『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【あなたに届けたい】
届けたい想いがある
それはどんどん大きくなって
私の中から溢れてくる
あなたへと向かって
あなたに届けたい
わたしの想い
あなたが恋人に振られたと私に言ってきた時
すごく最低だとは思うけれど
わたし、少しほっとしたの
別にわたしはあなたとお付き合いしたいだとかそういう訳では無いのよ
でも、あなたに恋人がいるということがなんだかもやもやしてたの
自分でもよく分からないのよ
だからわたしはあなたともっと沢山お話して
私の気持ちをあなたに届けたい
『あなたに届けたい』
クリスマスイブの夜、ワクワクしながら枕元に手紙を置く姿。
今年で最後のサンタさん!
ちゃんと欲しいものが届くか気になって眠れない様子を横目に寝たふりをする。
真夜中にこっそり手紙と引き換えにプレゼントを置いて準備は完了。
長いようで短かったサンタ業も今年でおしまい。
翌朝目が覚めて嬉しそうな顔を見るとまだまだ続けようかと思ってしまう。
長い影が砂浜を流れ、濃い潮風を受けながら一騎の武者が駆ける。
後ろには馬を急かす郎党たちがこちらに叫ぶように呼び掛けるが、徐々に波音へと呑まれていく。
まだ見えぬ敵の軍勢は荒波のように乱れ我先にと舟へ殺到していた。
だがその混乱の波の外にただ一騎の若武者だけが悠然と馬を浜へと進めていた。
郎党の声が波の音に呑まれ一騎黒い愛馬を操りながら進むと、光り輝くような見事な白い毛並みの馬に跨がる鎧の武者がこちらに気づき、先へと駆け出す姿が視界に入った、
咄嗟に弓を構え、声を張って呼び止めると駆け出した武者が手綱を緩め、静かにこちらへと向き直る。
その潔い気配に馬の足を止め弓をおろした。
やはり見事な鎧兜、名のある武将と思い、名乗りを上げる。
「熊谷次郎直実!武蔵国熊谷の者だ、さぞ名のある武士とお見受けするが、何処のお方か!」
武士は一瞬だけ逡巡し、吐き捨てるようにいい放った。
「貴様のような下賤な者に名乗る名などない!」
あまりに唐突な返答に思わず息を呑んだ。
だが、それ以上に驚いたのは鎧に不釣り合いなほど若い声だった。
そして次の瞬間、若武者は白馬の腹を蹴りこちらへと駆け出した。
あまりにも潔い威勢に、こちらも太刀を掲げ馬を走らせる。
砂を巻き上げるたびに、太刀を握る手に力がこもる。
互いの馬の鼻息が聞こえ、振り下ろした太刀が重なった。
だが、太刀から伝わる感触は思う以上に軽かった。
軽い、あまりにも軽い。
若武者は太刀の衝撃に耐えきれず、白馬の背から振り落とされ、砂浜へ叩きつけられた。
砂が大きく舞い、主を失った白馬は名残惜しげに歩を進めていた。
馬を止め、世界が冷たくなるのをかんじながら歩みよった。
太刀越しに伝わったのは、老齢の武将のものとは程遠く、鍛え抜かれた兵のものとも違った。
まれに稽古で相手にした息子と同じような手応えだった。
倒れた若武者は必死に身を起こそうと、鎧の隙間から砂をこぼし肩を震わせている。
それでも太刀だけは離すまいと握りしめていた。
兜が傾き、表情は窺えないが、若武者の腰元には戦場には似合わない見事な笛が揺れていた。
「…まだ、終わっていない…!」
若武者は震える声で、それでも必死にいい放い、力なく太刀を持ち上げた。
潮風が吹き抜け、じっとりとした汗が張り付く。
太刀を打ち払い、脇差しを手に若武者へ手をのばした。
兜を外すと想像以上に若く、とても少年とは思えない少女と言われても見間違うような透き通った美しい顔立ちだった。
おそらく軍勢からはぐれ逃げ遅れたのであろう、そう考えると、ふと息子の顔が脳裏をよぎる。
先日戦場で足に矢を受け、痛みに泣きじゃくった息子の姿--
その記憶が胸を締め付け、思わず声を落とした。
