M.I.

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5/25/2024, 12:24:58 PM

No.9『降り止まない雨』

いつからか、私の心はずっと雨模様だ。
その前までは降っても雨はいつの間にか止んでいた。
だが、今はもう雨は止んではくれない。
時に緩く、時に激しく、雨は私の心を打ち続ける。
当然だ。
私にはもう、雨を晴らしてくれる太陽はいないのだから。
雨が降り続けて、滲んで、ぼやけて、溶けきった時、私はきっとまた太陽に会える。
その時まで傘は差さない。

早く…太陽に会いたいなぁ。

5/24/2024, 1:38:02 PM

No.8『あの頃の私へ』

自分の選択を間違えていたんじゃないかと悩んでいた、あの頃の私へ。

確かに辛いこともいっぱいあった。だけど、今私は大切な友人たちに囲まれています。

あの頃の私へ。

その選択をしてくれてありがとう。
その選択は間違いじゃない。

5/23/2024, 1:52:17 PM

No.7『逃れられない』

私たちは何があっても足を止めてはいけない。
ハードルがあるなら飛び越えろ。
壁があるならぶっ壊せ。
生きるものとして死からは逃れられない私たちだが、最期の瞬間まで諦めずにそれから逃げ続けろ。
それが人生だ。

5/22/2024, 11:13:05 AM

No.6『また明日』

「また明日」

私にとってこの言葉は願いの言葉。
いつ失ってもおかしくない命を持つ生き物だから、いつ明日が来なくなるか分からない生き物だから……
私はもう一度「明日」がやってくることを願う。

どうか、私に、みんなに、「明日」が訪れますように。


また明日──。

5/21/2024, 12:32:14 PM

No.5『透明』

透明になりたいと思ったことがある。

私は人から向けられる視線が苦手だ。侮蔑の視線も好奇の視線も期待の視線すら苦手だった。苦手というより嫌いの方が近いかもしれない。
そう感じるたび、透明になりたいと思った。
透明になればそんな視線を浴びることはなくなる。

ある日、夢を見た。自分が透明になる夢を。
私が考えていたように、私が嫌いな視線は向けられず、全員が私をいないものとした。
初めのうちは嬉しかった。もうあの視線に嫌な思いをさせられることはないと思ったから。
しかし、だんだん寂しさが込み上げてきた。
親しい人に話しかけようが、相手は私に気づかないまま無言で通り過ぎていく。
家に帰ってもそれを迎えてくれる声はない。
私はここにいるのに…!!
そんな怒りさえ込み上げた。

「っ……!!」
目を覚ますとそこはいつもの私の部屋だった。
家族に挨拶をすればいつものように挨拶を返され、友人に会えばいつものように笑い合った。

私は『いつも』が好きだ。その私の『いつも』に透明はいらない。

どうかこれからも『いつも』の色に染まっていられますように──。

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