『あなたとわたし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたとわたし。
だけど、本当のあなたを知らない。
言葉を交わしても分からない。
目を見ても。
結局は私から見たあなたしか知らない。
私から見たあなたは綺麗でした。
あなたの言う自分とは違っていても。
【4.あなたとわたし】
自分の顔を見る時
鏡に頼るしかない
今日も笑う練習…
あなたは元気かな
わたしはどうかな
あなたとわたし
一卵性双生児で生まれた瓜二つの美人姉妹
親も見分けがつかなかった。
生まれたときから、どこでも一緒で、趣味も一緒だった
高校生になってからは、少し離れることが多くなった
お姉ちゃんは運動部、私は文化部
でも時間があればいつも一緒だったよね
けれど、私に彼氏ができてから変わってしまった
なんだかお姉ちゃん、よそよそしくなった
私は寂しかったけど、我慢した。
いい大人だから、一緒にいるわけにはいかないから
でも心はずっと一緒だったよ
だけど今のお姉ちゃん怖いよ
お姉ちゃん、前の優しいお姉ちゃんに戻ってよ
―――――――――――――――――――――――――
私は一気にまくし立てる間、お姉ちゃんはずっと目を閉じていた
息継ぎも忘れて喋ったため、呼吸が荒くなる
するとお姉ちゃんは、閉じていた目を開けて、厳かに告げた
「言いたいことは以上か。じゃあ続けようか」
「まって、こんなのおかしいって」
「じゃかあしい。ダイエットしないと彼氏に嫌われるって言ったのあんただろ」
「僻み入ってるでしょ」
「当たり前だ。先に彼氏作りやがって。だいたい彼氏優先したのお前のほうだろ。腕立て伏せ、もうワンセットだ。始めろ」
あなたとわたし
あなたは、みんなから好かれてる学級の中心的な女子
わたしは、誰からも好かれない、いじめられる陰キャ女子
あなたとわたしにはとても分厚い透明の壁がある
わたしの人生最悪だ
アナタはわたしと一緒にいるのが嫌なのかと思っていたの。
話し掛けても微妙な反応。目が合ったと思ったらものすごい勢いで逆を向く。
ほら、昨日だって告白したら何も言わずに走って逃げたしさ。さすがに泣いちゃったな。
わっ!ごめんごめんもう大丈夫だよ!
恥ずかしかっただけだっておしえてくれたから。
…でもこれからはちょっとでもいいから
伝えてね。あっ、バス来ちゃった。また明日ね。
「なんで忘れてたんだろうな…」
一筋の光と共に溢れた。
あなたとわたしで何が違うかと言われたら、なぜか性別。わたしが男性ならあなたは女性をイメージする。
あなたとわたしと言われて同性の友達はなぜか思い浮かばない。
だからあなたとわたしというテーマで書くとなると私の場合は恋愛の話になってしまうかもしれません。
でもわたしの恋愛はたいした経験をしてきたわけではないし、この文章を読んでくれてるあなたのほうがきっと素敵な経験をしてきたと思うので、今日はこれで話を終わりにしたい。今日も読んでいただきありがとうございます。
#あなたとわたし
わたしに「ある」感覚が、あなたには「ない」。
あなたに「ある」感覚が、わたしには「ない」。
同じ人間という生物なのに、まるで全く違う生き物のように感じてしまう。
“好きな人と、手を繋いだ。キスをした。それ以上をした。”
目をうっとりさせて、キミは頬を赤くした。人間が勝手に設定した“大人”の年齢を過ぎて数年経っても、未だにわからない感覚にワタシは首を傾げた。
「だって、それが愛でしょう?」
それが愛の証明であるかのように、言い切った。
さも当然かのように。
「まだ本当に好きな人に出会ってないだけだよ」
『ワタシはわからない』に返されるアンサーは決まってこうだ。
違うのだ。
ワタシは、本当にわからない。
わからない出来事が起こるたび、ワタシは自分自身を疑った。
同じ人間という生物なのに、どうしてワタシはわからない?
どうしてワタシには、その感覚がない?
――――ワタシは、どこか欠けているのだろうか?
あなたと私
同じなようで同じではない
育った環境、関わってきた人
全てが違う
だが出逢った時に何かを感じた
何もかもが違ってもあなたとの関係は大切にしたい
鏡に映るあなたとわたし。
水面に映るあなたとわたし。
かげおくりで映るあなたとわたし。
あなたと、わたし。
あなたと……わたし。
わたしと、あなた。
わたしと……あなた?
ねぇ、どこにいるの。
わたしだけのあなたは。
〜あなたとわたし〜
貴方と別れてから
いい話が思い浮かばなくて書けなくなった
あーあ、
貴方がいないと駄目、って自分から思いにいってるようで
気持ち悪い
私と別れてから
2人の男と付き合った貴方
続いた日数聞いて思わず笑っちゃった
1人目は先輩と3日
2人目は元彼と19日
元彼には遊ばれてたんだって
後悔してよ 私と別れたこと
私と付き合ってた3ヶ月間、なかったことにしないでよ
#あなたとわたし
お久しぶりの投稿です
全然習慣になってませんでした笑
#5『あなたとわたし』
貴方と私はいつも一緒。
「ヌワアアアアアッ!」
絶対に離れることなく、その手を一時も話すことはなかった。
「ハァアアアアァァァッ!!」
どちらが大きいかなんて、くだらない喧嘩もしたことあるけど。
「フンスッ!」
いつでも貴方と私は運命共同体だった。
「今日も元気だああっ!」
だからこの手が離れることなんて考えられない。絶対に無いと思ってた。
「ぐおおおおおあああっ!? なんてことだぁああ!」
貴方は私の前から消えてしまった。どうして? なんで? 私の何がいけなかったの?
