『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自分語りになるが、いつまでも捨てられないものですぐに思い出したのはうさぎのぬいぐるみだ。
ハートがプリントされた白いリボンを胸に結んだピンク色のうさぎのぬいぐるみ。
小さい頃の私はとてもお気に入りだった。
現在、約20年経ったが今も飾ってある。
きっとこれからも捨てられないのだろう。
※ちなみにうさぎのぬいぐるみの名前はNOVAうさぎでした。別に普通のぬいぐるみだったのですが。
■テーマ:いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられないもの。
ちっぽけな経験と悪夢。
お盆の真っ最中、何を思ったか
母と姉が天井上の引き出しを片付け始めた。
その時の私は料理中で、片付けには加わらなかったが
姉が興奮しながらキッチンまで来たと思ったら、
「見て!へその緒の箱!!」
生家を失った時、後始末のゴタゴタでどこかへいってしまったのかと思っていたものだった。
私達きょうだいの分まできれいに並べてあって
箱のラベルには名前や生年月日だけでなく、体重や生まれた場所ー産院名と取り上げたであろう医師の名前までもが表示されていた。
まだ残っていたんだ、と照れくさいような嬉しさが込み上げて、何とも素敵なサプライズになった。
これは私が「いつまでも捨てられないもの」の中で、最もナンバーワンだろうと思う。
いつか遠い未来、もし私に天寿がきたなら、その時は一緒に持ってゆきたい、私の身体の一部だったモノ。
君と水族館に行ったときのチケットの半券
君にせがまれて、大人買いした玩具入りのお菓子の、君がほしかったんじゃないほうのオモチャの数々
おそろいで買ったヘンな顔のパンダのキーホルダー
ほかにも捨てられないものはいろいろあるよ
どれも君との大切な思い出の品だから
もう会えなくても、今も君のことが好きだから
未練たらしくてごめん
私には捨てられないものが2つある。
1つは、何年経っても廃れることなく細く長く繋がったままどうにもできないでいるもの。
少し力を入れて引っ張れば簡単にちぎれてしまうものなのに、それができないでいる。
もう1つは、年月を経て育ったこの身勝手な欲望だ。
誰かに言えば嫌な顔をされてしまうし、言わなければ責められてしまうようなもの。
なんの効果も感じない錠剤と話し合いで抑えているとアピールしなければいけなくて、余計に欲張ってしまう。
「いつになったら!」とはよく言われる。
でも私にだって分からないから何も答えられずに謝ることしかできない。
私の代わりはまだいる。その間に終わらせてしまいたいと何度も何度も欲望がでしゃばる。それを必死に隠しては笑いながら黙り込むのだ。
物ならば、捨てるでも譲るでも方法はある。
でも私がもっているものは言葉や距離を設けても切り離 せないものなのだ。
だからいつまでも捨てられない。
人の心ほど厄介なものはないでしょうね。
【題:いつまでも捨てられないもの】
スマホに入っている写真
忘れちゃいそうで
無くなっちゃいそうで
みたい時にみれるように
なんの安心?
データがなくなったらなくなってしまうの?
