『ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〈ありがとう、ごめんね〉
家出をした。
朝方に家を出て、1時間ほどぶらぶらと歩いた。
12月にともなれば、朝の5時になっても、真夜中のようで、車を数台見送るくらいだった。
これからどうしようと、そろそろ焦りが湧いてきた頃、目の前に交番が見えた。
咄嗟に、隠れたいと思ったが、残念ながら、日本の警察は優秀だと言われるように、1人の警察官が近づいてきた。明らかに彼のターゲットは私だし、逃げられないと分かりきってる。どうすることもなく私は、その場に立ち止まり、降参の合図を出した。彼もそれを分かったのか、「どうしたんですか?寒いので中に入ってお話しましょう?」と声をかけてくれた。見た目は20代後半に見えるが、語り口はベテラン警察官の語り口だった。
それからは話が早かった。
ドラマでよく見る部屋に入り、温かいココアをもらい、ぽつぽつと話した。
私は最初は話すことを躊躇ったが、なぜかこの人に話してもいいと、私の中のセンサーがキャッチした。
所謂私はかまってちゃんだ。
母親からの言動でいちいち気分が揺れ動かされ、泣き喚いたり、自分の情緒にコントロールされる人間だと、カミングアウトした。
いただきます。
ありがとう。ごめんね。
ごちそうさま。
いきものにありがとう
ありがとう、ごめんね!
親
お父さん、お母さん育ててくれてありがとう✨️
そばに居なくてごめんね🙇♂️
題 ありがとう、ごめんね
いつも見てくれてありがとう
でも・・・ごめんね。
言いたくないんだけど、嫌だったんだけど、言わざるを得なかった。
だって好きな人がいたから。
応えたかったよ。あなたはとても大事な友達だったし、いつも相談できる心強い相手だった。
小学校からずっと一緒だったよね。
高校のいままでクラスは同じだったり違ったりしたけど、何か縁があって。
あなたと一緒にいると、安心できた。
知った顔があると何だか安心出来るじゃない?
そんな感じだったの。
あなたと一緒に過ごした行事、帰り道、テストの答え合わせしたことなんて、些細なことが頭に浮かぶ。
でも、好きな人は別にいて。
心惹かれてしまっているから。
いつもいつも目に入る度にドキドキする。
振り向いてなんてもらえないかもね。
だって人気者だから。
女の子達や男の子達のグループに引っ張りだこのあの人は、私の憧れであり好きな人なの。
好きだけど叶わないとどこかで思ってる。
思ってるけど諦められなくて、そんな時あなたに告白して貰えて、こんなに些細な暖かな気持ちが湧き上がるのに、それでも応えられない自分がいる。
どうしても憧れの気持ちが、ドキドキするトキメキの気持ちが抵抗する。
あの人を好きな気持ち、あきらめないでって。
私はあの人がいいんだって。
・・・苦しいよ。
今まで一緒にいたのに、もう気まずいよね。
友達ではいられないって言われてしまった。
それなのに裏切れない自分の心・・・。
ごめんね
ごめんね
そしてありがとう、とっても感謝しているよ。
今まで一緒にいてくれてありがとう。
さようなら。
本当はまだ一緒にいたかったな。
情けなくてごめん。
頼りなくてごめん。
格好悪くてごめん。
馬鹿でごめん。
喧嘩ばっかりでごめん。
それでもそばに居てくれてありがとう。
愛してる。
ありがとう、ごめんね
ありがとうも、
ごめんねも、
どちらも気軽に使われすぎで嫌いだ。
有りえるのが難しいことをしてもらったからの〝有難う〟なのに、
ドアセンサーに反応しての〝ありがとうございました〟のような、言った側も言われた側もすぐに忘れてしまうような薄っぺらな感じが嫌だ。
ごめんねも軽い。
軽いパンチなのに威力がある場合がある。
何年も何十年もに渡って効いている。
言った本人は、すぐに忘れている。
それが嫌だ。
ありがとう、ごめんね
ありがとう、研磨。
ここまで私を愛してくれて。
それと、ごめんね。
これからは、私を愛してくれなくて良いからね。
ありがとう
告白とっても嬉しかった!
手紙での返事になっちゃったけど許して!笑
私も前まで奏斗君のこと気になってた!
だけど今はもう好きじゃなくなっちゃったの。
でも好きじゃなくなったのは奏斗君のせいじゃないよ!