「‥‥じきに郎党の物がくる、その前に、お行きなさい」
だが若武者は震える声でさけんだ。
「武士が一度名乗りを受け相まみえれば、敵に背を向けることなどありえぬっ!」
その言葉は、恐怖を押し殺した必死の武士としての名乗りだった。
いつしか握りしめた脇差は小さく震えていた。
郎党の声が徐々に聞こえだした。
何とか言えばわからず押し黙ってしまった私に、若武者は全てを悟ったように
「私の首をとれ、あなたの手柄とするがよい」
戦場で涙を流す事など、一度も無かった
どれほどの死を見ても、どれほど血を流しても
武士とは、そうあるへぎだと信じてきた。
しかし--しかし、今はなぜか…。
~~
昨日書きそびれた私の好きな平家物語の敦盛です。これが伝えたかったこと、今日お届けします。
どう思われるか
何を言われるか
そんなことばかり気にして
自分の言葉を届けられなかったんだ
でもあなたは
私の全てを受け入れてくれるから
私はありのままの自分を
あなたに届けたい
「あなたに届けたい」
海のさざめきに乗じて歌を歌っていた。
「歌なんて何の役にも立たない」
窮屈でもどかしくて、心配するふりをして誰も私のことを考えていないこの場所から逃げ出したかったのだ。
「お前を心配してるんだよ」
小さな歌声を消して海は私を遠い街に誘う。
「現実見なさい」
いつかこの場所を出て行ってやるって海に誓って制服のスカーフを海にぶん投げた。
「どうせ成功しないよ」
スカーフはひらひらと頼りなく落ちて波の間に消えた。
「まあ無理だろうけど」
それはまるで今私の目の前を舞っている紙吹雪みたいだった。
「なんでこれまで何もしてこなかったの?」
ああ、海は海でも光の海って本当に存在したんだ。
「今さら遅いんじゃない?」
こんなにあたたかい海があったのか。
「実績つんでから出直してきな」
最前列で涙が見える。
「君才能ないよ」
私は声を張り上げた。
「やってやろうじゃないの!」
きっかけは些細な言い合いだった
あなたはいつもそうだ。無茶して怪我して挙げ句の果てに、自分の身体だから口出すなと。わかってますよ。傷つこうが動かなくなろうが、あなたの身体ですし勝手です。それを止める権利すら僕に頂けないですか。こんなに貴方のことを想っているのに、いつも僕の一方通行です。
そういってホープは医務室を出て行った。
やってしまった、と額に手をやるライトニング。徹夜が続きおまけに任務明けでかなり疲れていた。情けなくも縫合を必要とするほどの怪我を負ってしまい、心配し駆けつけたホープに説教をされ、つい言い返してしまった。追いかけないと。
縫合した腕を庇いながらベッドを降りる。追いかけてどうする?謝る?
立ち止まるライトニング。もう一度ベッドに腰をかける。自分の心のようにギシッとベッドが鳴る。
何故ホープは怒っていた?表情は?
もう一度思い出す。
言わないと。私は、ホープに自分の気持ちを伝えていない。口出すなと怒っていただけだ。
勢いよくベッドを降り、痛む腕を庇うこともせず走る。ホープの背中が見えた。
ホープ!!!
驚いた顔で振り向くホープは待って、とライトニングを静止する。
そんなことを構うこともなくホープの腕を掴み壁側に寄せる。
すまない、勢いが強すぎた
まって、ライトさん、血が
それは後でいい。いいか、よく聞け。
さっきはすまなかった。
心配してくれていたのに、口を出すなと言ってしまった。
‥‥‥え?
本心ではないんだ。だが疲れで少し気が立っていた。心配してくれてありがとう。
そんなことを言いに血を流しながら走って来たんですか?
そんなこととは何だ!こっちは真剣に、
ライトニングの言葉はホープの笑い声に遮られる
もう、貴方は本当にめちゃくちゃだ。
もう一つ、言わないといけないことがある!
ずいっと顔を近づけるライトニング。
うーん、キスしたくなっちゃうんで離れてもらっていいですか?