記憶の中にいつまでもいる。
目の前にもいる。
愛しているということ
一緒に過ごした日々の証で
愛を感じでいたいのだ
『いつまでも捨てられないもの』 165
私は自分を捨てたのだと、そう叫びながら生きている。
自分を傷つけ、蔑ろにし、過去の夢をただの落書きと呼びながら生きている。
私が一番悲惨なのだと、不幸を競って生きている。
生きたくないとほざきながら、結局私は生きている。
どこにいても、何をしても、私が私である限り、私はいつでも生きている。
気付いているんだ。
それを前提として価値をつけるんだ。
最後に残るのは……命だと。
『メダカの卵』
財布の中に2週間前のレシートがしわくちゃになっている 君と買ったソフトクリーム コンビニエンストストアのソフトクリーム 思い出して笑った しわくちゃになって笑った 財布の中から可愛いやつが生まれてきたみたいな2週間後だ
プライド
捨ててはいけないもの
すごく すごく 大切なもの
プライドは高くなくていい
だけど 自分をなくさないために
ずっと持ち続けないといけないもの
捨てられないのではない
捨ててはいけないもの
捨てられないプライドなんて
捨ててしまえ
捨ててはいけないプライドを
持ち続けよう
【いつまでも捨てられないもの】
『私がいつまでも捨てられないものはーーーー』
国語の授業でいつまでも捨てられないものというテーマで個人発表をすることになった。
僕はつまらない。
そう感じて机に伏せた。
先生ばれて怒られた。
『ちゃんと授業に参加しなさい』
『はーい,』
僕は心のどこかでこの何気ない日常がいつまでも捨てられないものなんじゃないかと思った。
いつまでも捨てられないもの
殺し屋になってから、何かを捨てるのは得意になった。
仕事のために家族を。生きるために矜持を。
業務のために何もかも犠牲にするのは、殺し屋として最低限のスキル。
そのはずなのに…。
君を殺す銃の、引き金を引けないんだ。
子供時代のたった一年、仲良くしていただけなのに。
どうして。なんで君だけ捨てられないんだ。
本当に大事なものは何だろう。
この手にあるものは、
ずっと抱え続けるべきものだろうか。
もう一度、自分の心に、
他の誰でもなく自分の心に、
やさしく問いかけてみよう。
いつまでも側にいたいのか。
手放すときが来たのか。
君がそう答えたのであれば、
きっと大丈夫たろう。
#いつまでも捨てられないもの
親がくれた私が主人公の私だけの絵本かな、
今でもたまに引っ張り出して読むけど
生まれて数年は
ちゃんと大事に思ってくれてたんだな
って思って泣けてくるんだよね 笑っちゃうよ
暴力振るってくるような
私だけ見てくれないような扱いの親だけど
そんな親だけど
たぶんきらえてないんだなって思う
違う、期待してんだよねきっと
そんな自分が1番気持ち悪いよ
結局 捨てきれないのは自分自身かも笑
人生最期の瞬間まで、宜しくな自分。
_ ₁₁₀
進むたび こぼれ落ちてゆく
掴むたび すり抜けてゆく
どんなに欲しても きりがない
どれだけ望んでも あきがこない
大切に仕舞ったつもりで
いつの間にかなくなっている
ポケットに穴があいているのか
アップリケを縫いつけたはずなのに
何度も捨てたつもりの希望だけは
ずっとずっと纏わりついている
昔は木や植物がのびのびしていた
今ではビルや高層マンションがのびのびしていて昔の面影は全くない。だけど記憶の中にいつまでも残っている昔の景色
下戸のじいちゃんが集めた
今やビンテージのウイスキーボトル
家主を失った虚しさを
共有できる相手を探していた私は
何気なくそのガラス戸を開ける
カラカラと小気味の良い音が
風通しの良い平屋に響く
1986
私の生まれた年のNapoleon
今でも快活なじいちゃんが
天気に文句をいいながら
畑仕事から返ってくる気がしてさ
捨てられないんだ、なんにも
[じいちゃんのいえ]
いつまでも捨てれないもの。
貴方がくれたプレゼント。
いつまでも捨てれないもの。
貴方と一緒に撮った写真
いつまでも捨てれないもの。
貴方との思い出。
捨てられない。
捨てたくない。
貴方の思い出、一つ残さず残していたい。
「いつまでも捨てられないもの」
俺は負けたのだ。
お題?
何でもいいし
書く量も好きなだけ
だから簡単?
あれ?
どうした?
なんだか書けない
ちょっと書いたら満足か?
でもお題は毎日変わるだろ?
何を書いてもいいというが
お題を無視することが出来ない
軽く考えていた俺は
それぐらいは、の
それぐらいに負けたのだ。
そして
お題の通り
このアプリは捨てられないもの
になった。
いつまでも捨てられないもの
消費できてないもの
時間と気力が……
新しい出会いを求めているならば
元カレ元カノの想い出の品、写真
処分をした方がいいみたいですね
捨てたくないなら無理をしないで
気持ちを整理できたなら、きっと
軽やかに前へ前へ進めるはずです
『いつまでも捨てられないもの』
ひっくり返したおもちゃのはこ
金のエンジェル銀のエンジェル
チョコボールの甘いはもう無い
時が来たボクの壁を飛び越えろ
想い出はそっと目かくし胸の奥
キミが空っぽの心に染み込んだ
ダークでビターな色に染まって