『あなたがいたから』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
このアプリのことを、某SNSで書かれたあなた様。
ハートを貰ったこと、それがとても嬉しいという気持ちが、とてもよく伝わる文章でした。
それで私もどんなアプリか興味を持ちました。
この方がいなかったら、私はこのアプリと出会っていなかったかもしれません。
ありがとうございます。
お題「あなたがいたから」
あなたがいたから私は前を向けた。
あなたがいたから私は苦手な人にも優しくなれた。
あなたがいたから私は楽しくいれた。
あなたがいたから、私は変われた。
あなたと友達になれた時、凄く嬉しかった。明るくて、面白くて、私のことを天使だと言ってくれて。
一緒に勉強しようと言ってくれた時。
一緒に登校しようって言ってくれた時。
本当に嬉しかったのを憶えている。
でも、今はどうかしら。
あなたがいるから私は嫉妬に狂いそうになっている。
あなたがいるから私は1番になれない。
あなたがいるから私はあなたと離れる選択をとった。
あなたがいるから、私は、息が詰まりそうだった。
私の方が優秀だったのに、ただひとつ、勝てなかった人間性、それだけで私は1番になれない。
あなたがそれに気づいているかは分からない。でも、あなたも察してはいるのでしょう。あなたは私のことをいつの間にか天使と言ってくれなくなった。
顔を合わせても挨拶しかしなくなった。
あなたがいなければ良かったのに。
あなたが可愛いと、天使だ、優しい、と、褒めてくれた私は、あなたのせいで堕天した。
私たちは最初から相いれなかったのかもしれない。
ねぇ、だから。私たち別の場所で幸せになりましょうね。私はあなたがいないところでも幸せになれるのよ。
あなたがいたから私はこうなった。
ねぇ、今どんな気持ちかしら
あなたがいたから
私はいる
わたしがいたから
あなたはいる
ただそれだけのことだけど
ただそれだけが嬉しい今日です
Yから昨日の夜に連絡があった。
サブ垢を作ってきて自分は誰か分からなかったけど
フォローをしたらノート反応してきて
何があったのって来た
(ノートにやばい助けてって書いた)
それでなんでもないって言ったら何にもなかったら
書かないでしょうって言われてめっちゃだるかった
それではい、すいませんねって返したらぐっと
って反応してきてキモかった
関わるのが嫌だからさよならの手紙書いて新しく作ってきたアカウントもブロックする
あなたがいたから、
良かった、ありがとう、生きてこられた
なんて
言える人間では無いけれど
そんな人生送ってきたわけではないけれど
そうありたいと思う
そう思われたいと思う
私はそんな傲慢な人間だ
欲張りな人間だ
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あなたのかたちのうつろから、光も雨も星も火も。
なくしたかたちで降り止まぬ。
わたしのままの足跡が、ついては消えて、遠くまで行く。
『あなたがいたから』
私あなたがいたから生きて来れたのに、
テレビのニュースを聴きながら、
自殺しようとした私を止めたのがあなただったのに、
なんで…なんで、私に相談してくれなかったの?