私の周りの人間のせいなの!
私がみんなに虐められてるせいなの。
虐められ続けてたらもう恋愛とかできなくなっちゃった。
私は恋愛しちゃだめだと思っちゃったの。
生きてちゃだめって思い知らされちゃった。
私が虐められる前に奏斗くんと
付き合えてればよかったのに!!
そしたらもうちょっとだけ生きれたかもね!
奏斗くんにもたくさん迷惑かけちゃうかもだけど。笑
もっと生きて色んなことしたかったなぁ。
奏斗くんと手を繋いでみたかったしハグもしたかった。
キスもしてセックスもしたかった。
子供も産んで幸せな家庭を築きたかったよ。
奏斗くんとしたいことたくさんあった!
でももう遅い!
私もう死ぬことにしたし!
たぶん奏斗くんがこの手紙読んでる頃には私死んでる!笑
私誰にも見つからなさそうなとこで死ぬから見つけてね!
ヒントは初めて会った場所から一番近い山のどっか!笑
私のこと好きならこれだけのヒントでも私の死体
見つけられるよね!笑
期待してるよー?笑
もしも奏斗くんが警察よりも早く私のこと見つけられたなら私の死体にキスしてほしいな。笑
冥土の土産に奏斗くんからのキスがほしい!笑
でも私が死んでから時間経っちゃうだろうし冥土の土産にはならないかな?
まぁそんなんどっちでもいい!
私のことが好きなら私の死体にもキスできるよね?笑
奏斗君がキスしてくれると信じて先に言っとくね!
冷たくて
ごめんね
【ありがとう、ごめんね】
自分は、友達に向かって怒った。「なんでこんなことをした!なんで、なんで、飛び降りようと…」「ごめんなさい、ごめんなさい…」話を聞いた。
その夜、友達は夜まで泣いていた。
その間、友達は、『ありがとう、ごめんね』と毎回も言っていた。
ありがとう。ごめんね、これで終わります。
/お題「ありがとう、ごめんね」より
貴方がくれた
たくさんの優しさ
考え方
感じ方
今も私の心の中で
確かに生きている
でもね
もう無理みたい
大丈夫
いつか帰ってくるよ
貴方はずっと
一人じゃない
単独行動が好きではあったけど…
…まぁ、とりあえず!
貴方の側には、
貴方を支える物があるって事!
忘れないでね!
…慰めは要らないって?
貴方、
私が人を慰めている余裕が
ある様に見える?
無いってば、そんなの
慰めじゃなくて
感謝だよ
ありがとうって言ってるの
今までの事に
…だからこそ
貴方が私を支えてくれた様に
誰かが
貴方を支えてくれますようにって
祈ってるから
…側にいられなくて
ごめんね
いつか
貴方が幸せになった日に
すれ違うように会える事を祈って
ありがとう、ごめんね
諸々の事情により
これが最後の作品になるかもです
次書けても、おそらく半年後くらいになると思います
その時はまた、
皆さんに読んでいただけると嬉しいです
ありがとうございました
好きだよ。君が私のこと知りたがってた時から。でも君は私に告白はしてくれない。私も君に告白はしない…私は君からの告白を待ってるからさ。
「好きだよ」なんてたった4文字を私は言えない臆病者。お互い通じあってるって勝手に思ってこの距離感に甘えてるの。私、それ以前に君に伝えてないことばっかりだよね。君にちゃんと伝えられない。だからここで少しだけ原稿くらい作らせてね。
まずは謝りたいことからかな。本当は最初、君に向き合うことが出来なかった。私はまだ前に好きだった人への未練を捨てきれてなかったから。君が距離を縮めれば縮めるほど未練への罪悪感に襲われた。きっとまだ好きだった。思いなんてそう簡単に断ち切れるわけなくて君との関係に困惑してた。今はもう君のことが好きだってはっきり言えるけど、長い間二股してたようなものだった。本当にごめんね。
次に伝えたいこと。君に出会ってから私達がこんな関係になるなんて想像もつかなかった。出会ったばかりの時は君のことが嫌いだったからさ。君が他の女子と付き合ってた時も正直どうでもよかった。私には関係ないし。ただ、君との距離が縮まってから私が初めて経験する感情ばかりが飛び交った。例えば君がかまってーって私にいたずらをする時。君にかまいたくなるのは当然だしあえて無視してもしつこくかまってってアピールしてくる。すごく胸が締め付けられるの。あとは君が触れてくれた時。手を繋いだ時や頭を撫でられた時。私の胸は今までにないくらい高鳴ってしまう。そんなこと全部含めて本当に初めてだった。君のおかげで沢山経験できた。ありがとう。
こんなところかな。あとは最後に好きだよ…ってダメだな。私から言っちゃうのは良くないな…卒業式まで。私たちの期限はきっとそれまでだから私はずっと待ってるよ。君が伝えてくれたら私も伝えるからね。本当に大好きだよ。
題材「ありがとう、ごめんね」
「ありがとう、ごめんね」
ありがとう。より
ごめんね。の方が
圧倒的に多い私の人生...