何度も考えた後、落ち着いて答えを導き出す。
あぁ、この人のせいだと。
「畜生おおおおおお! あああああああ! お前だけは残っていてくれええぇ……」
だから私は決めた。すぐに貴方のことを追いかけると。
「こちら……もう片方も駄目ですね。もう少し早ければ……」
そして私も消えた。
「それでは動かしてみてください」
……。
「動く……でも聞こえない! 左右の上腕二頭筋の声が! うわあああああ!!」
会ったばかりのころは、恥ずかしくて全然話をしなかった。だが、もうすっかり仲良しで、毎日あそんでいた。
「ねぇ、なんで行っちゃうの?」
「あなたがウザいから。ほら、さっさとどいて。」
自然に涙がこぼれた。こんなに酷くて醜いんだね。
「人間」ってのは。
♯6 「あなたとわたし」
自己と非自己。わたし以外はあなただ。
私は一人でそれ以外は複数人。
だから世の中は大概わたしとあなた方になる。
サシの時にやっとわたしとあなた。
ここに二人っきり。
何か艶っぽい言葉な気がしてきたぞ。「あなたとわたし」
いや待て、タイマンもそうか。…うん、違った。
君のことを知った時、
私は君を救いたいと心に決めたんだ。
高校の頃に僕らは出会った。
君は陸上部の部長だった。
君は、顔も愛想も良くって、誰にも平等に声をかけていた。みんなが君を名家の生まれだとか、コンクールで入賞したなんて、ありもしない噂をしてた。
当時の僕は、君が羨ましかった。
勉強もできて、イケメン、その上、運動神経抜群、天は二物を与えずなんて、大嘘だ。
僕みたいな友人すらいない、
ろくでなしとは違うんだ。
そんな風に思い込んでたね。
だから、はじめて君の背中にある
夥しいほどの痣を見た時、僕は自分がどれだけ君を見ていなかったか、理解したんだ。
赤じゃない、ぽつぽつとした青白いような黒子のような痕、どう見たって普通じゃない。
君は病気だと言って、更衣室から出ていったけど、あれはそういうものじゃないとわかってた。胸騒ぎがして、君に対して興味が沸き起こった。
それから僕は、君から話を聞くようになった。最初は一方的な質問で、君は明らかに嫌がってた。でも、僕はやめなかった。
終業式が終わって、皆が夏休みの予定を話す中、僕はいつものように図書館で君を待った。部活が終わると君は決まって図書館に来た。そして、机の上に参考書の山を築きあげて、真剣な眼差しでノートをとる。
僕は邪魔しちゃ悪いと思ってたけど、いつも君に声をかけた。ときおり、一緒に勉強もした。
そして、決まって最後に傷のことを聞いた。
何度も君に怒られたり、嫌がられたり、誤魔化されたりした。けど、最後に君は話してくれた。
両親の中が悪いこと、母親が躾と称して、
殴られたり、蹴られたりしたこと。
内申点やテストを一点でも逃すと、それが余計に酷くなること。中学でいじめに遭い、それを誰も助けてくれなかったこと。
無数の不幸の洪水で、思わず僕は溺れそうだった。広げたままノートが濡れて、はじめて君が感情を見せた時、僕は必死に励ましたけど、涙が止まらなくて、どっちが辛いのか全くわからなかったよ。
それから、僕はできる限りのことはした。
君の話を聞いたり、先生に相談を持ちかけたり…、所詮高校生で、バイトも禁止だったから、できることは限られてた。
僕は、話を聞いたり、一緒に遊ぶくらいしかできなかったけど、それでも君の表情が徐々に明るくなっていったのは、嬉しかったよ。
さて、僕らは社会人になって、すっかり会わなくなってしまったね。
君が母から逃れるためとはいえ、住所も言わずに消えてしまったから、住所を探すのに随分苦労したよ。
卒業写真を見てたら、いろいろ思い出しちゃってね。無性に君に会いたくなったんだ。
同僚からいいお酒を貰ってね。
君さえ良ければ、また一緒に馬鹿な話でもしてみないか?
『あなたとわたし』
あなたとわたし-(11/8)
あなたは毎月だいたい決まった頃にやって来て
散々心と身体を痛めつけて
そして帰ってゆく
それでも、来てくれないのは困る
あなたはいつ来なくなるか分からない
あなたとわたしの関係は、なくてはならないもの
〚あなたとわたし〛
鏡にうつる自分は、自信が有り余っているように感じた。
全く同じ容姿なのに、どうして違って見えるのだろう?