ホープは胸ぐらを掴まれたままピンクに色付いたライトニングの頬をするりと撫でる
き、キスだと、、と狼狽えるながらも良いから黙って聞けとホープを睨む。
お前、自分の一方通行だと言ったな。
そうですね
一方通行ではない。と囁くような小さい声。それでもその言葉はホープの耳まではっきりと届く。
これでも、わたしもお前のことを想っている。物凄くだ。だから、一方通行だとか、言うな。
やっと掴んでいた胸ぐらを外してくれたライトニングをぎゅうっと力強く抱きしめる。
滲んできた血を見て我に帰りライトニングを抱え廊下を走るのはもう少し後のお話。
《(この想い)あなたに届けたい》
貴方を想うたび、この胸が苦しいです。
いつになったら貴方と永遠を誓えるのでしょうか。
どれほどの道のりを歩むのでしょうか。
どんなに時間がかかっても、遠い未来になってしまったとしても、貴方との恋が叶う日が来るのなら、
私はそのために生きてみせます。
好きすぎて辛いです。会いたいです。ずっと話していたいです。私の名前を呼んでほしいです。
きっといつか全部叶って、私は貴方と幸せになれる。
そう心から信じています。
重いですか?うざいですか?
ごめんなさい。許してください。
貴方に軽い愛だと思われたくないから。私は冗談で言ってるんじゃないって分かってよ。私、本気なんだよ?
ずっと私のことだけを見ていてほしい。
貴方が私だけの人になればいい。貴方を愛しています。
この愛がいつか貴方に届きますように。
限界で、わけもわからず涙が出て
毎日毎日もう駄目だと思いながら生きている。
今も尚、何をやってもどんなに認めてもらっても
自分を信じられなくて、価値を感じられなくて。
自身の首を絞め殺してしまいそうだった時、
ふと現れて鎖を緩めてくれた貴方へ。
まだ緩めてくれた鎖を手には抱えていて
すぐに締め直そうとしてしまうけれど、
こんな私だけど認めてくれて、
温かく微笑んでくれて。
私にはもったいないくらいだけれど、
貴方がくれたように、
私もちゃんと返したい。
この気持ちを届けられていますか。
伝わっていますか。
精一杯届けられるように頑張るから
待っててほしい。
【No.32 #あなたに届けたい】
「こんにちは!お届けものです!」
今日も僕は荷物を誰かに届けている。
北へ南へ、西へ東へ。近くから遠くまで。
僕たちは、ただ荷物を届けているわけじゃない。
その荷物には、依頼主の届け先の人への気持ち、心が込められている。
『元気にしていますか?』
『大好きだよ』
『頑張って』
『見守ってるよ』
そばにはいられない代わりに、荷物にありったけの真心、愛情を詰め込んで僕らに託す。
託された僕らはどんなガラス細工よりも丁寧に繊細に扱って責任を持って運ぶ。
人の心と心を繋ぎ止める、または一度切れた心の糸を再び繋げる大切な仕事。
責任重大だし大変ではあるけど僕はこの仕事が大好きだ。
だから今日も僕は運ぶ。
誰かの思いを、まだ見ぬあなたに届けたい。
《縁結びの運び屋》
<あなたに届けたい>
机の上には
ぐちゃぐちゃになった便箋
伝えたいことなんて
書き出せばキリがなくて
直接は送らない。
心では繋がってる、なんて
都合のいい勘違いをしていないと
もう、立っていられないだけ。
何も届かなくてもいい。
むしろ届かないほうが 好都合か。
月日が経てば
貴方も私を忘れるだろう。
貴方が思ってるより
私はずっと弱くて
出会わなければ良かったなんて
思ってしまう自分が一番嫌いだ。
「あなたに届けたい」 #263
届けたい気持ちを
届く形にできないの
届けたいの
でも、このままじゃ
あなたには重すぎるから
嘘にならないけど
ありのまますぎない言葉を
私は知らないの
強いて名前を付けるなら
「あなたへの恋愛感情」
ただそれだけでしかないの
でもこんなにも重たいの
ごめんね。
あなたが何を壊したのか見てほしくて割れてしまったガラスを頭の上から雹のように全部降らせる
: あなたに届けたい
届けたいだなんて、あたしもらってばかりだよね
腰に手を回してキスをした
今日もこれでいい?
