題 ありがとう、ごめんね
いつも見てくれてありがとう
でも・・・ごめんね。
言いたくないんだけど、嫌だったんだけど、言わざるを得なかった。
だって好きな人がいたから。
応えたかったよ。あなたはとても大事な友達だったし、いつも相談できる心強い相手だった。
小学校からずっと一緒だったよね。
高校のいままでクラスは同じだったり違ったりしたけど、何か縁があって。
あなたと一緒にいると、安心できた。
知った顔があると何だか安心出来るじゃない?
そんな感じだったの。
あなたと一緒に過ごした行事、帰り道、テストの答え合わせしたことなんて、些細なことが頭に浮かぶ。
でも、好きな人は別にいて。
心惹かれてしまっているから。
いつもいつも目に入る度にドキドキする。
振り向いてなんてもらえないかもね。
だって人気者だから。
女の子達や男の子達のグループに引っ張りだこのあの人は、私の憧れであり好きな人なの。
好きだけど叶わないとどこかで思ってる。
思ってるけど諦められなくて、そんな時あなたに告白して貰えて、こんなに些細な暖かな気持ちが湧き上がるのに、それでも応えられない自分がいる。
どうしても憧れの気持ちが、ドキドキするトキメキの気持ちが抵抗する。
あの人を好きな気持ち、あきらめないでって。
私はあの人がいいんだって。
・・・苦しいよ。
今まで一緒にいたのに、もう気まずいよね。
友達ではいられないって言われてしまった。
それなのに裏切れない自分の心・・・。
ごめんね
ごめんね
そしてありがとう、とっても感謝しているよ。
今まで一緒にいてくれてありがとう。
さようなら。
本当はまだ一緒にいたかったな。
12/8/2024, 11:47:12 AM