児かのように丸まっているこの肉塊のことであった。
もし、この体を捨てるのなら、燃えるごみに出せばよいのだろうか。しかし、どうだろう。不完全燃焼のまま、何年も過ごしてきたこの体はきっと、簡単に燃えないに違いない。とはいえ、再利用なんてのはもってのほかである。
粗大ごみ、というのも悪くないかもしれないけれど、私は矮小な存在なのだから、ごみ袋に軽く三人は入れる。やっぱり、燃やすのがよい。
まあ、こんなことを考えても結局、いつまでも捨てられないのだけれど。
想いが散って、何度も考えた。諦めなくちゃいけないことは、誰の目から見ても明らか。あの子から奪うなんて、到底許されることでは無い。ダメって思えば思うほど、わたしの想いは抑えられなくなっていく。あの人とずっと一緒に居たい。それだけが頭をぐるぐる回って、わたしの日常を壊していく。壊れていっていることはわかっているのに、何故か感情はずっと心に存在する。そんなわたしが、ひどく気持ちが悪い。けれど少し、心地よい。
#いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられない物、、、
親との関係
親から貰った命
小さい頃からずっと一緒だった親から貰った人形
なんだこの人って思われてもしょうがない
そんな人だから
苦しかった過去のとはいつまでも捨てられないものだった。
今となればそれも大切な記憶であると思えた。
僕は今幸せだ
捨てられないもの…数冊の本がある。
買ったのは、小学生、中学生のとき。かなり昔の話だ。
当時読んでいたのは、もっぱら小説だった。大人になって、何故か架空の物語が苦手になった。そう
いう意味でも、これらは大切なものだ。
色の変わったページ。それは一緒に過ごした長い
年月を物語っている。
これからも、きっと本棚のその位置にいる。そして、ふと気が向いて読み返すことがあったら、また同じ箇所で感動したり泣いたりするのだろう。
「いつまでも捨てられないもの」
いつまでも捨てられないもの
たとえば、無駄に増えていく紙袋や落書きのようなメモ。
中途半端な使いかけのノートに、ほとんど掠れたようなペン。
人からもらった好みではないアクセサリーとか、君への想いだとか。
いらないのなら、捨ててしまえばいいのに。
そう思うのに、まだ捨てられないのは、きっとまだ覚悟が足りていないから。
私の初恋だった君がくれたノートの切れ端.
私は持病で1週間学校を休んだ
次の日学校へ行くと
いつも時間ギリギリに来る君が誰よりも早く教室に来た
言葉を交わすことなく時間は過ぎた
椅子をひく音が響き 気がつくと君は私の目の前にいた
ノートを破る音.
そこに刻まれた6文字は今でも捨てられない私の宝物だ
" 会いたかった "