なんて考えた
もうあなたに会えもしないのにあなたと初めてあった
ビルの屋上に行った、そこの景色はバカみたいに綺麗で
飛び込むには十分だった
「あのね、ちょっと、その、変な事言っても良い?」
「突然なに?どーしたの」
「いやぁ、ほら、僕って昔は引っ込み思案でいつも俯いてて、凄い暗かったじゃん?」
「まぁ、確かに昔はあんまり他人と関わりたくありませんって感じだったな」
「そうそう!でも今は違うでしょ?」
「友達は増えたかな」
「増えた増えた!でね、それで、お礼を言いたくてさ」
「お礼?何の?」
「僕と関わる事を諦めないでくれてさ、僕に沢山楽しい事を教えてくれて、本当にありがとね!」
「え、なに急に?どーした?変なモノでも食べた?」
「ねぇ!失礼じゃない!?凄い勇気出したのに!」
「うそうそ。そんなの、俺が傍に居たかっただけなんだから、お礼言われる事じゃないよ」
「それこそ、僕がお礼言いたかっただけなんだから、素直に受け取ってよ!」
「はいはい。あ、それとさ」
「ん?何?」
「俺の方こそ、あなたがいたから俺でいられるんですよ」
「なっ、なに急に!改まってどーしたの!?」
「感謝してるって事。あと、お返し。言われる側の気持ち、分かった?」
「ぅ、なんか恥ずかしいね」
「そーゆー事。でも嬉しかったよ。どういたしまして」
「僕も、嬉しい、です。えっと、どういたしまして?」
「じゃあ、これからも傍に居るから、よろしく」
「うん!僕も!よろしくね!」
『あなたがいたから』
いつもより、桜がきれいだった。
夕方になると、風が心地よいと感じた。
金木犀の花を初めて見ることが出来た。
ひんやりとした空気と暖かい太陽が気持ちよかった。
一緒に歩いたあの日々。
全部、あなたがいたから気付けたんだよ。
あなたがいたから…
銀河がゆっくり回るように
流れてゆくこの時間の川の中で
どうしてあなたに会えたのか
リリー(猫)へ
「あなたがいたから」
あなたがいたから私は強くなれた。あなたがいなければ、私はとっくに折れていたことだろう。
私の恩人のあなたへ、お元気ですか。私は元気にやっています。あなたのおかげです、どうもありがとう。私に光を、勇気を、元気をくれてありがとう。そしてさようなら。
自分の最も神聖な部分
心の奥深くに旅をする
柔らかな心と力強い心
私ひとりでは見えない
はじまりはいつの時も
再会の香りがしている
呼吸が地球に着地する
照らしているのは光り
わたしを映す陽の光り
瞳の奥深くに記憶する
ありがとう夜が明ける
夏の終わり冬の始まり
『あなたがいたから』
『あなたがいたから』
※前回の『未来』と話が繋がっています。
セバスチャンの顔が徐々に近づき、
悪役令嬢の唇に触れようとしたその時───
「お取り込み中のところ悪いが
熊猫爺が呼んでるぞ」
声のした方を見ると、扉の前に
濃紺のチャンパオを着た男が立っていた。
悪役令嬢はその顔に見覚えがある。
以前、セバスチャンと九狼城を
訪れた際に出会った男だ。
「……わかった」
セバスチャンは名残惜しそうに
悪役令嬢を見つめた。
「すぐに戻ります。
どこにも行かないでください」
男はセバスチャンにニヤリとした
いやらしい笑みを向ける。
「お堅いお前が女を連れ込んでるとは、
明日は雪が降るかもしれんな」
「黙れ」
外側から鍵が掛かった部屋に
一人取り残される悪役令嬢。
ふと一輪の花が彼女の視界に留まる。
部屋の甘い香りはこの白い花からくるものだ。
景徳鎮の花瓶に飾られた
その花の名前は"月涙花"
医薬品、そして麻薬の原料となる植物。
ここへ来る途中で通った
歓楽街の情景が蘇る。
賭博場で賭け事に熱中する男たち、
店の前で客引きをする女たち、
キセルを片手に甘い煙を吹かす老人たち。
「ただいま戻りました」
「セバスチャン、あなたはこの花を
売っているのですか」
彼の表情が凍りつく。
「天狼幇とは、この街を牛耳るマフィアの
名前ですわね?つまりあなたは……」
言葉を紡ごうとした矢先、
セバスチャンは彼女の足元に膝をついた。
「……俺はあなたがいなくなってから、
自分の行いが正しい事なのかわからないんです」
「この世界の私は、死んだのですか」
「消えたんです。跡形もなく」
「消えた……?」
「原因はわかりません。オズワルドは、異世界へ
飛ばされたのではないかと話していました。
俺は、あなたを探すために金が必要だった」
「……」
「麻薬、賭博、売春……あらゆる悪事に手を染め、
がむしゃらに金を集めて、あなたを探し続けた。
けれどあなたは一向に見つからない」
彼の震える背中を見つめる悪役令嬢。
彼はずっと待ち続けていたのだ。
主が帰ってくるその日を───
悪役令嬢は項垂れたままのセバスチャンを
抱き締め、その背中を優しく撫でた。
「ありがとうございます、セバスチャン。
私の事を忘れずにいてくれて、
私の事を愛してくれて」
「主……」
「私も、あなたの事が……」
突如、部屋が眩い光に包まれ、
悪役令嬢の体が浮き上がり始める。
「主!?」
セバスチャンは彼女の手を必死に掴もうとしたが、
光の力は強くどんどん距離が離れていく。
「セバスチャン、私たちきっとまた会えます!
