『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この気持ちをあなたに届けたい、
抑えきれない
好きだ
信じられないくらいに
愛している
#6
あなたが彼女と笑い合うたび
私の心は土砂降りです
ねえ、この雨雲
あなたに届けたい
その晴れやかな笑顔
濁らせてしまいたい
2023/01/31『あなたに届けたい』
ー自由ー
自由ってなんだろう
時間があることだろうか
それとも責任がないことだろうか
または好きなものを好きだと言えることだろうか
きっと誰かにとってはどれも正解で、
誰かにとっては不正解
“自由になりたい“
君が言ったその言葉の意味を僕はずっと探している
もしかしてこの空になることだろうか
鳥になることだろうか
星になることだろうか
君はどこへ行こうとしているの?
出来たての匂いと高まる気持ち
熱々のまま届けたい
/ あなたに届けたい
そっとドアを開ける。少しだけ。隙間から顔を出して。
くん、と鼻に届くのは体内に膜を張るようなこってりとした匂い。幼稚園の時分にくしゃりと顔を歪めたのを思い出す。
慣れればどうってことないのだけれど、入った瞬間は異世界のような気分。
無言のまま眼前の場景を見つめて。
ブルーシートの敷かれた上。丸椅子に座って、ぐちゃぐちゃのパレット。水に漬けず、カピカピ寸前の筆。衣服を覆う割烹着は、袖から裾から何から何まで絵具まみれ。カンバスとどちらが絵なのか。
肌や細くふわりとした髪も例外ではない。頬やひたいにまで。
それらを拭うことなく、楽しそうに縦横無尽。
まるで形を成さない抽象画――とも言えるかどうか。わたくしには分からない。
シートの上や壁に立てかけてある様々な絵。
赤ワイン、一輪の花、白い手袋、夜景のハイウェイ、ピンクの鯨、ケチャップ、宇宙飛行士、背脂のラーメン、ハマったあの子――――などなど。
他にも、形のない色の羅列や、どれとも形容しがたいものもある。
どれもこれも、あなたが描いたもの。
「……ふんふん……、んふ」
鼻歌交じり。躍らせる筆先から、クリームの角を立たせるような絵具の置き方。それが何度も繰り返されて。パレットに出されたすべての絵具を原色のまま、混色して、とにかくほとんどすべての色を使ってある。
それでも絵として完成されていて。
ぺちゃり、と満員のカンバスに新しい色の付いた油をつけてゆく。他の色を巻き込んで。
筆を離さないまま、あなたは動きを止めた。
「ふぇっ……」と溜めて。
埃か鼻が痒かったのか、「くしっ!」とくしゃみを。
ずりっ、筆がズレて。
「……っず、……まぁいっか。これもすてき」
また「ふんふん」と鼻歌がつづく。
声が漏れないように手の甲で口許を押さえて、思わず笑ってしまう。なんて前向きな人!
わたくしはあなたの描く感性が好き。
たのしげにしているあなたの背も。それに踊る左腕と、無意識にリズムを取る足先。
その動きで流れを変える空気。それらで成り立つ、あなたの自室というこの空間が。
描き上げた絵をわたくしに見せて、感想をせがむときがある――ほとんど。色がすてき、筆の運びが繊細大胆、この造形が好き。
いろいろと悩みながら言葉を贈る。
喜ぶあなたは、絵から受け取るものをわたくしと共感したいのではなく、絵自体に感想を持ってほしいから聞くのだと。
わたくしはいつもたくさん感じて、それをあなたに伝えたいのに、「好き」以外の言葉はどうにも不自由で。
いつか言っていたことを思い出す。
「ぼくの絵はとってもタイムリーなの。だから、きっとねぼくの横で、ぼくが描くのを見ているのがいちばん。口も滑るようになる。だって、油絵だもの」
くすくす、と。
だからゆっくりとあなたの背中を見てから、
「入ってもいいですか?」
「んふ、どーぞ! あのね、丸椅子も買ったの。段ボールじゃ座りにくかったでしょ」
たくさんあなたにわたくしの言葉が、思いが、感性が届くように、あなたが用意してくれた丸椅子に座るのです。
#あなたに届けたい
あなたに届けたい
とてもとても好きで毎日聴いている曲がある
一回一回聞くたびに
最高!と、言ってしまうほど
何か体の中から湧き上がってくる感じ
例えようがないが、最高の曲なんです
自分で作って歌っている〇〇さん
この歌最高です!