左頬だけ赤くなっていた
どうすれば気づいてくれるのだろうか、君は独りじゃないってこと。
/「あなたに届けたい」
題:あなたに届けたい
いつもお世話になっている「あなた」に
感謝の気持ちを届けたい
思っていても
なかなかその機会が
訪れにくい
そうじゃない
それは言い訳
機会は
自分でつくるもの
あなたに届けたい
たったひとつのことば
ありがとうございます
あなたに届けたい
わたしの精一杯をこめた特大のエール
「これは……」
目の前にあるのはクリームソーダのサンプル写真。
よくある緑色の炭酸にバニラアイスが乗っているものではない。
薄い水色の炭酸にバニラアイスが乗っていて、細長い楕円形のホワイトチョコレートのプレートが左右に添えられてウサギさんみたいだ。
可愛い。
私の脳裏には気になる彼が過ぎった。
太陽のように笑うクリームソーダの大好きな彼。
私は写真を撮り彼へメッセージを送る。
『新しいクリームソーダを発見しましたよ!』
もしかしたら知っているかもしれないけど、知らないなら大切な情報だ。
喜んで、くれるといいな。
おわり
六二四、あなたに届けたい
あなたに届けたいことはありませんでした
さようなら、また会えると良いですね
…僕のことは嫌ってもらって構いませんのでね。
まだ見ているんですか?
…まぁ見てもらえるのは嬉しいですが困りますよ。
帰ってくださいそしてもう来ないでください。
お願いしますね。
…これがほんとのさよならですよ?さようなら
「あなたに届けたい」
僕は外で声が出せない。家ではあんなに家族と楽しくおしゃべりできるのに。
今日はクラス替えをしてから初めての学校。教室に入り、自分の席を探す。窓際だ。よかった。両隣に人がいるよりずっと気楽で、教室の中で一番好きな席だ。
席に座って一息ついたところで不意に声をかけられる。
「はじめまして。なぁ、名前なんていうの?」
あぁ、まただ。わかっていたことだ。わかっていたことだが、それでもこの時間が一番嫌い。声をかけられると、自分の喉は石になってしまったと勘違いするくらい重く、固くなる。心の中ではその声に答えたくて叫んでいるのに。
緊張と申し訳なさで目が合わせられない。声も、出ない。
「なんだよ。無視かよ。」
ベーっと舌を出して威嚇してから去っていく。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい
また嫌われてしまった。ほんとは、みんなと仲良くしたいのに。いつも同じところで立ち止まってしまう。
「ねぇねぇ。はじめまして。僕、ユウタっていうの。おとなり同士、よろしくね。」
答えられない。一秒、また一秒と時間が経つにつれて空気が重くなっていくのを感じる。周囲は騒がしいはずなのに、時計の針が動く音が脳に響く。結局、彼の言葉に答えることはできなかった。
それでも彼は、毎日話しかけてくる。
「おはよう。」
「(おはよう!ユウタくん!)」
「今日の給食なんだろうね。」
「(なんだろうね。こんだてひょう一緒に見にいこう!)」
「ねぇ、みてみて。折り紙でカエル作った。君にあげる!」
「(ありがとう!上手だね。すごい!)」
「あ、消しゴム落ちたよ。よいしょ…。はい!」
「(ありがとう)」
言いたいことはたくさんあるのに、それらはすべて僕の喉から出ることはない。彼に言いたかった「ありがとう」がお腹の中に溜まっていく。それでも彼は、何を言っても答えない僕に対して、他の子と何も変わらない態度で接してくれた。
明日。明日こそはちゃんとお礼をしなくちゃ。
「おはよう」
彼がいつも通りの優しい声で挨拶をしてくる。
今だ!
昨日の夜、家で何回もシミュレーションして準備をしてきた。その成果を発揮する時が来た。
机のお道具箱から、算数で使うホワイトボードとボードペンを取り出す。
ありがとう
緊張で手が震えて文字が歪んでしまった。余計な力が入っているせいで書くスピードも遅い。
それでもバッと彼の前に突き出す。
下を向いているせいで彼の表情は見れない。
一拍間があって、彼の今までにないくらい明るい声が鼓膜を震わせる。
「うん!どういたしまして!」
それは、声のない、僕と彼との初めての会話だった。
まだ彼の目を見ることはできないし、ホワイトボードじゃないと会話ができないけど。声が出せる日がいつ来るのかわからないけど。いつかちゃんと、彼の顔を見て、自分の声で、自分の意思で、ありがとうと言えたら。彼はどんな反応をしてくれるのだろうか。