これからは
ありがとう。でいっぱいの
人生にしたい♡
『ありがとう、ごめんね』
お母さん…お父さん…
ここまで僕を育ててくれてありがとう…
僕は立派な大人になったかな…?
直接感謝を伝えられなかった…
ごめんなさい…
僕をずっと見守っていてね…
氷雅
小説
創作
きっとこれが最期だから。
「ありがとう、ごめんね」
君の泣き顔を見上げながら小さく呟く。
ぽたぽたと落ちてくる雫が冷たい。
嗚呼泣かないで、僕の大好きな君。
手を伸ばし、頬に触れる。
手を重ねられると温かみを感じた。
「好きだよ」
君の幸せを一番に願いたかったはずなのに、僕は君に呪いの言葉を贈る。
僕のことを忘れて欲しい。
僕のことを忘れないで欲しい。
ごちゃ混ぜになった気持ちは涙となって目から溢れ出す。
君の唇が言葉を紡ぐ。
「 」
もう僕には聞こえていなかった。
*ありがとう、ごめんね。
きっかけは本当に些細なことだったかもしれない。小さな歪みがゆっくり、ゆっくり、と大きくなって気づいた時には埋めることのできない溝になっていった。
もう戻れないんだと漠然と思ったときには、あなたの手を私が離した。優しいあなたはそれでも私の手を握り返そうとしてくれた。
ずっと伸ばしてくれる手に向かって首を振った。
最後くらい我儘をきいてほしいだなんてよく言えたと思う。
涙は流さない。あなたが好きだって言ってくれた笑顔で伝えよう。
ありがとう、ごめんね。
お題『ありがとう、ごめんね』
早かれ遅かれこういう日が来るとは思っていた——思っていたけれどいくらなんでも早過ぎやしないか?
ここはエスポワールのパイ屋。主様が久しぶりに俺と一緒に出かけたいと言ってくださり、あのキノコパイが美味しい店に行こうと誘われ、着いて行った先にその人物はいた。
「***、それにフェネスさんも。いらっしゃいませ」
彼はかつてのミヤジさんの教え子で、主様に絡んでは俺にそっと引き剥がされるということを繰り返していた、かつての少年。
その少年は今や立派な青年となり、このパイ屋で働いているようだった。
「ご注文は?」
伝票を手に持った青年に主様は、
「キノコパイのランチセットをふたつ」
と慣れた口ぶりで注文をした。
「かしこまりました。焼き立てをお持ちいたしますので少々お待ちください」
彼が店の奥に入っていくのを小さく手を振りながら送った主様を目の前に、俺は立ち尽くした。
「フェネス、どうしたの? 難しい顔してる」
「え、いや! あの……少年が立派に成長したことに驚いただけです」
そう言いながらも、俺は腹の奥で面白くなく感じている。
「あのね、」
主様は至極真面目な顔で俺を見上げてきた。
その表情にとても嫌な予感がして、
「楽しみです、主様が美味しいと言われていたキノコパイ」
先回りして主様の言葉を封じた。
「お待たせいたしました。キノコパイのランチセットです」
主様の目の前には湯気の立つキノコパイとパンプキンスープ。同じものが主様の正面にもセッティングされている。
「フェネス、あなたと一緒に食べたくて着いてきてもらったの。お願いだから腰を下ろして」
だというのに俺は、
「俺は主様の執事です。一緒に食事をすることはできません」
意地を張って、目を逸らした。青年は椅子を引いてくれて俺の着席を促してくる。その立派な成長度合いと比べて、俺自身がこの数年で何か誇れることがひとつでもできたかと言うと何もない。そのことに思い至って俺は盛大に凹んだ。
「あのね、フェネス」
主様は何か言いたげに俺に声をかけてきた。俺がサッと目を伏せると青年がガバッと頭を下げた。
「俺、***のこと、本気で大事にしたいと思っています。お願いです、俺たちのことを認めてください!!」
意外だった。主様とこの青年との関係を俺が認める? 執事である俺が?