という気持ちを届けたい
貴女に届いたでしょうか?
もしもし
元気にしてるか?俺は天国で元気に暮らしてるよ。いつも、笑って俺のしょうもないギャグに笑ってくれる実咲が大好きだ。
もしも、この手紙が届いたのならば
"俺はずっと君のことが好きでした“
言うのが遅いだろうけど聞いてほしい。12年間ずっと片思いし続けてた。
出来れば、貴女に届いてほしい手紙でした。
でも、届くことはないでしょう。
さようなら
この届けたい手紙と共に俺を忘れ去ってくれることを願っています。
私のこの声も。
この心も。
「不特定多数の誰か」ではなく
あなたに届けたい。
あなたにだけ、届けばそれでいい。
だから、声高に叫ぶようなことはしないけれど。
どうかこの思いがいつかあなたに届きますように。
あなたに届けたい
君はきっと知らない、ふたつ揃えたネックレス、項に通したそれが、わたしにとって
鎖骨と心臓の間でゆらりと揺らめいたそれが、身が潰れるほどに嬉しいものだってこと
やけに色づいた君が、その金属のきれいに擦れる音を忘れるのも、もうすぐなんだろう
好いておりました。
謙遜なさる貴方のお姿に、私は目を奪われました。現代社会は生きづらいでしょう。お辛いでしょう。ペコペコとみ上の方に頭を下げる貴方は滑稽でございました。傍から見れば貴方はだらしの無い屑でしょう。
でも、私は貴方に目を奪われました。
好いております。
あなたに届けたい……なんて崇高な目的で作れたらどんなに良いだろうと思うのですがf(^_^;
頭の中の構想だけなら20年以上になる物語を、ここに書いている…と言うより吐き出しています。でも文字に書き起こす機会もろくになかった為、書いて読み返して、ぜんぜん固まってないのを確認してる状況(笑)。
ジャンルはSF。それも"トンデモSF"です(笑)。
自分が小さい頃に、夢中になったUFOや宇宙人ブームから着想を得て綴っています。
大まかな話は…地球は過去に何度か繁栄と滅亡を繰り返しながら現在に至っている設定。
そして過去の滅亡を逃れ別の星に逃げ延びた"先住者たち"が、再び起ころうとしている滅亡の危機に警鐘を鳴らしにやって来るのです。
世界各国の首脳たちは極秘に彼らと接触しながら、地球の危機にどう立ち向かうのか話し合います。
そこで危機が訪れるまであと10年に迫る中、先住者たちの遺伝子を組み込まれた"能力"を持った地球人たちが産み出されます。
その能力を持って育った少年達の群像劇です。
思っていたより壮大な話になってしまいましたf(^_^;
時々、思いついたように書き出すことがありますが、気が向いたら読んでいただけたら幸いです
m(_ _)m
あなたに届けたい
かつて?今もかな?私の友達だったあなたへ
私はあなたに届けたいことがたくさんある。
でも、あなたとはもう会えないと思う。
唯一の連絡先ですら消えちゃったし、この世界はすごく広いから、私一人じゃあなたを探せない。
だけど、また会えたときにたくさん聞いてほしいから、私は話の蓄えをたくさん作っておくことにするよ。
いつまででも、楽しかった思い出の中にいるあなたを見ているまま。
もう一度の再開を強く望んで、夢に見ている愚かな私。
私はまだあなたを忘れられないし、忘れたくないと思っている。
もう、二度と会えないかもしれないと思っていても、いつかを期待したくなっちゃう。
あなたの中の私はもうとっくに昔の思い出になってる?それとも存在自体、忘れられてしまった?そんなことは思い出したくないかな?それならそれでいいんだよ。
私だけは忘れずに覚えていたいだけなんだもの。
あなたに届けたい
人はいつか死んでしまう。
何年後…3ヶ月…1週間.…3日……明日の
可能性だってあり得る。
友達や家族が生きているうちに…
手紙、言葉、メールでもなんでも良い。
心を込めているなら……
家の近くの自動販売機で
コーンポタージュ缶を買う
両手でコーンポタージュ缶を大事に持って
雪がチラチラ降る町を歩き
小さな赤い電車に乗って隣町まで行く
バスに乗り継いでユラユラ揺られ
君の町まで
君の家の玄関に着く