絶対にあなたの事見つけ出してみせますわ!」
やがて光に包まれ、
彼女の姿は徐々に透明になっていった。
瞼を開けると、そこは元いた屋敷の一室だった。
「おかえりなさい、お嬢様」
魔術師が声をかけてくる。
「未来はどうでしたか」
悪役令嬢は俯いたまま何も話さない。
「お嬢様?」
彼女の頬には涙が伝い、掌には白い花弁が一片、
萎れた姿のまま握られていた。
忘れないでと君は言った。
髪の匂い、震える吐息、埋めた中指の熱さ。どれも鮮明に覚えている。その傷跡に口付けをした。
次に目が覚めたら、他人のように笑って。
次に目が覚めたら、絡めた指を振りほどいて。
次に目が覚めたら、要らないものみんな壊してしまおう。
昨日出来た水たまり。
汚れた足首。
糞まみれの中で「ただ愛されたい」だなんてほざいてみる。
もがいていた方が綺麗だって?
そんなのどうだっていい。
全部、ここに置いていく。
♯あなたがいたから
あなたがいたから私は強くなれた
ねぇ、またあの時みたいに見守って、?
亡骸を抱き締めた。
もういない人。
諦めた時に頭を撫でてくれた人。
転んだ時は砂を払ってくれた人。
病んだ時は何も言わず隣にいてくれた人。
…ありがとうございました。
もう出会えない人。
あなたがいたから。
目が覚めた瞬間にあなたを思い出す日がどれくらい続いたか。
意識せずとも、日常のいろんなことでいとも簡単にあなたを思い出しては感情が揺さぶられる日々。
少しずつその頻度が少なくなって、心が凪いでいくことに安堵しているのに、足元がぐらつくような不安定さにも襲われる。
そうやって浮き沈みを経て、余計なところを削いで、綺麗な記憶として残していく過程を自分の内で見ているよう。
どれだけ足掻いても、すべてを忘れるなんてできないと知っている。それなら。
あのとき、ふたりでいられたから、ふたりとも生きていられた。
自分を保っていられた。
その端的な事実だけを、刻んで、糧にして。
また、あなたのいない世界を生きていく。
数年前の事、会社のプロジェクトが無事終わり今から帰るから先に寝てていいよとLINEを送り帰路に着く。
家に着くと彼女は起きておりウトウトしてた。
おかえり〜お疲れ様〜といつもよりぽやっとしている。寝てていいよって言ったのにと言うとプロジェクト終わったって言ったてたから不意に顔みたくなったと言った。
あの時はあなたがいたから頑張れたんだよ。って言いたくなった。
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theme あなたがいたから 2024-6-21
「ふしぎ、……なんでだろう」
病院のベッドの上、ぼんやりと天井を眺めていた君が口を開く。
「いつ死んでもいいって、ずっと、思ってた」
点滴の落ちていく音が聞こえる程、静かな病室で私は君が再び何か言うのを静かに待った。
「でもさっき、あの時ね、「死にたくないな」って」
包帯をグルグル巻きにされた君の右手が、暫しシーツの上を彷徨ってから、緩慢と持ち上げられていき、煌々とした天井の照明を翳す。
「「生きたい」って思ったんだ」
力尽きて落ちきる前に、君の手を掴みとって、両の掌で優しく握りしめた。
まるで縋るように。
「死なれては困りますよ、……今夜のディナーのキャンセル料、そっち持ちですからね」
置いてかないで、独りにしないで。
そんな思いをひた隠すように微笑んで、君の包帯塗れの右手に額を寄せた。
テーマ「あなたがいたから」
あなたがいたから
貴方に出会う迄、
私は、人の形をした武器でした。
物心の付いた時には既に、
親の無かった私は、
使い捨ての兵士にする為に、
生かされ、育てられました。
貴方に出会う迄、
私は、人の形をした獣でした。
私を人間兵器として扱う輩から、
何とか逃げ出したけれど、
私は、人間のコミュニティには入れず、
人目を避け、山の中で暮らしました。
でも、貴方は。
こんな私に、優しく手を差し伸べ、
人間の世界に戻してくれたのです。
貴方が居たから、私は、
人間になれた。
貴方が居たから、私は、
人間で居られる。
そう。今の私には。
貴方は私の全て。
貴方さえ居てくれれば、
他には何も…要らないのです。