「認めるも何も、俺は見守るのが仕事だから……うーん……」
こういうとき、ハウレスだったらビシッと決められるんだろうな。『俺より強い奴じゃないと認めない』とか。でも俺はそんなに強くないしな……。
どうしていいのか戸惑いながらも、やさしい自分を演じたい俺は、つい。
「応援してるよ」
口元を綻ばせて祝福の言葉を告げていた。
「ホントに!? ありがとう、フェネス!!」
「ありがとうございます、フェネスさん!!」
不思議なことにお礼を言ってくるふたりを眺めながら、俺の頭の片隅には『仕方がないよな』という言葉があった。
帰りの馬車の中で主様がこう言われた。
「ありがとう……それと、サプライズしてごめんね」
俺は溜め息をひとつ、ついた。
「サプライズよりも何よりも、いつの間にか素敵な関係を築いていることに驚きました。主様、おめでとうございます」
「あの……ありがとうございます、ごめんなさい」
彼は、お昼のご飯になるはずだったお弁当を頬張っている。今は夕飯なのに。
彼の食べる姿は満面の笑みで、嬉しそうなんだけれど、申し訳なさがとり払えなくてお礼と謝罪の言葉を伝えた。
「え、なんで謝るの? おいしいよ〜?」
開けた瞬間も、彼の目はキラキラしていて、スマホで写真を撮るくらい喜んでくれた。
温めて食べ始めると本当に嬉しそうで幸せそうに食べてくれる。
凄く嬉しかったけれど……。自分のやらかしでお昼ご飯が夕飯になった。
本当にやらかした。
普段から食事の支度もしているけれど、お弁当を作りたいと言ったのは私なの。せっかくならば彼の好きなものを作りたくて、期待値を上げまくったのにやらかした。
自分用に作ったお弁当と、彼へのお弁当を入れ間違えてしまった……。
ふたり分同じものを作れば良いのだけれど、彼へ作ったハンバーグはチーズを使ってうさぎを型どったハンバーグにしたのだ。
根本的に好みが近いふたりだから、お弁当箱までお揃いにしてしまったのが間違いの原因だと思う。
お昼に気がついて、彼に電話して謝ったけれど、本当に申し訳なさでいっぱいになる。
彼は笑いながら許してくれた。それどころか、私の手元にあった彼のお弁当を夜に食べてくれると言うのだ。
なんでそんなに優しいの?
もう悔しくて、自分が情けなくて部屋の片隅でへこたれていると、彼が帰ってきて今に至る。
「もう、謝らない! 俺はこんなに頑張ってくれたって分かって嬉しいし、おいしいし、幸せいっぱいなんだから!」
その言葉が嘘じゃないと伝わるくらい、緩んだ笑顔を見ていると、謝ってばかりじゃなくて切り替えないとダメだな。
「食べ終わったら、甘えてもいいですか?」
「いいよ、いいよー。ご飯のお礼にたくさん甘やかしちゃう」
「今日、失敗したのに?」
「俺から言うと失敗も可愛かったし、お昼も夕飯も幸せだから甘やかす!」
それはもうキッパリと言ってくれたから、ふふっと笑ってしまった。
本当に単純な失敗をしたけれど、反省して次に活かそう。そして、今度は失敗しないようにするんだ!
おわり
二〇六、ありがとう、ごめんね
【ありがとう、ごめんね】
貴方は最後にそう言っていなくなったね
自分の言いたいことだけ言って消えるなんて
貴方らしいというか、なんて言うかさ
バカだね...ほんとに馬鹿で愚か
そういうのは生きている時に言うんだよ?
死んでから言ったて意味ないじゃん
私は喋れないし、目からは水が溢れて止まらないし
それを笑って何が面白いのよ
散々、私の事傷つけたくせにさ
都合いいなそんな君も好きな私もまた馬鹿なんだな
ありがとう
亡くなった叔父に言いたかった。
1回も素直に感謝出来なかった。
ごめんね。