インターホンを鳴らして君の名前を呼ぶと
中から部屋着姿の君が出てくる
コーンポタージュ缶を手渡して
目的をとりあえず達成した私は
もと来た道を戻って家路に着く
昨日はホットコーヒーを買って持っていった
この間はおしるこを買って持っていった
その更に前はカフェオレを
その前、その前、その前…
君の家に着いた時
手に持った缶ジュースはいつも冷えてしまっている
そのまま渡すのが恥ずかしくて
玄関に缶ジュースを置いたらそのまま帰ってしまう事もある
缶ジュースは誰のものか分からなくなり、その時も当たり前のように冷えている
君の家の前には、私がいつも使うのと少しだけ商品ラインナップが違う自動販売機がある
ここで缶ジュースを買えば、君に暖かい飲み物を渡せると思う
でも、そいつは私が使えない自動販売機だから
今日も私は、いつもの自動販売機で缶ジュースを買って
君の家に行く
「−あなたに届けたい−」
あなたに届けたい
あなたに届けたい
この気持ちを
あなたに届けたい
この想いを
あなたに届けたい
この愛を
永遠に誓う
永遠の未来を
なにか届けたいものがあるか考えたが、まったく思いつかない。
私は配達員さんではないし、届けたいメッセージもないし、人にものを贈る予定もない。
そもそも私は、実はプレゼントが苦手なのだ。
相手がもらって嬉しいものわからない。ふだん私がものを買うことに対して積極的ではないからだと思う。
だからいつもは、いっしょに美味しいご飯を食べに行くとかの「体験」を贈ることにしている。または食べ物などの消え物。
というかもうアマギフでよくない? 私ももらうならその方が嬉しいかな……。
/あなたに届けたい
君は知っているのかな
僕がどんな想いで生きているか
きっとこの先も知ることはないだろう
知らなくてもいいし
知らない方がいいかもね
届けたいことは届けるから
君のもとへ
あなたに届けたい
この想い
高く高く紙ヒコーキに乗って
あなたの手の中に着陸しますように
舞華
学校を出ると急に寒くて
温かいものが恋しくなる
温かいものが恋しくなると
温かいものを届けたかった
氷点下の日をふと思い出す
温かい料理を作ってくれる
あなたのために私だってと
温かいものをあげようとした
もう少しだけ幼かった時の
あの冬の日をふと思い出す
手を伸ばして冷蔵庫を開けて
ドアポケットのミルクを出して
踏み台に乗って台所に立って
マグカップにミルクを注いで
どう温めるかわからなくて
レンジの前で泣きそうになって
見かねたあなたが差し伸べた手を
拒んだ 自分でやるって でも
間違ったボタン押すのが怖くて
使い方だけ教えてもらって
ちょっとでも冷めるのが嫌で
早くあなたに持っていきたくて
はやる気持ちが私を急かして
走る足取りが不意にもつれて
転んで床にミルクぶちまけて
挙句にマグカップまで割って
とうとう私は泣いてしまって
すぐにあなたは私をあやして
後始末までさせてしまって
顔をしかめる様子はなかった
小言のひとつも言わなかった
火傷や怪我をしていないか
とにかく私を心配していた
温かいものをあげようとして
迷惑ばかりをあげたあの日を
寒さ身にしみてふと思い出す
あの夜 私を励まそうと
作ってくれた私の好きな
シチューの味が舌に蘇る
帰ってきてその話をすれば
なんでもなくてよかったと
急いで転んでしまうほどの
気持ちがもう嬉しかったと
あの日を笑ってくれるから
苦い記憶にならなくて済む
悪いんだといけないんだと
かけらも思わせない気遣いに
ほろっとまた出そうになる
あなたに届けたかった
だけど上手くいかなかった
それでもありがとうをくれた
あなたにいつか届きたい
「あなたに届けたい」
あなたに届けたい。
あなたから
“楽しい” “ありがとう”
“嬉しい” “可愛いね”
その言葉が嬉しかった。
そして、あなたから、
“愛してる”を貰った
嬉しくて、その言葉が
頭から離れなかった
彼は仕事へ行き
その間、愛してるより大きいものが良い
そして彼が帰ってきた
私は言った、
「私も、愛してる、大好き!」
彼は喜んでくれた
誰しもが幸せにありますように 🥀