あなたとわたし、分からないものね。
「……栗の木の童謡しか思い浮かばねぇ」
大きな栗の木の下?栗拾いのハナシでも書くか?某所在住物書きは、今日も今日とて、難題に挑む受験生の心地でスマホと向き合っている。
あなたとわたし、出題者と回答者。せめてそろそろ難易度を下げた出題を、一度だけでも、可能なら二度三度、続けてほしいところ。
「まぁ頭のトレーニングにはバチクソ丁度良いけど」
つまり、物語には「あなた」と「わたし」の2名以上が必要というワケだ。物書きはガリガリ頭をかきながら、基本設定を詰めていく。
「……いや『多重人格』だったら1人で事足りる?」
物書きはふと、変わり種だの、からめ手だのを思いつき、しかしその書きづらさに結局挫折した。
――――――
食費節約等々でお世話になってる職場の先輩のアパートに、先輩の実家から、小さな小さな小包いっぱいに詰まった花が送られてきた。
「いわゆる、昔々からの、エディブルフラワーだ」
小包に鼻を近づけて、花の香りをかぐ先輩は、すごくおだやかで、優しい顔をしてた。
「お前も食ってみるか?私の故郷の、秋の味覚?」
ネット情報では、アンチエイジング効果も期待できるらしいぞ。
先輩はニヤリ笑って、私に小包を手渡した。
「何の花?タンポポ?」
「惜しい。菊だ」
「きく?!」
「カモミールの親戚。同じキク科だ。世間がサラダにスミレを入れたり、食えるバラをケーキに飾ったりする前から、私達はコレを食ってきた」
「菊って、食べられるんだ……」
「昔は珍しがられたものさ。『日本に花を食べる種族がいる』と」
「なんか、妖精かエルフか、バンパイアみたい」
「……いやバンパイアに花を食う伝承は無かったと記憶しているが?」
小包を受け取って、中を見る。
黄色、赤紫、白っぽいピンク。3種類くらいの菊の花が、パッと、箱の中に咲いてる。
匂いはすごく、説明しづらい。薬草ってカンジの、甘くない、少しだけ鼻の奥をさす和風が、まっすぐ入ってくる。
「どうやって食べるの?砂糖漬け?」
私が食べ方を聞いたら、
「実家ではよく、少し酢を入れて、細かく刻んだ刻み昆布やら、めかぶやらを入れて、和え物にしていた。他にもおひたしにして、醤油をつけたりとか」
昔は独特な味が苦手だったんだがな、
って前置いて、先輩が説明してくれた。
「天ぷらにして食う家もあるらしい。私は食ったことがない」
「おいしい?」
「味が特徴的だから、難しい。ただ冷蔵庫に丁度めかぶが2パック入っている」
「作って。食べたい。きっとお酒に合う」
お前は毎度毎度、酒とつまみ、だな。
別にあきれてるワケじゃなさそうな、大きなため息ひとつ吐いて、先輩はキッチンに消えてった。
「酒を飲むつもりなら、飲みたい分だけ買ってこい。あと一応明日はリモートワークの申請出しておけよ」
これから菊を食べるんだ、っていう謎の緊張に口が固くなる私と、
なんでもない、ただ単純に菊の花を、秋のサンマかキノコと同じような感覚で調理してるだろう先輩。
あなたと、わたし。
何年も一緒に仕事してきた筈なのに、今でも、新しい発見がある。
「『花を食べる種族』か……」
先輩の菊の天ぷら食べたら、私もその、エルフだかバンパイアだかになれるのかな。
せっかくだから天ぷら粉買ってきて、先輩に菊料理のフルコースを作ってもらおうかと思ったけど、
よくよく考えてみたら、花なんて最近、それこそ先輩が言ってた「エディブルフラワー」として、
スミレでもバラでも、食べる機会は結構あった。
「ねぇ先輩、私もエルフかバンパイアかな?」
お酒とおつまみと、天ぷら粉を買い物メモに登録しながら、キッチンに居る先輩に話しかけたら、
「は??」
先輩は別に、顔を見せるでもなく、素っ頓狂な声を私に投げた。
【あなたとわたし】#10
あなたとわたしは違う。
親
友達
人間関係
彼氏、彼女
勉強、運動がどれだけできるのか
1人が好きなのか、みんなでいる方が好きなのか_
言い出したらキリがない。
お母さんに、こんなこと言われたことは無いだろうか。
「 ── ちゃんはちゃんと出来てるんだから。あなたもできるでしょ?」
「もっと ── くんを見習って!もう、、なんで──くんはできてるのにうちの子は出来ないのかしら。」
そりゃ、わたしはあの子じゃないもん。
あなたも、わたしも、あの子も、みーんな違う。
"みんな違って、みんないい"
だよ。
人と違くても、気にしないでね。
あの子はあの子、わたしはわたしなんだから。
いつかあなたの手を離す時
私は笑って背中を押したい
あなたは生まれ持って強い。私は生まれ持って弱い。この差を縮めることは不可能に近い。だから、私は人生に絶望を感じている。フォローしてもらえるように訴えていければいいのだけれど、なかなか伝わらない(.. )